写真は公式サイトより |
神の手を持つと言われた、脳外科医福島孝徳氏が、米国にて逝去された。 81歳だったそうです。 彼は、東大脳外科医師は、論文は書けるが手術はいまいちといわれる中、 徹底的に臨床現場にこだわり、日本の医学界に疑問を持って、 48歳でアメリカに渡って、患者の負担の少ない鍵穴手術など、低浸襲手術の技法を開発し、 生涯24000例を超える手術を行ってきたと言われている、スーパードクター。 TV番組でもよく取り上げられ、私もよく見ていました。 日本中のいろいろなところから、診てもらいたいといってくる依頼に応え、 診察して手術する姿が映されていました。 |
私は、杏林大病院で、くも膜下出血の手術を受けましたが、、 手術後、今、埼玉医科大学国際医療センター教授の栗田浩樹先生に外来で診ていただきました。 栗田先生は、Dr.福島に指導を受けていて、その技術のすばらしさをよく語っていました。 Dr.栗田が埼玉医大に転勤が決まって、外来診察をやめたとき、 ちょうど、私の親戚の女性(Tさん)に脳動脈瘤が見つかって、 コイル治療ができない場所で、開頭手術が適していると言われ、非常に悩んでいたので、 Dr.栗田に手術をしてもらえないかとお願いしたら、 「今なら、まだ杏林でできます」とおっしゃってくださって、 すぐに、彼女がかかっていた病院に連絡を取って執刀してくださいました。 血管が絡みついていて、破裂寸前の脳動脈瘤だったそうですが、鍵穴手術で、大成功!(「SICUで」) 鍵穴手術は、開頭手術でも傷が小さいので、手術後はうんと楽だし、傷口も目立たず、Tさんは大喜び! もちろん、技術は難しく、なかなかできないようですが........ 最近も彼女に会いましたが、相変わらず、元気いっぱいでした。 Dr.福島そして、Dr.栗田のお陰かな? 福島孝徳先生のご冥福をお祈りいたします。 |
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