三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 6月9日 家庭用撚糸機?

2016-06-09 | メンテナンスお気楽日記
まさか、こんなお仕事まで依頼されるとは。確かに以前には、手動式のカセ揚げ機や座繰り機に
オリエンタルモーターを組み込んだ事はあります。根が?好きなだけにオモシロイ機械を目の前に
出されれば、つい「出来ますヨ。」なんて調子に乗ってしまう。

今回は「家庭用撚糸機」です。手動式で何本かの糸を撚り合わせる装置です。
ネット検索で、こういうモノがあるのは知ってはいたが、実物にさわるのは初めてです。

ワインダーを納品いただいたお客様より「ねじりっこをモーターで動く様に出来ないか?」の相談です。
もちろん答えは「やってみますョ」モーターを付けるより、装置自体に興味津々が本音です。


送られてきたのは50cm幅の木製台の装置です。モーターをどこに取り付けるか?よりも
どうやって糸に撚りを掛けているのか、そっちの方が楽しみです。

仕組みは簡単?で、糸送り装置とフライヤーが連動して回ります。お互いの相互回転数によって
撚り数が決定されます。現在付いているプーリーでは35・45・60・80TWが出来ます。
部品交換すれば、90から210TWまで可能とのことです。

只、理解出来なかったのはボビンへのリフト移動の仕組み、これは斜交回転で出来る綾移動。
毛糸玉や玉虫巻きに取り入れられているが、自分には経験がない。


ともかく、モーター駆動を考えよう。電圧は家庭用の100Vであることは考えられる。
減速比はどれくらが希望か?1秒に1回転でいいのか?それ以上のスピードが必要なのか?

撚り数は上下プーリーで決定されるので、手回し速度(モーター回転)は関係ない。欲を言えば
スピードコントロールを使用したいが、ご予算ってモノもある。

100V小型モーター・減速ヘッド・プーリー2個・ベルトにスィッチ。ともかく部品を集めなければ
楽しみは始まらない。楽しいお仕事は、その先にお客さんの「笑顔」が想像できるから。


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