銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

銀座 はと屋にて「ウインナーナポリタンセット ¥950」をいただきます

2008-05-16 17:49:13 | 銀座・築地 洋食

ちょいと時間ができたので
たまには滅多に足を伸ばさない方面に行ってみようと
銀座の8丁目の方に向かって歩き出した。

時間は14時を回っていたので
ランチタイムを意識しないお店を
探さなければならない。

丁度、博品館の裏手を歩いていると
記憶の隅に押しやられていたお店が現れた。

珈琲だけの店 ランブル。

珈琲界の人間国宝こと
関口さんが経営する珈琲愛好家の聖地だ。

丁度、店先で豆を煎られていたのを見て
空腹が満たされた後だったらとの溜飲を残し
こちらのお店のお話を次回に繰り越させていただいた。



せっかくだからもう一言だけ言わせていただくと、
せっかく銀座に来たのなら、
このお店の珈琲は1度と言わず2度3度、
飲んで帰るべし。

一杯¥1,000近い珈琲を
ありがたく飲ませてくれるお店は
中々あるものではない。

私はエスプレッソが好きなので
自宅では3台目のマキネッタを愛用しているが
関口さんがお奨めするネルドリップ(布フィルター)で
雫をコントロールしながら淹れられた珈琲は
スタバ世代の方々ならば間違いなく
目が飛び出てしまうだろう。

ランブルとの距離がシトシトと遠のき
博品館脇の新橋との国境に差し掛かった所で
数年前の記憶がフラッシュバックした。



ギンザナイン2。

地下のレストラン街の感じが
どうもポートピア連続殺人事件の
最後の迷路を思い出させてくれると
7年前にも感じたことを思い出したのだ。

ファミコン世代じゃない方には
こいつは何を言っているのだと
首しか傾げさせないような言葉だが
世の中は広い。

どこかに私と同じツボを
持った方もいるのだろう。



その地下迷宮に入り込み
暖簾を下ろしたお店たちを横目に見ながら進むと
7年前と同じように時間外れに
開いているお店があった。

はと屋。

ご存知な方も多いであろうこちらのお店。

私はこの暖簾が秀逸だと思う。

こいつを見て鳩サブレを
久々に食べたくなったのならば
ここは私とツボがおんなじと言うわけだ。



ショーケースにズラリと並べられた
大人のお子様ランチを眺めながら
相も変わらず男心の真芯を捉えたお店だと感心する。

そう、男はオムライスだけじゃ駄目なのだ。

このオムライスと○○というやつを
あーしよう、こーしようと思案に駆られる姿が
真の「男って単純よね」と後ろ指を指される姿なのだ。

・・・そういえば、前回が
オムライスとハンバーグだったような・・・



確信も味の記憶も思い出せなかったのだが、
今日は一目惚れの一品をいただくことに
させていただいた。

ウインナーナポリタンセット ¥950

ナポリタンの上にのったウインナーとのセットでなく、
さらにカキフライ、イカフライ、アジフライ、
魚フライの心憎さ。

特にアジフライと魚フライという、
具体と抽象の掛け合いなんかも
本能を存分に擽ってくれる。



店に入り、腹が減っていることを
大盛りという言葉で告白し、
調理する後姿を見守る。

揚げ物は全て注文を受けてから揚げていた。
油の色で多少使い込んだ油であることを察したが
お店の雰囲気がそんなことを全然気にさせない。

スパゲッティは茹で置かれたものを
炒めなおす効率を意識したナポリタンだった。



数分して、見本と
ほぼほぼ同じ姿でやってきたのがコチラ。

こいつがはと屋のウインナーナポリタンセットだ。

写真からは外れているが
こいつにと味噌汁で一揃えだった。

ただし、味噌汁については
コメントを避けさせていただきたい
ものだったのだが・・・



スパゲッティの上のウインナー。

色があまりよろしくない。

パクリとやると・・・

旨いとは言えない。

添加物の苦味を強く感じるのが
その原因なのだろう。

カップで盛り付けられた
ちょびっとごはん。

これには再び男心が目覚める。

ラーメンなんかを食べても
必ず小ライスをつけてしまう私のような方。

図星でしょ。



牡蠣フライ以外は及第点だった。

とはいえ、昔ながらなお店としては
5年ほど前までならばこれでも繁盛したのだろうが、
最近は頑張っている洋食屋さんが
どんどん出てきている。

生意気を言うようだが、
過去の記憶に固執すると
必衰の道を辿りかねないので
今後も頑張って欲しいと思う。



スパゲッティの麺は太い。

茹で置きなので伸びているが
油で火入れをし、表面に作られた膜で
食べ応えを作り出している。

ナポリタン自体の味は中々に優しい。

ただし、もっとケチャップと
上手に付き合っているお店もあるので
こちらもツボに頼り続けないで
いただきたい所のひとつだ。



アジフライを喰らう・・・

うん。やはりアジは旨い。

魚フライの方は加工食品などに使われる
シイラやらマヒマヒといった魚なのだろうが、
アジフライに対して魚フライというのはやはり・・・

フライのひとつひとつは
具材の質をカバーするような
カラリと上手に揚げられたものだった。



懐かしさに駆られて来てみたが
今も昔と変わらぬ思い出の記憶のままだった。

潰れて欲しくないので正直に言うが
今のままでは時代に取り残されてしまいそうだ。

懐かしさを求める客だけを相手にしていては
商売にはなる訳がないので、
男のツボを押さえた料理を
さらに昇華させていただきたい。

ご馳走様でした。

はと屋
中央区銀座8-5ギンザナイン2 B1F
TEL03-3572-1928
月~金 11:00~21:15
土・日・祝 11:00~17:00
日曜定休

ウインナーナポリタンセット ¥950

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう

銀座 銀ノ塔にて「大盛りシチュー」をいただきます

2008-05-13 13:13:11 | 銀座・築地 洋食

「何か不幸でもあったのですか?」

突然聞かれたこの言葉にしどろもどろすること数秒。

2週間以上ご無沙汰だったことを考えると
この質問にも随分と合点がゆくのだが、
確かに不幸だったのかもしれない。

私は今年の黄金週間を
今日紹介するシチューと引き換えてしまったのだ。

喰い意地もここまできたかと呆れ顔な反面、
本当のところは5月4日の1日を除いて
びっちりと仕事が入ってしまったのだ。



昨日ようやく一段落の運びとなったので
恐る恐る自分の日記を開いてみた次第なのだ。

ぐおっ!申し訳ない。

私の日記は過去1週間の来場者数のみ
記録として残るようになっているのだが
同じ記事に対していつもと変わらぬ人々が
来場されたであろう数値は頭が下がる思いだ。

今日から日記を書き始めた頃の情熱を胸に
再び歩き出したいと思うのでよろしくお願いしたい。



ことの経緯は4月某日の2週間前。

シチューでもご馳走するよ。
のお得意先の天の声に尻尾を振り乱して
着いていったことに始まる。

銀座でシチューと言えば、
銀の塔にエルベ。この間ご紹介した
古川なんて洋食屋さんのシチューも選択肢なのだろうが
向かった先は歌舞伎座からYOUを過ぎ、
1本左手に入った銀の塔だった。

