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ユダヤ人問題によせて。

2020-03-31 | 社会問題
 3月31日  火曜日

 おはようございます。 ウィン・ウィン国王です。


イスラエルという名は、

ユダヤ一支族な名で 「神と争う者」 という。

それは 「ヨブ」 のことだと思う。私も「ヨブ記」が大好きだ。

1、どんな不幸や悲劇が続けて起き様と、決してあきらめたりしない。

2、神と争ってでも幸福は自らの手でつかみ取る。

3、悪魔になど、絶対に譲歩してはならない。

4、どんなに相手が強くても正々堂々と自らの考えを主張する。

5、正しいかどうかは裁判で議論して決める方法をとる。

ユダヤ教徒とは一言でいうと、神様との対話である。

タルムードとは激しく問い続けろという意味だ。

ユダヤの格言にはこう書かれている。

「舌の先に幸せがある」「筆の立つ者と争うなかれ」と。


1948年までユダヤ人は、

他国に侵入したり戦争を仕掛けたりしたことが一度もない

唯一の民族として誇りだった。

そんなイスラエルが、

最後の植民地となるのは不思議な現象といえる。

その聖地に、

人類始まって以来の大実験が行られるにしても、

問題を引き起こして解決するには余りにも難儀である。

実際イスラエルが、

理想的なユダヤ人というイメージが崩れていっている。

このままだと

繁栄は難しいと多くのパレスチナ人ユダヤ人はもう疲れ切っている。


ユダヤ人であるハンナ・アレントは、

イスラエル国家を創ることに反対していた。

反ユダヤ主義を認めることになるという。

現実にナチスドイツはシオニスト達と連絡を取り合い、

ユダヤ人が大人しく出て行ってくれたら、

わざわざ殺す必要はないと密約していた。

これをハンナ・アレントは公表した勇敢な女性だ。


ディアスポラは、

ユダヤ人を追い出す為に考え付いたイデオロギーにすぎない。

多くのユダヤ人はその土地で一緒に働き、質素な生活を楽しんだ。

あるユダヤ人は、普通にキリスト教徒になったり、

イスラム教になったり、アラブ人がユダヤ教になったりもしている。

大抵のユダヤ人はこの地で生活をして結婚をして子を育て、

地元愛を示しながら平和な社会を第一に考えていた。

それなのにどうしてか。

パレスチナにシオニズムの場所を創ろうと動き出した。

19世紀、反ユダヤ主義がヨーロッパ全土に広まり、

20世紀、英国がパレスチナの植民地を開放、

21世紀、アメリカ合衆国が同盟国としてイスラエルを支持している。

当時、アメリカに渡りたくても許可が下りなかったユダヤ人たちは、

植民地主義を嫌々ながらも無視することでシオニズムを受け入れた。

また、イスラエルを応援するキリスト教右派は、

聖書の文言に従い、

ユダヤ人が神から約束されたエルサレムに帰ることが

キリスト教の願いでもあると信じている。

そんな中、

1982年~85年、レバノン戦争勃発。

南レバノンを支配するPLO(パレスチナ解放機構)の基地が襲撃、

一万四千人のゲリラをチェニジアへ追い出すことに成功。

しかし、この時におかしな問題が起きる。

イスラエルの同盟軍キリスト教民兵が、

ベイルート郊外にあるパレスチナ難民キャンプを攻撃、

一般人を含む2,300人が犠牲となった。

理由は不明だが、こうしてイスラエルは、

国際社会から非難を浴びせられることとなる。

「罪のない民間人が亡くなった不名誉な戦争」

というイメージが世界の人々に定着していった。

それでもアメリカ合衆国は、

「あらゆる国家には自衛の権利がある。」と述べ、

イスラエルを全面的に擁護した。

一体なぜ? 

戦後まもなく不自然国家が突如として誕生し、

それゆえ、永遠に戦争が続くというのか?


あなたがどう思うかは解らない。

しかし、

どちらか一方に問題があると決めつけるには、

知らないことが多すぎるのだ。

何かが隠されている。



   つづく。






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