銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

銀座 ひょうたん屋一丁目店

2011-10-25 10:16:11 | 銀座・築地 天婦羅・天丼・うなぎ

長女の塔子が生まれて
あっと言う間に1ヶ月が過ぎようとしている。

江戸と越後の距離を考えると
療養中の御台所様の元へは
出産前、出産時、1週間後と
わが家の家計が許したのは三度程の遠征だった。

今週末に約2ヵ月ぶりに
家族が帰ってくるということもあり、
魔の2歳児と新生児を持つ旦那の務めを
精一杯果たそうという意気込みを口実に、
給料日前だというのにちょいとばかし奮発してみた。



空気が随分と秋めいた銀座の街を
颯爽と腹で風を切る大食漢が
英気を養うという活字にピンときた答えは
銀座の一丁目。

一丁目の交差点を昭和通り方面に進み
ホテルモントレ銀座の角を煉瓦亭の方に
左手に曲がったその先にその店はある。

ひょうたん屋。



以前は中央通りの反対側。

並木通りに暖簾を出していたこちらのお店が、
再開発で無くなってしまった際の絶望感は
今でも昨日のように思い出される。

うなぎ好きにとっては
無くてはならないお店だったのだ。

1年半ほど前に煉瓦亭に寄った際に
懐かしい暖簾を見かけた際には、
嬉しさのあまりランチを梯子してしまった。

江戸っ子にとって蒸さない
関西焼きで鰻を食せるお店は
大変にありがたいお店なのだ。



注文したのはうな重の(中)

移転する前は

並 ¥1,200 中 ¥1,500
上 ¥1,800 特上¥2,200

移転後の1年半前は

並 ¥1,400 中 ¥1,700
上 ¥2,000 特上¥2,500

本日はというと

並 ¥1,700 中 ¥2,000
上 ¥2,500 特上¥3,000

土用の丑の日のニュースで
ご存知な方も多いのだろうが、
今年は鰻の稚魚のシラスウナギの不漁で
鰻の値は上がる一方。

領収書をもらう輩が多いのも
サラリーマンのランチには
ちょいと重い値段がそうさせているのだろうが
うなぎが気軽に食べれなくなってしまうのは
鰻好きには一大事なのだ。



ここ2年間は鰻の値が高いままだったので
随分と食べる回数は控えていたのだが、
せっかくの鰻だ。

鰻を食べるのだから頑張ろうと
言い聞かせて箸を抜くのだ。

まずは山椒をかけずにパクリ・・・

蒸さずに焼いて閉じ込められた
鰻の旨みがプリッと口の中に広がる。

鰻自体は手放しで喜べる代物ではないが
そこは不漁の皺寄せだと移転後に食べた
鰻たちが弁明した。

山椒をかけひょうたん屋の甘すぎないタレと
鰻とごはんのハーモニーを
無心で堪能する時間が過ぎると
最後には充実感と火照った体だけが残された。

鰻の豊漁を祈りながら
ご馳走様でした。



ひょうたん屋(銀座一丁目店)

東京都中央区銀座1-13-9
tel03-3561-5615
平日 11:00~14:00 17:00~20:30
土曜 11:00~13:30
日曜祝日、第二・第四土曜定休

うな重(中) ¥2,100(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

⇒移転前のひょうたん屋の記事はこちら!
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