三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 7月7日 撚り糸装置・試作中

2015-07-07 | メンテナンスお気楽日記
以前、問い合わせ?のあった「コーン給糸4本撚り糸装置」をコツコツと試作中です。
アイデア漫画はすぐに書けたけど、はたして、どんな動きになるのかは未知の段階です。

「撚って、ワインダーで捲けばいいんですョね。」確かにその通りです。
でも、機械メンテの立場で言えば、スピードや均一性・生産率がまったく計算出来ない。

ただ、良かれと思う部品を集め、糸の動きを考えながら形を作っていきます。
給糸コーンが遠心力に負けないように、猫毛ペックのスプリングペックを選びましたが、
これはチーズ紙管や3°30′9°15′コーンにも対応でき正解でした。

給糸台にも、1キロ?4種類の糸が乗ることを想定して、小型キャスターを6個つけ補強して、
回転がスムーズになる様、鉄板の上を走るように追加加工です。

漫画では一応のサイズは計算しましたが、いざ製作となるといい加減な穴加工になります。
「大体こんなもんかナ」ボルトに至っては、工場に転がっているボルトから選びます。

あとは、モーター取り付けとインバーターそれにボリューム装置の組み込みです。
いくらいくらと決めた訳でもないので、中古やネット購入によって製作費を抑えます。

大体、完成品がどんな動きをし、どんな糸を創る事が出来るのかまったくの未知数です。
漫画では、糸道を線で描けばいいが、回転盤の上ではコーン給糸のバルーンがどうなるのか?

スピードが遅ければ、それなりの?動きはするだろうと思って作ってはいるが、客先がどんな糸を
望んでいるのかさえも想像の域です。回転(撚り)と巻き上げスピードで条件が大きく異なってくる。

センターパイプに糸を通せば、カバーリングの様に巻きつけ加工も出来るのは、絵を描いている時
気が付きました。4本が3~2本となった時の回転バランスも気がかりです。


ま、糸は自分が創るのでもなく、装置として提供すれば、客先が試行錯誤してもらえると信じます。
未完成装置というよりも、道具としての装置と考えれば、使いこなしてもらえば、幸いです。

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