銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

赤坂 ギタローにて「パンツェッタとバジルのピッザ」をいただきます

2007-08-30 20:11:43 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

会社の同僚が以前に私の日記で見た
半熟の目玉焼きが2つのった
薄焼きのパリパリピッツァを食べたいというので
久しぶりにギタローに行ってきた。

こちらのお店。乃木坂と赤坂の中間地点に1店舗と
青山一丁目~外苑前の中間に1店舗の合計2店舗構えているお店だ。

私は赤坂店にしか行ったことがないのだが
青山店は数週間前にご紹介した周さんのお店の丁度真上にある。



こちらのお店のパスタを食べたことはなかったので
パスタメニューにしようかと考えたのだが、
銀座のジャポネや虎ノ門のハングリータイガーなど。

大盛りで慣らした胃袋が
こじんまりとした量ではどうにも耐えられそうになく
拒否反応を示してしまった。

生ベーコンことパンツェッタを使った
バジルソースのピッツア。

こいつにグルルとお腹が反応したので
キャベツとベーコンのスープと共に
Wベーコンなランチを注文させていただいた。



今日は店の最奥部。

自然光の当たらない、
白熱灯の薄暗い席になってしまったので
写真が暗くて申し訳ない。

最初にやってきたのがこちらだった。

これは水差しだ。

ちょうど鶏の口から水がジョロロと流れ出るのだが
イタリア人と日本人の感性の違いを
いきなり見せ付けられてしまった。



時間をほぼ同じくしてやってきたのがこちら。

くるみ入りのパンと前述のキャベツとベーコンのスープだ。

くるみのパンは手製なのだろうか?
ちょいと固めのパンだったので唐辛子を漬けた
辛い暖色のオリーブオイルで食べさせていただいた。

前回、前菜とサラダとスープの3種類から
付け合せを選べたような気がしたが、
今日はスープとサラダの2択だった。

スープの方はまずまずだ。
パンと一緒にもぐもぐとピッツァが
焼きあがるのを待たせていただいた。



パンとスープを食べ終えて一息ついた丁度良い
タイミングでピッツァはやってきた。

こちらがパンツェッタとバジルのピッザ。

新婚旅行から帰ってきた際に
ちょいとナポリとローマのピッツァの違いをお話したが、
こちらのピッツァはローマ風。ミラノも薄焼きと聞いてはいるが
10年前のミラノの記憶はどこかに吹き飛んでしまった。

ナポリは生地が厚焼きで
ローマは薄焼きのパリッパリなことを
たったの9ヶ月前の出来事なのに改めて思い出した。

時間が経つのは早い。



最初に感心したのがバジルソースの盛り付け方だった。

惰性で真ん中にボテッとやられがちなものなのだが
こちらのお店ではまるでてんとう虫の如く
バジルソースで斑紋を描いていた。

写真は汚いが実物は美しい・・・

ナイフとフォークで口に運び入れ・・・



・・・ようとしたその時だった。

薄ッ!

生地の薄焼きっぷりが
まなこに飛び込んで来た。

家訓の1つ。「ピッツァ。冷ますことベからず。」を
実践すべく一口・・・

旨い。

香りの強いバジルに和えているのはアンチョビだろう。

アンチョビは好き嫌いが激しいもののひとつだが、
バジルの角とアンチョビの棘が両者を落としあって
7~8割の人が賛成表を入れてくれそうな仕上がりだ。

ちなみに私はずっぽしド真ん中。
ジュワッと口の中で広がるバジルソースと
それを吸収するようにとろけ込む生地の相性が
なんとも心地良かった。



ナイフを入れた断面を見ると
こちらも薄焼きっぷりを語っていた。

先日テレビで某女優さんが
自宅にピザ焼き釜をイタリアから取り寄せて
ピッツアホームパーティをやっている番組を目にしたが、
私もいつかはピザ釜と螺旋階段のある
一軒屋を構えてみたいものだ。



イタリアではピザは1人1枚がルールの如く
スタイルの良い女性から老人まで一様に
そのように注文していたが、
イタリアンサイズよりも少しだけ小さめな
ここのお店の薄焼きピッツア(それでも25CMはある)ならば
日本女性でも平気で平らげることができるだろう。



ピザ生地はお店によってワインの世界に似た
生地ごとのアロマが好き嫌いを左右しているように感じているのだが
ここの生地には文句は無い。

ファンも多いようなので未食の方は是非一度。

食後のエスプレッソを流し込んで、
ご馳走様でした。

GHITARO(ピッツェリア ギタロー)赤坂店
〒107-0052
港区赤坂7-6-47赤坂ニュープラザ1F
TEL03-5570-2130
12:00~14:00
18:00~22:00

パンツェッタとバジルのピッザ ¥1,100
(スープ、パン、エスプレッソを含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

→ とろ~り半熟卵とチーズのコラボレーションが絶品!の巻

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   それでは明日もお会いしませう

池袋 とんかつ日の出にて「とんかつ定食」をいただきます

2007-08-29 21:07:08 | 池袋

めったに行くことのない池袋に行ってきた。

私は昔からどういう訳か池袋とは縁がない。
それが起因しているのかどうかは自分自身で意識していないのだが
どうもたまに来る池袋の街並みも肌に合わない。

そういう訳で多少身構えながら
おそらく片手程しか飲食をしたことのない街並を闊歩したのだ。

用事があったのはサンシャインだったのだが
60階通りをひょいっと右手に曲がった界隈に
とても年季の入った芳ばしいお店を見つけた。

とんかつ日の出。

店先の手書き看板で
創業37年であることが理解できたのだが
いったいどんなお店なのだろうか?



店に入ると4畳程の小さな店内には
カウンターが7席程とその中の調理場が飛び込んでくる。

カウンターの中の奥様とおやじさんが
二人で切り盛りをしていることを
一目で理解させてくれた。

主なメニューは

とんかつ定食
チキンカツ定食
オムレツ定食
レバーステーキ定食がどれも¥960
鯵フライ定食 ¥1,050
しょうが焼き定食 ¥1,080

これらが開店30周年を契機に
¥100引きになっているようだ。

頼んだメニューは店の看板に従いとんかつ定食。
こいつをライス大盛りで注文させていただいた。



目の前で揚げてくれるので
食入るように仕事振りを見させていただいた。

こちらのとんかつ。
低温でじっくりと揚げて仕上げてくれる。
2度揚げ、蒸らしは行なわず、
8分程度揚げた黄金色の塊を
ザクッ、ざくりとやっていた。

出来上がったのがこちら。

ライスに多めの新香。
味噌汁とロース肉のとんかつだ。



ソースを軽くかけて一口・・・

・・・豚は夏場は味が落ちると言うが輸入豚なのだろうか・・・?

可も無く不可も無くといった出来栄えだった。
ただし薄衣の出来栄えは包丁を入れる音が
口の中でも再現されるように軽やかで
油の後を全く引かない。

こいつに豚の旨みがグッと入ってくれば
素晴らしい出来栄えだったのだろう。



写真が上手に撮れなかったので載せてはいないが
きゅうりと大根の新香の方はとても良い。

塩気で眉を潜めるようなものでは全く無く
量といい申し分なかった。

また、ごはんの炊き加減はしっかりとしたものだ。

とんかつ屋ならば
どんぶりで出てくることの方が多いのだが
ここは洋食屋を意識してか平皿に盛られてやってきた。

ごはん粒を拾いにくいが
飯が旨いとおかずも進む。

凄い勢いで平らげさせていただいた。



味噌汁の方も手抜きはない。

さすがに茗荷の季節だからだろうか?

