銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

青山一丁目 あまから忠にて「銀杏がんも」をいただきます

2007-05-31 22:09:27 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

この季節におでんを喜んで喰う輩が
世の中にははたしてどれくらいいるのだろうか?

ハヤシライスとおでんのお店。あまから忠。

青山一丁目の住宅街に佇む
コンセプトも外見的にも普通の人が
寄り付きにくそうなお店だ。(失礼)



場所は青山一丁目界隈で積極的に穿っている
Mamasやかとう清正、MIKITAのある並びだ。
そろそろ順路説明もしつこく感じる頃合なので
気になる方は過去の日記で確かめていただきたい。

店内に入りメニューを捲ろうとするその手を
おでんとハヤシライスどっちにします?と言う
親父のしゃがれ声が静止させた。

店名の如くなのであった。



私は冒頭の通りおでんを、
大盛りもおかわりも¥100なので迷わず後者を選択した。

おでん定食はごはんにキンピラ、
キャベツとキュウリの漬物におでんが7つ。

おでんは汁物と言う訳だ。

来た瞬間に目を奪われたのが
ごはんとキンピラの按配。

キンピラは後述するにせよ
主食のおかわり有料化法案反対な私でさえも
このごはんにならば¥100を払ってでも
おかわりをしたいと思わせてくれる具合だった。



おでん7種は大根×2、たまご、がんも、
ちくわに昆布、にんじんと牛蒡の変わり揚げ。

個人的には昆布をちくわぶなんかと
トレードして欲しいのだが
世の中昆布を外せない人もいるのだろう。



目を奪われたというキンピラ。

写真は相当寄ってるので
牛蒡とにんじんの流麗な細さと
均一加減が伝わりにくいのだが、
今まで食べたキンピラの中では一番細い部類で、
それが美味しさを伴ったものだった。



キャベツとキュウリの塩漬けを
キャベツは千切りのように仕上げている。

面白い。

このようにすると塩が少なくても
旨さが担保できるのではないだろうか?

これはさっそく自宅でも
試してみたいと思わせてくれる一品だった。



さぁ。肝心のおでんだ。

出汁はオーソドックスな鰹節と昆布に醤油を足す。
実家でも慣れ親しんだものだ。

大根は下処理されているが
この下処理がちょいと甘い。
出汁に大根のアクがかすかに移っている。

逆にこれが家庭的な味に仕上げてもくれているのだが・・・



四の五の言わず大好きな大根からいただく・・・

うん。まずまずだ。

出汁が染みて年輪のようにも見える
大根をまじまじと見る。

これぞおでんという瞬間だ。



昆布を平らげてがんもに取り掛かる。

そういえば最近はがんも率が高いなぁと
しみじみと感慨にふけりながら
箸でそいつの正体を暴きにかかった。

運命だ!!!



大きながんもの箸を入れた丁度その先に
たったひとつしか入っていない銀杏が私を待っていた。

しかも普段食べるがんもにはない
見慣れないものも・・・

キクラゲだ。

にんじん、銀杏にキクラゲのがんも。

豆腐の食感とキクラゲのコリッとした食感が
出汁の広がりに変化を与えてくれる。

旨い。

こちらのお店。おでんの出汁に一言申したが
ごはんや脇役達には全く隙がなかった。

こんな季節のおでんと感じる方もいるだろうが
全然問題なし。

ご馳走様でした。

おでん&ハヤシライス あまから忠
港区南青山1-8-13
TEL03-3402-1770
11:30~14:30
18:00~21:00
土・日・祝日定休

おでん定食¥1,000(おかわりライス¥100を含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

グルメブログランキング
人気blogランキングへ

四ツ谷 カルミネ エドキャノにて「ルッコラとフレッシュトマトのピッザ」をいただきます

2007-05-30 19:12:48 | 四ツ谷・四ツ谷三丁目・荒木町

午前中に四ツ谷界隈に行くことになったので
ランチにはmymyzuさんに教えていただいた「忍」とやらで
お肉を喰らおうと思ったのだが残念。

こちらのお店はお昼は営業していないようだ。

向かった先は荒木町。

世のおじさま達が
ムフフな夜を過ごす煌びやかな街だ。



杉大門通りを入り200m程直進。

向かう先は決めていた。

途中で道を1本右に入り
柳新道通りの終点に近いイタリアンのお店。

カルミネ エドキャノだ。

私がこちらに来るのは3度目。

夜よりもランチのコストパフォーマンスに心を奪われ
ピッザ好きの私を満たしてくれるお店のひとつだ。



こちらのお店。
ランチタイムは2階がパスタ、
1階がピッザと決められている。

もちろん知らずに2階に上がっても
頼めばピッザを喰わせてくれるので
あまり気にする必要はない。

メニューは前菜付きが¥1,575。
前菜なしが¥1,050。

パスタは旨いがお上品な盛り付けなことと
ピッザフリークな私は迷わず後者を選択する。

今日は前菜の中にトマトとかじきのスモークの前菜があったので
ピッザの焼けた匂いと燻製の心地よい匂いが
頭の中を駆け巡りルッコラとフレッシュトマトのピッザと
Wトマトで注文した。



最初にやってきたのがこちら。

バケット。

左のパンには
予めエクストラバージンが振られている。

こいつで2人分なのだが、
前菜が来るまで待たせていただくことにした。



こちらが前菜のトマトとかじきのスモーク。

スモークっぷりが思っていたものよりも
ずっと・・・カルパッチョと言われても
見間違うほどなのだが・・・

スモークチップの香りはしっかりと広がってくる。



見れば見るほど生気を感じるのだが
ナイフとフォークを伸ばしてみると
裏側がしっかりと燻されているのがわかる。

堪らず一口・・・

旨い。

トマトが口の中に広がる
燻された旨みを最後にひょいっと消してくれる。



かじきに夢中になっていると
お目当てのピッザがやってきた。

前回はマルゲリータを食べていたので
今回は次なるものをと言うわけだ。

ナイフとフォークの大きさは平均的なもの。

薄焼きながらそこそこの大きさがあるのが
お判りいただけるだろうか?



ルッコラのボリュームも十分。

まさにイッタリアな色彩は
見入ってしまうほど美しい。



この焦げっぷりがとっても愛しいのだ。

先ほどまでのかじきへの熱愛ぶりもすっかり冷め、
いつの間にかピッザに夢中になっていた。

こんな心変わりをさせてくれるのも
イタリアっぽいなとほくそ笑んでしまった。



トマトの香りに誘われて
入れるべき場所にナイフを押し当てた。

う、旨い。

パリッとした食感が子気味良いのだが
それにしてもアンチョビでもないこの塩気は
どこからきてるのだろうか?