以前1度だけ行ったことがあったお店だが
¥2,000オーバーのメニュー郡が再訪問を
頑なに拒んでいたお店だ。



「好きなの頼んでよ。」

「本気っスか?」

自分の財布では躊躇する価格帯に
益荒男喰い指令をいただいては興奮せずにはいられない。

ちなみにこちらのお店のメニューだが
シチュー ¥2,500(ビーフ・ミックス・野菜)
大盛りシチュー ¥2,800(同じく)
グラタン ¥1,800
ミニセット ¥3,700となっている。

本来ならばミニとは言わず
大盛りシチューとグラタンを
勝手にセットにしたいところだが
そこは大和撫子。

お得意さんの発声した「空きなの」という言葉が
決して「好きなだけ」ではないことを
珍しく理解してしまった。



迷った挙句。

注文したのは大盛りシチューのミックスだ。

私は本来。

ミックスの類をあまり好まないのだが
以前ビーフを食していたことから野菜よりは
タンとお肉がダブルで入るミックスをと
思ってしまったという訳だ。

土俵は違うがソフトクリームのミックス。
あれは味が判らなくてとっても嫌いなのだ。

最初にやってきたのは小鉢が4つ。



新香にひじき。ぜんまいに切干大根だ。

写真ではそこそこ量がありそうに見えているが
ひじきの量は一舐めで終わってしまうような仕上がり。

よく裏手のエルベと比べられ、
小鉢がなくても¥1,000近くリーズナブルな
エルベの方が良いと言われることが多いのだが
私もそのように思っていた判断を
ガラッと変えてくれるのだろうか・・・?

ボゴッ、ぼこっとアツ熱であることを
知らしめてくれる気泡を伴って、
お目当てのシチューの大盛りがやってきた。



こいつが銀の塔の大盛りシチューのミックスだ。

蓮華を落とし一舐めしてみると・・・

2年近く前に食べた際よりも美味しく感じる。

シチューは赤ワインなんかの方に
転がしてしまうお店もあるが、
こちらのお店はフォンにお酒を合わせた
個性よりも完成度を求めたような作り方。

シチューと言うよりはスープの延長に感じてしまうような
トロッ、どろっとした私好みにはかけるのだが
10人が食べて不味いと言う人は
現れないような出来栄えだ。



底を掬うとゴロッと具材が現れる。

メークインやにんじん、玉葱が
タンやお肉なんかと一緒にどっさりと見て取れた。

この玉葱のW使い。

カレーなんかを自宅で作る際に、
ついつい刻み玉葱を炒めてお仕舞になりがちなのだが
縦切にした大き目の玉葱を具材としても入れることを
なかなかやっていそうでやっていなかったことに気づき
最近は意識して調理している。

肉に舌を伸ばす・・・

こいつも以前よりも随分と旨く感じる。

以前は肉の臭みが消えていない
ちょいと食べ辛く感じたものなのだが
喉で肉を噛み切れる程柔らかく仕上げられた按配は
シチューと絡み、しっかりと旨みを運んでくれた。



「ところで仕事を頼みたいんだけど・・・」

「ありがとうございます!」

「ゴールデンウィークに。」

「・・・・・」

こちらのご飯はおかわり自由。
小茶碗に黙々と5膳の米粒をいただいて
喰い意地と引き換えに先週も含め5日間の休日を
返上させていただいた。

ちなみにエルベと銀の塔。
どっちが好きかと聞かれれば、
味と値段はエルベ。
接客と居心地の良さは銀の塔。
足して2で割るのが丁度良いと迷わず答える。

その足でエルベを覗いてみると
移転の張り紙がしてあった。

3月に閉店したGinza Curry House 1/3あたりにだろうか?
丁度マガジンハウス周辺の案内図だったのだ。

以前のエルベの★は3っつだったが
あれはお茶をぶっかけた
おばちゃんの態度が酷すぎた結果。

どっちが好きかは
ご自分で判断されるのが良いだろう。

久しぶりにご馳走様でした。

銀之塔
中央区銀座4-13-6
TEL03-3541-6395
お問い合わせの際に「銀座の甚平喰い倒れ日記」を
見たと言うとスムーズにはならないでしょう・・・
11:30~20:30
年中無休

大盛りシチュー(ミックス)¥2,800

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

⇒ エルベで起きた「甚平怒りのアフガンの巻」

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   それでは明日もお会いしませう

銀座 古川にて「ハンバーグステーキ・シチューソース」をいただきます

2008-04-15 13:49:30 | 銀座・築地 洋食

学生時代は親の金で
気にすることもなく行っていたレカンやマキシムも
いざ、自分の懐具合と睨めっ子ということになると

そこは人間。

なかなか行くことができないのが世の常だ。

社会人になり自分への投資だと言い聞かせて行った
高級店が随分とカジュアルになってしまったのを見て
愕然としてしまったのは随分と記憶にこびりついているのだが、
客を選ぶ店は言語道断にせよ、
店は客を選べない分、客の方も店の敷居に合わせて
それなりのマナーは心得た方が良いのだろう。

客がお店の品を下げることを意識せよと言う訳だ。

どうも説教染みた立ち上がりだと
我ながらに振り返るとそれもそのはず。

部下のゴン太とエヴァのふがいなさへの叱責の延長で
活字が並び始めてしまったからなのだ。

営業マンが客の品を下げるなと!
怒り散らしていたのだが面目ない。



今日は今まで行こう行こうと思いながら
テレビやら雑誌やらの絵面だけで
お腹いっぱいになっていた有名店のお話を。

古川。

エビフライがドライカレーに2本刺さった
海老フライとドライピラフクリームカレー添え¥2,600や
魚介類のクリームシチュー¥2,400などが
よく紹介されるメニューなのだが、
こいつをブラウン管に向かって高い高いと
叫び続けるのもどんなものなのかと
節約令の出された我が家を省みず
奮発させていただいた。



メニューをざっと見ると最安値は
若鶏のカレー¥1,300だった。

気になったメニューは前述の2品に加え
牛タンシチュー¥2,300と
ハンバーグステーキ・シチューソース¥2,300。

悩み抜いた末、私はハンバーグステーキを。
同行したゴン太はノーマークの
ポークカツカレー¥1,800を
注文させていただいた。

ほどなくしてやってきたサラダ。

強烈な先制パンチをいただいた。

野菜の類の品質が良いの序の口で、
何と言ってもドレッシングの秀逸さ。

フレンチドレッシングにマスタードを合わせたような
上品な苦味を伴った程よいピリ辛さが、
野菜の旨さを補うような引き出し方。

ぐうの音も出ません。参りました。



続いて先にやってきたのが
ゴン太のポークカツカレー。

実はこのカレー。

カツがルーの中にも同じ位埋もれていた。

一舐めさせてもらうと
野菜や果実の甘さをクリームでのばして、
スパイスの辛さで引き締めたような味なのだが、

ゴン太に言わせると
スプーン一口では美味しいルーも
この肉量と合わせると見た目以上に腹に堪え、
ご飯足しましょうか?という神様のような囁きに対して
もう無理っすと返させてしまうそうだ。



私のお目当てがようやくやってきた。

ジャーン。

これが古川のハンバーグステーキ・シチューソースだ。

新香とごはんがお供をし、
残念ながら汁ものは付いていなかったが
それ以上に見た目の美しさに心を奪われた。

ちなみにこちらのお店。

お水代わりにスリランカだかの茶葉を使った
アイスティーを出してくれるのだが、
すっきりとした茶葉が一品一品の後味を
さらりさらりと流してくれる。



美しい球体の中の按配は
はたしてどのようになっているのだろうか・・・?

