酒好き文化風俗研究者

みんなで美味しいお酒を飲む方法を模索中!
酒好きの最大の敵であるアルコール依存症に勝つ事を支援しています。

うす雲の七夕の日に思うこと。

2015-07-07 | メンタルヘルス
日本を代表する女性と言えば、やはり紫式部ですよね。

千年前に女性が書いた物語の中では清少納言に続く世界最古のもので、そのレベルの高さは未来へ語られるベストセラーです。

日本の語源発祥だと言っても良いし、日本は源氏物語から生まれた国と言っても差支えないほどです。

なぜかと言うと、世界が物語を創り出したのではなく、物語が世界を創り出した事実だからです。

大和言葉の生みの親は清少納言と紫式部を於いて他にはいない。まさに、日本のグレートマザー的存在です。


世界中の人達に日本人である事を美しく説明するには、大和心に宿る「言霊」が一つのキーワードになるのではないでしょうか。

心が通じ合う「和」の言語こそが大和言葉の存在価値だと思われます。

日本人は本来、「言葉」にはかなり気を使って生活してきました。「縁起でもない事を言うな!」と誰でも聞き覚えがあるはずです。

大和魂と言うのもやはり同じで、言葉には「魂」が宿ることを意味するように、控えめな態度は言葉を重んじ慎むことが由来です。

大和言葉を知らない外国人には、日本人が大人しく見えますが、逆を言えば外国人がうるさいのかもしれません。

日本の歴史、伝統、文化とはまさに大和心の「言霊」に見出されて感じられる知的で優雅な余韻を残す原語説のなのです。


もう一人、日本を代表する女性と言えば、与謝野晶子です。

当時、考えられなかったラブロマンス「みだれ髪」を出版し、日露戦争時には反戦を訴え、源氏物語を訳し、日本で最初の男女共学の文化学院をお茶の水に設立をし、12人の子供を産み育て、女性の自立を唱える与謝野晶子は現代の「マララ」であり、日本人が誇るスーパーウーマンです。尊敬する女性です。


また、世界の女性を見てみると、代表的女性像はメルメの「カルメン」とハンナ・アーレントの「人間の条件」、それとアンナ・カレーニナとココ・シャネルかな。

どれも映画になっているから、女性像の探究には参考になるのでは。