先日もあまり口にしないといった茗荷の味噌汁を
偶然がその頻度を引き上げてくれた。

白味噌に出汁も効いた味噌汁を
茗荷がさっぱりと胃に収めてくれる。

こいつは旨い。



わが家では煮干で摂った赤だしばかりを口にするのだが
大ぶりな秋茗荷が出始めたら
白味噌でいただきたい気分にさせてくれた。

立地的には繁華街からちょいと外れてはいるのだが
豚の質はともかく、米、味噌汁、新香に手抜かりのない店には、
その年輪を少しでも長く刻んでもらいたい。

ご馳走様でした。

とんかつ 日の出
豊島区東池袋1-24-7
TEL 03-3982-8051

とんかつ定食 ¥930(大盛り¥70増し?を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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新橋 ハンブルグにて「ハンバーグパスタ」をいただきます

2007-08-28 21:41:46 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

ちょうど昼時の電車の乗り継ぎで
銀座のお隣、新橋駅前ビルに寄ってきた。

ここは最近、新橋に寄るたんびに
コンプリートを夢見て攻め続けている虎の穴なのだが、
今日はどこにしようかと地下1階を彷徨うことに・・・

時間は11時40分。

ランチタイムにかかる1歩手前のこの場所は
まさに嵐の前の静けさの様相だった。



足を止めたのはハンブルグ。

まだご紹介をしていないこともあったのと
1階のポンヌフと比較してもらうのには打ってつけだと
こちらのお店に決めさせていただいた。

こちらのお店のメインメニューはお店の名の通り。

ハンバーグだ。

ハンバーグ定食 ¥650
日替わりが照り焼きハンバーグ ¥850
魚のフライ ¥650
朝7:00からやっているので
のり玉定食 ¥400なんてものもある。

そんな中から選んだのは
ハンバーグパスタ¥980と言う名の
スパゲッティ付きハンバーグだった。



注文から3分程。あっという間にやってきた。

ライスに味噌汁、
それからサラダの上にまずまずの量のスパゲッティが敷き詰められ
そいつのアバラのあたりにハンバーグが添えられる。

大盛りを懇願したのだがこちらのお店では却下。
メニューにはしていないそうなので悪しからず。



それにしてもハンバーグにナポリタンを合わせる。

この組み合わせはいったい誰が考えた黄金比なのだろうか?

白い髪の混じったいい大人からちびっこまで
男性陣ならば誰もが喜んで喰らいつくこの法則。
発見した当時だけに留まらず
世紀の大発見間違いなしだろう。

口を真っ赤に染めるナポリタンと
茶色く染めるデミグラス。
どんなに気を使ってもそうなってしまう事実が
子供心を忘れるなと大人の背中を
叩いているようにも感じてしまう。



助走が随分と長かったがまずはスパゲッティから・・・

うん。旨い。

この店もケチャップを使いこなしている。

具材はピーマンに魚肉系ソーセージ、
目には入らなかったが玉葱の味もする。

伸びきってはいないスパゲッティを具材と一緒に炒めて
ケチャップのとんがりを消しこんでいる。

魚肉系ソーセージはケチャップとは
喧嘩しがちなのだがここのはクセも全然気にならない。



肝心のハンバーグにフォークを入れた。

ナイフとフォークではなく
ナイフとスプーンが出てくるあたり。

脇役達も童心に帰らせてくれるのだ。

玉葱は見えるのだが脂の少なさから
合びきではなさそうなことが伺える。

私好みだ。



パクリとやると・・・

私はこのハンバーグ。予想した通り好きだ。

牛々しい冷めると硬くなってしまうような
肉の味を愉しむハンバーグ。

自宅でハンバーグを作る際にも
牛100でやるのだが、
全くもって私の好みを突いていた。



スパゲッティにライス・・・

付け合せの加減を通り越したスパゲティを見ると
確かに大盛りはあれば嬉しいが無くてもよさそうだ。

そのライスのできはまずまずだったのだが
味噌汁の方はと言うと味噌を溶いた程度の按配。

ここは勿体ない。

せっかくの残り香が台無しになってしまいそうだったので
味噌汁の方を先に片付けてナポリタンの余韻を
堪能させていただいた。



こちらのお店。

先に挙げたポンヌフとは随分と比較しやすいのだが
個人的な嗜好で言えば私はポンヌフの方が好みだ。

ただしこの駅前ビル自体。

何度も何度も大人のディズニーランドと
連呼させていただいているのだが、
それだけの風格がどのお店にもある。

巷の路面店ではなかなか味わうことのできないこの雰囲気は
フォークの先から伝わる味覚を刺激する物体たちを
2割増しにも3割増にもしてしまう魅力があるのだ。

社会科見学にも匹敵するこの森を。
今後の肥やしに是非とも訪れて見て欲しい。

ご馳走様でした。

ハンブルグ
港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館地下1階
TEL03-3572-7279
7:00~22:00
日曜・祝日定休

ハンバーグパスタ ¥980

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

<新橋駅前ビルシリーズ>
⇒ 絹のような芸術稲庭うどんの巻
⇒ 発見!安くて旨いとんかつの巻
⇒ 汗びっしょり。焼きカレーの巻
⇒ 喫茶店の名ナポリタンの巻

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新宿 炙り火魚にて「イサキの塩焼き」をいただきます

2007-08-27 19:55:52 | 新宿

前々から気になっていたお店の近くに
丁度、昼飯時に行く機会があったので行って来た。

炙り火魚と書いてあぶりかなと言うそうだ。

場所はJR新宿駅の地下のロータリーを
都庁に向かって左手を歩く。

200m程で昼飯時ならば
私が気になっていた光景に出くわすだろう。

実はこのお店。
外から見ると囲炉裏で魚を
串焼きにしているお店なのだ。



店に入ると左手に燻じられた魚達と
囲炉裏で焼かれている魚たちが目に入る。

囲炉裏を見ながら食べたかったのだが
店の奥のカウンターに通された。

メニューを見ると秋刀魚やら鮭やらの中に
イサキがあったので旬はちょいと過ぎてはいるが
今夏は食べ損ねているイサキに脂が残っていることを
期待しながら注文してみた。



丁度目の前で塩振りをしていたので
ぎょろりと見させていただいたのだが
ワタを取ったイサキにもの凄い量の塩をまぶして
囲炉裏へ運んでいた。

大丈夫か?

