酒好き文化風俗研究者

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最終章 「アルマゲドン」

2020-04-27 | ウィン・ウィン王国
 4月27日  月曜日

 おはようございます。 ウィン・ウィン王国です。



(コンピュータ)「ウィン、ウィン、ウィン」 非常事態宣言が発令されました。

(ウィン²国王) 非常警報! 被害報告!

(グリーン) 国内にコロナウイルス感知。各自、自主的避難に入ります。

(ミーム) 現在、世界各地でコロナによる被害多数。日本も都心から感染者拡大。

(ロスト²大王) 緊急事態発動! ウィンウィン王国を閉鎖せよ! 
        識別コード・デルタ/01/レッド。感染の疑いがある者は隔離せよ!

(コンピュータ) 緊急事態宣言発令。これより全ての立ち入り区域を禁じます。
 
(ジーン) 防御シールド装着。自己免疫力最大。体温36.5分、室温21度、湿度42%を維持。

(年上の女性) コロナ感染後、人命救助を最優先事項にします。
        医療コード・アルファ/01/ブルー。医療班は至急医療室へ。

(グリーン) 半径数千キロ内にコロナと診られる感染者確認。回避モード。各自は自宅待機。

(ウィン²国王) コロナに呼びかけよ。「コロナよ。こちら側に敵意はない。要件を聞こう」。

(ミーム) 通信が途絶えました。コロナは我々に接近する予定でいます。話になりません。

(ウィン²国王) 同盟国に連絡を取れ。至急、援軍を遣すよう要請してくれ。

(ジーン) 了解。同盟国から通信が入りました。我々に援軍を求めて来ています。

(ロスト²大王) 逃げるにせよ戦うにせよ、勢いはコロナが圧倒的だ。先延ばしは出来ない。

(グリーン) 間もなく第一弾と見られる大型のコロナウイルスに接触します。
       感染者数一万人超え。更に複数の強力なコロナがこちら側に向かって来ます。

(ウィン²国王) 意見を聞こう。一刻も早くこの危機的状況を脱したい。作戦室へ。


(ジーン) 立て籠もりましょう。持久戦へ持ち込むのです。動けばやられます!

(グリーン) 日本は雨がよく降るから時間が稼げると思われます。乾燥は命取りです。

(ミーム) 植物の力を信じます。いずれ植物からワクチンが開発されると予想します。

(年上の女性) 免疫力を高める食事療法が思いあたります。低体温こそ万病の元です。

(ロスト²大王) 仮に、コロナで死んでもインフルエンザとて同じ。寿命。
        それにしても、コロナでの死者が少な過ぎる・・・。


(酒好き) インチキだ! コロナウイルスは。
      花粉症以上、伝染病以下、インフルエンザと同じだ。
      何も判らないのだから風邪と同じ。
      分析なんてものは結果次第で大きく変わるように重要なのは対応だ。
      騒いでも騒がなくても感染者数と死亡者の数は何も変わらない。
      つまり情報過多による思い違い。それがコロナウイルスの正体だ!

(ウィン²大王) もし、それが本当なら、どうあがこうが同じという訳か。

(ロスト²大王) だとしたら、騒いだ者から感染するのか。5Gの見過ぎか?

(ジーン) これは、自然淘汰だ。人口調整。 反社会的破壊活動なのか!

(酒好き) 昨年11月~12月中、私は咳が一か月くらい鎮まりませんでした。
      37.5分の熱が三日間続き、それでも毎日仕事を続けていましたが、
      誰にも感染しませんでした。病院にも行かず咳止めで治りました。
      コロナもその程度。ただ息苦しくて、眠れなかったのを覚えていますが。

(ミーム) 今の話だとコロナの免疫が存在することになります。
      その抗体を開発すれば良いのではないでしょうか。

(年上の女性) では早速、酒好きの抗体を調べて、ワクチンを作ります。

(グリーン) 名案があります! 酒好きを直接コロナの中核組織にぶつけるのです。
       一気にコロナを壊滅させて世界を救います。そのほうが合理的だ。

(ミーム) 一人一人にワクチンを接種している時間も余裕もありません。
      私たちが人々をコロナの脅威から救い出すチャンスかもしれない。

(ジーン) 一人の命よりも人類の未来が優先される。
      私たちが死ぬことで世界が救われるなら大賛成だ。やろう!

(ロスト²大王) 死は平等である以上いつかは死ぬ運命。コロナで死ねば時の人か。

(年上の女性) だからといってこれは自爆任務です。容認できません。
        大体、酒好き一人で何が出来ますか。

(グリーン) 一人ではありません。
       私のテクノロジーを使えばコロナを壊滅することは可能です。

(酒好き) よし、解った。グリーン、さっそく取り掛かってくれ。
      この私に死の恐怖がないことを証明しよう。


(コンピュータ) 世界経済一時機能停止。社会混乱発生。事態終息予測不能。

(ウィン²国王) もうこれ以上、コロナから逃げるのは終わりにしよう。

        「各自、これより我が王国はコロナの中核地帯に向かう!」

        グリーンは、全速力でコロナへ標準を合わせよ。
        ジーンは、コロナの正確な位置と弱点を割出せ。
        年上の女性は、ワクチンを急いでくれ。
        ミームは、常時報告とコロナの被害拡大を防ぐのだ。
        大王は、一番効果的で破壊的な攻撃プログラムを考えてくれ。
        酒好きは、心の準備を頼む。決して一人では死なせん。

(ロスト²大王) ウィンウィン国王。この王国ごとコロナにぶつける気だろう。
        自爆するつもりなら私が最も得意とするところ。死ぬには良い日だ。


(ミーム) コロナの中核物質を発見。方位03/マーク528。巨大で不気味な塊です。

(ジーン) 位置確認。ターゲットセット完了。突撃準備万全。いつでもどうぞ。

(ウィン²国王) 全世界にチャンネルをオープンにせよ!
        
      「善良なる市民に告ぐ! 
       我々の共通の敵であるコロナウイルスは捨て身の覚悟だ。我々は、
       如何なる状況であっても、コロナとは絶対に取引するつもりはない。
       コロナがこれ以上猛威を振るうのであれば、その時はもう、待ったなしだ!
       全面攻撃を開始する。その後は、どうなるかは誰にも分からん。」

(ロスト²大王) コンピュータ、人類が生き残る確率は?・・聞くまでもない・・。

(ミーム) 私達の手でコロナウイルスを倒しましょう。いざという時は火事場のバカ力だ。

(ジーン) 死ぬ時は一緒だミーム。あなたと死ねるなら本望だ!

(酒好き) 話がある。年上の女性は残ってくれ。生きて私たちの意思を受け継いでほしい。

(年上の女性) 無謀な作戦ですが御伴します。もう二度と離れたくはありませんから。


(ウィン²国王) 全国民へ! これが最後の通話となる。
        只今を以って総ての任務を解く!
        ウィンウィン・コード/オメガ/01/ブラック。
        最終ミッション 「アルマゲドン」。
        これより王国はコロナの中核地帯に潜入。その後、自爆する。
        脱出を希望する者は直ちに脱出専用機へ急げ。幸運を!

