今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

季節は夏??

2019年05月10日 | 徒然なるままに
いい天気ですね。気温も高くて初夏ですね。

見出しは、今日出会ったキジ、近くにメスもいましたが・・・撮れませんでした。

田んぼに水が入って、川にいた鳥達の姿が増えました。












ムナグロです。


千鳥の仲間、シベリアあたりで繁殖して赤道付近の海岸で越冬します。

日本には春と秋の渡りの時期に姿を見せます。

ツグミとほぼ同じ体ですが、羽の長さが半端ありません。

ツグミが39センチに比べ、67センチもあります。

シベリアから赤道まで飛ぶのですから、そのくらいの翼は必要ですよね。

名前のムナグロはその姿からですが・・・これは夏羽


まだ冬羽の個体も・・・


ここで休憩して、繁殖のためにシベリアに向かいます。

次に会うのは、越冬のために赤道に向かう秋です。

田んぼには、こんなのも姿を現します。


ベニシジミ


困り者の、ナガミヒナゲシ


アヤメ






これは・・・花菖蒲かな?


シラン





かぼちゃ?


チガヤ


まだ葉鞘に包まれた若い花穂は「ツバナ」といい、ほのかな甘味があるので、

昔の子供たちはよく摘んで生で食べたそうですが・・・

それもそうです。チガヤはサトウキビ(イネ科)と親戚なんです。

日ざしの強くなる頃、一面に白い穂を伸び立たせて風にそよぐ姿は、

万葉の時代から恋の歌や叙景に多く詠まれています。

萱(かや)や菅より短いので浅茅(あさぢ)と呼ばれ、万葉集にも27首登場します。

「 浅茅原 つばらつばらに 物思(ものも)へば
     古りにし里し 思ほゆるかも 」 巻3-333 大伴旅人

( 心ゆくまま物思いに耽っていると、昔住んでいた明日香、あの浅茅が
一面に広がっていた我が故郷が懐かしく思われることよ )

都から遠く離れた九州大宰府に長官として赴任している旅人が、

チガヤが一面に咲いている景色を見て故郷の奈良を思い、

もう戻れないかと、ちょっと感傷的になっている歌です。

「 戯奴(わけ)がため 我が手もすまに 春の野に
     抜ける茅花(つばな)ぞ 食(め)して肥えませ 」
               巻8-1460 紀郎女(きのいらつめ)

( そなたのために私が手を休めずに春の野で抜き取った茅花(つばな)ですよ。
 これをたんと召し上がってお太りなさい )

作者は大伴家持のお互いに心を許しあった歌友で、先輩官人、安貴王の妻で、かなり歳上の女性です。

この歌から、大伴家持はかなり痩せていたのでしょうか。

この歌を受けて、

「 我が君に 戯奴(わけ)は恋ふらし 賜(たば)りたる
    茅花(つばな)を 食(は)めど いや瘦せに瘦す 」
                             巻8-1462 大伴家持

( 私はご主人さまに恋焦がれているようでございます。
 頂戴した茅花をいくら食べても益々痩せるばかり)

と、面白おかしく、切り返しています。

もう一首、

「 君に似る 草と見しより 我が標めし
     野山の浅茅 人な刈りそね 」    巻7-1347 作者未詳

 ( あの方に似る草と知った時から私が標縄を張った野山の浅茅です。
   だからどなたも刈らないで下さい )

村の共同の草刈で、若い女性が若者に好意を抱き、

「あの人は私が目に付けたのだから手を出さないで」と他の女性に訴えたものです。


梅の実が大きくなって来ました。


ここにもシラン


花菱草


??



長くなりました・・・m(_ _)m。

では、(*^-^*)ノ~~マタネー
コメント
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