思い切ってぱっくりとやると
熱気と共に旨そうな香りが
私のデカイ顔を直撃した。

ナイフ&フォークでなく
お箸がセットされているのは
ニューメルサの客層が
年配だということを踏まえてか?

それともうちは洋食屋だという
気概の表れだろうか?

真意は判らないが
箸置きが当たり前のように使われていることは
女将の気立てのよさと共に好感が持てた。



このつなぎは何だ?と思いながらも
まずは一口いただきたい・・・

旨い。

元々つなぎは極力少ないハンバーグが
私の好みだと言ってきたのだが、
その理由は肉汁がしっかりと馴染みきったハンバーグは
中々作れないだろうと思っているからだ。

肉には馴染む肉汁もつなぎと合わさると、
どうも触媒したようにあまり好ましく思っていない方の
肉っぽい臭みを伴ってしまうことが多かったのだ。

これは感覚的な問題なので中々判り辛いのだろし、
逆にこいつが良いと言う向きもあるのだから
あくまでも嗜好の問題と捉えていただきたい。



このハンバーグ。
つないだ部類の中では中々の代物。

牛ひき肉の塊炭火焼きが好きな人間に
ハンバーグという食べ物を勉強させてくれた。

このお皿。

付け合せのひとつひとつに
しっかりと下味が付けられている。

デミグラスソースに
つけてもつけなくても
にんじん、ブロッコリー、ナス、
ホワイトアスパラ、じゃがいもといった
一品一品をしっかりと味わせてくれたのだ。



こちらのお店はシチューやカレーが売りのお店だ。

初来店でウリにかすりもしないオーダーは
どんなものかとシチューソースのハンバーグで
何とか体裁を保ったのだが、
シチューのお味は赤ワインの利いた
万人が美味しいと答えるであろう平均値の上の方。

ハンバーグから溶け出した肉汁と併せて食べるも由。
純粋にシチューの味を楽しむも由。
パンがあるのかは知らないが
合わない訳は見当たらなかった。



食事を終えて考えた。

この料理で¥2,300。

全然高くない。

新香は塩梅を心得た絶妙な塩っ気。
ごはんの加減も問題なし。
アイスティーの減り具合を
見計らって訪れる間の取り方。

なにより柔らかい接客が心地良いのだ。

嫁のずるい!という言葉を
置き去りにしないように再び訪れたい。

ご馳走様でした。

古川 銀座5丁目ニューメルサ店
104-0061 中央区銀座5-7-10ニューメルサビル7F
TEL03-3574-7005
※お問い合わせの際に「銀座の甚平喰い倒れ日記」を見たと言うと
「何ですか?それ?」と言われます
11:00~14:30 17:30~20:30
不定休(ニューメルサに準ずる)

ハンバーグステーキ・シチューソース ¥2,300
(アイスティー、ごはんのおかわり無料!)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★▲☆

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築地場内 豊ちゃんにて「オムハヤシ&カキフライ」をいただきます

2007-10-12 14:25:54 | 銀座・築地 洋食

ここ最近。毎週のように銀座に来ているのだが
久しぶりに場内でランチをいただくことにした。

連れのお方は大の豊ちゃんフリーク。

1年半ぶりくらいにアタマメニュー
(カツ丼などで具とごはんを別盛りで提供してくれるメニュー)
などで有名なこちらのお店にやってきた。

時間は12時20分。

ランチ激戦の時間帯では
さすがにどこのお店にも並びができていた。

豊ちゃんに来るのは3度目なのだが、
2度目にハヤシとカレーの合がけの
ハヤシのルーが焦げっぽかったことにがっかりして
自然と足が遠ざかってしまっていたのだ。



5分程列に並び
女将さんの手招きでようやく着席することに。

注文したのはオムハヤシ大盛りと単品3個のカキフライだ。

オムハヤシは前回とハヤシのルーを比較してみたかったので
あっと言う間に決めたのだが、10月と言えば牡蠣のシーズン到来。

客の多くが注文していたカキフライの大ぶりな様子を見せ付けられて
私もシーズンインしたくなってしまったのだ。

最初にやってきたのはオムハヤシの大盛り。

並びの終盤で注文を聞いてくれるので
着いて数十秒で用意してくれた。



前回の事件が頭によぎったのだが
とりあえずパクリといただいた・・・

前回ほどではないがやはりルーを焦がしている。

ただし、おふくろが作ったような無骨なオムレツと
一緒に食べていると焦げてしまったと言うよりも
焦がしたくらいが美味しいだろ?と
言われているようにすら錯覚してしまう。

ようするにこれが豊ちゃんのハヤシの味の正体なのだ。



以前、ナポリタンとハンバーグは
大人を大きな子供にしてくれると言ったが
このオムハヤシも大の男をおっきな赤ちゃんにしてしまう。

これがB級グルメの醍醐味なのだと
以前目くじらを立てた自分を小さく見せてくれた。

活気の中でかき込むオムライスは
いつもの眼鏡も20%増しにしてしまうような
魅力があったのだった。



オムライスから3分程。

今年、最初のカキフライがやってきた。

カキフライ定食はこのカキが8個程のっていたので
たいそうなボリュームに見えたのだが
単品では大きくても3個のフライ。

止まらなくなったらどうしようと
変な心配をしてしまった。

とりあえず何も付けずにカリッと・・・



旨い。

もう少し油にかける時間が短い方が好みだが
しっかりと火が通りむっちりとしたカキの身から
振り絞るように海のミルクが溢れ出た。

初モノにしては十分な味だったのだ。



そういえば青山一丁目の
広島風お好み焼き屋のさっちゃんが
生牡蠣もってきたら焼牡蠣でもお好みでも
やってあげるよと言っていたのを思い出し、
来月あたり価格が落ち着いたら買出しに
行くべきことを思い出させてくれた。

牡蠣好きな人には嬉しいシーズン到来なのだが
銀座落ちした私にとっては羨み、懐かしまなければならない
苦しいシーズンの到来なのかもしれない。

ご馳走様でした。

豊ちゃん 
中央区築地5-2-1築地卸売市場1号館
TEL03-3541-9062 
6:00~13:30 
日曜・祝日・不定休(築地市場に準ずる)

オムハヤシ ¥1,040(大盛り代金不明+¥50かな?)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