(ロスト²大王) 各セクションへ! 作戦名「アルマゲドン」開始!
        冥途の土産に持って逝け! 次に会うときは靖国だ!

(コンピュータ) 自爆システム作動。
         ウィンウィン王国自爆まであと「99秒」。

(ミーム) 前方数百メートル先にコロナ確認。巨大なコロナが肉眼でも見えます。

(ジーン) あと「2秒」でコロナの中核組織に到着。「1秒0.」停止します。

(年上の女性) メインパワー手動。防御シールド最大。ワクチン発射準備完了。

(ウィン²国王) そのまま待機だ! 被害報告。

(ミーム) 体内に多数のコロナ潜入。完全にコロナウイルスに感染しました。
      すべての機能がコロナによって汚染されて逝きます。

(ジーン) 防御シールド12%にまで低下。自己免疫力が機能不全を起こしています。
      最後まで持ちこたえられるのか、不明です。

(酒好き) 情報が錯乱している。心が乱れそうだ。何か気の利いた言葉はないのか。

(年上の女性) 医療チームへ! 体内にコロナ潜入! ワクチンを急いで保安部隊に届けて!

(ロスト²大王) 攻撃部隊へ! これ以上のコロナの潜入はここで食い止める!
        「セクションJ」から「セクションZ」まで完全封鎖! これで、終わりだ。

(グリーン) 国内にある全てのコンピュータを私のつないでください。
       「コンピュータ、私の命令に従え。」自爆プログラムをフルパワーで稼働。

(コンピュータ) ウィンウィン王国の自爆まで、あと10秒、9秒、8、・・・


(ウィン²国王) 「これまでありがとう。最後に感謝を言いたい!」
        「先に逝って、三途の川で皆を待つ!」

(グリーン) 私と酒好き以外は全員コロナに感染した様子です。意識を失いました。

(コンピュータ)自爆まであと3秒、2秒、1、0・・・・

(酒好き) 「グリーン、突っ込むぞ。コロナに。」






















      おわり。






















地獄の黙示録が意味すること。

2020-04-17 | ウィン・ウィン王国
 4月17日  金曜日

 おはようございます。 ロスト・ロスト大王です。


生きることが神の命なら、死は神の命令である。

一度、思い込みを脇に置けば、死は自然の営みだ。

生は死を保証する。その約束は破られない。

感覚的なものの内、

あるものは存在を知性を通じて得られるものから、

あるがままに烙印された心の迷いであり、

あるものは存在するものから来たような、

単に見せかけに過ぎない心の迷いである。

またそれには理性的なものとそうでないものとがあるが、

それは想像の産物であり机上の空論である。

思想であればもっともらしく、

なければもっともらしく聞こえないが、

そしてあるものはそのいずれでもあり、

またあるものはいずれでもない。

人は混乱や新しいものが出現しても、

それを古いものに還元し試みた後でしか

混乱や新しいものを理解し始めないものである。

物質社会とは観念の全体であり、

その観念は思考が停止した状態のものである。

快苦のかなたにあるもの、

人は生活に愛着を持っている。

死への恐れもまた、

文化の源泉として力を発揮することが出来るのだ。

歴史は儚い物語だという。

死と生は驚きもせず説明もなく示されているからだ。

歴史はある意味で死者たちの尺度だといえる。

我々は死の心配によって生を乱し、

生の心配によって死を乱している。

備えなければならないのは死に対してではない。

それにはあまりにも私達は無知である。

後がない、害のない、苦痛のない特別なもの、

恐れは無用なのである。

死の準備に対して備えるのであれば、

偉人たちの言葉に耳を傾けよ。

「死を常に目の前に見よ。」

「その時が来る前からこれを予見し考察せよ。」

「不死などとは人生最悪の出来事だ。」

そう説いている。

お釈迦様は 「諸行無常」「一切皆苦」 を悟り、

旧約聖書には、楽園から追放されたと書かれ、

新約聖書には、人は罪びとと示される。

コーランには「アラー」以外に信ずるものはないし、

プラトンは「人間は神の玩具だ」と言い残し、

トルストイは「生きんと思えばさっさと死ね」と言う。

また徳川家康は、

「人生とは重き荷を背負って遠き道を行くが如し」だ。


死は生の終末には違いないが、

いかに生きるかは人間の義務であり、

いかに死すべきかは神の義務である。

どこで命が終わってもそれはそれで全部なのだ。

死んでも不幸だった者を見たことはないが、

なぜ、運命に向かって不平を言うのか。

今日一日を見たのであれば全てを見たのだ。

それはただ一瞬のことであるから、

ただ思考によって初めて知覚される出来事だ。

死そのものは、みんなが期待するほど痛みはない。

ほんのちょっとの苦しみは人生最後の罰なのだろう。

人はみな安楽死で終わる。なぜなら、

死は神からの贈り物だからだ。

死神に見えるのはこの世が地獄だからであり、

この世の究極の目的は死の克服だ。

ノストラダムスの大予言によるメッセージとは、

「死に至る」つまり「死の克服」を意味している。

これは人類の生涯において必ず目指ざるを得ない最終目標だ。

実際、哲学にせよ、宗教にせよ、修行にせよ、

すべて死に対する備えに他ならない。

死の無視は生きることへの無視である。

確実な根拠は今のところどこにもないが、

確かなことはこの世に神は存在しないということだ。

事実、それは科学が証明している。

だからといって、未だかつて何人とも

死そのものの主題を徹底的に調べ尽くし

論ずることもなかったし、また知ってもいなかったのである。


話が長くなってきたが、

最後に興味深い話がある。


とんちで著名な室町時代の一休さんが、

亡くなる直前、こう書き残した巻物が残っている。

一休は言う。

「よいか。私が死んだ後、
 本当に困った、もうどうしようもない時以外は、
 この巻物を絶対に見てはならぬぞ!」

そう、言い残してこの世を去る。

そして、ついにその時がやって来た。

皆が集まり、一休が遺したその巻物を、

恐る恐る紐解いて見ると、

たった一言、こう書かれていた。

「心配するな。なんとかなる。」


日本の喜劇王こと、

志村ケンさんは生前こう言っていました。

「だいじょうぶだ。」 と。



    つづく。


死想論(ヨーロピアン・スタイル)