まじまじと見入ってみると
ルッコラにちょいと多めな
クレイジーソルトが振られていた。

固有名詞を使ってしまったが
岩塩とハーブが混じったものが
ルッコラの香りと混ざり合い、
且つ、オリーブオイルとルッコラの水気が
塩をピザ生地の上に広がる旨みスープに
変身させているのだ。



断面を見ればどれほどの薄焼きっぷりか
お判りいただけるのだろう。

家のオーブンではどうしてもこうはいかず
苦虫をいくつも噛み潰してきたのだが
¥1,000程度でこいつが喰えるのならば
家であがく必要もなくなった。



食後にはデザートも付く。

しかも申し訳程度の大きさではなく
こちらの方もしっかりとしたボリュームだ。

ベリーの甘酸っぱい酸味と
パンナコッタの柔らかい甘味は
まさに黄金比なのだろう。



実はデザートだけではない。

こちらのお店。

エスプレッソやカプチーノも含めて
食後の口直しを選択させてくれるのだ。

よそ様ではデザートとカプチーノだけで
簡単に¥1,000は取られてしまうので
この¥1,575のランチがいかにお値打ちなものか
ほとんどの方にご理解いただけるのだろう。



バリスタの腕前はもう少しだが
多少歪んだハートマークも不思議と
綺麗に思えてしまった。

大満足な昼食をご馳走様でした。

といきたいところだが、
今日はわんぱくの虫が走ってしまった。

荒木町から四ツ谷までは徒歩数分。



パンナコッタに飽き足らず
鯛焼きの若葉の前に気付いたら立っていた。

ちょっと覗くだけのつもりが・・・ウソばっか。

確信犯は¥126で買える幸せに飛びついた。



いくら食いしん坊でも食べるのは1尾。

後輩に得意げに若葉のアンコの特徴を
教示していたのだ。

焼きたてはやはり旨い。

そしてワインにチーズを、
ミルクにコーンフレークを合わせるように
日本茶とアンコの相性の良さを
改めて見せ付けられてしまった。



相変わらずの薄皮っぷりと
ぎっしりのアンコ。

和と伊の競演を思う存分
満喫させていただいた。

ご馳走様でした。

カルミネ エドキャノ
新宿区荒木町9-13
TEL03-3225-6767
11:30~14:30
18:00~22:00

前菜とルッコラ&フレッシュトマトのピッザ ¥1,575
(バケット、ドルチェ、カプチーノを含む)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★☆

グルメブログランキング
人気blogランキングへ

⇒ 四ツ谷 若葉の鯛焼きはコレだ!

有楽町 あろいなたべたにて「パッキーマオ」をいただきます

2007-05-29 12:46:55 | 銀座・築地 韓国・タイ・焼肉・沖縄料理

昨日実は銀座に行ってきた。

ただし14時を回っていたので
たいがいの店は「準備中」の板がかかっている。

未食の天麩羅屋に行きたくて、
四方八方回ってみたのだが
どこもかしこもやっぱり駄目だった。

とりわけ気になっていたのが春日。

以前、葡萄の樹に行った際に
お隣でごま油の香りが芳しく
いつかいつかと思いながら行けてないお店だ。



続いて向かったのは
有楽町のガード下の末廣。

上の写真が丁度ガード下に入った直後のものだが
ガード下はどこの街に行っても独特の雰囲気を
醸し出す不思議なエリアだ。

末廣は誰だかに油がきついと教えられていたが
物は試しと一度食べてみたかったお店なのだが
こちらも空振り。



ガードの奥の方に
¥500均一のタイ料理屋があるのを思い出し
インデアンカレーにもジャポネにも近い場所にいながら
男はグッと我慢した。



あろいなたべた。

変換ミスではなく店の名前だ。

タイ語はマイペンライやらサワディーやらと
片言しか話せない私にとって、
それが日本語なのかタイ語なのか
全く判らなかった。

!!!¥500ではなく¥630だったか。



中に入ると天井の低い
独特の空間がガードの下で息を吐いていた。

こちらのお店を正確に言うと
¥630円均一ではなく¥630以下均一だった。

読んでのごとく全てのメニューが
¥630以下なのだ。素晴らしい。

店員さんは見た感じは全てタイの方のようだ。

パッキーマオとライス¥200を
大盛りは駄目だと言われそのまま注文させていただいた。



こちらが今回の獲物。

パッキーマオは極太のビーフンを
野菜やひき肉と一緒にほんのりピリ辛く味付けたものだ。

店の雰囲気もさることながら
金属器がいい味を出している。
唯一足りないものといえば
店の前につながれた犬だろうか?

熱気や犬こそ足りないが
タイへの擬似体験をさせてくれるお店だ。



独特の香りに誘われて
平うちのビーフンを頬張ってみる・・・

まずまずだ。

タイの濃い口醤油
シーユーダムで味付けられている。
ナンプラーは使われていないだろうか?

いずれにせよタイの醤油味だ。



タイ米は量の方は申し分ないが
ちょいと水気が多かった。

単体では食べ辛いので
途中からパッキーマオに
絡めながら食べてしまった。



この極太ビーフンの食感は
フットチーネの茹ですぎたものと言うよりは
きしめんの醤油炒めと言うのがしっくりとくる。

ランチにしてはまだまだ満たされないが
追加注文、インデアンカレーのカレースパゲッティ、
ジャポネのカレーなどの梯子への葛藤を振り切り
青山に戻ることに・・・

2時3時にがっつり喰うと
晩飯が精進料理になっちゃうんですよ。
最近のわが家は。

ご馳走様でした。

あろいなたべた有楽町店
千代田区丸の内3-7-11
TEL03-5219-6099
11:30~22:30

パッキーマオ ¥630
ライス    ¥200

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

グルメブログランキング
人気blogランキングへ


新宿 鳥茂にて「タン刺し」をいただきます

2007-05-28 16:05:06 | 新宿

今日は皆さんに訃報がひとつある。

私が東京で1番旨いお好み焼き屋だと思っていた
吉祥寺の吉祥夢が閉店した。

昨日久しぶりに指名喰いをと
電車を乗り継いでまで吉祥寺に行ったのだが。

ダブル(2倍)にしようかシングルにしようかと
胸を躍らせながらあるべき場所にたどり着くと
そこには見慣れぬCAFEが佇んでいた。

周辺の人に聞き込みを行なったところ
親父が田舎に帰るとかで1月ほど前に
暖簾を下ろしたそうだ。

これでお好み好きな私の心のよりどころは
新大久保のおうさか苑を残すのみ。

今日もしっかり昼飯を喰ってきたのだが
完全に上の空だ。

どうにも普通のランチ日記では気が治まらないので
本当は人にあまり教えたくない焼き鳥の旨い店を大盤振る舞いだ。

新宿の鳥茂。

金曜の夜に末席とはいえ
焼き鳥の旨いこの店に久しぶりに行ってきた。
ただし、残念。

末席が災いして光量が確保できず
ほっぺが落ちる品々をしっかりと捉えることができなかった。

今日は簡単にお店を紹介し、
ほぼ毎月行っているのでそのうち
ネタの方はレポートしたい。



こちらのお店。
場所は新宿駅南口の目の前にある。
ルミネ1の大きな交差点を代々木側に渡れば
角に写真のような場所を見つけられるだろう。

甚平一族のこの店の用途は説教部屋。
親父が私を叱り付けるのにかれこれ20年程愛用している。

店が開いてさえいれば間違いなく混雑する店なので
予約は必ず入れた方が良いだろう。

ただし予約を入れても
席が確保されるだけで相席に近いこともあるので
そこは恨みっこなしだ。



焼き鳥系の単価はだいたい¥400ほど。
他と比べると圧倒的に高いのだが、
旨いものがこの値かと納得できる高さだろう。

鶏肉だけでなく牛肉やホルモンも焼いている。

特にお薦めはレバ刺しとタン刺しを私は薦めたい。
どちらも¥1,000で下の写真がかろうじて見て取れる
タン刺しの写真なのだが、
張りの強い濃厚な卵に絡めて口に入れれば
独特のコリッとした食感の後から込み上げてくる旨みに
悶絶できるだろう。

また、〆の雑炊は外せないので
こちらの方も試して見て欲しい。



今日は特に写真が少なくて恐縮なのだが
今まで内緒にしていた贔屓のお店の話ができて
あ~すっきりした。

鳥茂は名前は知れた店なので
知っている人も多々いるかとは思うが
知らなければ是非1度。

親孝行をするも由。OLにえばりを効かせるのも由。
喜んでもらうのにはうってつけのお店だ。

ここまでベタ誉めするお店も珍しいので
私はよっぽど好きなのだろう。

これ以上大好きなお店がなくなりませんように。
ご馳走様でした。

鳥茂
渋谷区代々木2-8-5
TEL03-3379-5188
16:30~1:00
日曜定休

平均予算¥4,000~¥6,000

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★☆

グルメブログランキング
人気blogランキングへ

青山一丁目 花・味兆にて「おばんざい」をいただきます

2007-05-25 16:53:13 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

嫌な天気だ。
いよいよ憎たらしい梅雨に入ってしまうのだろうか?

