三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 9月15日 薬・クソ売

2012-09-15 | メンテナンスお気楽日記
              確か、もう秋ですョネ。でもこの暑さは何なんダ。

ハクボク削って粉薬、馬のションベン水薬、鼻くそ丸めて黒仁丹。

「薬クソ売」。定価が無いというか、原価の計算できない商品のたとえ。
もちろん、薬には研究費、開発費など大変な費用が掛かるが、材料費は・・・・?

商品の定価には、材料費の他に加工費・運搬費・販売費用などが入っています。
この他にもデザイン費・ブランド経費・希少価値などいろいろと鹹味されます。

定価販売が当然の頃?は、商品の流れの中での色々の職業が生活の糧としていた。

ところが大手量販店の戦略?によって、材料費はもちろん、加工費・人件費・運搬費すべてが
最低ラインぎりぎりまで抑えられ、売り場にはお買い得品であふれている。

商品の価値観・相場は、国によって時代によって大きく変わる。

自分の話しでなんだが、ライターの石が2~3百円の時代。百円ライターが発売された。
「どうして百円で出来るのだろう?それも売値?」・・・・??解らなかった。

やっと理解できたのはMADE IN CHINA。大人一人の月給が5千円とも聞いた。
日本人の平均給与が15~20万円とすれば、中国での加工料は鼻くそ?

ものづくりのグローバル化は先を競って広がり、まさに安物作り競争が始まった。
中国は着々と成長を遂げてしまったが、ベトナムの給与はまだ1万円前後と聞く。

「安物作り」での恩恵を受けるのは、海外工場の作業員と日本の買い物客だけ、
海外進出工場はそこそこ、国内工場はヒーヒー。いったい何の為のものづくり。

買い物は儲けがあればこそ出来るってことを、今一度考えて欲しい。

今日も、話が横道に入ってしまった。
本当は「定価と売値の?」を書くつもりだったが、安いものづくりについ・・・


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