カンフー大会

カンフーを習い始めて約半年。なんだかよくわからないまま、ここまで来た。で、いきなり大会があるというではないか・・。東北ジュニア武術太極拳交流大会という冠がついている。

この大会は去年から始まったのだが、コレに山形の選手が皆無だったというのが、教室の始まった理由だった。一念発起の先生によって、何とかかんとか参加の運びになったわけ。

こっちは超初心者で、カンフーの何たるかもよくわからないままやってきたのだが、初めて、レベルの違いを目の当たりにした。他の子供たちの演武をまじまじと見てきた。すごい！！

凄いなんてモンじゃない。飛ぶは、跳ねるは、優雅に舞うは、力強いは、ピシッと決まるは、・・・。同じ人間が、何でこんなことできるのかと思うほど。おまけに相手は小学生。中学生もいたが、人間、鍛えれば、ここまで出来るんだ！と、つくづく思ってきた。
いやああ、目の保養、目の保養。

と、他人の演技見て、目の保養ばかりもしていられない。うちの子だ。習い続けたカンフー体操１、２をする。様になってきたと思ってきたが、それは大いに甘かった。力の入れ具合、決まり方が全然違った。

一つのフロアで、二人が同時に演技をする。前と後ろになって、少しずれて演技をする。ちびは後ろ。二人がフロアに入ってきて、演技を開始。当然、前の子の演技が目にはいる。件の前の子が、いきなり左右反対に演技をし出した。間違ったわけ。ちび動揺する。「え、嘘。反対だべ・・。」つられないように、何とか冷静に自分の演技をしようとするが、やはり動揺とパニックは隠せない。頭が真っ白になったようだ。

何とか演技を終えたが、最後の礼も忘れてしまったくらいに緊張していた。贔屓目に見ても、可哀相だった。どんな状況でも、練習積んで、しっかり自信を持って臨むようになれればいいが、小学２年にそこまで要求するのも酷だ。点数も低かったが、いい経験になったのでは。

朝早くおきて福島まで。帰りは超特急で飛ばして帰ってきた。疲れたが、どれ体を動かすか。