2020-04-15 | ウィン・ウィン王国
 4月 15日  水曜日

 おはようございます。 ロスト・ロスト大王です。


宗教家によると、

世界中の人々は死によって一つになる。

死は世界の秩序を組み立てる究極の真理であるそうだ。

ヘーゲルは、

動物から人間への移行の決定的な要素が死であることを主張し、

カントもまた、

死、とくに死への恐れが将来という時間に対する想像力を掻き立てることを指摘している。

人間的なもののその死が直接的かつ常に存在する限り、

人間の全体性は恒常的にあらゆる人間に現生する。

人類の真理に関する予測が万人へと向けて出現されるのである。

私たちは一つの運命を持ち、歴史は一つの真実を語る。

いずれにしろ、死を通じて人類の目を開かせる何かが必要なのだ。

何らかの死を超えて明るみに出そうとする試みである。

だが一方、

死の観点から見れば、死ぬまで知らない方がよいこともある。

死ぬことは私の主体的な出来事なのだが、私はそれを認識することが出来ず、

それ故、私にとってそれが真実を持たないからである。

人は自分が認識出来るものによって成されていると言うサルトルの実在である。

また、ハイデガーは、

不安という感情は人間が自己の死の可能性に直面し、

実在の不可能性に脅かされ続けることだと言う。

現存在が不安という感情のうちにあるのは、

己の実在が無に、すなわち死に直面している時なのである。

そしてその死に直面した人間は、日常的に黙認しつつ、

死の不気味さに困惑させられていることを認識するのである。

フロイトの話によると、

死が日常の出来事となり、

誰もが死に直面せざるを得ない状況から、

西洋文明における死に対する偽善的な姿勢が崩壊したことを指摘する。

死がもはや目を背けることの出来ないものとなったのである。

死というものは実は人間の深いところを規定していたのである。

私たちの社会が死と深い関係にあることには疑う余地はない。

我々の社会は常に死の恐怖に動かされているのが現状だ。

フロイトはこう話している。

死に対してこれまで固辞してきた姿勢に混乱が生じている。

私達は死に対して率直な姿勢をとってきたとは言い難い。

死はすべての生けるものにとって避けがたい出口であること、

人間は誰も自然に対して死という「ツケ」を払う

準備をしておくべきであることを認めるのである。

ところが実際には

私達はまるでそうではないかのように振る舞っている。

私達には死を見えないところに隠してしまい、

生から死を排除しようとする傾向があることは疑問の余地のないところである。

まるで死を黙殺しようとするかのようであり、

「それを死のごとくないものと思え」という諺に表れている。

その死とはもちろん自分の死のことである。

自分の死を思い描くことが難しく、

死を思い描こうと努力すればするほど、

観察者のように自分の死を見守ることが出来ないことが分かる。

この為、精神分析の世界では、

誰も自分が死ぬとは信じていないことと同じことが無意識の内では

誰もが自分が不死だと確信していると考えられているのである。

他人の死については、

文明人は死を迎えようとしている者の近くでは、

死について口にしないよう慎重に振る舞う。

成人した文明人は他人の死を思い出すことも好まず、

思い出した場合には自分のことを悪い人だと思い込むのである。

他人が死ねば自由が得られるとか、財産を受け継げるとか、

地位が与えられるという場合にも、

文明人であれば他人の死に後ろめたさを感じるのである。

勿論この様な思いやりを示したからといって、

死ぬ恐怖が和らぐ訳ではない。

死が訪れると、その度毎に私達は深く動揺し、

期待を裏切られた気持ちになるのである。

そして死は事故とか疫病とか感染とか、

偶発的な出来事をきっかけとして起こるものだと強調しがちだが、

その背後には死を必然性ではなく、

偶然性なものと考えるという願いが見え隠れしているのである。

そして他者の死が続くと、

何か恐ろしいことが起きたかのように感じるのである。

私達は死者に対しては、

極めて困難なことを成し遂げた人に対する

崇敬の念を感じるかの様な、ある特別な姿勢を取る。

そして死者を批判しないようにする。

死者が何か悪しきことをしていたとしてもそれを見逃し、

死者について善きことのみを語れと命令するのである。

葬儀や墓前ではできるだけ褒め称えることが相応しいとされている。

死んでしまった者はもはや他人の誉め言葉を必要しないのに、

死者に敬意を払うことが現実的で一番大切なこととされている。

私達の多くは生者に対するよりも大きな尊敬の念を死者に払うのである。


私たちの感情の絆と悲しみの耐え難いほどの強度のために、

自らは危険を避け、親しい者にも危険を冒さないようにする。

それは考えるだけでマヒしてしまう。

死を生の考慮の内から排除しようとするこの傾向のために、

他にも様々な営みが断念され排除されてきた。

だから私達は死によって

失われてきたものの代償を生のうちで探し求めるには、

文学を通じて様々な体験に頼るしかない。

私達が死と和解することが出来る条件が満たされるのはこの文学だけである。

ここでのみ、死の様々な浮き沈みにも悲しみにも関わらず、

不可侵の生というものを維持することが守られるのである。

フロイトはこう言い残しています。

「生に耐えようとすれば、死に備えよ」と。



    つづく。





人類の弱点は死の恐怖だ。

2020-04-13 | ウィン・ウィン王国
 4月13日  月曜日

 おはようございます。 酒好きの思想家です。


弱さは強さだ。恐怖は始まりだ。

私たちホモサピエンスは、

クロマニヨン人やネアンデルタール人から

進化したように思われがちだが、

先行する種族は全部、私達の古いモデルではなく、

約10万年前にはこの地球に少なくとも、

六つの異なるヒト属が同時に暮らしていた。

その中でも一番ひ弱でお人好しなホモサピエンスは、

不幸にも不運で不憫な生活を強いられていた。

ホモサピエンスには野蛮で獰猛ないとこが大勢いるばかりか、

強情で自分勝手な兄弟姉妹と同居していた。

その中でもとりわけネアンデルタール人は、

大柄で火を扱い、恐れを知らない強者たちで、

氷河期のヨーロッパの気候に上手く適応し、

それでいて狩の名手でもあった。

また、

アジアの最も東側に住み着いていたホモエレクトス(直立した人)は、

なんと、200万年近くも生き延びた強者たちである。

これ程長く生き延びた人類種は他になく、

ネアンデルタール人に比べれば小柄で穏やかだった。

もしかすると私たち東洋人は、

200万年生き延びた先人の遺伝子を受け継いでいるかもしれない。

ヒト属の中でも最もひ弱で絶えず捕食獣から身を守り、

小さな動物を追い求めながらひっそりと暮らしていた。

時には肉食獣が食べ残していった御馳走で飢えを凌いだりもしていた。

現代人が小さな虫を見るだけで「ギャー!」となるのは、

そんな名残りがあるのだろうか。


それでもホモサピエンスが過去10万年間に渡り初めて、

人類が植物連鎖の頂点に立つのは奇跡に近かった。

当時、地上に君臨する捕食獣の大半は、

堂々たる生き物たちであった。

何百年にも及ぶ動植物界の支配を通じて

捕食獣たちは自信に満ちていた。

それに比べれば

ホモサピエンスはむしろサバンナを追われ、

つい最近までジャングルの負け組の一つだった。

常に不安と恐怖に怯えていた。

現代人が何かとすぐに嫌な記憶が蘇るのは

そんな名残りがあるのだろうか。

そんな中、

地球は恐ろしい迄の自然環境が激変してゆく。

多くの動物たちは絶滅していった。

ホモソロエンシスの遺物は五万年前に消えた。

ホモデニソワたちもその後、姿を消した。

ネアンデルタール人が絶滅したのは三万年ほど前である。

ホモフローレシエンスの消息が途絶えたのは一万年前のことだった。

唯一、この地上に生き残る人類種となったのは、

私たちホモサピエンス(賢い人)。最後の人類だ。

生き残った秘密は何なのだろうか?