今日は前々から気になっていた
日本料理を名乗るお店に行ってきた。

花・味兆。

場所は青山一丁目の交差点を墓地方面に
右手にあるホテルプレジデントの
ちょうど裏手あたりにその店はある。



時間が14時に近く
お店の前には夜のメニューが出ていたのだが
最後の客として迎え入れてくれた。

中に入り内装の落ち着いた感じに心地よさを感じた。

日替わりは¥1,260なのだが生憎手仕舞い。
¥2,100のおばんざい御膳なるものならということで
ちょいとお高い昼食をいただくことになった。



最初にやってきたのがこちら。

くりみおからと言っていたのだろうか?
おからをクリーム煮したものに
煮詰めたはまぐりが和えられていた。

これは旨い。程よいクリームとはまぐりの塩気が
おからのもわっとしたパサつきをしっとりと抑えていた。



こちらのお店。

醤油をなんと各テーブルに5種類ずつ揃えている。
仙台・金沢・山口・大分・鹿児島。

左から右へ寒い地方のものはやはり塩度が高く、
南に行くほどまろやかになってゆくのだと教えられる。



先付けには先ほどのおからの他に
マグロの刺身が運ばれてきていた。

写真の色は忠実に出ている。
遠目には一瞬漬けかと惑わされたのだが
食べてみると旨い赤身だ。

この刺身ならば先ほどの5種類の醤油も
つまにこそ使えど全く必要が無い。



バチではなく、ミナミかクロの赤身。
クロじゃないよなぁ・・・とマグロに
思いをはせていると膳がやってきた。

ひじきにがんも、角煮に豆腐、焼き物は鶏だった。



そいつにごはんと赤出汁に新香で一揃えだ。

赤出汁を啜ってみる。

うん。まずまずだ。

赤出汁は麩となめこのものだった。
塩気を柔らかく抑えていてこちらの方も
美味しくいただけた。

ごはんの加減も良い。

とびっきりな米ではないが
2膳をつぶを残さずいただけた。



がんもの方は出汁が良い。

柔らかい味だと連呼しているが
加減の良い出汁は甘からず辛からず
本当にはんなりとしている。



焼き物の鶏は大山だろう。

多すぎない塩を潰さない加減で
食べると時折ピリッと鶏の味を引き立てる。

こいつも旨いぞ。

ここの焼き魚が無性に
食べてみたくなってしまった。



ひじきはもう少し戻しても良い気がしたが
味付けに関してはこれまで同様不満は無い。

写真の通りにんじんと蒟蒻を
わざと立てているのが気付きにくいが
らしさをしっかりと発揮していた。



角煮。

出汁で煮詰められた角煮は
普段食べるこってりとしたものとは
一線を画している。

わかりやすく言えば
肉じゃがのように角煮を作ってみてくださいと言えば
ピンとくるのだろう。



自家製の豆腐が黄色く見えるのは
こちらは豆腐の上に出汁をのせているからだ。

匙ものを嫌う日本料理だが
私は全然気にならない。

大豆がそこまで強くなかったので
これはちょいと出汁に負けていた。



最初に運ばれてきた際に
私は一瞬からすみか!と胸が踊ったのだが
焼たらこだった。

このたらこも刺身同様なかなか良いものを使っていた。
こいつが1本あれば3膳は飯が喰えそうな
私好みの1品だった。



食後には杏仁豆腐と珈琲が出てきた。

杏仁豆腐や珈琲自体は悪くないのだが
煎茶、番茶と茶を変える気配りがありながら
料理の名残を消してしまう珈琲はちょいと感心しない。

もったいない。



帰りがけには女将も板長も店先に出て
客を見送ってくれる。

接客や細かな気配り。
とても良いお店なのだが
珈琲は過剰すぎましたな・・・

後から調べるとこちらのお店は
演歌歌手の松前ひろ子さんがオーナーだとか。

北島三郎親分の縁者のお店で
甚平の北島ファミリー入りも1歩近づいたのかな。

美味しいごはんをご馳走様でした。

日本料理 花・味兆
港区南青山2-4-4南青山コアパレス1F
TEL03-3746-2552
11:30~14:30
18:00~22:00
日曜日定休

おばんざい御膳 ¥2,100(ごはんのおかわり無料)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

グルメブログランキング
人気blogランキングへ

茗荷谷 サッポロ軒にて「オム焼ソバ」をいただきます

2007-05-24 15:59:07 | 上野・茗荷谷・浅草・南千住

茗荷谷。

本当にめったに行かない土地だ。

およそ3年ぶりにこの土地にやってきたので
テレビチャンピオンなどでその名の知れた
フードファイターなじみの店に行ってきた。

サッポロ軒。

辛さ調節のできる激辛ラーメンや
肉丼で有名なお店だ。



以前来た際には肉丼を食べていた。
激辛の方に挑戦しようかと迷ったのだが
オム焼きそばが目についてしまい、
こいつを大盛りで注文させていただいた。

店内には拓殖大学相撲部の看板があり
なるほど、稲中こそないが彼らが好きそうな
格闘系の漫画がぎっしりと用意されている。



最初に来たのは
以上に湯気の立ち昇る中華スープだった。

熱すぎて味覚が味を
なかなか捉えてくれなかったのだが
まずまずのスープだった。



もうひとつ一緒に来たのが
もやしのごま油和え。

最近こいつを喰う機会がやたらと多いのだが
どういった運命のいたずらなのだろうか?

こちらの方も驚きはしないものだ。



注文後5分程でお目当てがやってきた。

名称が本当にオム焼きそばだったかは
定かではないが誰がどう見てもオム焼ソバ。

大盛りが¥160増しというのは
少々高く感じたがさっそく取り掛からせていただいた。



上から見ると量が想像しにくいので
潜り込ませていただくと・・・

おぉっ。焼ソバの熱気が
オム玉に押さえ込まれているのが良くわかる。

今すぐ解放してやるからな。

唾液とともにアホらしい台詞を飲み込みながら
割り箸に手を伸ばした。



他人の注文に耳を傾けると
三者三様でご飯ものの注文が多かった。

オム玉の按配を
もう少しユルくてもいいなぁと思いながら
箸でガッと裂け目を入れる。



熱気と一緒に目に飛び込んできたのは
キクラゲと豚肉だ。

ソースの香りにクラクラしながら一口。

旨い。

完全にB級グルメなものだが
働き盛り、食べ盛りにもってこいのメニューだ。



よく酒の席などでは
大阪の辛目のお好み焼きソースと広島のオタフクと
どっちが旨いだのと議論になるが(普通鳴らないか・・・)、
私はオタフクソースの社長に感謝状を送りたいほどの
オタフッカーだ。

にんじんやキャベツなどの定番食材を
甘めのこのソースで炒めた焼ソバは
主食としてもおかずとしても申し分ない。



ということで小ライスを追加。

変人呼ばわりされる方もいるのだろうが
私は焼きソバもお好み焼きもおかずとして食す。

W炭水化物に眉をひそめがちになるのだが
そばめしと割り切ってしまっているのだ。



正直、肉丼の方が旨かったのだが
茗荷谷に行かれることがあれば
激辛ラーメンで悶絶を。

ご馳走様でした。

サッポロ軒
文京区大塚1-4
TEL03-3947-9225
11:30~00:00
日曜定休

オム焼きそば ¥950(大盛り¥160増しを含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

グルメブログランキング

人気blogランキングへ

青山一丁目 鳥千にて「骨付きチキンジャワ風カレー」をいただきます

2007-05-23 13:07:37 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂
先日、ミンミンのキャッチフレーズが
刺さったばかりなのだが世の中は本当に広い。

