三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 3月2日 伝えたかった、事柄。

2018-03-02 | メンテナンスお気楽日記
三筋ワインダーSTI-2型の場合は、6錘機でも178㎝の横幅です。3錘機なら100㎝です。
という事は、軽自動車のワゴンでも運搬できると言う事です。事実、自分でも搬入したりもします。

中古機台で何が高いかと言うと、運搬費がけっこうな割合となる。長距離になれば、運搬・据え付け出張が
機台の半分以上になるのもザラである。現地での、組み立て出張が必要なければ、機台だけが欲しい。

で、最近の小型ワインダーの場合は、自分の車で、倉庫まで引き取りに来る、お客様が増えました。
関東圏はちょっと大変だけど、関西圏・中京圏なら、高速道路で午前中に到着します。


昨日は、滋賀県からのお客様で、3錘機と2錘機をお世話出来ました。ワゴン車に押し込む、適当なコロがなく
積み込みには手こずりましたが、大人の力で押せば動いてくれるのが、小型ワインダーです。

積み込む前には、倉庫内で電源を通し、作業仕様と機台の仕組みも説明しました。
糸掛け方法や糸道も解らない、初めてのワインダーということした。小割コーンをしてもらう処が無くなった?

11時には、北陸の糸商社から糸を買うために、早々に倉庫を出ましたが、何か説明不足が残っている様な
感じで、もの足り差すら感じてしまった。時間があれば、もっと色んな事を伝えたい。教えたい。


と言うのも、初めてのワインダーを使う人は、何でも巻けると思いがちです。その糸その糸の特質ってものまで
理解してと言うのも無理なはなしです。特に、小型ワインダーを購入する人は、色んな糸を巻きたい人が多い。

三筋ワインダーの特長は、基本機台で極太ニットのカセからの巻きや、極細の合繊巻きにも対応している事です。
もちろん、ドラムの選別や、紙管角度の選択。あらゆる糸に対応するには、それなりの部品も必要です。

その為には、客先の仕事仕様を理解して、糸を想像して?機台を組み付けます。
それでも、客先の思い通りに巻けない場合も発生します。電話でも指示もしますが、なかなか伝わらない。


そんな時、一つ付け加えておきたかったのは「スプリングテンサー」です。
テンション装置に糸が入る前に、糸を安定する働きがあります。指で糸をちょっと挟んでいる感覚です。

こんな、ちょっとした事だけど、暴れる糸やビリの入る糸でも、意外と素直に?作業が出来ます。
一度見ていれば、記憶の中に残り、自分でも対応出来ますが、知らないという事は、解るまでが大変です。

近隣なら、現場で観察しながら、対応を考えることも出来るが、遠距離納品の弱点でもある。
その為にも、せめて30分でも、客先とお茶を飲む時間が大切と感じました。世間話が一番の情報です。


  PS/取り付け方法は2月21日のブログ写真を参考にして下さい。L字金具があれば取り付きます。

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