7~8分程で焼きあがってきたのがこちらだ。

イサキの目安は約30cmで上物だろう。
それよりもやや小さい25cm位の塩焼きに
奴に味噌汁、ごはんと新香で一揃えだ。



ヒレのあたりを見ていただければ
どの位の塩が振られたのかお判りいただけるだろう。

こいつに串打ちをして頭が下になるように
囲炉裏にぶっさす。

脂と一緒に余分な塩も落ちるので
思ったよりも塩を食わされる心配はなさそうだ。



身を食入るように見入った。

辛うじて。かろうじて、
パサつく一歩手前の脂が残ったイサキだった。

取り合えず一口・・・

うん。まずまずだ。

白身がはっきりと判る程
塩は全く邪魔をしない。

ちょいと青っぽいのでこいつなら
ばおろしに醤油を掛けても良さそうだ。



私の一番好きなイサキの食べ方は刺身。

今年はとうとう刺身で食べなかったのだが
来年は忘れずにいただくことにしよう。

それにしてもこちらのお店。

ごはんの加減も
米自体の質もそれほど良いものではないのだが
囲炉裏とはよく考えた。

都庁の職員さんなんかは
帰り道に囲炉裏で焼かれた魚を目の当たりにすれば
十中八九がちょいと一杯となるのだろう。



わが家の家訓に「鯛とイサキは気をつけろ」。と言うものがある。

イサキの骨は恐ろしく鋭利でそれでいて硬いのだ。
昔ならばイザ知らず、今でも病院に運ばれる輩もいるそうなので
こいつと闘う際には冷静に冷静に。

今回も案の定、
何回か上顎にチクッとやられてしまったのだ。



奴の方はなんてことない。

あったら嬉しい部類の
ごくごく普通の豆腐に鰹節が振られて出てきたのだ。

大豆っぽさが希薄な分、
遠慮なく醤油を使わせていただいた。

ランチは焼き魚中心だったので
こいつならば煮物系を付けてくれると
尚、嬉しかった。



味噌汁は可も無く、不可も無く。

出汁のまずまず効いたものなので
取って付けたようなものではなく、
淡白なイサキを食べるのには
なければライスも進まない。



今日のランチは是非ともわが家の
御息所様にも見ていただこう。

何処からどう見ても
健康この上ないお食事だった。

居酒屋風情なお店だが
囲炉裏で焼いた魚で焼酎をやるのには
細かなアラに目をつぶっても
十分におつりが来るだろう。

お近くの飲んだくれの方は是非一度。

ご馳走様でした。

炙り火魚(かな)
新宿区西新宿1-8-1新宿ビルB2F
TEL03-3348-4619
11:00~14:00 17:00~23:00
(土・日・祝は16:00~23:00)

イサキの塩焼き ¥900

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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赤坂 涵梅舫にて「回鍋肉」をいただきます

2007-08-24 16:37:01 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

日記にはあげていないが
最近1週間に1回は行っているお店がある。

私の好きな食べ物。
ピザ、タコス、お好み焼きの中の
お好み焼きのさっちゃんだ。

広島風よりは粉たっぷりなものの方が好みではあるのだが
粉イリコが薄い広島風のに広がったコクのある広島風は
お店の柄の良さと相まって足を向けさせてくれている。

どうも絵面が似たりよったりなので
同じお店の似たような記事はあげるのを控えているのだ。



ちょうど昨日のこと。

さっちゃんのおばちゃんが
ギタローの隣りの中華料理屋が旨いのだと教えてくれたので
性分上じっとしてられなくなって行って来た。

涵梅舫と書いてカンメイホウと読むのだそうだ。

赤坂の駅からよりも乃木坂の駅の方が近いだろうか?
ミンミンやさっちゃんは青山一丁目もこの2つに割って入るが
こちらのお店は前述の2択な距離にある。



店に入って驚いた。

随分と赤坂な落ち着いた内装なのだ。
メニューに目を通しているとお茶を持ってきてくれたのだが
どこの中華料理やでも同じようにやってくれる
ポットでお茶を出してくれる風習。

私はこいつが生まれた経緯は知らないが
日本にはないこの文化がとても好きだ。

日替わりランチメニューの
イカとブロッコリーの炒めものを同僚が頼むと言うので
回鍋肉を注文させていただいた。



やってきたのがこちら。

玉子スープにザーサイ、ゆで卵、春雨に
ライスとしっかりとした量の回鍋肉。

旨そうだ。

最初に手を伸ばしたのはスープだった。



香りが鼻に飛び込んだ瞬間に
先日行って来た周さんのお店を思い出したのだ。

そう。

こいつからもコーンの甘い香りが
ふんわりと漂っている。

蓮華を走らせて口の中に入れると・・・

十分に旨いのだが
ちょいとばかしコーンの甘味が
スープを飲み込んでいた。

好みで言うならば周さん家の方が
上品に感じて私好みだった。



続いてザーサイだけでも
ごはんが食べれてしまいそうなことを確認し、
春雨に手を伸ばした・・・

この春雨。

味付けは大陸仕様そのままなのだろうが
中華が不慣れな日本人が食べても
初めて口にする新鮮な味付けは
お隣の国だということ以上に
すんなりと受け入れられる味付けだった。



本日のメイン。回鍋肉だ。

たっぷりのキャベツにピーマン。
肉の量も申し分ない。

っと。ここでアクシデントが
お恥ずかしいのだがキャベツの弾力が箸の先で弾けて
ワイシャツに向かって飛び跳ねた・・・

ガーン!!!

一生懸命おしぼりで叩いたのだが、
この油染みは取れそうもない。



後悔をなんとか腹の底に沈めて
回鍋肉をようやく口の中に運んだ・・・

??? 火力のマジックだ!

キャベツもピーマンも
恐ろしい程シャキッとしている。

弱い火でタラタラ炒めたら
野菜もへたれてこうはいかないだろう。



お肉の方は粗悪では決してないながら
極上とは言いかねる肉質を調理という魔法で
見事に引き出していた。

同僚のいかとブロッコリーの方も
塩使いが素晴らしい。

これは久しぶりのめっけものだ。



食後にはデザートが。

杏仁豆腐だけならば珍しくも無いのだが
カステラのような食べ物が一緒に付いてきた。

これはいったい・・・?

パクリとやると
カステラ程蜜の効いていないスポンジの間に
蜂蜜が塗られた食べ物だった。

口直しとして、あって嬉しい食べ物だ。



杏仁豆腐はなかなか美味しい。

ぷりんとした寒天よりな食感は
私向きではないのだが美味しくいただけた。

こちらのお店。

数ヶ月に何回か募集15名の1人¥50,000で
満漢全席をやっているそうなのだが、
中国政府公認の特級だかの免許を持った方々を抱えている以上に
料理から感じた期待感が失われた宮廷料理の復活に
期待を持たせてくれそうだ。

新宿の京王デパートにも入っているそうなので
次回はこちらの方にも行ってみたいと思う。

ご馳走様でした。

涵梅舫(かんめいほう)

〒107-0052
港区赤坂7-6-47赤坂ニュープラザ1F
TEL03-3224-1607
11:00~14:30 17:30~22:00
(日・祝日の夜は17:00から)
年中無休

回鍋肉 ¥1,050(ライスのおかわり無料!)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★▲☆


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築地場外 大勝にて「秋刀魚の塩焼き」をいただきます

2007-08-22 22:45:50 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

最近、遠出をすることが少なかったのだが
午後いちに銀座に出かける用事ができた。

久々の銀座ランチをいただこうと
鼻息も荒くやってきたのは築地の場内。

ぐぅぉ~っ!