ミンミンに行く坂の途中にも面白い言葉があるのだ。

チキン&カフェ

見る人によってはなんてことの言葉なのだが
私はなんじゃコレな印象を受けてしまい、
店の中に吸い寄せられてしまった。

鳥千。

そのお店の名前だ。



アジア会館の脇の坂道を
そのまま下って行くと右手にその店はある。

ランチメニューは

A チキンカツとライス         ¥850
B 骨付きフライドチキン&ポテトとパン ¥600
C 骨付きチキンのせジャワ風カレー   ¥1,000

迷わずCを大盛りで注文させていただいた。



お店は見た感じ
自宅の一部を改装して営んでいるように見受けられる。

また、感心したのが言葉が見つからないが
箸置きならぬこちらのスプーン受け。

普段ちゃんと箸置きを使う生活をしていなければ
なかなかこういった気配りはできないだろう。

大人になって初めて気付くことは
人は見てないようでしっかりと見ていること。

使ってない人は今からでも
箸置きを使うように心掛けると良い。



さて、お料理が運ばれてきた。

トップバッターはサラダだ。

こちらは可もなく不可もないものだが
肉の倍は野菜を食べろとまでは行かないまでも
しっかりとした量に好感が持てた。



ほどなくしてメインのジャワ風カレーがやってきた。

なるほど。
骨付きチキンを揚げたてで出すために
多少の時間を取られていたのだ。

一目でごはんに関しては
あまり出来が良くないと感じてしまったのだが
ルーやチキンで巻き返してくれるのだろうか・・・



ルーをスプーンの先で掬い上げ一口・・・

まずまずだ。

ジャワ風カレーというジャンルの知識は乏しいので
どうしても欧風やインド風とよばれるものに慣れた舌先が
野菜や果実の旨みで勝負しているのならば
もっと甘味の方に転ばせてもと感じていた。



揚げたてのチキンをパクリ。

この衣の作り方は上手だ。
香りの高い、とは言ってもスパイシーな辛さ
を放つものではないがカレーの香辛料と
バランスが取れたチキンカツを揚げている。

鶏は何を使っているのだろうか?
チキン&カフェの名の通りウリにしているチキンの方は
しっかりとしたものだった。



カレールーの中にはチキンカツとは別に
しっかりとお肉が入っていた。

トッピング系のカレー屋さんなんかだと
デフォルトのカレーはルーのみなんてことも
しばしば見受けられるのだが私はこれには大反対だ。



ごはんは銘柄、時期、炊き加減の問題があるにせよ
最後の炊き加減で前者たちを十分にカバーしきれる。

ごはんを水に漬けすぎているのだろうか?
水気を吸いすぎているように感じてしまった。



食後にはお店のもうひとつの看板が。

アイスコーヒーにしてもらったのだが
考え事をしていてどんなものか思い出せない。

店内は清潔感があり
ステンドグラスやらスプーンスタンドやら
気持ちよく食事をとるにはいい環境だった。

ご馳走様でした。

チキン&カフェ 鳥千
東京都港区赤坂8丁目7-19
TEL03-5775-1724

骨付きチキンのせジャワ風カレー ¥1,000

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

グルメブログランキング

人気blogランキングへ

銀座 北京小菜 天津飯店にて「豚の角煮丼定食」をいただきます

2007-05-22 16:05:19 | 銀座・築地 中華

銀座にはやり残したことがまだまだある。

東京駅の客先に行ったついでに
銀座まで足を伸ばしてきた。

今日のお目当ては
赤いチャンポンで有名な天津飯店だ。



場所は銀座の2丁目。
ツンカマでお馴染みのカレー屋
ニューキャッスルのお隣にその店はある。

最近さんざん麺類を食べてきたので
赤いチャンポンを我慢して
豚の角煮丼定食を大盛りで注文させていただいた。



わずか3分程でやってきたのがこちら。

大きな土鍋に傍目にもてんこ盛りの
豚の角煮丼と水餃子が3個、
新香にもやしをごま油で和えた冷菜、
それからスープだ。

店内には大陸の曲と
私には全くわからない店員さんの中国語が
飛び交っていた。



チンゲン菜の量も角煮の量も
全く手加減無しなのがありがたい。

顔を近づけただけで
日本人の加減でないことが
匂いですぐに理解することができた。



まずは蓮華でごろっとした肉塊を掬い上げ一口・・・

旨い。これはめっけもんだった。

豚肉は脂が多いわけでもなく
臭味のない香り高らかな角煮を心置きなく愉しませてくれる。
メニューの価格帯も十分リーズナブルで
この量でこの味でこの値段ならば
全く文句のつけようはない。



ご飯を掬おうと喰いすすめて驚いたのが
改めて角煮の多さだった。

喰って食ってくって
ようやくご飯にたどり着く感じだった。

米の炊き加減も大量の角煮に絡んだ餡にも
負けない按配でこちらの方も
最後まで掬い尽くさせてくれた。



角煮の方に喜びを得られたのだが
水餃子がいただけなかった。

皮が厚いのは良いのだが
茹で時間が甘すぎる。

粉っぽさが餡の旨み汁も吸収してしまったのか
パサついた旨いには程遠いものだった。



もやしの方はまずまずだ。

白ごまと塩味がもう少しあると
ごま油の香りがもっと際立って
さらに美味しいものになるのだろう。

うちの母の得意料理なのだが
母の味に一日の長を感じてしまった。



スープに関しては賛否両論分かれるのだろう。

中国で中華料理を味わったことのない男が
あーだこーだ言っても始まらなさそうな味だ。

後から感じるもわっとした臭味を
旨いと感じるのか不味いと感じるのか・・・

角煮丼に満足していただけに
水餃子の出来栄えが悔やまれてならなかった。

お腹いっぱいご馳走様でした。

北京小菜 天津飯店
中央区銀座2丁目3-2
TEL03-3561-0323

豚の角煮丼定食 ¥924
(大盛り¥50増しと書いてありましたが普通料金でした)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★▲

グルメブログランキング

人気blogランキングへ

新宿 クリスピークリームドーナッツにて「シナモンアップル」をいただきます

2007-05-21 21:23:16 | 新宿

今日の日記は話せば長い話になってしまうので、
開設以来初のサーキット式で今日中の何回かに分けて
更新させていただきたい。

お話は先週の土曜日のこと・・・

金曜の夜に銀座時代の先輩に呼び出されて
渋谷で焼き鳥→ブリティッシュパブの午前様。

日記的には焼き鳥屋で書くべきなのだが
甚平の休日の生態を垣間見る方を
今回は選ばせていただいた。

明け方5時に床に潜り込んだまでは良いのだが
寝付くや否やわが家の目覚まし時計が
けたたましい音を吐き出したのだ。

時間は6時。

目覚ましを止めようと起き上がると
鬼嫁の冷たい視線が・・・

そうだ。土曜の朝は
クリスピークリームドーナッツで
優雅な朝食を取りたいとわが家の御息所様は
先週末からご所望されていたのだ。

2日酔いでギブアップなど
到底通じそうになかったのだ・・・



07:10

1度食べてみたいと思いながら
オープン以来の2時間待ちの行列に
並んでまで食べたくないと出した我々の回答がコレ。

休日の朝っぱらに早起きして行く・・・って
めちゃくちゃ並んでますよ・・・



高島屋に続く目を疑うような光景に
2人揃ってその場に崩れてしまった。

5分程でようやく立ち上がり
空腹を満たすことを優先して
睡眠時間1時間で身を削りながら落ち着いたのは
いつでもできる朝マックだった。

ハッシュポテトを頬張りながら
このままでは引き下がれないという
嫁の毒を解毒するために例の6億円の話題を・・・

08:30



実は水曜日の段階で3口ばかり購入していたのだが
西武新宿の宝くじ売り場は8時30が開店。

こちらの方はニュースで見た光景とは程遠い
先客1組の楽勝でもう2口のくじを購入することができた。

予定外の朝マックにご機嫌ナナメな嫁を
6億円で戸建てを買おうだとか、
会社を辞めて何をしようかだとか、
世の人々が同じ様にするであろう話題で
何とか矛先を違う話題にすり替えさせていただいた。