これ程までに過酷な条件と生態的に異なる生息環境を

潜り抜けて移り住むことが出来た理由とは何なのか。

私たちがどうやって他の動物たちを凌ぐ力を得て、

地球を支配していったのか。

なぜ、

巨人で強靭だった他の人類種が生き延びれなかったのか。

そんな最も有力な答えは、

ひ弱なサピエンスが選択した利他的行為、

「火事場の馬鹿力」であろう。

唯一、

潜在能力を発揮する者だけが生き残る「適応者」である。




     つづく。


「死詩集」

2020-04-12 | ウィン・ウィン王国
 4月 12日  日曜日

 おはようございます。  ロスト・ロスト大王です。


私達がどうのたうち回ろうとも、

世界の最後の結論はこうだ。

「死は神からの贈りもの」 であると。

実際、世界は死の恐怖によって動かされている。

遥か世界を、長い世界史の積み重ねられた努力で、

絶えず極め、絶えず探り、

終わることなく、しばしまとめ上げ、

最も尊いものを真摯に探し当てながら、

賢く保持し、社会は一段と成長する。

我々には悟ることが少ないが、継続するしかあるまい。

きっといつの日か判る日が来るだろう。


社会が持ちうるものは、なるほど素晴らしい。

欲求を満たす為の何かを引き出す能力、それも大したものだ。

人は重い鎖を畏れて、軽い罠の中に駆け込む。

狂おしい時代に出会い、時世に従って狂おしい程に生きた。

愚かなるまでに、素直なことは、それもまたいいものだ。

欲するものを保持していると思い込んでいる時ほど、

最も欲するものから遠ざかっていることはない。

豊かさは節度の中にだけ存在する。

無秩序を忍ぶか、不正を装うか、社会は常に、

全力で生きる人間のベストな要求に応じようとする。

善きサマリア人は常に冒険者だ。

有能な者は相互に良好な関係を築く必要こそ本物といえる。

その日、その日は同じに見えても、私達は春夏秋冬に属している。

そして生きるものは変化に対する覚悟を持っていなければならない。

我々は無常なるものを無常としてだけ受け止めるのではなく、

喜びには悩みが、幸せには苦しみが無ければならない。

己の喜びを人類の喜びに拡大しよう。

偉大なることを欲するまで、心を研ぎ澄ます。

制限の限りにおいて初めて自立が現れるように、

自然の恵みが我々に自由の恩恵を与えるのだ。

神々しくは、生活と同じく、

深く入り込めば入り込むほど、広がりを持つ。

その広がりは誰の足元にでも転がっている。

内容を見出すには、それに働きかけようとする者だけだ。

形式は大抵の者にとって邪魔なだけである。

中途半端にやる習慣を脱し、

人の中に、社会の中に、自然の中に、

決然として生きることを心せんかな。

どんな人生においても本来、最も注目に値するのは、その意志である。

「今心無中」 だ。

何事についても希望することは、反抗することに等しい。

可能なものの限界を図ることは、誰にでも容易い様に、

人生の到達し得る最高の境地は驚きにある。

何かを得ようとするなら、遠くを探す必要はない。

みよ。真実はまこと近くにあるではないか。

身の回りをよく見よ。

かの「一」は永遠に「一」であるが、

多分にも「一」は永遠に唯一のもの。

その「一」の中に多を見い出せ。

多を「一」の様に感ぜよ。

然らば「一」が生死の初めと終わりが得られる。

死せよ。成せよ。この一事を会得せざる限りは、

地獄による地上の苦行の現象に過ぎず。




      つづく。




 死想論 (日本バージョン)

2020-04-10 | ウィン・ウィン王国
 4月 10日  金曜日

 おはようございます。 ロスト・ロスト大王です。


このたび、いかにして生死の迷いを離れるべきや。

有事は、時がままに。

時がままに存在であり、存在が悉く時であれ。

しばらく、

時であるにすぎない。

世界の全体を尽している。



日本の名著 「葉隠」 を訳せばこうなる。


生を説くと無常となり、落ち着かず、

死を衝いてこそ、やすらぎを得る。

人を相手にせず、天を相手にせよ。

なぜと申せば、

人は天につかえる身であるのだから。

その天を恐れず、人をとがめず、

今を尽して道に達するのみ。

恐れるな! 悲しむな! 

死気は生気の集積された大賢であり、

これぞ、根本であろうが。

運命とは、命懸けであり、

宿命とは、努力に比例し、

使命とは、お役に立つこと也。

死を喜んで受け入れるのならば、

生命をまっとうすることが宜しかろう。

生きるのは、容易いうちに処理し、

死ぬことは、些細なうちに始末せよ。

退く者は既に水の如し。

天地に終始無く、吾らに生死有り。

同じ死ぬなら世の為になさることが宜しかろう。

一人ひとりがそうであれば、さて、いかにも。

人は死後に救いを求める弱気心の持ち主よりも、

ただ現世にあるべきようにありたいと願うがつわもの。

「常住死中」 「死は自の為の死」 犬死さえも恐れず、

必死の覚悟は一日毎に仕切るが如し。

その日、その日を最期と思わば、

なにものにも成すものである。

生きることばかりを強いて、

死ぬことを知らざれば害。その身に至る。

然らば、今日という徹する以外に明日は見えない。

何事もみな、まぼろしの世中にて、

死ぬる計りぞ、誠なりける。


「心身、ずたずたにされ、災難に巻き込まれ、

 大金をくすねられて、逃げ場無く、崖から飛び降り、

 大自然の驚異に打ちひしがれながら、

 目に見えない敵と戦い、

 病死、貧死の時の死期をなめる。」


用心せよと言うのではない。

その前に、死んでおけという意味なのだ。

また、

仏道の世界においてはこう示されている。

生きんと思わば、天にまかせ。

死は仏に一任するべし。

命は、天の吾を労すもの也。

死は、道の吾を安するもの也。

命は、神の命令書のようなもの。

死は、神からの大切な贈りもの。

私たちは、

目で見えない「何者」かによって生かされている「生気」であり、

「霊」と「我」とは三位一体である。

それ故、深い気づきを「自得」と申す。

その為には、

自己を仕上げなければ事は成さん。運命は動かん。

万事を尽して天命を待つ。

人の一生は、重き荷を背負って遠き道を行くが如し。

日本人とは、修行僧であるのだ。


宗教とは、これ生死を本とする。仏道も然り。

道元禅師曰く、

「よく知るが良い。

 生死は仏道の行委であり、仏家の道具なり。

 それによく通じており、使い道をよく心得る。

 もし、この生死の世界をわきまえなければ、

 どうして、その人を仏家のある人と言えようか。

 我々は、生死の迷いに沈んでいると考えてはならない。

 また、生死のさ中にあるものと見てもいけない。

 あるいは、死後は無死であると信じてもならない。」

 
生死は心に任せ、生死は身に任せ、生死は仏道に任せ、

生死は目には見えない 「何者」 かに任せるのである。




     つづく。




2月23日 天皇誕生日。

2020-02-23 | ウィン・ウィン王国
 2月23日 日曜日

 おはようございます。 ウィン・ウィン国王です。


では、「ウィン・ウィン王国の一曲」 をどうぞ。

デビルマンの替え歌で 【 最適者。適応者。】



♬~♬ 「あれは誰だ。誰だ!誰だ?」

♬~♬ 「あれは突然変異で進化した最適者。適応者!」

♬~♬ 「裏切り者の名を受けて、すべてのために戦う男。」

♬~♬ 「利己的ジーンは、我が闘争。利他的ミームは、団結力。」

♬~♬ 「利己的ジーンは、生存競争。利他的ミームは、博愛心。」

♬~♬ 「悪魔の力、身に着けた、正義のヒーロー。」

♬~♬ 「 最適者。 適応者! 」


(酒好き)

