散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

三 匠 句 碑 (浅草寺境内奥山)

2008-04-07 08:04:45 | Weblog
 

 ながむとて 花にもいたし 頸の骨   宗 因
 花の雲  鐘は上野か  浅草か    芭 蕉
 ゆく水や 何にとどまる のりの味   其 角
江戸時代前期を代表する俳人三匠の句が刻まれています。

 西山宗因 慶長十年(1605)肥後(熊本県)の生まれ。後に
大坂に住み談林の俳風を開く。天和二年(1682)没。

 松尾芭蕉 正保元年(1644)伊賀(三重県)の生まれ。数次
の漂泊の旅に出て作品集や紀行文を残し、おくのほそ道は世にしら
れています。蕉風俳諧を樹立。元禄七年大坂で没。

 榎本其角 寛文元年(1661)江戸に生まれる。蕉門十哲の一人。
のち蕉風を脱し、その一派の傾向は洒脱風などといわれました。宝永
四年(1707)没。

 碑文は文化六年(1829)の建立。台石には明治27年(1894)
春の移築を記されています。(台東区教育委員会)

 

 子規句碑 三匠句碑の隣には明治の俳壇をリードした正岡子規の
句碑があります。「観音で 雨に逢いけり 花盛」とあります。