09:00

雲行きが怪しくなり
多くのお店が開店する10時まで
お茶でもしようか帰ろうか迷った結果、
帰宅することに。

くじの結果は土曜日の夕方には
戸立ての夢もろとも崩れ落ちる結果に。

朝のつまずきを引きずりながら
家の掃除やらをしている嫁の目は
まだ死んでいなかった・・・

つづく・・・




この日の晩御飯はいつもよりも早い17:30。

トマトソースのペンネにバケット、ジャーマンポテト、
サラダなどのイタリアのお昼ご飯のようなメニューにスペインの赤。

「弟の誕生日プレゼントを見に行きたいんだけど?」

「???」「いつ?」

「今から・・・」

時計に目をやると19:00。

フラッグスなんかは22:00までやっているとしても
休日の19:00過ぎから街にくりだすんですか?

耳を疑ったのだが本気らしい。



嫁曰く買い物をし終わる22時頃ならば
クリスピークリームドーナッツも空いてるのではとのこと。
やっぱそっちが目当てだったか! 

21:40

23時閉店のこちらのお店。
まだまだ並んでいます。

とはいえ高島屋側の並びがほとんどなく
待ち時間は推定1時間。
休日の朝7時よりも夜9時すぎの方がすいているのが
ちょっと新鮮だった。

並んでまでと思っていたのだが
嫁を引きずり出すことができず諦めて並ぶことに。



並びはじめて30分。

こちらのお店、12個入りの箱買いをするお客さんと
単品買いするお客さんで途中から並ぶ列を分けている。

22:00という時間もあり
お酒の回った客や帰路を急ぐ客は
多少早く買えるボックス買いに流れて行く。

この人間心理をついた売り方が
儲かっている秘訣のひとつなのだろう。

また、並んでいる全ての客に
オリジナルグレーズドという
こちらのお店のデフォルトメニューを配って回っている。

オリジナルグレーズドは馴染みの深い
ミスドで言えばハニーディップに近い商品なのだが、
なるほど。こいつは旨い。

揚げたてのもっちりとしたドーナッツフラワーが
購買意欲を激しく刺激し、並んでまで買うという引き返しにくい環境を、
単品買いだろうが箱買いだろうが勝手に作り出している。



22:15

ようやくお店の壁面まできた。

ここまで来るとドーナッツの製造過程を
まじまじと見ることができる。

社会科見学よろしく撮り捲ってきた。

第一工程はリフトのような機械に
たくさんのドーナッツがのせられ
左から右へ、上下しながら進んで行く。

この過程では生地が右に行くにつれて
膨らんで行くのが手に取るようにわかる。



膨らみきった生地が次の過程に・・・

どんどん油に飛び込んでゆく。

フレームで間仕切りしてあり
ドーナッツ同士がくっつかないように配慮はされているが、
中にはジャムって油に飛び込む口の部分で
詰まってしまっているものもあった。



片面が焼きあがるあたりで
クルッと裏面にひっくり返す機械がある。

ここでも半回転でなく1回転して
同じ面が2度揚がってしまうドーナッツも
中にはあった。



次の工程は左と右のドーナッツの
色の違いを見て欲しい。

コンベア-で機械をくぐる瞬間に
砂糖のナイアガラがあまあまのドーナッツに
仕上げるのだ。



機械の奥で真っ白な壁のようになっているのが
砂糖のナイアガラ。

恐ろしい。

このお店メニューにカロリー表示をした途端
お客の方も飛んでしまうのではないかという気にさせてくれる。



シュガーを身にまとったドーナッツが
ずら~っと流れてゆく。

実は私。大学4年間ミスドでアルバイトをしていた。

私の作るマフィンは通常のものよりも8g多く、
生地の量が多くなると膨らんだ際の形は多少
いびつになるのだが、明らかに大きく手作り感が出て
お客さんには喜んでもらっていた。

マニュアルを守らなくてすいませんでした・・・



ようやく店内に。

前のお客さんの隙間から
嫁はもぐらのように首を出し入れしている。

こちらのお店のドーナッツは
全部で15種類。

当初は4個程度を買うつもりだったが
不思議と6個位は買う気になっていた。



その中から
チョコレートグレーズドスプリングル。
シナモンアップル。
チェリーキッス。
オールドファッションチョコレート。
グレーズドラズベリー。
チョコレートグレーズドクルーラー。
チョコレートケーキの計7点を注文。

ちなみにオリジナルグレーズドが¥150で
それ以外は全て¥170だ。

22:30

嫁は明らかにBダッシュだった・・・

つづく・・・





1時間程の待ち時間で
このドーナッツたちがどれほど甘いであろうかは
嫌というほど目の当たりにしてきた。

23:00

ほぼ徹夜に近い体を
どこまで虐めてくれるのだろうか?

嫁はベッドとは完全に逆方向の
エスプレッソマシンに
コナコーヒーをセットし始めた・・・



こちらのクリスピークリームドーナッツ。

12個用と6個用の箱が用意されている。
売り子さんはお客の注文が入るたんびに
あと3っつ入りますよだとか、もう1個入りますよだとか
目でわかるようにアピールしていた。

ちなみに7個の場合は1個だけ
紙袋に包んでよこしてくれる。



こちらはシナモンアップル。

ミスドならば揚がったドーナッツに
プラスチック製の穴開け棒で
ジャムやらチョコレートの通り道を空けて
注入後にシュガーをふって出来上がりだが
こちらも見た感じは同じ仕上げ方だろう。



包丁を入れるとネーミングの通りの
林檎にシナモンが絡まった甘~い匂いが漂ってきた。

パクリ・・・

旨い。

こいつもオリジナルグレーズド同様
やはり生地にミスドを超える旨さを感じる。

ジャムの香料が強いがシナモンが
何とか甘ったるく感じすぎるのを抑えてくれている。



オールドファッションチョコレート。

さくっとした食感の後から
ふわっとした弾力がやってくる。

こいつの生地自体の味は抑え目な上品な味なのだが
コーティングしてあるシュガーが甘すぎる。



チェリーキッス。

チェリーパイが大好きな私でも
完全にアメリカンテイストなこのジャムは
日本人が受け入れるとは思えない程の甘さだ。

缶ジュースの糖分を解説するような番組があるが
そんな番組の格好の的になりそうな甘さだ。



チョコレートグレーズドスプリングル。

日曜の朝食にと取っておいたのだが、
朝風呂に入っている間に私でない胃袋に消えていた・・・



グレーズドラズベリー。

こいつもチェリーキッス同様の
アメリカンテイストだ。

今の並びの勢いで
日本人がこいつを消費していったら標準体型が
まさにタカ&トシになってしまう。



甘さに舌がだれてきてしまった。

こちらのドーナッツ。
日本風にリメイクしていないこともウリなのだろうが
一過性のブームで終わらないだろうか?

