三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 7月10日 単錘ワインダー

2017-07-10 | メンテナンスお気楽日記
8吋紙管用の単錘ワインダーは、明日、三重県に嫁入りします。トラック積み込みは終わりました。

単錘ワインダーと、甘く?見たのが間違いでした。まず、部品の組み付けは、試行錯誤しながら何とか
それなりのカタチに成りました。テンション装置の糸口から、ドラムトラバースまで、手で回しながら
綾振り確認した時は、問題なく?可動予定でした。

モーターを組み込み、操作スィッチを押しボタンスィッチと交換します。単錘ワインダーの場合は、
糸切れ停止にマイクロスイッチを組み込みます。単に操作スィッチだと、ドロッパー(スイッチ)が
戻れば、意思とは関係なくモーターが再稼働します。その為、再度、押しボタンスィッチ押さなければ
スタートしない様に、マグネットスィッチ操作とします。

試作の時は、ドロッパーにマイクロスイッチを連結していました。ところが、ユアサ製のヤーンセンサーが
かっこ良く、扱いやすいかと思い、組み替え変更。テンションの綾振りガイドの位置に取り付けました。

電気配線も終え、作動確認のため、試験糸でテストします。ところが、8インチドラムの端から端まで
綾振りが行きません。あきらかに、トラバース間隔(距離)の不足です。


たかが、40ミリ前に出ただけの現象です。この40~50ミリは微妙で、大切なポイントでもあります。
バルーン距離でも、同じような現象が表れてます。たった50ミリの距離が2400TWも可能とします。

次は、如何にしてトラバース距離を確保するかという事です。大改造になります。鋳物フレームを細工
しなければ、シャフト位置を変更することはできません。電ドルでの穴あけに大汗をかいた。


オモシロイもので、一錘機をさわっていると、一錘機が集まってきます?修理依頼の圓井タイプが2台、
三筋卓上ワインダー「マキーナ」も整備済在庫。産業機タイプもモーターが決まらず、休眠中。

仕事って、そんなものかも知れない。世の中の動き?動向?が重なるのは、当然の流れかも知れません。
それを、先に先に読みたい気持ちも解るが、みんな考えている事は、同じなんですょネ。・・・

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