カキフライ ¥630?(すいません。値段はうる覚えです)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチ3連射を・・・

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銀座 バジリコにて「ジャンバラヤ」をいただきます

2007-03-29 16:32:18 | 銀座・築地 洋食

前々から気になっていたお店がある。

ばじりこ。

およそ喫茶店には似つかわしくない
名前のこのお店の中が、
いったい全体どんな様子なのかを知りたくて、
昼食処としては選択肢から外していた
この門をついにくぐってみたのだ。



店の雰囲気はとても昭和な感じだ。

時間の流れがこの中だけ1/2になったような
錯覚すら感じさせてくれるようなものだった。

昼食のメニューは大別すると2系統。

スパゲティとピラフだ。

どうにも喫茶店のスパゲッティは
量的に満ち足りないイメージがあり、
ピラフ系の中で一番もたれてくれそうな
ジャンバラヤを大盛りで注文した。



最初にやってきたサラダはとっても普通。
ジャンバラヤの方にどうしても意識がいってしまい
カウンターの先の調理方法に
目と耳を立てさせていただいた。

さすがに喫茶店のジャンバラヤ。
生米から具材と一緒に炒め上げるものではなく
炊き上がった白米を炒めて作ったものだ。



5分程で出来上がったのがこちら。

ソーセージに海老、コーン、にんじん、玉葱を
ケチャップとコンソメとタバスコで
味付けしているようだ。



そいつにたっぷりと青海苔が
振りかけられているのだが、
ケチャップとタバスコが焼かれた匂いに
堪らずスプーンを押し込ませていただいた。



・・・・

チンしたものと比べたら
とてもとても失礼なのだが、
そこは喫茶店のピラフ系。

多くを求める方がお門違いなのだろう。



コンソメスープの方は悪くない。
熱すぎて味の判断がつきにくいのだが、
コンソメに生葱の香りが絡んで
さっぱりとした味わいだった。



食後には喫茶店らしく
コーヒーが付いてくるのだが、
単品でコーヒーを頼めば¥4~500の世界だ。

ランチの費用が¥1,000程度に対して
およそ半分近くのウェイトを占めるコーヒーは
美味しくいただけました。

ご馳走様でした。

ばじりこ
中央区銀座3丁目15-16
℡03-3541-4867

ジャンバラヤ ¥1,200?(大盛り¥200?を含む)

甚平満足度 ★★▲☆☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

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銀座 煉瓦亭一丁目店にて「ミートローフ」をいただきます

2007-03-07 11:46:21 | 銀座・築地 洋食

ここ数週間のずさんな更新状況に
今週こそはと息巻いて出社したのだが
気が付けば水曜日。

見に来ていただいてる方々には深々と申し訳ない。

世に言う決算月も後3週間。

もうしばらくこのペースにお付き合いいただきたい。

先日あまり開拓をしていなかった
1丁目界隈をフラフラしていると
運命的に煉瓦亭1丁目店に出くわした。

3丁目の本物には何度もお邪魔しているのだが
暖簾分けの新富町のお店「洋食元祖煉瓦亭」と
そちらの支店「煉瓦亭一丁目」には
今まで行ったことがなかったのだ。



入口の前にはメニューが広げてある。

Bランチとやらは四角いハンバーグこと
ミートローフと牡蠣フライ。

しかも¥950ときたもんだから即決してしまった。

こちらのお店は2階建て。
1階のカウンターも空いていたのだが
写真を撮るための光量が足りず2階にお邪魔することにした。



家庭の食卓でもお店でもハンバーグは
大変な人気メニューなのだが兄弟分のミートローフは
私も皆さんも食べる頻度が前者と比べてあからさまに
違うのではないだろうか?

久しぶりに食べるミートローフを心待ちにしていると
最初にカップに入れられたコーンスープがやってきた。

このコーンスープの特徴はとにかく
コーンの甘さを抑え、キリッと仕上げていること。

コーンが缶詰じゃないのか、コンソメが力強いのか
大人のコーンスープと表現したくなるような旨さだ。



ライスと一緒にデミグラスを
たっぷりとかけられたミートローフがやってきた。

付け合せにはキャベツ、ピーマン、ニンジンを
塩胡椒し油で炒められたものが。

カキフライは2つ。
揚げ方なのか身が純粋に大きいのか
たっぷりのタルタルと共に鎮座している。



デミグラスを一舐めすると・・・

こいつは旨い!

外はカリッと、
中は肉々しさの面影を残した
ミートローフに絡めて食べると
どんな味になるんだろうか?



カキフライのタルタルソースは
ここまでかけられてしまっていれば
このまま食べるしかない。

普段ならばタルタルばかりに支配されかねないと
躊躇してしまうような分量も取り合えず試してみよう。



ソースのかかっていない部分に
ナイフを押し込み火の通り加減を
愉しみながら一口・・・

???

ひき肉にコーンビーフを混ぜているのだろうか?
ミートローフ単体では牛の嫌な方のクセがしっかりと残った
ワインで舌の神経を柔らかくしながら食べたくなるような味だ。

気を取り直してソースに絡めて食べると・・・

!!!

旨い!

ソースが見事に臭味を旨みに変えている。
最初にソースを舐めた時点では
ちょいと濃厚すぎるんじゃないかと
お肉の味を認識できるか不安だったのだが
強い味同士がぶつかって丁度よくなってしまってるのだ。

「お願いしま~す!ごはんおかわり。」

ミートローフを1つ食べ終えたところで
補給をお願いしてしまった。



季節も終わりのカキフライだが、
大きく見えるのは揚げ方ではなかった。

邪道やらもったいないやら聞こえてきそうだが
大ぶりな牡蠣にナイフを入れて海のミルクを
ジュワと出してタルタルと混じり合わせながら
口の中に放り込んでみた。

旨い。

¥950のランチメニューで2つと決められたものだから
しょうがないのだが10個くらいはいただきたい。



こちらのお店。

常連さんが多いようだ。
来る客来る客顔見知りのようで
仲居のおばちゃんとの会話が弾んでいた。

そういえば本家のオムライスやら
でっかいカツレツやらも
トンと食べていなかったのを思い出した。

「洋食元祖・・・」の方もいってみたいが
次回は3丁目でデミグラスの違いでも感じてみようと
思いながら店を後にした。

ご馳走様でした。

煉瓦亭1丁目店
中央区銀座1-14-1
℡:03-3561-3838  
平日 11:30~14:30 17:00~20:30
土曜 11:30~14:00   
日曜定休

ミートローフとカキフライ ¥950(ごはんのおかわり無料!)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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銀座 レストラン早川にて「オムライス」をいただきます