なんと休市日を忘れてしまうほど
界隈の記憶も薄れていたのだ。

こうやって休みの日の市場を見ると
オリンピックが東京に決まってしまったら
この風景が現実のものになってしまうのかと
移転問題をしみじみと回想してしまった。



さてさてどうしたものかと
コンマ2秒で弾き出したのは
最近皆様から教えていただいていた
天麩羅のいしいの様子を見に行くこと。

私が久々に界隈を訪れるタイミングに
偶然にも再開しているなんてドラマチックな
展開を期待したのだが・・・ご覧の通り。

言われの通りの張り紙が。

再開を願って張り紙に
嘆願の寄せ書きでもしようかと思ったのだが
事情を判らぬ者が荒らしまわるのも野暮。

次なる一手を模索した。



やって来たのは場外の大勝。

実はここ。

私が銀座時代に一番贔屓にしていたお店なのだ。

魚で言えば魚竹の方が良いものを出すのだが
昭和12年だかから切り盛りしている婆ちゃんと
マダム2人のおもてなしがなんとも温かいお店なのだ。



ガラリとやると
「あんた久しぶりじゃないの」と
ホッとするような歓迎が待っていた。

挨拶もせずに銀座を離れたこともあり
事の次第を一通り説明し、
ちょいと高いが太鼓判な秋刀魚が
入っていると言うことなのでそいつを
塩焼きで貰うことにした。



最初にやって来たのがこちら。

焼き上がりを菓子でも摘まんで
待っててくんなましと言うわけだ。

これがこちらのお店の当たり前のおもてなしだ。

ある日は麩菓子を、ある日はあんころ餅を。
来る客来る客をおあがんなさいと受け入れてくれる。

高校野球の決勝戦を横目に見ながら
こいつをぽろりポロリと口に運んだ。



こちらが大勝の秋刀魚の塩焼き定食。

今年の秋刀魚はでかくて脂のノリも良いと評判も良いが
評判以上の恰幅の良さに秋刀魚に¥1,300という
後ろめたさは吹き飛んだ。

初めて入った方には少々高く感じるメニューも
一度目の当たりにしていただければ
ある程度ご納得いただけるだろう。

定食には煮物に出汁巻き、新香に味噌汁。
それからお腹いっぱいになった?と
無制限に喰わしてくれる日本の主食が付いて来るのだ。



今日。最初に目に付いたのは味噌汁だった。

白味噌の香りに乗って
茗荷が芳香を放っていたのだ。

口の中に運び入れると
優しい味噌の味をキリリと引き締める
茗荷の味が後からやってくる。

旨い。

茗荷は加減が難しい。

多すぎれば茗荷ばかりが鼻についてしまい
せっかくの味も台無しになるのだが
とてもよろしい加減だったのだ。



お次は大根とがんもの煮物。

こいつはがんもが不思議だった。
イカ団子とがんもの中間のようながんもと
表現するのが一番判り易い伝え方なのだが、
出汁の染み渡ったこの煮物を是非味わってもらいたい。



主役の秋刀魚だ。

今年の初秋刀魚は先々週に自宅でありついているのだが
そいつと比べると原価で¥400出しても
良いと思うような威風堂々さ。

こいつに醤油は野暮だろう。



そう言えば先日、
図鑑のようなお魚の日記を書いている
マグロ君に質問してみたのだが、
この時期の秋刀魚はワタがまっ赤なことがある。

食べたプランクトンの影響なのかどうかは
知らなんだ。ご存知な方がいれば
是非お知恵を拝借いただきたい。



骨抜きをしていざ・・・

旨い。

塩の加減も丁度よく、
口直しに秋刀魚の脂を腹の中で中和させるように
大根おろしをそのままやる。

秋刀魚のできが良いことも手伝って
おろしでさえもが上等に感じてしまった。



今日は婆ちゃんがライターをやる。と
店の名入れもない新品の¥100ライターを持たせてくれたのだが
どうにも名残惜しくて長居してしまった。

人によっては普通のお店なのだろうが
お店の暖かさを諸君にも実感していただきたい。と
江戸川乱歩のような口調になるほど
久しぶりの築地ランチを満喫させていただいた。

お腹いっぱいご馳走様でした。

大勝(だいかつ)
中央区築地4-12-2
TEL03-3542-2869

秋刀魚の塩焼き¥1,300(ごはんのおかわり無料)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★☆


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青山一丁目 実之和にて「冷やしカレー麺」をいただきます

2007-08-21 15:54:44 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

同僚が面白いカレー麺の新メニューができたと
早馬を送ってくれたので善は急げと行って来た。

実乃和。

以前豚しゃぶカレースープをご紹介した
カレーうどんならぬカレーラーメンの専門店だ。
場所は巻末から前回の日記でご確認いただきたい。



前回特には触れなかったが
こちらのお店の内装や小物のセンスはとても良い。

昭和レトロなアサヒビールのグッズがあったり
カウンターには「1億人の昭和史」(笑)
大昔の週間少年ジャンプやらラムちゃんの単行本やら
いい大人の少年時代がそのまま移築されているのだ。

ちなみに目に付いたジャンプの表紙は
「リングにかけろ」だった。



同僚の言っていた面白いメニューとは
冷やしカレー麺だ。

こいつを普通¥900。大盛り¥1,000。
特盛り¥1,100と3サイズある中から
最大級のものを注文させていただいた。

ちなみにこちらのお店。
ごはん系のメニューにはおかわり自由が。
麺系のメニューには半ライスが付いて来る。

注文時に半ライスの有無を問われるので
「もちろん!」と親指を立てるのが日本男児だろう。



5分程でやってきたのがこちら。

話を聞いた際に一番不思議だったのが
カレールーが凝固していないかという点だったのだが、
ぱっと見には温玉に青葱、それから豚肉と大量の麺が
飛びこんでくるばかりだった。



豚の柔らかな感じが気になったので
こいつをとりあえずパクリとやった・・・

案の定。豆腐でも混ぜているのではと
不思議に感じるほど軽やかに胃へ向かって進んで行く。

どういうことだ?



