昭和30年代、(うーん、なんか最近こういう設定が多いなあ・・)日本国中貧乏だったので、貧乏は何の恥でもなかった。みんな堂々と貧乏していた。勿体ない精神が満ち溢れ、けちけちすんのはあたりまえの世の中だった頃。
8歳のアキヒロ少年は兄と母と暮らしていたが、生活に困り、佐賀のばあちゃんのところに預けられる事になった。ほとんど拉致状態で佐賀に連れて行かれるのだが、このかあちゃんッ子は、なんとも泣き虫、かあちゃん大好きなのだ。うーーん・・・、「今日母ちゃん、試写会で、いないから」と言うと、ニコニコして「いってらっしい!」と言ううちの子ら。しばらく夜いると、「母ちゃん、出かけないの」と、どっか行け、という目で見つめるうちの子らとオーバーラップしてしまったよ。あんなに母ちゃん大好きってちょっとうらやましいんですけど・・・。
まあそれはそっちにおいておいて。母ちゃん恋しさに線路をずーっと歩いて行くアキヒロをばあちゃんは暖かくも厳しく見守っていく。行きる力を養っていくのだ。家の裏を流れる川は天然のスーパーマーケット。そうなんすよ、なぜか川っつうのはナスが流れているんだよな。曲がったきゅうりも何でもありません。刻めばおんなじ。ばあちゃんのやってることはけちでも何でもなく、生きる力。それを実践しているだけなのですが、なんとそれのかっこいいことよ。【がばいばあちゃん】というのは、【かっこいいばあちゃん】なのです。
スポーツがやりたいというと、「走れ!」といわれ、靴が減るからもったいない、はだしで走れ!といわれます。うんうん、そういえば小学校の時の運動会はなぜかはだしだったなあ。他の子が持っていないちょっと高価なものは、みんなの羨望の的。でも自分が卑屈になることなんてなかったあの頃です。
無駄はしない。でも出すときは出す。この心意気の潔さ。ばあちゃん万歳でした。さまざまなエピソードがつむぎだす話は胸に迫りました。最後は涙が止まらず、見事にやられました。ぜひ多くの人に見ていただきたい。そんな映画です。
『佐賀のがばいばあちゃん』
監督 倉内均
出演 吉行和子 浅田美代子 鈴木祐真 池田晃信 池田壮磨 緒形拳(特別出演) 三宅裕司(特別出演)
8歳のアキヒロ少年は兄と母と暮らしていたが、生活に困り、佐賀のばあちゃんのところに預けられる事になった。ほとんど拉致状態で佐賀に連れて行かれるのだが、このかあちゃんッ子は、なんとも泣き虫、かあちゃん大好きなのだ。うーーん・・・、「今日母ちゃん、試写会で、いないから」と言うと、ニコニコして「いってらっしい!」と言ううちの子ら。しばらく夜いると、「母ちゃん、出かけないの」と、どっか行け、という目で見つめるうちの子らとオーバーラップしてしまったよ。あんなに母ちゃん大好きってちょっとうらやましいんですけど・・・。
まあそれはそっちにおいておいて。母ちゃん恋しさに線路をずーっと歩いて行くアキヒロをばあちゃんは暖かくも厳しく見守っていく。行きる力を養っていくのだ。家の裏を流れる川は天然のスーパーマーケット。そうなんすよ、なぜか川っつうのはナスが流れているんだよな。曲がったきゅうりも何でもありません。刻めばおんなじ。ばあちゃんのやってることはけちでも何でもなく、生きる力。それを実践しているだけなのですが、なんとそれのかっこいいことよ。【がばいばあちゃん】というのは、【かっこいいばあちゃん】なのです。
スポーツがやりたいというと、「走れ!」といわれ、靴が減るからもったいない、はだしで走れ!といわれます。うんうん、そういえば小学校の時の運動会はなぜかはだしだったなあ。他の子が持っていないちょっと高価なものは、みんなの羨望の的。でも自分が卑屈になることなんてなかったあの頃です。
無駄はしない。でも出すときは出す。この心意気の潔さ。ばあちゃん万歳でした。さまざまなエピソードがつむぎだす話は胸に迫りました。最後は涙が止まらず、見事にやられました。ぜひ多くの人に見ていただきたい。そんな映画です。
『佐賀のがばいばあちゃん』
監督 倉内均
出演 吉行和子 浅田美代子 鈴木祐真 池田晃信 池田壮磨 緒形拳(特別出演) 三宅裕司(特別出演)
「時かけ」はアンコール上映やっているところもあるし、こういう特集は年末年始にかけて名画座を初めいろいろなところで行われているみたいですよ。
年間スケジュールにあまりとらわれないシネコンの普及は、こういう特集上映をやってくれることでしょうか…
名画座がどんどんなくなっていく中、コレだけは嬉しい限りです。
いやぁ、見損なっていただけに感激はひとしおでした。
泣きながらのゴールシーン、クサイなんてちっとも思わなかったのは、やはり時代背景のせいでしょうねぇ…良かったです。
映画館の絶対数がないので、こういう企画は難しいのですが、名画座、やっぱ欲しいですね。
しばらく、日本応援モードだったので
遅くなって、すいません。
ためになる映画でしたね~。
おばあちゃんも良かったですが
先生も豆腐屋も、良い人でしたね。
韓国戦がおもろかった。
あとは台湾戦の藤川のストレートにしびれましたあ。
やなやつもいましたが、それもみんなひっくるめてあったかいいい時代でした。
いつからお金を持っていることが全てになってしまったんでしょうね。
なんか、よっぽど今よりも力に溢れたいい時代だったんだろうなぁ
ってのは感じられましたね。
確か再び映画化するんでしたっけ。コレ。
島田さん本人が監督するとか。
お金ないのが当たり前で、それでも明るかった。
いい時代だったと思いますが、その空気がよく出てたなあ。
また映画化ですか?
二匹目のドジョウはいないと思いますが。