最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

くも膜下出血を防ぐ新治療

2010-07-29 15:18:40 | くも膜下出血
今朝の朝日新聞に「くも膜下出血 防ぐ新治療」という記事が載っていました。
これを読むとまた一歩、脳動脈瘤の治療も進んだようです。



今までコイル塞栓術では、口の広い瘤は一度瘤に詰めたコイルが、
血管に流出して脳梗塞の原因になったりすることがあるという手術後の難点がありましたが、
血管にステント(ニッケルチタン製の網状の筒)を入れて流出を防ぐというものだそうです。

場所や形がコイル塞栓術には向かず、開頭手術しかないといわれていたものの中でも、
「口が広い」というだけの条件で開頭手術になっていたものはこれでコイルOKになるわけです。
まだ、すっかり血管内治療(コイル塞栓術)でできるわけではありませんが、一つの大きな進歩ですね。

また、脳動脈瘤が破裂してしまってくも膜下出血になってしまった場合に
手術後に起こる一番怖い脳血管攣縮も以前は6割くらいにみられたが(私もなった)
この10年の間に複合的な治療で3割台に抑えることができるようになったそうです。

医療はどんどん進んでいきますね!
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10 コメント

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Unknown (non)
2010-07-29 15:57:20
そうなんですね!!
嬉しい情報をありがとうございますm(_ _)m
ここに来させていただくと、
こういう情報やmayako酸を始め、
ほかの方のいろいろなコメントなどを見ることができて本当にありがたいです
まだ猛暑日も続きそうですが、
お体お大切になさってください
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Unknown (non)
2010-07-29 16:00:37
ごめんなさい
「mayakoさん」のつもりが・・・
酸になっていました~~
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Unknown (島人)
2010-07-29 18:48:20
攣縮は大なり小なり必ず起きるモノと思ってましたが、3割に抑えられるって凄いですね。

母が術後ICUにいた時、主治医から
「凄く順調です。でも楽観は出来ません。急に攣縮が起こることもありますから」
と言われたのを思い出します。

あの2週間は、家族も生きた心地がしませんでした(笑)
返信する
nonさん (mayako)
2010-07-30 21:32:19
医療はどんどん進んでいくと思うときと、
まだまだわからないこと、できないことだらけだなって思うときがありますが、
こんな記事をみるとうれしくなりますね。
返信する
島人さん (mayako)
2010-07-30 21:35:15
脳血管攣縮が起きているといわれたときは、
ものすごく頭が痛かったです。
無事乗り越えられたとき、
「運がよかった」っていわれました。
これからは、運ではなくなっていくのでしょうね。
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Unknown (ましゃ)
2010-09-01 20:56:51
私は発症後1週間で脳血管攣縮になりました。
細くなった血管を広げる薬を使ってはいた様ですが、直接細くなっている血管に注入する治療をしてくれたみたいです。
2年半前の事ですが。当時考えられる治療を主治医は行ってくれたのだと思います。
合併症は無くならないのだろうけれど治療方法が増える事を祈ります。

同僚が一昨日、食道癌の手術を受けています。
数々の臓器が近くにあり肺炎等の合併症も怖いみたいですね。
手術の結果は未だ聞いていませんが無事な帰還を祈っている昨今です。
返信する
ましゃさん (mayako)
2010-09-02 20:55:35
発症後1週間してから、脳血管攣縮が起こることもあるんですね!
手術が終わってからまだ油断できませんってなんども言われました。
すごく頭が痛かったのを覚えています。

そんなこともだんだん克服されつつあるってことです。

食道癌もとても大変そうですね。
癌も研究はされていますが、まだまだです。
同僚の方うまくいって普通の生活に戻れますように!
返信する
はじめまして (ゆう)
2010-11-06 23:36:31
mayakoさん、はじめまして。
先日、60代前半の母に未破裂脳動脈瘤が見つかり
不安で不安で、色々調べていたところに
mayakoさんのblogに辿り着きました。
このblogが大勢の皆さんの心の止まり木で
あることを拝見させていただいて
私も不安で押しつぶされそうだった思いが
少し和らぐことができました。ありがとうございます。

と言っても、母の頭に出来た脳動脈瘤の場所と
形があまりよくなく
カテーテル手術も、開頭クリッピング手術も
しにくい場所らしいので、不安に変わりはありません。

東京女子医大の先生に診ていただいていますが
やはり、手術の可能性としては
mayakoさんの記事にあるように
開頭してのステント手術になる「かも」しれないようですが、
やはり場所です、問題は・・・
そして、ステント手術はまだ最近の手術治療のようですね。

先生も、はっきりとは考えをお示しにならず
ちょうど学会があるとのことで
他の先生方にもお考えを聞いてみてくださる
というお話で先日の診察が終わり
今度、そのお話をうかがうことになっています。

母も診断を受けてから
色々な体の不具合や感覚がすべて脳動脈瘤にあるように感じ
不安で仕方ないようです。(私の前ではいつもどおりに振る舞ってはいますが
ときどき悲しそうに弱音を吐きます)
何も出来ない私の無力さを感じます。

命に限りがあることは頭でわかっていながらも
ずっと一緒にいられるような気がしてました
家族がいるって、当り前じゃないんだと
今回のことで実感し
親離れできていない、親に甘えたい気持ちだけが
ムクムクと頭をもたげています。

すみません、支離滅裂な長文になってしまいました・・・
また寄らせていただいてもイイでしょうか。
よろしくお願いします。
返信する
ゆうさんへ (mayako)
2010-11-07 00:00:16
コメントありがとう!
お母さんの未破裂脳動脈瘤、ご心配はよくわかります。

でも、難しいケースでも、治療は日々進化してます。
きっと良い方法が見つかることでしょう!
これから寒くなると、体調管理が大切です。

このブログやMyサイトの掲示板「しぶとく生きる掲示板」、たくさんの患者の方の広場になってます。

心配なときは話し合って情報交換してください!
返信する
コイルコンパクション後の手術 (nana)
2010-11-26 16:30:25
初めまして!
先程“退院しました!”の方にもコメントさせていただきました。
興味あるカテゴリー満載でこれから読ませていただきます。
私も昨年くも膜下出血でコイル塞栓術を受けました。
コイルコンパクション後の手術にもこの方法が使えるといいのですが・・・。
コイルがすでに入っている分さらに難しくなるとは思いますが・・・?
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