温玉を潰してみた。

やや硬めで黄身がどわっ~と
溢れ出るのを期待していたのだがまぁ良い。

お約束のしずるショットだ。



麺は洗いもしっかりしていてヌメリもない。

硬さ加減が知りたくて
パスタの具合を確かめるように
1本だけ口の中に運んでみた・・・

引き締まって食べ応えのある麺だ。

旨い。



ルーが沈殿しているので写真のように
ビビンバよろしくぐちゃぐちゃにかき混ぜる。

予想外に固まっていないカレールーが
絶妙に絡まって空腹の絶頂には酷なありさまとなった。

もう駄目だ・・・



堪らず箸を取り一口・・・

うん。旨い。

ベースとなるカレールーは
前回同様少し舌先でザラつくとろみがかったものだ。
甘すぎず辛すぎず。

大量の麺を喰らうのには丁度良い按配だ。



ゲームセンターあらしが連射をするように
猛烈な勢いで麺を平らげた。

そしていざ半ライスを。ボトッ。

残ったルーにいただいた半ライスを落とし込み
おじやの如く練り上げるのだ。



出来上がった按配は
まるで玉子でとじたおじやのようだが
ルーが温かければその通りもう1個玉子が
欲しくなるような加減だ。

口の中に運ぶと・・・

ぐぉっ!しょっ、しょっぱい。
ルーの塩分が強すぎて、
麺に絡める程度ならば丁度良いが
ごはんに絡めてスープごと
すするような食べ方は完全に無理がある。



1ヶ月分の塩分を
一気に摂取するような愚行為だった。

正直、カレースープを流形のまま保つ技は見事だったのだが
毎日食べれるような優しさが少し欲しいのだ。

量はお見事。お腹いっぱいご馳走様でした。

カレー麺実之和 南青山本店

港区南青山1-3-6南青山1丁目アパート6号棟1F
TEL03-3408-1119

冷やしカレー麺特盛り ¥1,100(半ライス無料!)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★▲

⇒実之和にて「豚しゃぶカレースープセット」をご馳走様でした!の巻

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   それでは明日もお会いしませう

東京 京橋ドンピエールエクスプレスカレーにて「ホワイトカレー」をいただきます

2007-08-20 16:32:44 | 東京・大手町・日本橋・京橋・三越前・竹橋

あっというまの夏休みだった。

嫁の実家のある越後の国三昧で
私の夏はあも言えぬままに終わってしまったのだが
今日は出掛けに食べた東京駅のお店を・・・

京橋ドンピエールエクスプレス。

八重洲北口のキッチンストリートにあるこちらのお店は
その名の通り京橋にあるドンピエール(行ったことがないのだが・・)
の姉妹店なのだ。

先月だかにご紹介した神田の
ルー・ド・メールも同じく姉妹店なのだが
馬刺しよりも旨いカレーを喰わせろとの嫁の強い要望で
霜降り馬刺しを諦めされてこちらで食事をとって出立した。



主なメニューは
キーマカレー ¥1,000
黒毛和牛のカレー ¥1,000
特製ビーフカレー ¥1,600
安心野菜カレー ¥1,200
やわらかカツカレー ¥1,400
タンドリーチキンカレー¥ 1,400などなど。

黒毛和牛と特製ビーフカレーの
牛肉の量の違いによる価格差は
神田のお店と同じだったのだが
驚いたことにご馳走ステーキカレー ¥5,000
なんてものも用意してあった。

私の方はと言うと「奥様鑑定団」で★×4を得たという
ホワイトカレー¥1,600を大盛り¥200増しで
注文させていただいた。



こちらが京橋ドンピエールエクスプレスのホワイトカレーだ。

エクスプレスの名の通り所要時間は3分ほど。

旬に差し掛かった茄子と帆立や海老、
にんじんにブロッコリー、ポテトなどが
真っ白なホワイトソースと共にやってきたのだ。

最初に気がついたのは
大盛りのありがたみの薄さ。

嫁のキーマカレーの普通盛りと比べて、
ほとんど量的には変わらなかった。

バランスを損なわぬように
ルーもごはんも少しずつ大盛りにしているのだろうが
こいつには¥200の違いを感じられなかった。



ライスにはフライドオニオンとパセリが添えられていた。

家庭で作るカレーも
こういったちょっとした一手間で
ワンランクグレードアップするのだろうから
こんな風に気づいた機会に取り入れられるものは
取り入れたいと思っているのだが・・・

実際に作る際にはたったのこういう一手間が
随分と面倒くさく感じさせられてしまうのだから
人間とはなんともものぐさな生き物だ。



まずは海老や帆立から
ホワイトソースと共に食べてみた。

帆立も海老も素材を吟味されているのだろうが
食材上、姉妹店で食べた牛肉のような
明確な違いを実感することはできず
いささか物足りなく感じてしまう。

それに拍車をかけているのは
通常のカレーやハヤシライスで見せられたような
洗礼さや完全無類さがこのホワイトソースには
感じられなかったことだ。



ライスと共に食べてみる・・・

このホワイトソース。
米の甘味が一層引き立てられるようなソースだ。

裏を返せばホワイトとはついているとは言え
こいつがカレーかと問われれば
同意するのに時間がかかってしまうような
スパイシーさを微量にしか孕まないカレーだ。

嫌いじゃないが好みじゃない。



好みは人の好きずきだ。

今回ちょいと辛口な物の言いようだったが
値段を考えればこのくらいは
当たり前に出してもらいたい。

要するにそういうことだ。

嫁はキーマカレーの方に満足していたので
任務の方は滞りなくだったのだが
もし行かれことがあるならば
こちらのお店にもハヤシライスが置いてあったので
まずはこいつを試していただきたい。

姉妹店ならばおそらくはおんなじように
びっくりするようなハヤシライスが喰えるのだろう。

ご馳走様でした。

京橋ドンピエールエクスプレスカレー

千代田区丸の内1-9-1八重洲北口1Fキッチンストリート
TEL03-5288-7551
11:00~23:00
年中無休

ホワイトカレー¥1,800(大盛り¥200増しを含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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新宿伊勢丹 ピエール エルメにて「イスパハン」をいただきます

2007-08-14 17:55:11 | 新宿

あまりの暑さにバテまいと
甘味を求めて新宿伊勢丹に寄ってきた。

食品フロアが改装してからというもの
今まで以上の頻度でこの地下1階の
食のワンダーランド参りに行くようになった。

今日のお目当てはピエールエルメのイスパハン。

元々マカロン自体は
あまり好んで食べるものではなかったのだが
嫁の誕生日に購入して以来、
すっかり甘酸っぱいこのマカロンの
虜になってしまったのだ。



ピエールエルメのショーウィンドウには
機械仕掛けのオブジェがこんな風に稼動している。

男の子ならば誰でもこういうものには
釘付けになるのだろう。

もちろん私もその1人。



ショーケースの中で
旨そうな甘味達が私の指名を待っている。

喉元まで出かかった「これ全部」という無謀な言葉を
なんとか飲み込んで初志貫徹な品を購入した。

ちなみにこちらのお店。
ケーキは1個1個箱に入れてくれる。

夢を与える商売は
効率よりも美しさを選択しているのだ。




こいつがイスパハン。

バラを練りこんだピンク色のマカロンの上には、
バラの花びらに滴った雫を飴で表現している。

中にはこれまたバラを練りこんだバタークレームと
甘酸っぱいフランボワーズ。

フランボワーズを掻き分けると
さらにライチがお目見えするのだ。

バラ、フランボワーズ、ライチのどれを取っても
香りの高いものなのだが、柔らかく甘いバタークレームが
見事に香りを纏めている。



こいつにドラ焼きの如く
10個くらいドーンと噛り付きたいのだが
たった1つの虎の子を大事に大事にいただいた。

旨い。

ややしっとりとしたマカロンに
フレッシュなフランボワーズの果汁が
飛び散るように潤いを与えてくれた。



お判りになるだろうか?