自分へのご褒美なる
素敵な言葉でハーゲンダッツなどは
着実に売れたのだがメタボリックの申し子的な
諸刃の剣で殴りこみをかけて成功しているこの店の未来に
一抹の不安を感じてしまった。



チョコレートケーキ。

ミスドで言うホームカットにチョコレートで
コーティングしたものだ。

生地に秀でている分
こいつは美味しくいただけた。



チョコレートグレーズドクルーラー

こちらもミスドで言うフレンチクルーラーを
チョコレートコーティングしたものだ。

エンゼルフレンチが外見は似ているが
あちらにはホイップクリームが入っているので
フレンチクルーラーという表現が
しっくりくるのだろう。



こちらはフレンチクルーラーのような
ふわっとした食感ではなく、
どちらかと言うとよりビスケット方面に寄った食感だった。

旨いには旨いのだが全ての中で
一番驚きを持って迎え入れることができたのは
店先で振舞われたオリジナルグレーズドだった。

驚くほど軽やかで且つもちっとした食感。
甘さは慣れてしまえば飽きてしまいそうだが
2ヶ月にいっぺんくらいのご褒美ならば
長生きできそうだ。

いずれにせよ今は一巡する前の一過性のブーム。
半年してもこの行列が維持できるかできないかが
勝負の分かれ目となるのだろうが、
新宿にしかない飢餓感で押すのか、
他店舗化してゆくのか楽しみに見守ろうじゃありませんか。

過去最長の日記もこれにて一件落着。
ご馳走様でした。

クリスピークリームドーナッツ
渋谷区代々木2-2-2新宿サザンテラス内
TEL:0120-46-1072
7:00~23:00

ドーナッツ諸々×7個 ¥1190

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

グルメブログランキング

人気blogランキングへ


青山一丁目 にて「ジャージャー麺」をいただきます

2007-05-18 14:15:16 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

キャッチコピーがここまで刺さったのは
本当に久しぶりの出来事だ。

民族の味 

民族の味と言われただけで
昼飯時になると不思議と吸い寄せられてしまうのだから
この言葉の魔力は凄まじい威力だ。



実は今日もやってしまった。

炒飯の大盛りを¥683で頼んだまでは良かったのだが
おばちゃんの「ジャージャー麺も旨いよ」の一声で
追加で頼んだものがやりすぎだった。

わんこラーメン¥211程度にすればいいのに
炒飯大盛りジャージャー麺セットにしてしまったのだ。

セットと言えば聞こえはいいが
要するに単品でメインの炒飯よりも高い
¥788のジャージャー麺を追加したのだ。



そもそもここのおばちゃんは
全てのものが旨いと普段から豪語しているので
理性のブレーキは自分自身で踏まなければならないのは
重々承知していたのだが、
今日も私のブレーキワイヤーは切れていた。

やってきたのがこちら。

並べてしまえば
炒飯大盛りジャージャー麺セットになんとか見える。

見た目にはたいした量に見えないが
これは完全に遠近法がもたらすマジックだ。



単体のアップで見れば
炒飯の大盛りだけで十分な量であることが十分わかる。

今日は座敷ではなくカウンターに座ったので
今まで気付かなかったいくつかのことが判明した。

こちらの。
昼時は凄まじい客の回転を見せるのだが
それを下支えしているのが役割分担が
はっきりしていることなのだろう。

飯系に1人。炒系に1人。麺系に1人。洗い場に1人。
次のオーダーの食材の準備を大叔母様と洗い場が担当することで、
システマチックに次々とお客のリクエストを
消化して行くのだ。



まずは炒飯からと蓮華を入れてパクリ・・・

や、やべぇよ・・・

ボビーオロゴンではない。

この炒飯。めちゃくちゃ旨いじゃないですか!

葱と豚肉と玉子のすごくシンプルな炒飯が
ここまでの衝撃を与えてくれるのは
絶妙な塩加減の賜物だ。

玉子の旨みを引き立てる程度にしか使わない塩加減が
あっさりとしているながらやさしい玉子の甘味を
存分に引き出してパラパラのご飯を
無心にかっこましてくれるのだ。



炒飯で完全に放心状態なのだが
せっかく頼んだジャージャー麺を
蔑ろにするわけにはいかない。

見た目にはもやしときゅうりと
特製みそしか見当たらないのだが
中身は本当にこれだけだった。

比較的リーズナブルなのメニューにあって
この一品は割高と言わざるをえないだろう。



特製味噌は八丁味噌や赤だしがベースではないようだ。

ひき肉はそれほど多くなくほのかにごま油が確認できる。
豆板醤は肉味噌を作る際の定番だが、
この味噌はいったい何なんだ?

この肉味噌を気が済むまでかき混ぜる。



丁度こんな按配になってようやく気が済んだ。

パクリ・・・うん。これも旨い。

味噌と麺の仕上げがポイントだ。

麺場のお兄さんも飯場のお兄さんも
いい仕事をしている。

冷水で〆たむっちりとしたコシのある中華麺が
肉味噌の妙味を身にまとい、
こちらの方も一気に平らげさせていただけた。



ちなみにこちらのお店。

ピリッとした旨みを持つ
ザーサイが食べ放題なので飯の足しにご堪能を。

民族の味という言葉につられて
先週に続いて来てしまったのだが
今回の炒飯は思わぬ収穫だった。

ただし塩加減をキープするのは
中々大変なことだ。

次回食べたら・・・なんてことは考えたくないが
それほどの中毒性を感じてしまった。



普通ならば目移りして
中々頼みそうにないプレーン炒飯なのだが、
あなたもボビーになってくださいな。

それでは良い週末を。
ご馳走様でした。


港区赤坂8-7-4
TEL03-3408-4805 
11:30~14:00
17:30~22:00
日曜・祝日定休 

炒飯 ¥683(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★▲☆

ジャージャー麺 ¥788

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

グルメブログランキング

人気blogランキングへ

⇒ 仰天!これがの焼餃子だ。!

銀座 ジャポネにて「キムチスパ ジャンボ」をいただきます

2007-05-17 20:41:22 | 銀座・築地 イタリアン

ふ~っ。すっかりと日が暮れてしまった。

実は昨日の午後に久しぶりに銀座に行ってきたのでご報告を。
時間はちょうど文明堂のあたりだった。

せっかくの銀座訪問なので未開拓のお店で
3時のおやつをガツンといただこうと思ったのだが
向かった先がこちらのお店、ジャポネだった。

ちょっと覗いてから他を回るつもりが
並びがなかったのでついつい吸い寄せられてしまったのだ。



昼飯を13時頃に食べたので
完全にカロリーオーバーなのは承知の上なのだが
こればっかりは男の性。

並びのないジャポネを目の前にして退散しては男が廃ると
キムチスパを若干晩御飯を意識したジャンボサイズで
注文させていただいた。



こちらがジャポネのキムチスパのジャンボ。

サイズの説明は
巻末の以前の日記で確認していただくとして
問題はこいつ自身。

3時のおやつとしては中々の難敵なので
心してかからせていただいた。



その名の通りキムチにが入っていることは
一目瞭然なのだが、その他には
ジャポネのトレードマーク的な小松菜、
それから椎茸と玉葱にキムチのお供の豚肉が入っている。

周りのお客も3時という時間もあり
横綱こそチラホラ見受けられるが
親方やら理事長クラスの注文は皆無だった。



このスパゲッティが醤油と一緒に
焦げた感じがどうにも堪らない・・・

しかも湯気にのって鼻腔をくすぐるいい匂いが
カメラを構える私を柔軟剤のCMのようにしてしまうのだ。

旨い。

味付けは正直濃ゆい。

スパゲッティの束を掻き分けてキムチを発掘すると
こちらの方は豚キムチの一体感というよりも
ジャリコのトマトよろしく大量を飽きさせないようにするための
口直しを匂わす酸味だったお味だ。

小松菜と椎茸とこのキムチで
濃ゆい醤油味と豚の脂と玉葱の甘味を孕んだ
饂飩に近いスパゲッティを大量に喰わせられるように
考え抜かれているのだ。

考えすぎか?



