三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 8月21日 あとの祭り

2010-08-16 | メンテナンスお気楽日記
                  仕事の無い機械は鉄クズ?でもいつかは・・・無理ヵ~
支払い日、集金に来た営業から「廃業情報」がはいった。2件も。

「昔」、いやいや昔じゃなく?「以前」はなんてちょっと訂正。
撚糸工場や機屋の廃業を機料仲間は「お祭り」と呼んでいた。

話がでると、まず取引店が中古機台や備品の処分価格を出し、買い手を探す。
その中古情報が他の機料店にも回り、販売のチャンスとばかり騒ぎだす。

機料屋が騒げば、その情報は撚糸屋の話の種。次から次へと回っていく。
終盤になると輸出業者が最安値を付け、そのあと解体業者が「お祭り」を〆る。

と、まあ機械が売れていた頃の話。
現状は「設備投資」を考えている工場は皆無?売りたくても売れない。

廃業工場自身もそこのところは十分すぎる程理解している。
だから、取引店そく解体屋のコース。静かに消えていく。

中古機械で商いをしている身には「お祭り」どころか「あとの祭り」

メンテお気楽日記 8月15日 昔は良かった・・?

2010-08-15 | メンテナンスお気楽日記
                   墓にはみんな九谷焼の壺がある。あたりまえの風景です。
お盆で親戚が集まると、おやじ達はヒマを持て余すのが常。
孫でもいれば、相手も出来るのだが、まだ先みたい。高校野球も地元は敗退。

今年は昼からビールとはいかないまでも(飲酒運転が怖い)
おやじの話題は仕事に景気。あまりパッともしないしグチばかり、

次の出てくるのは、昔のはなし。
そりゃ、みんな必死で仕事をし、何も考えず働いた。話題も多い。

昔の自慢話?を聞いているだけで、みんなの顔が笑顔になる。

そのころ?はお金もなかったし、こんなに便利(楽)でもなかった、
でも、みんなで知恵をしぼり汗を流した。がんばる仲間がいっぱいいた。

「昔は良かった」じゃなく「昔は楽しかった」みたい。

メンテお気楽日記 8月10日 ゴンベが種まきゃ・・・

2010-08-12 | メンテナンスお気楽日記
                   機料店の倉庫にSSPが・・もったいない。
「三筋は種まきがマメだから・・・」

この言葉をどう受け取ったらイイのだろう?

言われれば、売上につながらない仕事?が多い。
「ちよっと教えてほしいけど」「相談なんだけど」「巻き屋を紹介して」
「中古の紙管屋を」「染色ネットを作っている所を・・」などキリがない。

関東?の機料店に言わせれば「機械に触らなくても、そこまで行けば出張料」
関西?の機料店なら「紹介すれば、当然マージンを請求すればイイ」などなど。

自分の場合は、手に負えない?専門外の依頼は、機料店か職人を紹介して おまかせ。
「お気楽商売」と言われる事もあったけど、それが自店の特長だと思っている。

東レ・帝人の担当者も内職のおばちゃんも同じお客様。もちろん機料店も。
「種まき」はいっぱいするけれど、実るのは少々。自分の食いぶちで十分。

なぁんて強がりを言ってみたりして。

メンテお気楽日記 8月8日 オカマが多くない?

2010-08-09 | メンテナンスお気楽日記
                   そうそう記事にピッタリの写真は撮れないョ
夜の街のことではありません。日中の自動車事故のことです。

前にも事故の記事を書いたが、相変わらず見かけることが多い。
大半は、と言うより六割以上が「オカマ事故」後は交差点での追突事故かな。

幸いケガ人を見かけることが少ないので「ア~ァ」で済んでいるのだが・・
どうしてオカマが多いのか?車の数が多すぎる?ま、それも有りとして。

せっかちな人が多い?自分勝手な人が多い?
車の運転では、まず自分の安全を考えてのスピードと思いやりの車間隔。

「わたしの道ー」的なおばちゃんドライバーもいるけれど、
おもいやり運転とモタモタ運転との差は見てる人によって大きく違う。

誰も自分が事故を起こすなんて運転している人はいない。でも事故は起こる。
「相手が悪い」と思っても、保険処理では何対何の割合になると聞く。
ぶっつけられた方のも何らかの原因があるらしい?。

納得いかないことが多いけど、それが現実。お金も掛かる。
板金屋さん自動車屋さんの売り上げに協力したと思えば、少しは気が・・・無理か!

メンテお気楽日記 8月6日 インバーター仕様

2010-08-07 | メンテナンスお気楽日記
繊維産業の8割近くがエステルに移行し、それも細番手と太番手の両極端。
簡単?というか作りやすい糸は海外での大量生産。

加工に時間のかかる細番手。ロットも短くコロコロ変わる。
150~200dの仕事から50dが当たり前に、20dの加工も出てきた。

糸が細いということは、それだけ糸が長いということ。当然加工時間も。
1dは1gで9000mあるということ(現在はデシテックスだから10000m)

糸が変われば当然機械も改造しなければ、ガイドを変え、ギヤを変え、糸道を変える。

糸が細くなればテンションも下げる。でもまだ張力オーバーで問題多発。
次は加工スピード自体を下げなければ、でもここでもプーリー変速の限界。

機械を交換することも出来ないし、あきらめるのもクヤシイ。
対応策として勧めるのはインバーター。加工時間も長くなり経費もかかるけど。

油まみれの旧型機械にピカピカのインバーター装置。
ちょっと異様な感じだけど、おやじはけっこう喜んでいる「これで仕事が出来る」