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「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」
「That since wars begin in the minds of men,it is in the minds of men that the defences of peace must be constructed;」
ユネスコ憲章前文の冒頭の一節です。
日本国憲法の前文中の一節
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」
にも通じるところがあります。
1946年11月9日からパリで開かれた第1回のユネスコ総会の様子を、11月25日の新聞各紙が載せたのが多数の日本人が初めてユネスコを知った時でした。
「パリではいま『ユネスコ』が市民の人気をさらっている・・・」そんな書き出しで始まった記事、「戦争は人の心の中でうまれる・・・」の前文は、この月の3日に新しい憲法が公布され、平和を希求する戦後の日本人の心を捉えたんでしょう。
世界初の民間によるユネスコ活動組織が翌年の7月には仙台で発足しています。
それから60年余りを過ぎた今、いつの間にか「心の中の平和のとりで」や「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して・・・」が無くなり、右傾化で済むような話では無い世の中になっているように感じますね。
威勢のいい話や行動を無批判に報道するメディアの姿勢。
政府や軍部の発表を無批判に報道して戦争に導いた戦前のメディアに通じているように感じます。
改めて、憲法前文を見ると、
「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」
という一節があるんですね。
う~ん・・・国民の代表者が権力を行使して、その福利を国民が享受してるかな・・・(-_-)
実態は「国民に選ばれていない人達が権力を行使して、その福利を一部の国民・団体が享受している」かな??
今日は、ちょっと真面目な話でした。
写真はまたまた、雨に濡れるツリバナの実です。
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では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~