銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

有楽町 ジャポネにて「チャイナ(醤油)の横綱」をいただきます

2008-02-27 12:29:48 | 銀座・築地 イタリアン

忙しい。死ぬほど忙しい。

どの位忙しいかと言えば
ランチどころか昨日の1食目は驚きの17時。

あまりのひもじさに
有楽町のとある建物に当然のように
吸い込まれてしまった。

そう。ジャポネだ。



人は空腹時に
お腹と胃袋が張り付きそうだなんてことを
言ったりするものだが、私の場合・・・

ぽっこりお腹が全部胃袋になってしまうような感覚だ。

この極限状態を凌ぐために
残り少ないエネルギーを振り絞って出した音は

チャイナ、醤油、横綱。だった。

チャイナにはザーサイ、玉ねぎ、
椎茸に小松菜が入っているのだが
今回のような劇的に空腹でない場合は
油っぽさの中にあっさりが垣間見える
塩味で頼むのも良いだろう。



8分程でやってきたのがこちら。

これがジャポネのチャイナの横綱だ。が・・・

ち、小さい・・・この感覚は・・・



私はゴールキーパーを10年以上やっていたのだが、
試合時にゴールマウスに歩みを取るさなか、
やたらとゴールが小さく感じることがあった。

こういった日は大抵無失点で
ゴールキーパーがゴールを小さく感じるのは
ノッている証拠だと思っていたのだが・・・

大量のスパゲッティが少なく見えるということは・・・?
昨日はノッている日だったのだ。

何にノッているのかは知らないが・・・



1日たって側面を改めて見てみると
やはり量に遜色はない。

フォークを走らせ
17時間ぶりの食物を頬張った・・・

旨い。

空腹時の鼻腔に入ってくる醤油の焼けた匂いは
ルール違反と抗議したくなるような旨さだ。

人間腹が減ると何でも旨いと片付けるられそうなのだが
たっぷりと油にまみれているように見えて
ザーサイの塩気と小松菜の苦味が
野暮ったくならないように引き締めている。

炒めた玉ねぎの甘さもまた、
油っぽさを下品にはしていない。



そういえば、チンゲンサイこそ
今まで苦味を意識して食べていたが
小松菜の苦味がアクセントになっているなどと
考えたことは今までにないことだった。

椎茸がたいして入っていなかったことは
ちょいとばかし残念だったが
風呂上りにビールを飲むような
爽快感を伴った食事だった。



このチャイナ。

レギュラー ¥500
ジャンボ  ¥650
横綱    ¥750

と相変わらずの良心的な価格なのだが
昨日は徹夜確定で眠くならないようにと
遠慮をしてしまったが、

横綱の1.5倍だという親方。

昨日はこいつで丁度良かったのだろう。

負け犬の遠吠えとはこういうことを言うのだろうが
自信が確信になった瞬間だったのだ。

ご馳走様でした。

ジャポネ
中央区銀座1-2銀座インズ31F
℡03-3567-4749
月曜日~金曜日10:30~19:30
土曜日10:30~15:00
日曜日祭日

チャイナ ¥750(横綱)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★☆☆ (単にお腹が減ってただけですが・・)


