銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

神保町 スヰートポーヅにて「中皿ライス」をいただきます

2007-05-01 16:31:13 | 水道橋・神保町・御茶ノ水・小川町・本郷

生憎の空模様、皆様いかがお過ごしでしょうか?
暦とおりの出勤に不満足な甚平です。

私の休みと言えば、
明後日から4日間は越後の国の田んぼを
起こしに行ってまいります。

今日はそんなライス繋がりで餃子のお話を・・・

以前紹介した神保町の「キッチン南海」の前に
かれこれ70年の歴史を持つ餃子屋がある。

スヰートポーヅ。



私とのお付き合いはたかだか10年程度なのだが
東京ではちったぁ名の知れた有名店なのだ。

それにしても餃子は本当に難しい。

特に餡の野菜と肉のバランスが大問題だ。

下手に野菜を入れる位なら
ひき肉と生姜とにんにくだけで作った方が
よっぽど美味しく出来上がってしまう。

とは言えニラや白菜の存在も捨て難い。

こちらのお店ではそんな悩みに対して
ひとつの答えを出してくれている。



いつもならば大皿ライス(餃子16個にライス)に
ライスを大盛りにしてもらうのだが
時間が中途半端なこともあり晩飯を意識して
中皿ライス(餃子12個)のライス普通盛り
¥881を注文した。

ちなみに+¥126で味噌汁付きの
定食にもなるのだが1度だけ頼んだっきり
ずっ~とライスのみで注文している。



こちらがスヰートポーヅの中皿ライス。

新香も申し訳程度なので
本当に餃子とごはんだけで食べる食事なのだ。

体調が良い日や2人で行った日なんかには
大皿に水餃子¥840や天津包子¥787という
小さな肉まんのようなものを注文したりもする。



こちらのお店、
餃子は餡を挟んだだけで
肉汁を逃がす作り方をしているのに対し、
天津包子は逃がさずジューシーな熱々を
饅頭の中に閉じ込める作りをしている。

餡の調理による違いを体感するために
是非試していただきたい。



ひとつの答えというのがこちら。

肉が9割、白菜、生姜が1割程度。
にんにくは使わず、圧倒的に肉で作り上げている。

ひき肉だけで作った餃子が外れにくいように
思い切った配分をしているのだ。



この餡を皮の上部だけ密着させ
両サイドはポッカリと開いたまま焼いて蒸す。

間違いなく肉汁が流れ落ちていると思われるのだが
ご覧のように蒸しあげられた餡はプリッと仕上がり
余計な脂を落としたようにさえ見えてしまうから
ここがこのお店の肝のひとつなのだろう。

皮も鉄板に密着した部分だけは
パリッとしているのだが
両面ともモチモチしている。

旨い。



自ら望んだ控えめな昼食にも
食べるに連れて後悔が込み上げてきた。

大ライスもしくは水餃子も頼めば良かった・・・

新香をいつも以上に噛み締めて
しょんぼり背中を引っさげ地下鉄に向かった。

ご馳走様でした。

スヰートポーヅ
千代田区神田神保町1-13-2
TEL03-3295-4084
日・月曜定休
11:30~15:00
16:30~20:00

中皿ライス ¥881

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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