昨日の朝日新聞朝刊に昨年10月から保険適用になった
血栓を溶かすのに効果のある新薬「tPA」について書かれていた。
従来から日本では脳梗塞の血栓を溶かす薬としてウロキナーゼが使われていたが、
大量で投与での、出血性の合併症を招きやすいという欠点があり、
いまいち効果が期待できなかったという。
「tPA」は欧米などでは約10年前から
脳梗塞に使われている「ベテラン新薬」だそうだ。
日本でも心筋梗塞の治療には91年から保険適用されていたが、
脳梗塞に適用されたのは薬を巡る訴訟の影響もあってこんなに遅くなったそうだ。
国内の治験では、脳梗塞の発症後3時間以内にtPA治療を行うと、
3か月後に、ほとんど後遺症なく社会復帰できた割合は37%で、
米国での治験もほぼ同じで、社会復帰の割合は処置しない場合より5割高かったという。
しかし、全員に効果があるわけではないうえ、副作用もある。
発症から長時間たった後にこの薬を使うと、脳出血の恐れが高まり、
効果も乏しくなる。
そこで、治療の対象は
▽発症後3時間以内
▽CT(コンピューター断層撮影)検査で、脳出血の危険性が低いことを確認
などの場合に限られているということだ。
発症後、3時間以内というのは脳梗塞の場合、案外難しいと思う。
脳梗塞の症状ははっきりしないが何かおかしいということで始まることも多いので
本人が脳梗塞と気づかないことも多い。
また、他人が気づいた場合もいつ発症したかわからないこともある。
(義父の場合もベッドから落ちているのを見つけたが、いつ落ちたのかはわからなかった)
救急車がすぐ来ても受け入れ先が決まるまで時間のかかることも多い。
何しろ、脳卒中は時間との勝負だ。
例え命が助かっても、後遺症が怖い!
次のような症状があったら即病院へ!
①体の左右どちらかがしびれる。力が入らず動きが悪くなる。
②ろれつが回らない、言葉が出ない。
③片方の目が見えにくくなる、視野が狭くなる。
④ふらつく、立てなくなる。
⑤意識が無くなる。
参考
脳梗塞の新治療薬が保険適応に
脳梗塞に新薬 tPA
血栓を溶かすのに効果のある新薬「tPA」について書かれていた。
従来から日本では脳梗塞の血栓を溶かす薬としてウロキナーゼが使われていたが、
大量で投与での、出血性の合併症を招きやすいという欠点があり、
いまいち効果が期待できなかったという。
「tPA」は欧米などでは約10年前から
脳梗塞に使われている「ベテラン新薬」だそうだ。
日本でも心筋梗塞の治療には91年から保険適用されていたが、
脳梗塞に適用されたのは薬を巡る訴訟の影響もあってこんなに遅くなったそうだ。
国内の治験では、脳梗塞の発症後3時間以内にtPA治療を行うと、
3か月後に、ほとんど後遺症なく社会復帰できた割合は37%で、
米国での治験もほぼ同じで、社会復帰の割合は処置しない場合より5割高かったという。
しかし、全員に効果があるわけではないうえ、副作用もある。
発症から長時間たった後にこの薬を使うと、脳出血の恐れが高まり、
効果も乏しくなる。
そこで、治療の対象は
▽発症後3時間以内
▽CT(コンピューター断層撮影)検査で、脳出血の危険性が低いことを確認
などの場合に限られているということだ。
発症後、3時間以内というのは脳梗塞の場合、案外難しいと思う。
脳梗塞の症状ははっきりしないが何かおかしいということで始まることも多いので
本人が脳梗塞と気づかないことも多い。
また、他人が気づいた場合もいつ発症したかわからないこともある。
(義父の場合もベッドから落ちているのを見つけたが、いつ落ちたのかはわからなかった)
救急車がすぐ来ても受け入れ先が決まるまで時間のかかることも多い。
何しろ、脳卒中は時間との勝負だ。
例え命が助かっても、後遺症が怖い!
次のような症状があったら即病院へ!
①体の左右どちらかがしびれる。力が入らず動きが悪くなる。
②ろれつが回らない、言葉が出ない。
③片方の目が見えにくくなる、視野が狭くなる。
④ふらつく、立てなくなる。
⑤意識が無くなる。
参考
脳梗塞の新治療薬が保険適応に
脳梗塞に新薬 tPA