時のうねりのはざまにて

歴史小説もどきを書いてみます。作品と解説の二部構成で行こうと思います。

都道府県の歴史人物シート

2009-01-15 21:54:52 | 源平時代に関するたわごと
ある小学生に「都道府県の歴史人物シート」(学習教材)なるものを見せてもらいました。
歴史上の人物が各都道府県から一人だけ書かれています。
(都道府県代表枠は一人です)

各県から色々な歴史上人物がそれぞれ書かれていました。
この教材に登場する人物は、近代以降の人物や歌人・作家・詩人・学者など文科系人物が多いようです。

その中で平安末期から鎌倉にかけての人物が二人登場です。

その二人とは

神奈川県代表 源頼朝 (肩書きは「将軍」)
静岡県代表 北条政子(肩書きは「源頼朝の妻」)

です。

ちなみに夫婦で登場しているのはこの一組さまだけです。
(肩書きが「○○の妻」というのは北条政子だけです)

それにしても、この歴史人物シート 平安から室町(戦国期を除く)の人物が少ないのが淋しく感じられます。
平安時代からは紫式部、鎌倉からは↑のご夫婦、南北朝以降は新田義貞と雪舟だけ・・・

室町初代将軍足利尊氏は見事にスルーです。
(尊氏が登場しそうな栃木県代表は田中正造でした。)

なお、多くの歴史有名人物が登場して激戦区になりそうな次の地域はこのような方々になっていました。

東京都 勝海舟
京都府 紫式部
愛知県 徳川家康
奈良県 聖徳太子

愛知県はあの三人のうち誰を出すかで大変だったとは思いますが
東京を家康にして大阪を秀吉にして(ちなみに大阪府は与謝野晶子になっていました)愛知を信長にするってことはできなかったのでしょうか・・・

鎌倉初代将軍と江戸初代将軍が登場して室町初代将軍がスルーというのもどこか納得がいかないような気が・・・

以上都道府県の歴史人物シートをみた感想でした。

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