⇒ ジャポネのジャリコ横綱の巻

⇒ ジャポネのキムチスパジャンボの巻

⇒ 嬉しいアクシデント ジャポネのインディアン横綱の巻

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   それでは明日もお会いしませう

人形町 清寿軒にて「小判焼き」をいただきます

2008-02-25 11:15:53 | 東京・大手町・日本橋・京橋・三越前・竹橋

土曜日は築地に
行く行くなどと豪語していたのだが、
何てことはない。

姫様の
「ズンドゥブが食べたい」の一言で
予定は急遽大変更。

東京純豆腐に行ってきた。
こちらのお店は明日に回させていただき
今日は梅田の続きのどら焼き屋を
ほったらかすまいとご紹介させていただきたい。



清寿軒。

創業は驚きの1861年だ。

こちらのお店の主なメニューは
どら焼きが大判・小判の2種。
最中に羊羹に栗まんじゅうと言ったところだ。

私は最中と大判を食べたことがあるので
今回は小判焼き¥180を2個
購入させていただいた。

ちなみにこちらのお店は
電話で注文をして取りに赴くような買い方が
スマートなのでお奨めしたい。



帰宅後、煎茶を入れて
お目当ての小判焼きをいただくことに・・・

こちらが清寿軒の小判焼きなのだが
左側が潰れてしまっているのはご愛嬌。

営業カバンの中で
書類に潰されてしまっていたのだ。

こちらから見ると
単に半分のどら焼きに見えてしまうのだが
真価の程は後ほど別のアングルで見ていただければ
お判りになるのだろう。



どら焼きの皮は軽やか且つ肉厚で
ふわふわと仕上がっている。

これは原材料覧に記載されている
サイダーが決め手になっているのではないかと
私は睨んでいるのだ。

炭酸の発泡で生地をふっくら仕上げる。
真偽の程は判らないがこんな予想を
立てさせていただいた。

先日ご紹介したうさぎやの物と比べると
どちらも甲乙付け難い素晴らしい皮なのだ。



こちらがこの小判焼きの
ベストアングルなのだろう。

口のようにも見えてしまう
どら焼きの皮が大きな餡子をくわえ込んでいる。

手加減なくどっぷりと盛られた餡子は
何とも食欲をそそってくれるのだ。

旨そうだ。



丁寧にナイフを入れてみた。

先程申し上げた皮の肉厚ぶり。
ご理解いただけたのだろう。

写真を撮ることに没頭していたが
ようやく手を伸ばした・・・

旨い。

ふわふわの皮が
ちょいと贅沢にも感じる餡子の甘さを吸収して
全体的な纏まりを保っている。

餡子の出来栄えは人によっては
甘すぎるように感じるのかも知れないのだが
私は上品の枠からはみ出ないこの甘さは
秀逸だと思う。



うさぎやと比べると
どちらが好みかと聞かれれば、

皮はうさぎや。
餡子は清寿軒と答えるだろう。

ただし、嫁は餡も皮も清寿軒の方が
好みだというのでこいつは人それぞれだろう。

3月3日のひな祭りには
1年に1度だけ¥189で桜餅を焼くのだと言う。

この年に1度だけという言葉。
響くんだよねぇ・・・

美味しいどら焼きをご馳走様でした。

清寿軒
中央区日本橋小舟町9-16
TEL03-3661-0940
10:00~どら焼きが売り切れるまで(16:00程度)

小判焼き ¥180

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

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人形町 梅田にて「梅田丼」をいただきます

2008-02-21 20:01:19 | 東京・大手町・日本橋・京橋・三越前・竹橋

先日、上野のうさぎやのどらやきをご紹介した際に
清寿軒の話がちょいと出ていたので
三越前に行ったついでに久しぶりに
どっしりどらやきを喰らおうと行ってきた。

場所は三越前から人形町へ向かう1本道を
左側で歩き、江戸橋を渡り100m程進み
脇道1本入ったところにその店はある。

店に入るとちょうどどらやきは品切。
昼飯を食べてから焼くとのことだったので
こちらも昼飯を食べて出直すことにした。

人形町と言うと真っ先に出てくるのは
絶品親子丼の玉ひで。

1度だけ食べたことがあるが
久しぶりにとろとろに塗れたいのも山々。

清寿軒からはまだまだ距離があるのと
客先の三越前から離れてしまうのがネックか。



さぁどうしたものかと歩を進めると
路地先からふわっと漂う炭の香り・・・

間違いない。うなぎだ。

匂いに吊られて路地に吸い寄せられると
梅田といううなぎ屋に辿り着いた。

何だかの雑誌で
白焼き丼が旨いと書かれていたお店だった。

途方にくれていたうなぎ好きが
気になるうなぎ屋を見つけてしまったのだから

さぁ大変。

あっと言う間に吸い込まれた。



こちらのお店のランチメニューは

うな玉丼 ¥900
うぞうすい ¥1,050
きじ焼き重 ¥1,050
うな重 松 ¥1,260
    竹 ¥1,700
    特 ¥2,350
    特上¥2,800
    中入¥3,400
白焼き丼松 ¥1,260
    竹 ¥1,700
    特 ¥2,350
梅田丼   ¥2,000