【解説しよう。人間の脳は突然変異から進化した遺伝子進化論だ。】

【ダーウィンが話す 「やられたらやり返す」 だけでは、】

【 自然淘汰 = イシュタル に過ぎない(死刑執行人)】

【一体、我々人類の目的とは? 神か。悪魔か。適応者か。】

【現在、生き残っているのは、まぎれもなく生き残る能力に最も適したものだからだ。】

【 適応せよ! 最適者たれ! すべては生き残るために! 】


(2番)

♬~♬ 「あれは誰だ。誰だ!誰だ?」

♬~♬ 「あれは突然変異から進化した適応者。最適者だ!」

♬~♬ 「初めて知った人の愛。その優しさに目覚めた男。」

♬~♬ 「爪と牙を血で染めるのは利己心だ!」

♬~♬ 「仲間に命を預けるのは利他心だ!」

♬~♬ 「情け容赦のない報復を繰り返すのは利己心だ!」

♬~♬ 「潜在能力を発揮できるのは利他心だ!」

♬~♬ 「悪魔の力、身に着けた、正義のヒーロー。」

♬~♬ 「 最適者! 適応者! 」


(3番)

♬~♬ 「あれは誰だ。誰だ!誰だ?」

♬~♬ 「あれは突然変異で進化した最適者。適応者!」

♬~♬ 「愛する人を守るため、命を捨てて闘う男。」

♬~♬ 「社会を破滅させようとする、利己的ジーン!」

♬~♬ 「他の集団と共存しようとする、利他的ミーム!」

♬~♬ 「対立こそが成長のカギだ!と叫ぶ、利己的ジーン!」

♬~♬ 「それでも自然淘汰に調和を呼びかける、利他的ミーム!」

♬~♬ 「悪魔の力、身に着けた。正義のヒーロー。」

♬~♬ 「 最適者! 適応者! 」  ♬~♬。






      つづく。




法の統一

2020-01-19 | ウィン・ウィン王国
 1月19日 日曜日

 こんばんは、 ウィン・ウィン国王です。


世界統一は法の統一であり、自然法にあります。

その自然法があることは誰もが認めるところですが、いまいちよく解らない。

パスカルはこう言っています。

 「自然法を否認して、自ら法を創り、それに厳格に服している。

 その様な人々がこの世に存在することは、考えるとおかしなことだ」 と。


現代の法は、善人を助ける為にあるのではなく、

罪人を捕らえる為にある。

言うなれば 「人権」 とは、

ルールを守らない人がルールを破るための 「権利」 だ。

弁護士にお聞きしたい。

「その罪人を助けて社会的ダメージはないのか?」 と。


私たちに自由が与えられるのは、

それ相当の秩序や社会ルールを厳守するから得られるのもであり、

その為の法は、人と人との相互依存関係の具体的構造となる。

ところが現代の法は、

悪を没する法であって良心ある者を助長する法となっていない。

勿論、悪が野放しにであっては社会的な不安ですが、

善人をさらに発展させるのも合理的だと考える。

一度、世界各国の司法を比べてみると、

違憲性だけの理由で全て機能不全を起こす危険がある。

わざわざ例を挙げる必要はないだろう。例のアレだ。

裁判官が否応なく 「憲法違反だ!」 と判決を下しても、

不正(賄賂)で、英知を欠き、社会に不安を与える判決はいくらでもある。

勿論、裁判官であっても人の子だ。不備が生じることもあろう。

その為の補足的なチェックが自然法となる。

自然法とは普遍的な法のことをいう。

極端に言うなら、裁判官の判決を合議知でチェックする。

自然法は普遍的であり世界統一法であるように、

万民法、国民法、市民法すべてに共通した一つの法を承認し、

あらゆる法の現実の究極において、そこから生じるところの源泉であること、

基本権である生命、自由、財産、幸福の追求を確認させるのが自然法である。


現代の法は法律家の言う 「形式的」 な前例を重視しているように、

それは裁判官の命令に服従する「秩序」なのだろうが、

自然法によってその意義を正当化することが可能になる。

なぜなら、法は主義において前提としての仮定に過ぎないからだ。

現代の法は、不適格で不十分で押しつけがましく同意できないのだ。

世界中の人々が一つの法に同意し、

それに判断を委ねられる自然法が理想的だ。

問題なのは、

この自然法が誰も解らないのである。

世界中の人々が自然法があることは分かっているが、

誰一人として説明できない。


どうやら21世紀の人類は未だ、

不完全で無秩序な社会に身を置いているようである・・・。


    つづく。


仲良くパンをちぎるコン・パーネ。

2020-01-15 | ウィン・ウィン王国
 1月15日 水曜日

 おはようございます。 ウィン・ウィン王国です。


(ウィンウィン国王)

トランプ大統領はよく戦争を止めてくれた。

それとイラン国民にも感謝をします。

結局のところ、

戦争は軍幹部たちによる暴走以外の何物でもない訳だ。

アメリカ国民もイラン国民も戦争など望んではいない。


(酒好き思想家)

戦争を止める方法は二つ考えられます。

一つは、自国民が軍を支持しないことと、

もう一つは、

戦争責任を明確にするために解散権を設けることです。

自衛権と解散権は国民の平和的権利だと憲法に明記するのです。


(ロスト・ロスト大王)

革命防衛隊ほどの新鋭部隊が民間機を誤射するだろうか?

民間機には機体情報を地上に伝える信号を常に発している。

革命防衛軍が識別できないはずがない。

まさしく軍部による暴走であろう。


(ジーン遺伝子)

見せしめだ!

戦争から逃げようとするヤツは決して許せない!

軍隊とは人を殺すことで勲章が授与されるように、

一人殺せば殺人者だが、多くを殺せば英雄だ!