2007-02-28 22:35:23 | 銀座・築地 洋食

私はオムライスが大好きだ。

過去の日記の洋食覧やカレーの類を読み返すだけで
相当な卵好きであることを我がことながら
改めて痛感してしまう。

昨日はレストラン早川のオムライスを
食べたことがないことに気付き、
以前他の洋食メニューを食して
量に物足りなさを感じていたこのお店に
1年ぶりに行ってきた。



場所は銀座の4丁目。

ナイルさんが営む
ナイルレストランのお隣にこのお店はある。

実際に食べた事のある方であれば
共感いただけるのだろうが
たとえ¥1,200でも良い。

メニューを見ながらコロッケ魚フライや
ハンバーグ生姜焼きなどの合わせ技メニューがあれば
なんとも心強いお店になるのにと
この店に来る度に感じてしまう。



初志貫徹でオムライスを大盛りで、
ナポリタン¥700を追加するという荒業も熟考したのだが
妻の顔が頭に浮かび諦めた。

待つこと10分程でお目当てがやってきた。



こちらがレストラン早川のオムライス。
人の言葉で誰もが思い描くオムライス像ということだが

なるほど。その通り。

半熟でない薄く焼き上げられた玉子焼きで
チキンライスをくるんである。

遠い昔に母が作ってくれた
初めて食べるオムライスもこんな感じだった。



真ん中にビッとケチャップが振ってある。

中の按配はというと・・・

スプーンでぱっくりと切れ目を入れると
甘~い匂いがネクタイの辺りに込み上げてくる。



ライスにハムにタマネギ。

こいつにケチャップを振って相当炒めていた。

オムライスは卵の按配こそ
素晴らしいお店が多数あるのだが
その内の半数以上のお店が
ケチャップライスやチキンライスの
仕上がりで台無しにしてしまっていることが多い。



スプーンを潜らせて一口・・・

んんっ旨い!

このお店は台無しにしてしまう最大の要因である
ケチャップの酸味を千切りのタマネギの甘味と絡めて
うんまいケチャップライスに仕上げている。

みじん切りにしないのも
味のバランスを考慮してのことなのだろう。

卵は正直グジュグジュの半熟が好みなのだが
気にすることなく最後まで食べきれた。

惜しむべきはやっぱり量!!

席を立ち、どこにハシゴしようか思考しながら
銀座の街へフラフラと旅立った。

ご馳走様でした。

レストラン早川
東京都中央区銀座4-10-7
℡03-3541-7664
日曜・祝日定休
11:30 - 15:00 / 18:00 - 20:00

オムライス ¥800(大盛り¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★▲☆☆

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銀座 葡萄の樹にて「柴漬けオムライス」をいただきます

2007-02-19 15:39:39 | 銀座・築地 洋食

先週の金曜日。

読者のmymyzuさんに教えていただいた
柴漬け入りのオムライスが気になり銀座の一丁目まで。

銀座一丁目の路地裏に
とんかつの春日と寄りそうように立地した
葡萄の樹なるお店に行ってきた。



11時50分と着いた時間が早かったこともあり
10分ばかり表を散策するハメになった。

駐車場のフェンスに干してある
ゴム手袋やらと銀座とは思えない
路地裏の妙な生活を満喫しようやく来店。



先客はゼロ。

カメラを携えたいの一番の来店に
おっちゃんおばちゃんに多少身構えられてしまったが
小ぶりな鉄板とカウンター、それからテーブル席が1席と
こじんまりとした店内に目をやりながら
一通りメニューに目を通した。



濃厚とのタレこみのあった
ビーフシチューも気になったのだが
やはり柴漬け入りのオムライス。

まずはこいつをと大盛りで注文した。



鉄板のまん前に陣取ったので
興味深く作り方を見学させていただいた。

まずは油を引いてお肉を手早くに火を通す。

事前情報ではステーキ肉の端切れと
ガーリックを一緒に炒めているということだった。



続いてご飯、キノコのみじん切り、万能ねぎ、
柴漬けをその上にかぶせ薄口醤油で味付けしながら炒める。

ご覧の通り醤油は完全に回っていないのだが
この状態で放置し、おこげをわざと作っている。

今日はしばらくして揚げニンニクをまぶしていた。

最初のお肉と油と生にんにくを炒めると
強烈に薫ってしまうので昼時のサラリーマンには
この手順の方が相応しいだろう。

ちなみにこの量は私の大盛り分と
直後に来店したマダムの2人分だ。

残念!



食い入るような視線を投げかけている最中で、
サラダと漬物がやってきた。

かちらをポリポリやりながら
再び鉄板に目を戻す。



おっとっと・・・

コンソメスープがやってきた。

ここまでの品々はどれも可もなく不可もなく
の出来栄えだった。



焦げ目をつけたガーリックライスを鉄板のすみに寄せ、
30回ほど玉子をかき混ぜてオムレツを作る。

お皿に先ほどのガーリックライスをのせて
その上にオムレツをかぶせて出来上がりだ。



こいつが葡萄の樹製ふわふわ卵のオムライス。

オムレツの下のガーリックライスが
醤油と柴漬けに影響を受けて
蛸飯のようにも見えてしまう。

お味の方はいかがなもんだろうか?



柴漬けがお判りになるだろうか?

ライスだけを恐る恐る口に運んでみる・・・

???

驚いた。柴漬け独特の酸味が全く消えてなくなっている。
醤油の味がキツイわけでもない。

薄口の醤油とフライドガーリック、
ネギに柴漬けのそれぞれが影響し合い
とても柔らかな味になっているのだ。



卵と一緒に柴漬け入りのライスを口に運ぶと
柴漬けばかりに意識がいってしまいそうなのでが
全然そんなことはない。

卵の甘味を十分に認識できる力加減だ。

醤油を入れているのでケチャップはと思い
最後の最後までケチャップを使わずにいたのだが
思った以上にまろやかな柴漬け入りライスは
ケチャップとの相性も良い。



食後にはコーヒーもついてくる。

私とマダム以外のオーダーのほとんどが
牛ステーキランチに集中していた。

次回の獲物はこいつに決まったのだが
こちらのお店。

大将とお母様のお二人で
切り盛りしているようだが
高齢なお母様への配慮の欠けた言動は
お店の評判を下げてしまいますよ。

ご馳走様でした。

葡萄の樹 
中央区銀座1-4-6第一ナスダ銀座ビルB1F
℡03-3567-7550
11:30~14:00
17:30~23:00
日曜定休

ふわふわ卵のオムライス ¥900
(大盛り無料。食後にコーヒー付き)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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築地 築地キッチンにて「オムレツピラフ」をいただきます

2007-02-05 15:23:44 | 銀座・築地 洋食

事件です。

DS lightは持ってきたのに
相棒のカメラを忘れてしまった!

