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人類の長所について。

2015-07-31 | 社会問題
私達は生まれた時に、何らかの人生の困難な問題を言い使わされて成長して行くものである。

それは様々な形に現れるのであるが、そこに向かう問題解決能力が人間の長所であり、人類共通の生きる基盤である。

人類の長所とその方向性とは自己成長、自己実現であるが、本質は共存にある。

人に生まれつき男女に分れている様に、創造主は何よりも合理的な存在なのだから、奇跡を信じる前に、男女共存の追求に我々の生きる道がある。

この世では人間の経験の方が天分より重要だからだ。

従って正しさ、あるいは正しいと考えられているものが、偶然を信じるよりも優先される。

人間の長所は何であれいつもはっきりと確信していることが重要なのである。

それなのに、その長所を悪用している。自らの強みの上に己を築けと混乱している。

これほど世界が混乱しているのに半信半疑でいるのは、いささか腑に落ちないが、驚きはしない。

自分が幸せであるには他人が不幸でなければ安心して満足できないからであり、不思議な現象ではない。

いつだってそうだが、真理とは利用できるという意味で、まず、第一に有用なものであるという定義とするなら、

その長所は単純さの中に隠されているものであり、シンプルイズビューティーである。

では、人類の長所とは何か。

答えを功利主義が問う最大多数の最大幸福論から導き出せば、こうなる。

人類の長所とは自らの力で最大多数の人を助けられる能力、または最大多数の社会を救うことが出来る能力のことを言う。

つまり、あなた一人が他の人間を救うことや、小さな社会に貢献することは、何もあなたの長所を止揚する必要はないが、短所でも最小少数を助けることは可能だが、最大多数をあなた一人で、しかも同時に助けるとなると、もはやあなたの短所は何の役にも立たず、自らの存在価値である長所を最大限発揮し、活用しねければ一度に最大多数の人間を救うことは実行不可能となる。

解りやすく言えば、一人の人を救う能力が長所ではなく、一度に100人、1,000人の人達をあなた一人で救う能力のことを長所という。

言い方は様々だが長所、その根源である本質は、いかに人と社会に役に立つか、正義論である。

人類の真理による認識力が増すまでは、多様性が善となるが、人類の長所が今以上、認識されれば個人の善と集合体の善は増加するものである。

それこそが我々人類に必要な長所であり、価値であり、存在理由である。

私達の長所が何であれ、自己中心的なエゴでは永遠に長所とはめぐり会えないものであり、

自分のことしか考えられず、他人をものとしか扱えない人間には永遠に気づくことが出来ない合理的なシステムである。離れ業である。

だが、残念なことに世界の多くは非人道的で、無差別な生へのエゴイストによって美化されている。

これでは真理に到着するどころか、地獄にいるのと違いがない。私達は楽園で過ごしたいのに。

現在は人に対する適切な洞察や客観性が共鳴や共感を、様々な角度から気づかせてくれるにもかからわず、

人類の混乱は自らのエゴによっていっそう激しさを増すばかりである。

もし私達が人間の持つ自我の本質に目覚め、エゴを超越することを学ぶのであれば、その時、社会は健全な状態に働いていると言い切れるのです。

人類の長所は自由と同様、それだけの責任があるのです。