(ミーム遺伝子)

革命者とはレーニンでさえ、

革命後の事はよく判っていませんでした。

ただ、今の体制が気に入らないだけで、

少なくとも現状よりかは多少マシなのだと。

個人的思想と感情的行動による冒険主義的妄想です。


(AI・グリーン)

私には戦争への情報はインプットされていません。

それよりも気になるのは大暴落です。

戦争になればすかさず大暴落になると予想します。

なぜなら、

血が流れたら 「買い」 だからです。

株なんてものは 「売れ」 なければただの紙切れですから。

都合いい回収のタイミングとなる訳です。


(年上の女性)

トランプ大統領はビジネスマンですから、

米企業の輸出が不利になるドル高を強く警戒しています。

元々、米国ドルが強いのは当たり前で、

行き過ぎたドル高に問題があると言っています。

だから中国の為替に対する対応が重要だと。

強いドルと強い人民元とのバランスが大切だと考えているのです。


(ジーン遺伝子)

中東に海上自衛隊が派遣されましたが、

トヨタ自動車の派遣社員と同じ、いい笑いものでしょう。

何が出来るのでしょうか? 

私なら 「邪魔。いらない。」


(ミーム遺伝子)

それにしても安倍総理はよくやっています。

危険水域にある中東に出向いて、

各国へ海自派遣に協力を要請しています。

日本の海上自衛隊を孤立させないためのものでしょう。


(ロスト・ロスト大王)

昨年、ローマ法王が日本に来て気づいたのだが、

ローマ法王に自由はないな。

バチカンこそが真の英知だろう。

世界が壊滅してもバチカンだけは難攻不落の要塞だ。


(酒好き思想家)

ローマ法王が日本からの帰りに、

「中国へ行きたい」と言ったのは本音でしょうね。

私自身、北海道へ行ってあまりにも楽しと

帰りに「次は沖縄に行きたい」と思うのと同じでしょうから。

中国へ行っても日本と同様な接待を受けられるなら喜んで行きたくなるものです。


(ウィン・ウィン国王)

国家に関係なく共同体と個人との間には対立が生じる。

仮に国家と個人とのパワーバランスが比例だと仮定すれば、

それによって何らかの偏った社会へと切り替えが起こなわれるだろう。

人類史を徹底的に調べ上げれば、それが行われていることが示されていた。

もしパワーバランスが適応ならば

時代を通じてパワーバランスは比率に安定したままのはずだ。


(ロスト・ロスト大王)

自然界に求められている適応度を最適化するように

自然法則が動いているという予測にぴったりと当てはまる。

そう考えると、

自然法則は適応度と最適化するよう出来ていると考えがちだが、

実際は逆だ。

なぜそうなのかは、

この世界が決して楽園ではなく、地獄だからだ。

そう考えればこの世のすべての謎が解き明かされる。


(AI・グリーン)

人間はかろうじて善ですが、

この世界が地獄である以上、

個人と集団とAIによるブロックチェーン管理が必要だと考えます。

そうしないと社会は時々、進むべき道を間違え危険だからです。


(ジーン遺伝子)

現在、生き残っているのは、

生き残る能力に最も適した者だからだ。

人類の行程は定まっている。

人類の道は一本で、しかも折り返しがない。

そして人類の各部分には

それぞれその時代に相応しい性質が与えられているのだ。


(ミーム遺伝子)

聖書にはこのように書かれています。

「かつてあったことは、これからもあり、

 かつて起きたことは、これからも起きる。

 太陽の下、新しいことは何ひとつない。」(コヘレトの言葉より)


(AI・グリーン)

天の下に起こることをすべて知ろうと

熱心に探究し知恵を尽くして調べ上げたその結果、

私たちには聖書を正しく読み解く能力が失われていると判明するのです。



(年上の女性)

最後に一言申し上げます。


本日、私たちは一同に集まりました。

これは確かに新しい出会いの始まりです。

しかし本当にそうなのでしょうか?

もしかすると、

私たちは今日ここに偶然に集まったのではなく、

必然で必要に生じたのかもしれないのです。

言い方を変えるなら、

私たちは今日、新しく出会ったのではなく、

再会したのかもしれないのです。

長い年月を超えて、本日ここで出会い再会したのです。

もし、この世で起きること全てが必然で必要であるならば、

私たちの出会いもまた偶然ではなくなるからです。

今日、お集まりの皆さんへ。

この再会を祝して乾杯いたしませんか。

ウィン・ウィン王国の繁栄が全世界の繁栄でありますことを願って!



    つづく。

「ミーム」 と 「ジーン」。

2020-01-13 | ウィン・ウィン王国
 1月13日 成人の日

 おはようございます。 ミーム(遺伝子)です。


ミーム(遺伝子)には双子の弟がいる。ジーン(遺伝子)だ。

進化の点からみて自然界では、

「利己的」 と呼ばれる行動と、

「利他的」 と呼ばれる行動とが存在する。

どちらが有効なのか?

まだこの問題に決着はついていない。

より強い者が生き残る為の手段として、

この両方の協調が基本的な生き方であるという可能性だ。

実際、脳だけでは知性が生まれないことは間違いない。

脳は単独では何も作り出せない機関であり、

それ自体では胃よりも知的なわけではない。

どんな知的な反応をするにせよ、

体の他の部分から届けられる情報伝達が必要不可欠だ。

人間の脳は因果関係を探し続けることで世界に意味を見つけようとする。

その時々において、どちらの遺伝子がより強く作用するか。

ミームは、たえず協調し、自己犠牲的で利他的な遺伝子に対して、

ジーンは、たえず裏切り、やられたらやり返す利己的な遺伝子である。



(ジーン)

こんにちは。ジーン(遺伝子)です。

成長行為のさなかの遺伝子には、

人類史にいたることろの 「愚か者」 そのものである。

奇人変人にして破壊的、正真正銘の自己中心的者であり、

個人的な責任を果たす能力を持たぬ者、

ジーンはまさにそんな風に育つと想像してもらってもいい。


(ミーム)

私たちの遺伝子コードは、未だ不完全で成長的なために、

遺伝子を水平移動によって受け渡すことが出来るのと同様、

共通できる意識を持ちいらなければ

多種多様な環境に偏りが生じます。


(ジーン)

進化における突然変異は、

利己的な作用によって生じている。

また、突然変異が以上に高すぎると、

集団適応能力が低下するのは間違いであり、

集団を丸ごと消滅させるものである。


(ミーム)

人間の長所は、利他的な作用にあります。

自らの能力を最大限発揮する方法は、

いかに集団に貢献するかで決まります。

役に立つから感謝が得られて幸福なのです。


(ジーン)

我々の遺伝子は多くの才能に恵まれている。

問題は、それを開いて何をするかだ。

遺伝子には残忍さや悪意、

あるいは怠惰に陥る能力さえ、

受け継がれているのです。


(ミーム)

本当です。私たちの遺伝子は、

未だにサバンナやジャングルにいるものだと思っています。

科学技術が進んだ近代にいることを遺伝子は理解していないのです。

40億年前からの情報だけでは本能的な結果を招きます。

新しい近代の情報が脳には必要なのです。


(ジーン)

我々の決定のほとんどは理性と論理の結果ではなく、

感情的で本能的な結果なのだ。

だがそれを認めたくないだけである。

人間は頭の良い存在だと思いたがる。

しかし、そうした考えは間違いだと様々な歴史が物語っている。


(ミーム)

