練習に疲れたところで仰向けに横になって
オラウータンみたいに腕を伸ばして
ストーブの前に手の平をかざしてよく温めて
それを温湿布みたいに首筋に当てる
温かさで練習による緊張がいい感じに解れながら
うっすら気が遠くなる
そのまま寝落ちしないようにキープして漂っていると突然
「何回も何回もやってると」
と
頭の中の誰かが言った
誰の声だか全く聞き覚えが無い
誰かの命令口調でもなく
自分の自問自答口調でもない
1度だけ聞こえた
果たしてこれは自分の記憶のどの引き出しから出たものか…
何回もやってるとどうなるのか…
そもそも何を何回もやってるのか
というか
何の目的で聞こえたのか...
記憶の淵から暗い穴をしばらく覗いていたが
やはり声の主はもう何処にも見当たらなかった
わたしは最近、桃源郷を捨てた人間たちの物語を読み終わりました。
神々の戦いに人間が巻き込まれていく神話的ファンタジー。榊原さん。ちょっと好きかも?
下北沢のありささんライブに行きたいなと思っています。
風邪ひかないでくださいね。