実は昨日の昼食で1個約800カロリーという
メガマックとやらをどうしても食べておきたくて
最寄のマクドに突撃したまま、
カメラを会社カバンに移し忘れてしまったのだ。

しかも10時30分販売開始の50個に
11時30分であぶれてしまい喰えずじまい。

仕方なくビックマックを5年ぶりに食べるという
トホホな週末なのであった。

というわけで今日のブログは携帯カメラにつき
画像が粗い+枚数が少ない2重苦を
なんとかテキストで濁させていただきたい。

今日は以前「ひいらぎ」というお店をご紹介した
東劇ビル地下1Fのtsukiji kitchenへ
通算3回目の来店だ。

最近雑誌か何かで紹介されたらしく
先週なんかは並びがきつくて
他の店に回ったほど繁盛している。



入口のボードに本日のメニューと
雑誌の紹介ページの開きが置かれていた。

A・・・ハンバーグ デミグラスソース ¥1,000

B・・・フレッシュトマトソースのパスタ ¥900

C・・・オムレツピラフ        各¥800

    ドライカレー

    ハヤシライス

ネーミングに惹かれて
オムレツピラフとやらを大盛りで注文した。



最初にやってきたのはサラダと
あさりのコンソメスープ。

どちらも無難な味付けで
一番驚いたのが私の携帯カメラの性能の悪さ。

so902iを使っているのだが
先代のシャープ製に比べて
ピントを上手に絞ってくれない。

携帯電話を弄り回していると
お目当てのオムレツピラフがやってきた。



皆さんがイメージするオムレツピラフという名称の食べ物は
いったいどんなものだろうか?

その正体はピラフとは謳っているものの
オムライスをバラバラにした
ケチャップライスとオムレツと牛肉入りドミグラスソースの
集合体なのであった。

ドミグラスソースを舐めてみると
悪い感じは受けない。



にんじん、ピーマン、タマネギが刻まれた
ケチャップライスを口に運ぶと・・・

平凡だ。

柔らかめに炊かれたごはんに
更にケチャップの水分を吸い込んだピラフは
ボソボソとしてしまって、
味の方も中途半端なケチャップの酸味を
隠すためにドミグラスやオムレツの
円味をかりないと食べ辛い。

自分で大盛りにしてしまったこともあり
ドミグラスソースの量とごはんの量との
バランスも完全に崩してしまい、
ソースが欲しいのに足りない事態に・・・

食後にコーヒー、紅茶を提供してくれることや
料金などを考えるとまずまずということになるのだが、
正直、行列ができるほどではなさそうなのだが・・・

ご馳走様でした。

tsukiji kitchen
〒104-8422
中央区築地4-1-1東劇ビル地下1F
TEL&FAX 03-5550-1385
平日 10:00~23:00 (ラストオーダー22:00)
(土曜・日曜・祝日は定休。貸切パーティーのみ可)

オムレツピラフ ¥800(大盛り無料!ドリンク付き)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

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⇒私はお隣のひいらぎの方が美味しいと思います

銀座 YOUにて「オムライス」をいただきます

2007-01-19 15:33:03 | 銀座・築地 洋食

昼飯を完全に喰いそびれてしまい、
14時を回ったところでようやく銀座の街に繰り出した。

どこのお店も準備中ばかりが目に入り
思い立ったのがYOUのオムライス。

1年ぶりのご対面だ。

場所は歌舞伎座を築地方面に
数十メートル進んだあたり。

普通の喫茶店に見える
このお店が旨いオムライスを喰わせてくれる。



ランチタイムならば¥1,000で喰えるオムライスも
時間外れはドリンク込みで¥1,180。

量が少ないのがわかっているので
大盛り¥200と一緒に注文した。

昼飯時にはこいつを求めて
並びができるほどの人気メニューなのだが、
注文してから2~30分待たされることも
少なくないこのお店は、
よっぽど時間があるか、
時間を外すかした方がよろしいだろう。



14時を過ぎると食事を頼む客もさすがに少ない。

10分待たずにオムライスがやってきた。

蒸しパンのように美しいオムレツが
ケチャップライスの上にのっている。

玉子の甘味を堪能したい私としては
ケチャップをあまりかけて欲しくないのだが
酸味控え目なオムライスを乗っ取らない程度の
ケチャップが予めかけられている。

ここのオムライスは「たいめいけん」の
たんぽぽオムライスとよく比較されるので
試しに見比べていただきたい。

下の写真がたんぽぽオムライス大盛り¥2,150。



YOUのオムレツはたいめいけんのものよりも
バターの香り写りが強い。

蒸しパンのようだと表現したオムレツの
表面の仕上がりはどちらも似ている。

オムレツの中身はYOUはクリームが
ふんだんに使われていて、
表面をスプーンで紐解くとドザッと
黄金の恵みが弾け出てくる。

たいめいけんの大盛り¥2,150と
量の少ないYOUのランチ¥1,000を2杯で考えれば
ややたいめいけんの方が多いとはいえ
オムレツを2倍楽しめるのでYOUの方が良いかも・・・

どちらも旨いのだがたいめいけんの
ケチャップはオムレツには強すぎる・・・

とは言えケチャップライスの仕上がり具合は
たいめいけんの方が上だろう・・・

仕事もこのくらい頭を使えば良いのだが、
要するに¥1,000ででっかい旨いオムライスが食べたいとの
邪念が働いているだけにすぎなかったのである。



角度を変えて見ると中に潜んでいる
とろみへの期待感が更に高まる。

スプーンをメスに置き換えて
もち肌を切り開いてゆく。



溢れるという漢字を子供たちに教えるのならば
これほどぴったりなものは世の中に存在しないのではないかと
思いたくなるような金の汁が止め処なく滴る。



ありがたいものを
スプーンで丁寧に掬い上げていただく。

旨い。

オムライス好きな私には応えられない食事だ。

米の具合は硬めで良い。

みじん切りのたまねぎとベーコンだけの具材で作る
ケチャップライスがそれだけで旨いと
言えるものになれば最高のオムライスだ。

それからケチャップをデミグラスに・・・
(生意気ばっか言ってごめんなさい。)

私の好みはたいめいけんケチャップなしだけれども
どちらが旨いかは人それぞれ。
勝負の行方はみなさんでご判断いただきたい。

言い忘れたことがもうひとつ。
こちらのアイスティーにはブランデーを落としてくれる。
「ブランデーはいかがなさいますか?」と聞かれれば
「たっぷりと!」お願いしていただきたい。

美味しいごはんをご馳走様でした。

you
中央区銀座4-13-11
℡03-3541-5204
   8:00~22:30
土曜 8:00~22:30
日・祝9:00~22:30
年中無休

オムライスセット ¥1,380(大盛り¥200を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

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⇒ 高かろう旨かろう!たいめいけんのオムライスはコチラ

銀座 エルベにて「ビーフシチュー」をいただきます

2007-01-17 15:04:09 | 銀座・築地 洋食

知人との昼食が急遽キャンセルになり
一人で銀座の街を探索することに。

集団で食べる際には中々過半数が得られずに
食べていなかったシチュー屋さんが歌舞伎座の裏手に
あることを思い出し熱々の洋食でも喰らおうと覗いてみた。



「エルベ」。

良くも悪くも噂を耳にしていた
ちょっとした有名店だ。

店の前の看板でメニューを確認すると
ビーフ、貝柱、海老、野菜のシチューは¥1,500。
ビーフとタンのミックスが¥1,700。
タンシチューが¥1,900とある。