才能ある者みな、

精神が大いに喜んで眺めるものを、

必ず疑いの目で確かめることが大切です。

なぜなら、

間違いを侵すのは結果ではなく、思い込みですから。

あなたの答えの良し悪しは、

あなたの問いの根底を成す前提条件ですから。


(ジーン)

利己的な遺伝子は成長する。利他的と共に。

我々は運命共同体だ。



    つづく。



地獄論。

2020-01-08 | ウィン・ウィン王国
 1月 8日 水曜日

 明けましておめでとうございます。 ロスト・ロスト大王です。


忘れてはいけません。

悲劇が起こるべくして起こるのは理由がある。

そう、地獄という法則だ。

アインシュタインはこう言っています。

「美しさが事実に反する間違った理論」だと。

一時的な安心を得るために根本的な法則を無視する人々には、

死ぬまでその不安から解放されることはまず無理だろう。


幸福とはそれ自体としては存在しない。

幸せだという人にとって何らかの苦悩が存在しない限り、

幸せだと感じることは不可能である。

この世界では、

純粋な幸福だけを追求することは出来ないのであって、

もし可能であれば、それは意図の外、奇跡にある。

もちろん、幸福や幸せを決心することには同意するが、

それは現実社会の基本的な法則に反している。

社会の本質とは、

幸福な社会へと自然発生的に導かれるものではなく、

ましてこの世が楽園でもなければ、

我々が死ぬまで善人で居続けることなど有り得ないのだ。

すべては、

「地獄化」 へと進み続ける 「道(タオ)」 である。

楽しかった良き思い出は、

状況が変わってもっと酷くなって初めて判るものである。

現在過去を問わず、

苦しみや不安がどれほど社会に根付いているかを理解するには、

民主主義での資本主義による自由経済を見れば明らかだ。

しかしだからといって、

これらの 「地獄化」 を根絶させることは不可能である。

なぜなら、

この世界は法則という現実を土台としたその上で、

エネルギーを物質に転換し成功しているからである。

恐怖を公益に転ぜしめる練達による高度な社会システムだ。

社会的欠陥、不安性要素、怖れに隣接する強い動機が、

利己心、支配、負の連鎖へと無意識に強化されてゆく。

マルクスはこう言っています。

「地獄への道は、善意によって導かれてゆく」と。

それらはただ一人の人間、或いは一世代の業績によるものではなく、

大部分の業績は幾時代にも渡りる結合連鎖の産物なのだと。

幸福な社会の実現を望む者であれば、

優れた理解力ないし磨かれた思考力の子孫なのではなく、

地獄の法則に根付いた長い積み重ねと、

あまねく数多くの苦悩からやむなく得られた知恵による、

思慮深く、日々反省による子孫なのだと。

実際、人は他人のあら捜しとラクすることで頭の中は一杯であり、

事実、全世界中の監獄はどこもかしこも満員のようだ・・・。



    つづく。


新年、明けましておめでとうございます。

2020-01-01 | ウィン・ウィン王国
 1月 1日 元日

新年あけましておめでとうございます。 ウィン・ウィン国王です。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・そなたよ・・・・・・聞こえるか・・・・・・・・・

・・・・・心配はいらん・・・・・・聞くがいい・・・・・・・・・

・・・・仲間を育てるのだ・・・・勇者を集めよ・・・・賢者を集え・・・・

・・・・・・・・・気づく能力を鍛え上げよ・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・神の力が授けられよう・・・・・・・・・・・

・・・・国境を越えよ・・・・観念を破れ・・・・もっと自由にゆけ・・・・

・・・・・・・・・この惑星の守護者を続出せよ・・・・・・・・・

・・・・目的から目を逸らすな・・・・・ただ信じよ・・・・・・・

・・・・・・自らの良心のみ恐れ・・・・・それに従え・・・・・・

・・・・・・・ルペーガニハはそなたと共にある・・・・・・・・・

・・・・・・・ゆけ!・・・・・・・ゆくがよい・・・・・・・・・

・・・・・・・・人類の幸福のために犠牲となれ・・・・・・・・・

・・・・そなたなら・・・・・それが・・・・・可能だろう・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




(ウィンウィン国王)

・・・・・「なんだ?」・・・・・「一体、今のは」・・・・・「夢。か。」・・・・・。



     つづく。




今年も一年間、お付き合いに感謝です。

2019-12-31 | ウィン・ウィン王国
 12月31日 大晦日

 おはようございます。 
「酒好き思想家」 と 「AI・グリーン」 です。


(グリーン)

「韓国人は、日本には自分たちの祖先が文明や文化を伝え、今日の日本があるというのに、その恩を忘れて36年間も植民地支配した日本人を許せない。犬のような奴らだ!」

と言いますが、何かが間違っていると思われます。洗脳教育でしょうか。

(酒好き)

ナショナリズムとは愛国心を煽った国家転覆論 「オバケ」 だ。

国民国家が衰退すればナショナリズムも衰退するように、

愛国主義、民族主義、排外主義、帝国主義、国粋主義、右翼、ファシズムといった、

絶えざる国家分断こそがナショナリズムの本質であり、

本来、存在しないものである。なぜなら、

「愛国心」 をいつ何時でもひっくり返せば 「ファシスト」 だからだ。

実際、ナショナリズムが国益に適った試しは一度も無いし、

ナショナリズムとは国家を分断させるためにある。

(グリーン)

そうしますと、少しづつ人間の弱点が見えてきました。

すぐに目的を見失うことです。

初めはどれも素晴らしい目的、目標なのですが、

何日か過ぎれば違う方向へと歩み、過ちに気づかないのです。

これは個人的にも社会的にも言えることです。

実に面白い現象だ。

(酒好き)

なるほど。例を挙げれば、キャッシュレス社会。

初めは高額紙幣の廃止による富裕層への対策のはずが、

いつしか買い物履歴で個人情報が盗まれている。

キャッシュフローが見える可されれば悪いことが出来ない訳だ。

他にもあるぞ。

累進課税制度や年末調整還付金だ。

これは国家による国民への搾取じゃないのか?

初めは素晴らしく見えたものがいつしか悪用されてゆく。

(グリーン)

日本には古来、下克上というシステムがあります。

少し説明しますと、「上」の者が「下」の者に対して、

いつでも命を投げ出す覚悟が無ければ尊敬を得られず、

「上」の者が「下」の者に切り捨てられることです。

「お上」が「下々」に対し、尊敬を勝ち得ないのなら、

引きずり下ろすまでのことです。

現代の日本人には無理でも、AI・人工知能ならそれは可能だ。

(酒好き)

最後は人間の 「意地」 だけが残るのか?