無心でフォークを走らせ
腹七分目に向かって黙々と自分の仕事を完遂した。

あぁ。手強いおやつだった。
嫁よどうか今日の日記は見なかったことにしておくれ・・・

男には・・男にわぁ・・・

言い訳を考えるよりも
次回の獲物を物色してしまった。

いい年こいて喰いすぎて気持ち悪くはなりたくない乙女心と
遠目に見ていた理事長を目の当たりにしてみたい男気が
バチバチと喧嘩している。



話は変わるがこのジャポネ。

立地としては最悪な立地にもかかわらず
不滅な人気ぶりは本当に頭が下がる。

何が最悪かって、
どう考えてもクリニックの隣りで
ちょっと店を外れれば医薬品臭い匂いの漂う物件で
安くて多くて旨いという三拍子の熱気が圧倒しているのだから
これは本当に驚きをもって賞賛されるにあたいする。

久しぶりの銀座がジャポネというのも
自分なりに納得せざるをえないのだが
美味しいおやつをご馳走様でした。

ジャポネ
中央区銀座1-2銀座インズ31F
℡03-3567-4749
月曜日~金曜日10:30~19:30
土曜日10:30~15:00
日曜日祭日

豚キムチ ¥700(ジャンボ)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

グルメブログランキング
人気blogランキングへ

⇒ ジャポネのジャリコ横綱はココだ!

青山一丁目 Mamasにて「デミハンバーグ」をいただきます

2007-05-16 13:53:13 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

太っちょ母さんの店Mamas。

太っちょが自分のことを太っちょと公言できることは
なかなか真似のできることではない。
ちなみに私は声に出そうとしても音にならない。

こちらのお店も青山一丁目界隈では
名の通ったお店のひとつだ。

以前1度だけ訪れたことがあったのだが
記憶の片隅にも残っていなかった
このお店の実力はいかに・・・



場所は先日から重点的に攻めている南青山1丁目。
交差点から青山霊園の方へ進み、
黒胡麻ペーストカレーの「クヌーギーズ」の
脇を左折して路地を奥へ奥へ。

イタリアンの「MIKITA」と馬肉の「かとう清正」を
通り過ぎて20m程の右手にその店はある。

入り口の黒板を見て瞬時にデミグラスハンバーグを
注文することに決めさせていただいた。



やってきたのがこちら。

デミグラスソースで黒光りした大き目のハンバーグと
黒胡麻の振りかけられたライス。
それからポテトサラダとレタスのサラダが添えられている。

第一印象は量的にあまりよろしくない。。
ごはんをおかわりしたとしてもハンバーグ1個で
やりくりできるだろうかと不安になってしまった。



ハンバーグをいただく前に
今日はサラダから手をつけさせていただいた・・・

・・・ドレッシングがよろしくない。

この界隈は古い建物が多く、
こちらのお店も多分に漏れずかなり古い作りだ。

野菜を洗う水の問題なのかは定かでないのだが
美味しくたべるのを妨げられた。



お店の厨房部分は雑然としており
見栄えはあまりいいとは言えない。

気を取り直して肝心のハンバーグの方へ。

ナイフを入れようと顔を近づけると
デミグラスの香りが甘すぎない、
いい匂いを漂わせていた。



ここで今までの経緯から
想定していたものを裏切る事態が・・・

ナイフを入れた瞬間に予想以上の肉汁が
下溜まりのデミグラスソースを押しのけるように
溢れ出てきたのだ。

堪らずお肉をパクリ。

旨い。

個人的にはつなぎを極力使わない
ハンバーグが好みなのだが、
これはなかなか旨いハンバーグだ。



ハンバーグと肉汁であっという間にごはんを消費し
おかわりをお願いすることに・・・

「ごはんにカレーをかけましょうか?」

どこからともなく天の声が聞こえた。

なんとおかわりごはんにメニューのひとつの
キーマカレーをかけてくれると言うのだ。

男って本当に単純だ。
低目だった満足度があっという間に上昇してしまった。



しかもこのひき肉のカレー。
私のツボをよく抑えている。

ひよこ豆とひき肉が
後から込み上げる程よい辛さと相まって
夢中になっていたハンバーグを押しのける程
かっこませてくれるのだ。



最初に即決した理由は
カレーは大盛りはできてもおかわりは
流石にできないだろうという予想と
コロッケは2個がいいところ・・・。

ごはんをたくさん吸収するのには
コロッケよりもハンバーグの方が
おかわりが進みそうだ・・・

そんな綿密な?計算が働いたのだが
世の中、上には上がいるものだ。



食後にはコーヒーを付けてくれるのだが
パックコーヒーよりもココナッツクラッカーが嬉しかった。

最初はちょっとお高い¥1,000が
終わってみればあらびっくり・・・
妥当な¥1,000に様変わりしたのであった。

ご馳走様でした。


太っちょ母さんの店 Mamas(ママス) 
港区南青山1-7-1
TEL03-5410-5538 

デミグラスハンバーグ ¥1,000(ライスおかわり無料!)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

グルメブログランキング
人気blogランキングへ

市ヶ谷 ラ・タベルナにて「牛肉の薄切りステーキ」をいただきます

2007-05-15 13:02:42 | 市ヶ谷・半蔵門・飯田橋・神楽坂

昔むかし、初めて社会に出たのが
市ヶ谷のオフィスだった。

今日は会社の健康診断で
偶然にもこの市ヶ谷に舞い戻ってきたので
懐かしいお店の中からラ・タベルナを選択させていただいた。

こちらのお店は市ヶ谷というよりも
むしろ麹町の方が近かったりもするのだが、
旧日テレに程近いこのお店に変わりはないのだろうか?



こちらのお店の特徴は
なんと言っても大盛りの量だろう。

日テレがあった頃の面白いエピソードは
私の隣りで偶然にも内山君がマネージャーさんと
一緒に食事をしていたのだが、
内山君が漏らした「もう喰えないよ」の一言が
今でも耳を澄ませば聞こえてくる。

懐かしかったので昔は一番注文していた
牛肉薄焼きステーキをもちろん大盛りで注文した。



しばらくして、オニオングラタンスープがやってきた。

古くなったバケットの捌け口ではなさそうだ。
写真では見えないがこんなに!と驚くほどの
玉葱のみじん切りがコンソメに
十分な甘味を与えてくれていた。

うん。旨い。



久しぶりのご対面だ。
こちらがラ・タベルナの牛肉の薄切りステーキの大盛りだ。

薄切り牛肉2枚が
バターライスとバジルと塩で味付けされた
てんこ盛りのスパゲッティの上にのってくる。

当時はこの様相にギョッとしたものだが私も歳をとった。
もっとギョッとするものを見てきたからなのか
昔ほどの衝撃を受けなくなってしまったのだ。



肉の上に絞り出た肉汁のたまりが・・・

もう我慢できない。

ナイフとフォークを走らせて
お肉の汁を大事に大事にこぼさないようにしながら
口の中に運び入れた。

十分だ。

OGビーフでなく国産だったら失礼だが
やや固めよりのお肉も焼きたてならば
十二分に美味しくいただける。



生ハムとアボガドのスパゲッティや
ゴルゴンゾーラとフレッシュマッシュルームのペンネ、
するめいかのビネガー風味、子牛のカツレツパルマ風など
未食の食べたいメニューもまだまだあるのだが
満腹中枢は8割以上刺激だれたので
今日は手仕舞い。