一本築地よりにある銀の塔とは
¥1,000ばかしお安いわけだ。

タンシチューにしようかと迷ったのだが、
中に入って大盛りが¥300、玉子を落とすと¥100
であることが判明し、同じ¥1,900ならばと
ビーフ、大盛りに玉子を落としてもらった。



こいつがエルベのビーフシチュー。
シチューに合わせて程好い硬さのライスはおかわり自由。
私の実家の味にそっくりなあっさりとした白菜漬けがついてくる。

木のトレーに埋まったボールに入ったシチューは
ブクブクと熱々ぶりが見て取れる仕上がりだ。

ビーフシチューには牛肉、インゲン、
じゃがいも、たまねぎ、にんじんが入っている。

レンゲでシチューを掬ってひと舐めする・・・



フォンの作り方なのか?
はたまたデミグラスに合わせる赤ワインの種類や
アルコールの飛ばし方なのだろうか?
トマトの風味は感じても赤ワインのクセはほとんど感じない。

ここのシチューは濃厚なシチューというよりも
フォンの旨みをさっぱりと楽しむシチューなのだ。

3日かけて作っているとのお店の主張から
おそらく、ごく一般的な普通のビーフシチューを
作る手順のように、肉や野菜の旨みをシチューを作る
一連の流れで閉じ込めながら作るというやり方ではなく、

1日目に旨みを出すフォン作りを行い、
2日目にデミグラスなどを合わせてシチューを作る。
3日目に一晩寝かしたシチューに下茹でした根菜などを
合わせて完成させる。

じゃがいも、にんじんの火の通りが明らかに甘い(硬いです!)
ことも相まってこんな手順を勝手に想像させていただいた。

ただし、シチューのとろみは好みで人それぞれなれど
本当に3日も手間がかかっているかというと疑問が残るが。



シチュー自体はまずまずで、
¥1,000ばかしお高い銀の塔よりは美味しいと思う。

お肉の方はシチューの熱さもあって
煮込まれた柔らかさは感じられても
旨いのかまずいのか判断し辛かった。

だいぶ温度も馴染むと牛の正体もだいぶ掴める。
とびっきり美味しいとは言えないがまずくない牛肉だ。



ここの大盛りは具がしっかりと大盛りになっている。

普通サイズでもゴロゴロしているお肉が
これでもかと入っているのだ。

具材の量を考えれば
値段相応ということになりそうだ。



最初に良くも悪くもと言っていたお店の評判だが、
評判通り落ち着かない。

江戸っ子気質なおばちゃん2人と
それに怯えながら使われているおばちゃん2人。

狭い店内での客を無視した
(彼女たちからするとお客さんのためにと言う事なのかもしれないが)
やり取りは江戸っ子の私ですら気になってしまう。

ご馳走様でした。

エルベ
中央区銀座4-11-8
℡03-3541-2050
11:30 - 20:30(土曜11:30 - 14:00)
日・祝日定休

ビーフシチュー ¥1,900(大盛り¥300、玉子¥100を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 大山にて「ポークカツレツ」をいただきます

2007-01-15 14:11:12 | 銀座・築地 洋食

銀座の外れ。

新橋演舞場周辺の料亭街から
道一本隔てたところに
「レストラン大山」という
洋食屋さんがある。

去年の春先から足が遠のくこと10ヶ月。
久しぶりにオムライスでも食べようかと
行ってみたのだ。



このお店の一番の印象はお店のつくり。

3階建ての建物の2階席は1階から
吹き抜けになっているのだ。

昭和を感じさせるこの2階席から
1階席のあたまを眺めながら食べる昼食は
江戸川乱歩が好きな私にとっては
幼い頃に憧れた小林少年を思い出させてくれる。



オムライスをと言ったものの、
日替わりランチに記載されていた
ポークカツ(失礼!正式名称が思い出せない)が
どうしても気になってしまったので
予定を変更して豚肉に噛り付くことにした。



こちらが日替わりランチ。

大盛りで頼んだライスに味噌汁、
勝手にポークカツと呼ばせてもらている
キッシュの調理法に似た薄皮をまとった豚肉に
いかとあさりのトマトソースのリングイネだ。



ソースの名もわからないのだが、
デミグラスとウスターをワインで
馴染ませたような味で、
強過ぎず弱すぎず豚の臭味を感じさせない
ぴったりのソースだった。



ナイフを入れてみると
衣ではなく薄皮であることが改めて実感できる。

ソースを絡ませないでそのまま食べると
豚肉の火の通りがやや甘いのかなと感じさせるのだが、
卵を使っているであろう薄皮を生かすには
この加減が精一杯なのだろう。

ソースを絡ませれば問題ない。

平皿に盛り付けられたごはんに
胡椒を振ってガシガシと消化させていただいた。



トマトソースのリングイネのあさりは
しっかりと砂抜きがされている。

トマトソースは豚肉の方に合わせて
トマトの酸味を押さえたまろやかなソースだ。

これは正解だと思う。

豚の方のソースとの相性がとても良く、
混在しているふたつのものを見事に一皿にしている。



いかには綺麗に飾り包丁が入れられている。

以前来店した際には
なかなかお腹がいっぱいにはなりにくいお店
との印象だったのだが考えを改めたい。

メニューによってだったのである。

メニューによってと言えば味噌汁。
このポークカツには全然合いません。

無難にコンソメスープやポタージュ、
または味噌汁を出さないなど、
余計なお世話だがせっかくの料理を
台無しにしかねないサービスはしない方が
お客にとってもお店にとっても幸せの近道だ。

美味しいごはんをご馳走様でした。

レストラン大山 
中央区銀座8-19-1大山ビル1F
℡03-3541-8884 
日曜・祝日・第1第3土曜定休

日替わりランチ ¥950(ライス大盛りを含む)
ポークカツレツ&いかとあさりのリングイネ
 
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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築地 ボンナ・カストラにて「ほうれんそうのフォンデュ」をいただきます

2006-12-27 18:03:38 | 銀座・築地 洋食

昨晩の驚異的な大雨と打って変って
この時期には珍しい最高気温20度。
自宅のベランダからは、
この冬で一番綺麗に雪化粧した
富士山を拝むことができた。

ポカポカ陽気に誘われて
いつものように晴海通りをプラプラしていると
東劇の角の道を歩いたことがないことに気が付く。

ガンセンターへ続くあの道だ。



周囲のおじさま達から
この道に一軒洋食を出すお店が
あることは聞いていたのだが、
おそらくこの看板がそれなのだろう。



ビルとビルの狭間に吸い込まれると
築地の外れの喧騒に「お城のような」をウリにしている
ボンナ・カストラに辿り着いた。



レストランウェディングにも
対応しているお店だそうで、
築地のお店とは思えないエントランスなのだ。

中に入るなり心は決まっていた。

入口でチーズフォンデュという
脳みその片隅にかすかに残っていたカタカナを
目にしてしまっていたのだ。



日替わりランチ、ハンバーグ、ドリア、パスタ、
オープンサンドなどの他のランチメニューは一律¥800という中で、
ひとり倍近い¥1,500という金額の
ほうれんそうのチーズフォンデュ。

ここ3年食べていなかったスイスの刺客に
完全に一目惚れした格好だ。



白ワインが効いている方が好きな人。きらいな人。
定番のグリュイエールに合わせるチーズのあれこれなど。
シンプルな料理だけで家やお店によって七変化するのも
フォンデュの醍醐味だ。



ほうれんそうの具合は
どんなもんなのだろうか?