手提げ袋にもしっかりと手が施されている。

葉っぱのような形にヌキの加工がしてあるのだが
箱代手提げ代で¥200~¥300はしそうな念の入れ様だ。

せっかくの夏休み。
行く宛てがなくお叱りを受けそうな輩には
奥方様の気をなだめるうってつけの品として
ご購入いただきたい。

ご馳走様でした。

ピエール・エルメ・パリ 伊勢丹新宿
新宿区新宿3-14-1新宿伊勢丹本館B1F
TEL03-3352-1111 
10:00~20:00 
不定休(伊勢丹に準ずる)

イスパハン ¥580

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
 明日から暫し越後の国に流されます

大門 瓢箪にて「肉豆腐」をいただきます

2007-08-13 12:46:39 | 浜松町・大門・田町

盆休みいかがお過ごしでしょうか?

青山界隈は休む店も多く
今日はこの間たまたま行った大門のお店を・・・

大門と言えば夜には増上寺の先に見える
東京タワーがそれはそれは綺麗で、
ここから見える東京タワーの角度は
私の好きな角度のひとつだ。

以前、友人の結婚式の2次会の後に
まぶしく輝く光に誘われて歩いて
東京タワーに登りに行ったのだが
結構な距離があったのを思い出した。



普段ならば浜松町や大門で飲む機会などめったになく、
思い出してもここ10年で3度程。

同僚の一杯だけだぞ。と言う言葉が引き金になり
メルパルクの袂に広がる飲み屋街から
店構えで瓢箪と言うお店に行ってきた。

もし行かれるならば
小路地の隠れ家的なこのお店を探すのは困難を極める。
下調べの元行かれる方が無難だろう。



最初に注文したのは焼き鳥だ。
こちらの鶏は岩手県産の銘柄鶏「菜彩鶏」を
仕様しているそうだ。

正肉、つくねに豚レバー。
写真にはないが他にも砂肝ととまとベーコンなる
プチトマトの串焼きをいただいた。

串物はどれも¥130、¥180、¥220と
安くは無いが全然高くない価格帯だった。

正肉では感じにくかった銘柄っぷりも、
つくねの方では甘味を匂わす肉の旨みの違いで
初めて食べる菜彩鶏を覚えさせていただいた。



2杯目のビールに合わせて肉豆腐を注文した。

見るからに安そうな牛肉が
豆腐と一緒に飴色に煮詰められただけで
喰らいつきたくなってしまうのだから不思議なもんだ。

ちょいと甘めの割り下もご愛嬌。
酒の肴としては申し分ない。



鶏、牛ときたので3杯目は馬が喰いたくなった。

こちらも岩手産の馬刺しが
¥780だかでいただけるというので
どんなもんかと注文してみたのだ。

長野や熊本産の馬刺しを口にする機会は数多くあれど
岩手産はおそらくは初めてのこと。

たっぷりのおろし生姜とにんにくと共にやってきた。
遠目には血合いを思わす程ドス黒く感じた馬刺しも。
手元に寄せれば赤身の刺身状。

旨そうだ。



口の中に放り込むと・・・

生姜やにんにくに頼らずとも
臭味を微塵も感じさせない弾力のある肉は
新鮮さを感じさせてくれた。

旨い。

元々中国にんにくの激安ぶりに恐れおののき
にんにくだけは新潟から送ってもらったり
青森産を泣く泣く購入したりしていたが
こういったお店の多くでは3個¥99の中国産なのだろう。

生姜を少々のせながら
ペロリペロリといただいた。

こちらのお店。
お昼もやっているそうなのだが
この焼き鳥ならば鶏丼にしても美味しいことだろう。

未開拓だらけのこの界隈では
いつもう1度訪れることができるのかは疑問だが、
ご馳走様でした。

瓢箪
〒105-0012
港区芝大門2-2-8境野ビル1F
TEL03-3438-1158
11:30~14:00
18:00~24:00 
土・日・祝日定休 

正肉 ¥180
豚レバー ¥130
つくね ¥180
肉豆腐 ¥550
馬刺し ¥780?(もう少し高かった気も・・・) 
生ビール ¥500

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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 次の日記に旅立たれてもお元気で

外苑前 広東名菜 富徳にて「にんにくの芽と豚肉の炒め物」をいただきます

2007-08-10 18:02:46 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

今更ながらランキングサイトを
ちゃんとやってみようという気になった。
1年が経過して最近の悶々とした日記を見返すと
モチベーションが大切な事に気付かされた。

ということで、今までは張りっぱなしだった
テキストリンクから心機一転バナーに張り替え、
皆様にお願いすることにさせていただいた。

ご訪問の際には三連射の程よろしくお願いします。

さてさて、今日はせっかく青山の地にいるというのに
周 富徳さんのお店に行ってないことを思い出し、
CIプラザまで足を伸ばしてきた。

場所はいたって簡単だ。
青山一丁目の駅からならば
青山通りを右手から外苑前方面に。
5分程でバブリーな一面煉瓦な建物を
見つけることができるだろう。



周さんのお店は地下一階だ。

お店に入りメニューに目を通すと
ランチタイムは大きく3種類があることが判る。

Aランチ ¥1,050 にんにくの芽と豚肉の炒め物
Bランチ ¥1,575 八宝菜
コース  ¥4,000程度~

ちなみに2人以上で行くと手間が省けるからだろうか?
AにもBにももう1品料理が追加されるので
複数にで行くのが圧倒的にお薦めだ。



1人ぼっちでAランチを注文させていただいた。

最初にやってきたのは
写真にはないザーサイとこちらの玉子スープだ。

ザーサイは一口食べて隙がない仕上がりを確認し
黙ってごはんを待たせていただくことにした。

玉子スープは写真を撮っている最中から
甘い香りが鼻腔をくすぐるものがあり、
何か何かと想像しながら口の中に運ばせていただいた・・・



これは玉コーンスープだ!

くだらないダジャレを申し訳ない。

要するに玉子スープにスイートコーンを付加した
和洋折衷スープと言う訳だ。

コーンの甘味の方に大きく転がり込ませない加減が
中華の枠に捕らわれないながら収まっている秘訣なのだろう。

旨い。



程なくしてやってきたのがこちら。

今日のメインのにんにくの芽と豚肉の炒め物だ。

食材はいたってシンプルそのもの。
名付けの通りの2品と人参に葱。

料理の見た目に配慮して
にんにくの芽と人参が同じ長さに切り揃えられ
豚肉は見栄え良く2品よりもやや大きめにされている。
香りの強い葱は1.5cm程の輪切りで
その他の食材に干渉しすぎないように
配慮がなされたものだ。



にんにくの芽の量も豚肉の量も申し分ない。

堪らず一口・・・

こいつも旨い。

一番驚いたのは油の加減だ。

中華のギトギトイメージもなんのその。

必要最低限に使われた油の加減が
にんにくの芽や豚の風味を損なわせず
びっくりするくらいあっさりと胃に入れてくれるのだ。



食べ終えてようやく気づいたのだが
醤にはにんにくがみじん切りにされて
しっかりと風味が足されていた。

こちらのお店。ごはんのおかわりは無料だ。
当然の如く2杯目をいただいたのだが、
今回の食事の中で唯一隙があったのが
ごはんの炊き加減だった。

もったいない。



食後にはデザートの杏仁豆腐が。

よく冷やされた杏仁豆腐は見た目にも艶やかだったのだが、
私は元々杏仁霜の効いたドロッとした杏仁豆腐が好み。

こいつはどうなのだろうか?