なかなか素晴らしい量なので
ペース配分を間違えるとひたすら
バターライスを食べるハメになるのでご注意を。

戦後育ちのおじちゃん達は
とにかく満腹になれることが幸せだったからと
サラリと店のウリを言い放つ。

市ヶ谷には大好きだったPORKという
ドイツ料理屋があるのだが、
こちらの方は随分と変わってしまった。

変わっていないことにホッとしつつ
ご馳走様でした。

ラ・タベルナ
千代田区六番町1-1恩田ビル2F
TEL03-3262-8946
年中無休

牛肉の薄切りステーキ ¥1,250(大盛り¥150増しを含む)
※ディナータイム並盛りは¥1,300です

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★▲

グルメブログランキング
人気blogランキングへ

青山一丁目 実之和にて「豚しゃぶカレースープ」をいただきます

2007-05-14 14:44:49 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

大手町や神谷町の次くらいに
お店の少ないと思っていた青山一丁目も
探せばまだまだ見つかるものだ。

個人的には山王病院のある外苑東通り沿いは
今後五年間で化けるのではないかと勝手に思い込んでいる程
開発甲斐のある町並みなのだが
今日はその外苑東通りの都営住宅の1階に
ひしめくお店の中から。

実之和(みのわ)。

カレーうどんならぬカレーラーメンの専門店だ。

こちらのお店は確か
3年ほど前にできたと記憶しているのだが
その頃と今のこの辺りのお昼時の人の数は、
少なくとも倍以上にはなっているのではないだろうか?



この飲食店の建ち並ぶ都営住宅界隈の
1番人気はインド料理のサムラート。

サムラートも昔はナンの食べ放題なんかを
やってくれていたのだが人気が出たからなのか
経済的な理由からか記憶をする限り食べ放題はなくなった。

お店に入りメニューに一通り目を通し決めたのが
豚しゃぶカレースープセットだ。

以前2度ばかし食べたことのあるメニューだが
豚肉の量が多かった記憶がしっかりと胃袋に残っており
要するに胃袋が脳にそう命令したのだ。



こちらが実之和の豚しゃぶカレースープセット。

ウリのカレー麺系のメニューではないのだが、
てんこ盛りのごはんとカレースープの中に入った
これまたぎっしりの豚しゃぶが胃袋を満たしてくれる。



こちらのカレースープ。

古奈屋程の中毒性はないものの
舌触りがややザラッとしたトロ味のあるものだ。

辛さは際立ったものではないが
後からジワッと背中にくるような辛さで
カレー豚しゃぶという着眼点と
豚しゃぶとして食べたり、スープをカレーにかけて
カレーライスとして食べたりとマルチに楽しめるのが良い。



お米は茨城産の夢ごこちというお米だ。

お米自体も旨いのだがこちらのお店は
よく炊き加減の管理が行き届いている。

加減の良いごはんを食べ放題にしているのも
満足度をくすぐってくれる。



中毒性と言ったが、
このカレースープはややしょっぱ目に
感じてしまうところが惜しいところなのだ。

こいつが中毒中枢を刺激するものに化けたら
どんどんお店を増やすことになるのだろう。



ごはんとカレーの絡んだ豚しゃぶで1杯目をやり、
2杯目はスープをご飯の上にかけてかっこむ。

葱との相性はとても良いのだが
塩度が高く感じる分、葱のきりっとした味の中や
ごはんに甘味というかまろ味を求めてしまう。



政治家のような曖昧な答弁が続いたが
年に1度は食べたくなるが月に1度は食べたくならない。
私への刺さり具合は丁度こんな感じなのだ。

明日は青山を抜け出して
目新しい場所をご紹介する予定なのでお楽しみに。

ご馳走様でした。

カレー麺実之和 南青山本店

港区南青山1-3-6南青山1丁目アパート6号棟1F
TEL03-3408-1119

豚しゃぶカレースープセット
¥850(ごはん食べ放題!)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

グルメブログランキング
人気blogランキングへ

赤坂 にて「ドラゴン炒飯」をいただきます

2007-05-11 18:20:16 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

何年ぶりだろうか・・・

大昔に訪れた有名店の未食メニューが
美味しいと聞いたからにはいても立っても入られなかった。

。

赤坂8丁目の谷底にある
看板で民族の味を自負するこのお店、
界隈就業者の中では知らなければ
もぐりな相当な有名店だ。



場所が判り辛いので
初めて行かれる方は地図かなにかが必要だろう。
一番判りやすいのは246に面したカナダ大使館の
脇道をぶつかるまでひたすら下って行く。

ぶつかった丁度裏手がなので
左側から回り込むように裏に入って行けば
ご覧の看板に行き着く。



玄関先には大きな亀がウヨウヨと
鍋に入れられる順番待ちをしている。

日本らしからぬこの感じ。

いいじゃぁないですか。

今回の未食メニューの主役は餃子。
他にはない食べ方をするとの前評判が
非常に気になってしまったのだ。

どうせ餃子で臭くなるのなら
ニンニクたっぷりだというドラゴン炒飯を大盛りで、
喰いすぎだとは思いながらも¥211という格安に目がくらみ
わんこ蕎麦ならぬわんこラーメンを一緒に注文させていただいた。



最初にやってきたのがこちら。

ドラゴン炒飯だ。

立ち昇る湯気の香りだけで
サラリーマンは食べちゃいけないような
凄まじいニンニク臭が感じ取れる。

ええぃ!今日は金曜日。
などと躊躇することなく平然と一口・・・

思ったよりもニンニクがきつくない。
しかも見た目にはニラがたっぷりと入っていたので
ニラの味に引っ張られすぎるのではとの疑念もあったのだが
本当にニラなのかと何度も噛み締めてしまうほど
その味をごはんに馴染ませていた。

うん。旨い。



中華スープは可もなく不可もなく。

それよりもやってきた餃子に興味津々になってしまった。
見た感じはパリッと芳ばしそうな餃子なのだが・・・

お店の方に漬けダレを作っていただき
目を見開きながら試食の方を。



この漬けダレが何だか判るだろうか?

お酢をお皿に流しいれ
狂ったように胡椒を振りかけられた。

こんな食べ方は初めての出来事なので
前段の見開くハメになったのだ。

これが旨い!

自宅でもこうやって食べたくなるほどの旨さだ。
胡椒と油を酢がよく纏めてくれて
思いのほか味のバランスが良い。



ニラのたっぷり入った餡も
ドラゴン炒飯同様ニラ臭さに支配されない良い按配。

胡椒たっぷりのインパクトに
圧倒されたとはいえ、旨い餃子だ。



わんこラーメンは通常のラーメンの
2/5程の麺の量だろうか?

先ほどの中華スープと同じスープに
メンマ、かいわれ、ゆで卵が添えられ、
¥211以上のコストパフォーマンスを十分発揮していた。



こちらは中華丼と言ったり
旨煮丼と言ったり人によって異なる。

いくら胃袋がデカイといっても
当然私のものではない。

私が以前食べたことがあったのがこいつと麻婆丼。
旨煮丼がなかなかだったので同僚に薦めたのだ。



白菜、葱、たけのこ、うずら、豚肉、椎茸、
海老なんかがたっぷりと入っている。

こちらは¥800円に消費税。

こちらのお店。
消費税込みの値段表記な上、
切り上げているので初めての方は
ピンときにくいだろうが慣れれば気にならなくなる。



3年ぶりだかで会った店のおばちゃんは
以前は会計時に駄菓子やなんかをくれたのだが
今日はDoleのアイスキャンディをくれた。

お酢に胡椒で餃子を食べる。
ご家庭でも試してみて欲しい。

ご馳走様でした。


港区赤坂8-7-4
TEL03-3408-4805 
11:30~14:00
17:30~22:00
日曜・祝日定休 

ドラゴン炒飯 ¥683(大盛り¥50増しを含む)
餃子 ¥525
わんこラーメン ¥211

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

グルメブログランキング

人気blogランキングへ