最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

スーパードクター 福島孝徳医師 逝去

2024-03-25 14:52:00 | くも膜下出血

      写真は公式サイトより
神の手を持つと言われた、脳外科医福島孝徳氏が、米国にて逝去された。
81歳だったそうです。

彼は、東大脳外科医師は、論文は書けるが手術はいまいちといわれる中、
徹底的に臨床現場にこだわり、日本の医学界に疑問を持って、
48歳でアメリカに渡って、患者の負担の少ない鍵穴手術など、低浸襲手術の技法を開発し、
生涯24000例を超える手術を行ってきたと言われている、スーパードクター。

TV番組でもよく取り上げられ、私もよく見ていました。

日本中のいろいろなところから、診てもらいたいといってくる依頼に応え、
診察して手術する姿が映されていました。
私は、杏林大病院で、くも膜下出血の手術を受けましたが、、
手術後、今、埼玉医科大学国際医療センター教授の栗田浩樹先生に外来で診ていただきました。
栗田先生は、Dr.福島に指導を受けていて、その技術のすばらしさをよく語っていました。

Dr.栗田が埼玉医大に転勤が決まって、外来診察をやめたとき、
ちょうど、私の親戚の女性(Tさん)に脳動脈瘤が見つかって、
コイル治療ができない場所で、開頭手術が適していると言われ、非常に悩んでいたので、
Dr.栗田に手術をしてもらえないかとお願いしたら、
「今なら、まだ杏林でできます」とおっしゃってくださって、
すぐに、彼女がかかっていた病院に連絡を取って執刀してくださいました。

血管が絡みついていて、破裂寸前の脳動脈瘤だったそうですが、鍵穴手術で、大成功!(「SICUで」)
鍵穴手術は、開頭手術でも傷が小さいので、手術後はうんと楽だし、傷口も目立たず、Tさんは大喜び!
もちろん、技術は難しく、なかなかできないようですが........
最近も彼女に会いましたが、相変わらず、元気いっぱいでした。

Dr.福島そして、Dr.栗田のお陰かな?

福島孝徳先生のご冥福をお祈りいたします。

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