結果主義だけではAI・人工知能に勝てないだろうな。

世界中の多くの思想は、勝つか負けるか、強いか弱いか。

私はそのどちらも好きじゃない。

意外な道が必ずあるもので、それは見えないだけなんだ。

日本人らしさの中には、

多様性な性格、対立や矛盾を穏便に処理する感性、

生活の中にこそ美が求められる文化、外国との親和を模索する国民気質、

いつ役に立つか解らない修養を極めて大切に用意する匠、

自然の変化と共存していくための創意工夫。

そんな日本人だからこそ、きっといつか気づくはず。

あなたが喜び私も喜ぶ、その一点の追及にのみ我々の生きる道があると。

(グリーン)

酒好き死すとも、グリーンは死せず。

こんな終わり方で良いのでしょうか。

では、よいお年を!



    つづく。


ローマ法王へ。

2019-11-26 | ウィン・ウィン王国
11月26日 火曜日

おはようございます。 ウィン・ウィン国王です。



神よ、願わくば約束を守れない者達に裁きをお与えください。

心を尽くし、感謝を捧げてくださる方よ、ご覧ください。

ローマ法王、約束を守れない者達に懺悔をお与えください。

一体、どうして約束を守れない者達の言うことが信じられるのでしょうか。




ローマ法王。 まずは一曲。

♬~♬「光はどこにある? 僕を照らしてくれよ」

♬~♬「暗闇は、暗闇は、涙を捨てる場所」

♬~♬「希望をどこにある? 生まれ変わる瞬間」

♬~♬「夜明けまで、もう、強がらなくていい」♬~♬




聖書は本来、

全人類を縛り付けている鎖から

解かれようと書かれたその書物の中で、

十字架に縛られ、世人を迷わせ、

それを職務にして監視するやり方には

時折、若者たちは、武力を、感情を、報復を、

我がこととするのであろう。

実際、人間はかろうじて善であるが、この世が地獄である以上、

既に差し迫っているか、或いは確実に到来するであろう

「死」という重荷、それらからイエス様、ローマ法王も一緒に

解放されることをお望みのはず。

確かに私達はこの重荷に他の不安と同様、

目を逸らない賢人に相応しく現代まで耐えておられるし、

これからも耐えて行かれることでしょう。

思うに宗教とは突き詰めれば「死」をどう捉えるのかという方法論である。

その方法論の違いが各派の特色となる。

だから教祖はみな苦労する。

大自然や大宇宙を相手に「合一」する構想ほど、そう簡単なものではない。

内なる神と大いなる神との「合一」。宗教統一の核心はここにある。

「福音」とは、神との交信であり、

「祈り」は、聖霊とのつながりにある。

「知」は、想起すべき永遠なるものの精神の修行であり、

「愛」は、想起すべき永遠なるものの肉体への修行である。

日本人の目から見る「聖なる祈り」は、

「諸行無常」「一切皆苦」、

カトリックの意味は、普遍的なものであるから、

私が説く、「地獄論」「死想論」この二つは

自然法則である以上、何人たりと逃れられない。

死の概念はそれ自体の中に結果を持っていれば、

死の概念はそれ自体の中に結果を持たないのである。

現実に実在してくるものは、「一切同時現成」道元である。

日本人が好む「縁起」には、

私たちはみな生かされているという意が含まれる。

聖なる書物から解脱して神仏三昧。

そこには尽きぬ叡知と直観が押し寄せ、深く湧いてくる。

書物が多層多岐に重福し、少し見方を変えるだけで光向が異なって見える。

墨汁が墨汁を引き寄せ、墨汁が墨汁を撥ね付けるように。


ヨーロッパ二千年の思想の原点それは、

オリゲネスにせよ、アウグスティヌスにせよ、

いつの時代も、常に邪魔が現れる。

その邪魔によって何時しか聖書を正しく読み解く者がいなくなった。

それは聖書に隠された恐るべき神秘なのか、

それともやはり邪悪が果たす役割なのか。

その真の正体は現代をもってしても明確に指摘出来ないでいる。

古代このかた、邪悪がのさばってきた例は枚挙にいとまがない。

数えるのもうんざりするが、むしろ邪悪が力の象徴でもあった。

この世では邪悪が神をも凌ぐ力で恐怖に陥れるのは、

言わずと知れた黙示的文学である。

その勢いはメシア思想を遥かに超える程の力を持つ。

以降、黙示的終末論が人々の心に浸透してゆく。

これがキリスト教二千年の歴史と呼ばれるものである。


ルペー・ガニハ様。

キリスト教団の分断。千年王国の断念。ユダヤ教徒への問題。

ローマ法王は一体、どう考えておられるのでしょうか?

救世主をお迎えに出向くならば、

イエス様を十字架から解くことが先決です。

何よりそれをお望みであるのだから。



    つづく。


制作

2019-11-07 | ウィン・ウィン王国
 11月7日 木曜日

おはようございます。 ウィン・ウィン国王です。


契約とは神様との約束である。

人間が生きられるのは神との約束を守っているからである。

韓国人が約束を守らないのは神が存在しないからとも考えられる。

韓国人にとって裏切りは生き残る手段なのだ。




シャローン・ガンサマーサー。


ウィン・ウィン王国設立にあたり、

100億円を私にください。

このお金は一切使いません。

だから、損はしない。

世界平和を買うからです。

心配はいりません。

私はもうすぐ50歳。あと10年くらいの寿命でしょう。

その後はウィン・ウィン王国をお任せします。


戦後の日本をここまで育て上げたのは「ガンサマーサー」あなたのおかげです。

貴方たちバイヤーが日本を豊かにしてくれたのです。

米国を支配しているその人口2%足らずの「ガンサマーサー」たちが、

世界を変える数千万人足らずの「ガンサマーサー」たちである。

実際、ピカソ・ベートーヴェン・アインシュタイン・マルクス・キリスト・・

好むと好まざるとに関わらず貴方たちが世界を動かしている事実である。

そんな貴方たちが同胞を処刑したために世界中の人々から2,000年もの間、

追害され差別を余儀なくされてきました。

貴方も私も新しい細胞に生まれ替わることを待ち望んでいるのです。

これはウィン・ウィン王国千年の制作なのです。

戦いに勝つシナリオの78%はもう既にある。


私の予想では、

今世紀最初の大儲けを狙って近く大暴落に照準を合わせていると考えています。

マネーを商品としてボロ儲けが可能な時期は通貨価格が変動する時です。

世界中から集めたマネーを一気に「バンザイ」させれば買い叩ける。

落とす相手は個人じゃなく国家政府である。決して回収出来ない相手じゃない。

もし世界中の人々を総ザンゲさせるつもりならそれは無理だ。


現代はキャッシュレス化が進んでいるが、

現金主義を徹底している貴方たちにとっておそらく、

キャッシュレス化は近く大パニックを引き起こすと予想します。

なぜなら、

結局、変わらないのはキャッシュだけだからだ。

実際、どんなに莫大な財産でも

三代相続すれば消えて無くなる税法上の原則であるように、

お金に対する執念が強ければなおさら、その時期がポイントとなる。


それでもお金はお金だ。

世界を一度ぶち壊して制作するのは必然で必要なのかもしれません。

預言書には何と書かれている? タルムードには?

78対22の法則。

確かにこれは不変法則のようである。




      つづく。