迷宮映画館

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クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃

2005年04月15日 | か行 日本映画
いつもと変わらない野原一家の朝。みさえの朝の用意はさすが。この速さは年季が入ってます。でも、いつも間に合わないんだなあ、幼稚園バスに!自転車にしんちゃんを引っさげて、幼稚園に到着。疲れたみさえはうたた寝をしてしまいます。その時、どこからともなくふわふわと妙な生命体が、カップラーメンの匂いに釣られて野原家に。

この生命体は「ミライマン」。時空のゆがみが生じてしまい、ゆがみの中から怪獣が次々と発生していると・・。で、この怪獣を3分でやっつけないと、地球の嬉々、いや、危機。ミライマンの力で、野原家の面々は正義のヒーローに変身して、怪獣をやっつけます。さあ、この怪獣をやっつけて、野原家は地球の未来を守ることが出来るのか・・。というお話。

はっきり言って、ここ3年のしんちゃんは不作です。「オトナ帝国の逆襲」と「戦国大合戦」があまりにも素晴らしい出来で、アレを簡単に越える事はできないにしても、あまりに面白くない。なんで、しんちゃんが凄いのかというと、子供に迎合してなかった。じゃーー、大人を意識して作っていたのかというと、そうでもない。作り手の信念のようなものが感じたのが、ここ3年の作品の前の奴。

野原一家の日常があって、幼稚園の生活があって、春日部の街並があって、そこに息づきながら、面白く生きる信念があった。やたらSFの状況を作り出し、しつこい繰り返しを見せれば子供は納得すると思うか、いや、しない。映画のしんちゃんを見るときだけは、子供も大人も目線は同じなのだ。

「ぼのぼの」の監督という事で、その目線を期待したのだが、どうにも期待はずれだった。悲しい。本当に悲しい。たぎるようなしんちゃんが見たいのになあ。ぼーちゃんが活躍しなかったのも、大不満。唯一見続けているアニメ映画なのに、コレも私にそろそろ卒業しろというのでしょうか。まじに、悲しい。

『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃』

監督 ムトウユウジ  2005年


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