といったところ。



究極の喰い合わせと店が押す
梅肉とうなぎを組み合わせた梅田丼と
出汁で食べるという白焼き丼。

最後の最後まで迷った挙句、
もの珍しさに前者を大盛り¥80増しで
注文させていただいた。


この梅田丼。


お店のただし書きでは、
通常、喰い合わせが悪いから食べちゃ駄目だという戒めが
喰い合わせが良すぎて食べ過ぎちゃうから
食べちゃ駄目だと謳っているのだが

はたして真偽の程は・・・



芳ばしく焼き上げられたうなぎ・・・

梅田丼を決めた理由のひとつには
重と比べるとわざと蒸しを浅くしているので
弾力のある食感が楽しめるというお店の話を
受けたこともひとつなのだ。

箸を割りまずはうなぎだけで・・・

旨い。

この脂の落ち方、上品な蒲焼の味は
宮崎産と予想してみたのだが・・・

残念。三河産だった。

うなぎソムリエを目指す身としては
この失敗はいただけない。



続いて梅肉とごはんでいただいてみる・・・

なるほど。梅の漬け方なのか、
梅肉に味噌でも合わせているのか
梅の酸味はそれほど強くなく、
梅干嫌いでもスイスイ食べれそうな按配だ。

最後にうなぎと梅肉入りごはんを一緒に・・・

・・・・?!

駄目だ。

せっかく上品に芳ばしく焼かれたうなぎの風味が
いくら押さえられた梅肉に合わせていると言えども、
完全に飲み込まれてしまっているのだ。

もったいない。



結局、うなぎはうなぎで、
ごはんは梅肉ごはんとして、
作り手の意図を全く無視していただいた。

一緒に来た肝吸いの上品な味わいや
肝焼きがあったら食べたくなるような
濃厚な肝の鮮度。うなぎの焼き具合といい、
いい仕事を台無しにしてしまっている喰い合わせは
戒めの通りに思えてならなかった。



下の写真はゴン太の頼んだ
白焼き丼 松の大盛り。

上品な出汁にふっくらと蒸された白焼きが
ゴールデンコンビを言わしめるのには
持って来いな出来栄えだった。

こっちにすべきだったと
完全に後悔させられてしまった。



今回、厳しく星を付けさせていただいたが
これは梅田丼に限ってのこと。

重や白焼き丼に関して言えば
評価は豹変する断わりを
入れさせていただきたい。

もったいなさに後ろ髪を引かれながら
ご馳走様でした・・・

梅田

中央区日本橋人形町3-4-2
TEL03-3661-0160
昼11:00~14:00
夜17:00~20:30(土は昼のみ)
第二土曜、日曜、祭日  土曜日はお昼のみ

梅田丼 ¥2,080(大盛り¥80増しを含む)

甚平満足度 ★★☆☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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築地場外 きつねやにて「牛丼+ホルモン煮」をいただきます

2008-02-20 15:11:05 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

先日、インデックスを作ってみて
改めて銀座を名乗りながらも
界隈のお店のご紹介が少ないなぁと
溜息を漏らしてしまった。

そんな出来事があったので
銀座や築地に行った際には
日記を書いていないお店にとの
意識だけはもっているのだが、
久々に行くとついつい懐かしの味を
求めてしまうのも正直な心の内だ。



昨日、ちょうど14時あたりに
築地界隈をウロチョロとする時間ができたので
江戸川なんかの未紹介店に再訪問しようか
いろいろと考えさせられたのだが、
14時では場内は×。

随分と店閉いが進んだ新大橋通りで
何故だかきつねやの鍋に火が入っているのを見つけてしまい
誰もいないカウンターに飛びついてしまったのだ。



今回で3回目の紹介になるこちらのお店。

銀座時代の約2年間を含めると
かれこれ両手片足近くはこのお店に来たことになる。

おそらくは銀座界隈で一番多く来店したお店が
このきつねやと人懐っこいお婆ちゃんの
居心地の良さに引かれて何度も訪れていた
大勝なのだろう。

ホルモン丼¥750+焼き豆腐¥250にしようか
牛丼¥550+ホルモン煮¥550にしようか、
はたまた白飯に肉豆腐¥550+ホルモン煮¥550にしようかと
おもちゃ売り場のお子様状態で迷った挙句、