一口ぺロリ・・・

グリュイエールとエメンタールを合わせた定番の味は解るのだが、
他にチーズを何種類、何を混ぜているのか解明はできなかった。
ほうれんそうはチーズの強い味に埋没していて、
予想通り色づけ程度の印象だった。

白ワインはほとんど効いていない。
チーズの香りが鼻腔で伸びきったあたりで
微かに薫ってくれる程度だ。

ランチタイムだからなのだろうか?
そういう配分なのだろうか?

総じてまずまず旨い。



こちらがバケット。
2.5CM角に切ってあるのだが
ちょいとばかり小さすぎるのではないだろうか?

小さいものを何回もチーズにつけることで、
いっぱい食べた感は出せるのだろうが、
食べやすさよりもボリュームを優先してしまうのが男の性。



実家にいたころに、朝食で残ってしまった
フランスパンなどが晩飯にフォンデュに化けて出ていたが、
わざとしっとりからカサカサに向かいつつある
古いパンを使っているのだろうか?

チーズが生き返らしてくれるから
文句はないのだがさすがに考えすぎだろう。



ぶっ刺して絡めてからめて放り込む。

旨いは旨いのだが、
一緒に行った同僚は普通のランチメニュー。

10年前のスイスにて一人ぼっちのチーズフォンデュの際には
気付かなかったのだが、こいつは一人で突付くものではない。

みんなで囲んで突っつき合って
談笑しながら食べるから美味しい食べ物なのだ。



ランチには他にご覧のサラダとコーヒーor紅茶がつくのだが、
懐かしさの代償に虚しさを手に入れた昼食だった。

ご馳走様でした。

ボンナ・カストロ
〒104-0045
中央区築地4-1-17銀座大野ビル1F
℡03-3541-8710
日曜・祝日定休

ほうれんそうのチーズフィンデュ ¥1,500
(サラダ、コーヒーor紅茶付き)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

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築地 中村家にて「豚ロース肉味噌漬けライス」をいただきます

2006-10-31 13:08:53 | 銀座・築地 洋食

築地警察署の程近くに「中村家」という
昔ながらの定食屋がある。



3階建てのこの店は1・2階は
ミスター味っ子の日の出食堂のようなテーブル席で、
3階はまるで波崎や妙高などの学生向けの民宿というのか、
はたまた下宿先というのか、なんとも風情のあるお店なのだ。



今日は1・2階のテーブル席が埋まっていたので、
初めて3階に登ってみた。



先客はおらず写真は取り放題。
寝っころがり放題。

自分の家でもないのに勝手にテレビをつける。

ムチャクチャくつろげる・・・



見えるだろうか?

このお店の売りは下は¥500、平均で¥650程度。
一番高いものでも¥850というお値段にあろう。

しかもおかずのボリュームがしっかりとしているので
世の中のお父さん達が見逃すはずのないお店なのだ。



この店では最高級メニューにあたる
豚ロース肉味噌漬けライスを決めゼリフの大盛りで注文した。

大盛りごはんにポテトサラダ、ほうれん草のおひたしに
白菜の漬物。それから味噌汁とメインディッシュの豚肉だ。



マヨネーズ和えのポテトサラダには、
ハム、にんじん、きゅうり玉葱が入っていた。

胡椒が効き過ぎない程度に入っており、
マヨネーズもじゃがいもの味を殺さない程度に
柔らかく味付けしてある。



ほうれん草のおひたしには鰹節がたっぷりとまぶしてある。
サラリーマンの栄養バランスを考えて作っているかのような
メニューの構成にただただ頭が下がる。



メインの豚ロース。

厚切りのお肉が4切れにレタスとわかめと玉葱の
サラダが盛り付けられている。



脂のように浮いている白い紋様の正体は・・・

味噌だ。それも西京味噌。

西京味噌の甘味がお肉の味を
より素朴に感じさせてくれる。

これは旨い。

味噌焼きといわれただけでは想像もしなかった
豚肉の西京焼きとでも言うのだろうか?

この1食だけで健康になれるような
錯覚を持たせてくれた昼食に感謝。

美味しいごはんをご馳走様でした。

中村家
中央区築地1-4-9
℡03-3543-1876

豚ロース肉味噌漬けライス ¥850(大盛りを含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 三原にて「ミックスフライ」をいただきます

2006-10-23 14:06:35 | 銀座・築地 洋食

先日のシネパトスの
昭和レトロっぷりに感化されてしまい再び来訪した。



雰囲気もレトロならば客層もこれまたレトロ。
他の映画館とは明らかに異なる上映作品がシネパトスには並んでいる。



前回行った牛かつ屋の真隣に、
これまたレトロな和洋食店があったので、
「三原」というこの店に今日の昼飯を託してみた。



ランチは破格の¥630から。

同僚のぶりの照り焼きには半丁ほどあろうかと言う
大型のヤッコと味噌汁、新香がついていた。

魚ものにしようかと迷ったのだが、
空腹さ加減が尋常ではなく、この店では高級メニューな
ミックスフライ¥850を得意の大盛り注文した。



最初に新香、味噌汁、ライスが運ばれてきた。

ここでフライングだ。
空腹が昆布でごはんを食べさせてしまった。



ミックスフライが運ばれてきて驚いた。

牡蠣フライが2つに串かつ、エビフライ1尾に
アジフライ1尾を2つに切ったもの。

値段を考えると盛り沢山な内容で、
自然と頬が緩んでしまった。



串カツの玉葱が甘い!
朝、薬丸くんが「じゃがたまの季節到来!」と、
北海道産のじゃがいもと玉葱を使ったカレーを紹介していたが、
旬な食材は旨みを甘く感じさせてくれる。

豚肉と玉葱の食感の違いを
こんなに噛み締めて食べたのは久しぶりのことであった。



驚くほど大ぶりで旨い牡蠣フライとは対照的に
海老フライは小ぶりなのである。

とは言え、鯵フライといい、
海老フライといい、お味の方は申し分なし。

お米の炊き加減が年配客が多いことも考慮すると
私には若干ゆるく感じたこと、
味噌汁にたっぷりと豆腐を入れてくれるのはありがたいのだが、
やはりバランスは重要で、せっかくのお味噌汁が口の中で
大豆の味に引っ張られすぎてしまっていたことは残念なのだが、
全体としては満足できる昼食であった。

お店のおっちゃん、おばちゃんも客層と同年代の昭和20年代だろうか?

東京では少なくなりつつあるこの雰囲気を、
いつまでも残して欲しいものだ。

ご馳走様でした。

三原
中央区銀座5-10-2 三原橋地下街

ミックスフライ ¥850(ライス大盛りを含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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