食感はプリッとしているのだが
表面の寒天っぽさとは裏腹に
中面の濃厚さが食感をねっとりと感じさせる。

こいつはこいつで旨いじゃないか!



料理の方は満足した。

最後に気になったのはランチの
客がまだまだいるというのにガラガラと
収納扉を動かして夜の団体客の準備をする無神経さ。

こういう所は直した方が良いですよ。
ご馳走様でした。

広東名菜 富徳

港区北青山2-3-1CIプラザ
TEL03-3497-3111
月~土 11:00~22:00 
日・祝 11:00~21:30 
ランチ 11:00~15:00
年中無休

にんにくの芽と豚肉の炒め物定食(Aランチ)¥1,050

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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神保町 キッチン南海にて「黒いカツカレー」をいただきます

2007-08-09 19:21:07 | 水道橋・神保町・御茶ノ水・小川町・本郷

私の戦友。
パナソニックのLUMIXがついにぶっ壊れた。

ガーン!

新婚旅行やらのデータは
バックアップを取っておいたのでよいのだが
肝心の昨日の大喰いの記録がファイルもろとも
壊れてしまったのだ。

どうやらSDカードの破損のようなのだが
400万画素という携帯電話と変わらない相棒を送り出し、
3倍の最新式に切り替えてみた。

暫くは慣れるのに時間がかかりそうなので
写真の違いには気にせずにお付き合いいただきたい。



ちなみに昨日の大喰いとは
会社近辺の広島風お好み焼き屋。さっちゃんにて
焼きそば3玉入りの豚玉を食べたのだが
身も心もお好み焼きと言うよりは完全に焼きそばな按配に
満たされた至福の光景のことだったのだ。

さて、今日はまたまた登場の神保町から
満を持して徳萬殿の悶絶炒飯をお届けしたかったのだが
タッチの差で生憎の準備中。

仕方なく真裏のキッチン南海に行ってきた。

人気のヒラメのフライ系は品切れにつき
8年前のある日。この店に初来店した際に食べた
カツカレーを大盛りで、生卵付きで注文させていただいた。



カツが揚がった5分程でお目当ての品がやってきた。

こちらのお店のカレーはご覧の通り黒い。

小麦粉と玉葱だけで
ここまで黒くしているのかどうかは不明だが
カレーの寸胴だけはいつの日も手放さない
親父さんの秘伝の技が凝縮されているのだろう。



揚げたてのカツとアツアツのルーから
立ち昇る蒸気が鼻腔から空腹の虫に声をかける。

まずはカツから・・・ザクッ。

このカツカレー。

普通盛りならば¥650で堪能できるのだが
この金額でこのカツが喰えるのならば
相当なお値打ち品だろう。

揚げたての軽快な衣といい
しっかりとした厚みと旨みを孕んだ肉質といい
コストパフォーマンスが抜群に良い。



肝心のカレーを・・・

毎回思うのだがこれはカレーなのかだろうか?

野菜のピューレにビネガーと香辛料で味を付けたような
カレー粉を感じさせてくれないカレーなのだ。

口に運ぶまでは辛味を感じずスイスイ入ってゆくのだが
スパイスが体の芯から代謝を高める。

この時期だけならずしっかりと汗が吹き出てくる。



卵黄を崩してごはんの部分に注ぎ込む。

色味は黒いルーに弾かれてしまうのだが
黄身の味はルーにも負けずまろ味を付加してくれた。

この黒いルー。

オムカレーにしてくれたら
どんだけ鼻の下をのばせるのだろうか?



神保町はカレーの有名店も多い。

今回カレーシリーズへの
ちょっとした口火を切ってしまったのだが
暫く通う頻度も多いことだろうから
ここのヒラメライスやらバケツ盛り炒飯やら
その他の品々にもご期待いただきたい。

ご馳走様でした。

キッチン南海
千代田区神田神保町1-5
℡03-3292-0036
日曜・祝日定休
平日: 11:15~16:00 16:45~20:00
土曜: 11:15~20:00

カツカレー¥800(大盛り¥100、卵¥50を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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⇒でかいぞ!キッチン南海の海老フライ&生姜焼き!

四ツ谷 若葉にて「餡団子」をいただきます

2007-08-08 17:27:34 | 四ツ谷・四ツ谷三丁目・荒木町

今日はここ3ヶ月で最大の大食いを決めたのだが
昨日のお話の続きがあったので
どんだけ喰ってきたのかはまた明日・・・

昨日はスパゲティ永井で驚くほどシンプルながら
美味な「のりとチーズのスパゲティ」を食したのだが
私のメタボを溶かしかねない程の凄まじい直射日光が
驚くほどの胃の活性化を計り、
店から3歩出たあたりでスパゲティを消化させてしまったのだ。

洋食のエリーゼはさすがに重過ぎると
最近の四ツ谷へ行った際の定番、
若葉へ甘味を求めて突き進んだ。



下の写真は店内の喫茶スペースから入り口を写したもの。

喫茶スペースはしっかりと明るいのだが
逆光で面白い写真が撮れたのでのせさせていただいた。

10席程のスペースがあり
セルフで茶や水をとって甘味をいただくのだ。

昨日は鯛焼きだけでなく
団子がいい面構えをしていたので
初めていただいてみることにした。



もちろん団子3本と鯛焼きは同僚と2人で食べたものだ。
ランチ後にこんなに喰ったのがばれたら
さすがの嫁も怒り仮面に早代わりだろう。

団子は税込み¥110。

私は鯛焼きに餡子がいっぱい入っていることが判っていながら
餡子屋では餡団子だろうと餡団子をいただいたのだ。



同僚のみたらし団子の焼き焦げた色合いが
なんともなんとも美味しそうだった。

いざ餡団子に手を伸ばそうとした時だ。

壁際に不敵に輝く張り紙が・・・

氷メニュー!

ぬ、ぬ、ぬっ。しくじった。

先日から今年の初カキ氷を
旨い店で喰いたい食いたいと唸っていたというのに
こんなにまで足元が見えていなかったとは・・・

ちなみに餡子の旨いこの店の宇治あずきは¥500。

お値打ち!



気を取り直して餡団子をパクリ・・・

うん。餡子屋の餡団子は見た目以上に
どっしりと盛り付けられている。

団子の方はぎゅうひのような甘さを伴った
少し固めの団子だった。

鯛焼きの成熟ぶりと比べると
得意分野ではないことが伺えた。



写真を撮ればよかったのだが
店先ではビニールプールに地下水を汲み上げ
これまた懐かしいラムネを販売していた。

買い物ついでにお母さんが子供と鯛焼きを半分こする光景など
なかなかお目にかかれなくなりつつある当たり前を見に来るだけで
甘味以上の価値にありつけるような気がする。

ご馳走様でした。

わかば  
新宿区若葉1-10小沢ビル1F
℡03-3351-4396 
9:00~19:00 
日曜定休

鯛焼き ¥126

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

餡団子 ¥110

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

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これが若葉のthe 鯛焼きだ!
⇒御三家 浪花家のたいやきはコチラ


四ツ谷 スパゲティながいにて「のりとチーズのスパゲッティ」をいただきます

2007-08-07 15:56:19 | 四ツ谷・四ツ谷三丁目・荒木町

以前、大好きなオムライスばかりを
連日連夜日記に書きつけていた際に
読者の方から日系イタリア人のお茶漬けの如き
「海苔チーズパスタ」が四ツ谷にあると教えられていた。

しんみち通りは四ツ谷屈指のグルメ街だが
そんな中にスパゲティながいという知らないお店があるのだ。



場所はいたってシンプルだ。

四ツ谷側からしんみち通りを入り
オムライスが旨いとかトマトビーフだったかな?が旨いとか
こちらもいろいろな方から噂を聞く
洋食屋エリーゼを横目に50m程直進。

左手の2階にこの名のスパゲティ屋を見つけられるだろう。

店内に入るとカウンターとテーブルが5席程度が
15名程度の客を待ち構えてくれていた。

予告先発の通り、
のりとチーズのスパゲッティを大盛りで注文させていただいた。



客の入りは12時ジャストで8割程度。

エリーゼには並びが出来ていたのを考えると
界隈での人気ぶりはエリーゼの方に軍配が上がるのだろう。

茹で時間プラス3分程の10分程度待たされて
お目当ての品がやってきた。



第一印象は・・・

ぬぅぉっりっ!

とにかく刻み海苔の多さが目に飛び込んだ。

実はわたくし・・・
たらこスパゲティにのった刻み海苔が
あまり好みではない。

たらこの嫌な方の香りを
どうも海苔が際立てているように感じていて
自宅で作る際にも刻み海苔には
ご遠慮いただいているのだ。

よくよく考えるとカツ丼や親子丼にも
刻み海苔反対派だったことを思い出してしまった。

大丈夫か?この刻み海苔は・・・



お判りになるだろうか?

とろけたチーズがスパゲッティに
薄膜のようにまとわり付いている。

ごくっ。

堪らずフォークを走らして
一思いにガブリとやった・・・

ぐぅおっ!旨い。

チーズリゾットのスパゲティ版
と言うのが判りやすいのだろうが、
塩気を足した?それともチーズの塩気だろうか?



芳醇なチーズにくるまれた硬茹でスパゲッティが
普段から管制不能な食欲を暴走させてくれる。

しかもこいつには間違いなく刻み海苔が必要だ。

海苔が邪魔をすることは全くなく、
むしろチーズの香りを引き立ててくれる。

日系イタリア人のお茶漬けな意味が
十二分に理解することができた。



このスパゲティ。

自宅で食べるパスタのバリエーションに加えよう。

アレンジしてるとは言え作り方はシンプルだ。

オリーブオイルを熱したフライパンに多めにひき、
どこの家庭にもある緑の筒のパルミジャーノを
オリーブオイルと馴染ませながら火にかける。

岩塩で塩気を足し、茹で上がったパスタと絡め
刻み海苔をもって出来上がりだ。

永谷園には勝てないが
お茶漬けばりな手軽さが良い。

さて、こちらのお店だが
暴走した食欲を抑えるのには
もう3皿程は必要なほど量的には不満が残る。

今気づいたのだがこれがジャポネの戦略か?と思うほど
要するに大量スパゲッティに
胃袋が慣らされてしまっていたのだ。

また、どうしても原価計算をしてしまうと
コストパフォーマンスが悪く感じてしまう。

今回は自宅メニューが追加できた収穫に満足できたが
消化の良いスパゲッティだ。
このままエリーゼに行こうか?どこに行こうか・・・?

ご馳走様でした。

スパゲティながい
新宿区四谷1-8
TEL03-3350-0806
11:30~

のりとチーズのスパゲティ¥900(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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青山一丁目 EN CACHETTEにて「ほろほろ鳥のコンフィ」をいただきます

2007-08-06 15:59:01 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

前々から小洒落具合が
どうにもお腹にズシンとこなさそうだと敬遠していたお店が
実は¥1,000でハンバーグを喰わせてくれることを知り
どんなもんかと行ってみた。

EN CACHETTE。

お店の名前の通り
フランス料理のお店なのだがその実力の程は・・・



場所は青山一丁目の交差点を外苑前方面へ。
ホンダの角を左手に入り、最近さんざんぱらご紹介していた
ウイン青山の手前を右手に入った所にその店はある。

テラス席に着席し、
さぁハンバーグをと言うところでちゃちゃが入った。

ハンバーグは数量限定。

品切れにつき¥1,575のメニューの中からとのこと。

もち豚肩ロース肉のロースト
ほろほろ鳥のコンフィ
スズキのポワレの中から
ほろほろ鳥を注文させていただいた。



最初にやってきたのがこちら。

自家製ハムのサラダだ。

シーザードレッシングに胡椒で味を付けている。

まずまずだ。



一緒に出されたパンの方は・・・

それほど美味しくはない。

どこぞで売っているような
誰もが想像するパンの味がそのまま納まっていた。



ほろほろ鳥のコンフィ。

コンフィは初めてその調理法を聞いた際には
誰がこんなことを思いついたのかと
とても驚かされた記憶がある。

塩漬けにして脂の膜で保存して、
焼く際にはその脂でそのまま焼けてしまう。

不合理なようでとても合理的なこの方法。
わが家の食卓には中々並ばないが
一家の保存食の定番に是非ともなって欲しい
メニューなのだ。



皿にはブロッコリーやカブをはじめ
サヤインゲンやインゲン、ニンジンなどの温野菜が
ポテトと一緒に敷き詰められていた。

ソースにはマスタードソースが使われているのだが
このマスタードソースはあくまで温野菜に
用いるためのものなのだろう。



パリッと芳ばしく焼かれた皮を破り
中の按配を垣間見ると・・・

おぉっ旨そうだ。

塩抜きされたとはいえ
下味として塩気が程よく残っている。

旨い。

余分な脂が外からも中からも
皮に向かって集まったような
肉はサッパリと皮はパリッとジュ-シィにいただけた。



温野菜はありがたいが
ポテトの具合がイマイチだった。

水気の多い仕上がりにソースの水気が
さらに仕上がりをゆるゆるとしてしまっているのだ。



食後にはデザートとコーヒー紅茶が付く。

デザートはヨーグルトのシャーベットに
クランベリーソースが合わせてあった。

このシャーベット。
明治ブルガリアヨーグルトで作っているのだろうか?
そのまんまの味だった。

クランベリーのすっぱ味が
ヨーグルトの酸味と共にすんなり納まったのだが・・・



こちらのお店。

雰囲気はとても良い。
が、男性客にはとてもとても満足しにくいお店だろう。

食べても食べても満たされない感じは
いい雰囲気が逆にそうさせてしまっているようにも感じた。

お料理の方は可も無く不可も無くといったもの。
パンの出来なんかを見ると同じフレンチならば
パリ4区なんかの方をお薦めしたい。

ご馳走様でした。


EN CACHETTE
(アン・カシェット南青山)

〒107-0062
港区南青山2-5-8
TEL03-5772-1498
11:30~14:30
18:00~22:00(日曜21:00まで)

ほろほろ鳥のコンフィ ¥1,575

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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