牛丼、ホルモン煮、大盛り¥100、卵¥50という
ガッツリコースに決めさせていただいた。



グツグツ、ボコッと効果音さえ聞こえてきそうな
地獄鍋の目の前で食べるランチ。

思わずビールと叫びたくなる葛藤を
ぐ、ぐ、ぐっと堪えていただくことにした。

こちらの牛丼。

ご覧の通り脂身ではなく赤身の肉を
細かく刻みあげ、それこそシーチキンの如き状態まで
テロンテロンになるまで煮込んである。

これが旨いのだ。



アップで見れば
本当にシーチキンのように見えてしまう。

飴色玉ねぎと烈火でクタクタに絞られた
牛肉を箸にのせてバクリと・・・

旨い。

シンプルイズベストを地で行くような
飾りっけのないこの牛丼。

やや甘めに仕上げた汁を
細胞の髄まで吸い込んだお肉の味が
口の中でジュワッ~と広がってゆく。



最初の写真を見ておやっ?と思った方。

大盛りの場合、
てんこ盛りの肉の上に卵をのせてしまうと
ズルリと落ちてしまうので、
別盛りにしてもらうか下のように
肉の下に埋めてもらうのか2択を迫られる。

どさっとのった肉を掻き分けて
卵の黄金色を探す楽しみ。

私はこちらをお奨めしたい。



きつねやの良いところは
ごはんの仕上がりでも見て取れるだろう。

汁気の多いホルモンや牛煮で
ふやけてしまわぬように、
ちゃぁんと計算してあるのだ。

卵は1日1個と嫁に決められた言いつけは
今日はここで使う以外考えようはないだろう。



そうそう、話は変わるのだが
今週末の土曜日はどうやら築地界隈で
昼飯を喰うことになりそうだ。

おそらく未紹介で
とんとご無沙汰な寿司大を
何時間でも並んでやろうとの気構えでいるので
界隈随一のお寿司を来週にはご紹介できるのだろう。

頼んでいたホルモン煮は・・・



半分程食べ進めた牛丼に
ドサッと豪快に盛り付ける。

こうすればモツとお肉の2色丼。
もとい牛の親子丼が完成するのだ。

この親子丼。

売れると思うんですけど
新メニューにどうでしょうか・・・?

¥900くらいで。



こちらのお店のホルモン煮。

地獄鍋の様子を目の当たりにすれば
こんなにも柔らかく仕上がるのは
頷いていただけるのだろうが、
牛丼と卵と合わせることで
より飽きずに最後まで美味しくいただける。

やっぱりビール。飲みたい・・・



久しぶりに満足の行く写真が撮れた。

豚に真珠なGRⅡ。

高機能すぎて私のような素人には
Lumixの方がお似合いだと落ち込んでいたのだが
なんとか付き合って行く気になった。

昔は14時には片付けをしていたきつねやが
14時30近くまで空けていることや
繁盛店の井上のスペースが大きくなっていたことなど
それなりの発見はあったのだが、
こいつをいつでも喰える生活。

羨ましくも懐かしくもありましたとさ。

ご馳走様でした。

きつねや
中央区築地4-9-12
℡03-3545-3902
7:00~13:30
日・祝日・休市日定休

牛丼+ホルモン煮 ¥1,280(大盛り¥100、卵¥50を含む)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★☆

⇒ 築地場外の名所 きつねやの地獄鍋の巻
⇒ 脅威!きつねやのホルモン丼の巻

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四ツ谷 エリーゼにて「オムライス」をいただきます

2008-02-19 13:28:46 | 四ツ谷・四ツ谷三丁目・荒木町

四ツ谷随一と評される並びに加わってきた。

そう。神保町のキッチン南海なんかと
並んで紹介されることの多いエリーゼだ。

場所はJR四ツ谷駅徒歩1分。
四ツ谷見附の交差点をあけぼの橋方面に渡った
しんみち通りにその店はある。

以前、mymyzu氏に紹介されて行った
スパゲティのながいなんかもこの界隈なのだ。



ちょうど12時近いこともあり
到着すれば既に並びの熱気はムンムン状態。

狙った獲物はオムライス。

ビーフトマト定食¥880やら
牛ほほ肉のシチュー¥1,200やらと
食べたいメニューはいくつかあったのだが
個人的な嗜好のオムライス¥800えお大盛り¥120増しで
他のお店と比較してみたかったのだ。



並び10分、着席後5分程でお目当てがやってきた。

ちなみに左端の丸っこいものは
ぽてころというミニコロッケ¥190。

メンチカツを単品で追加したかったのだが
ミニというケチが付いていたので
それならばとこちらに鞍替えしたのだ。

う~ん。

最近どうも写真が暗い。
以前使っていたLumixに戻そうかと
考えさせられてしまう。



こちらが四ツ谷エリーゼのオムライスなのだが
第一印象はあまり良くない。

私はオムライスの優先順位は
ケチャプライスやらチキンライスの出来栄えもそうなのだが
何と言っても玉子ザパーッとクリーミィに
大人のお子様ランチを彷彿させてくれるのかどうかという点に
どうしても偏ってしまうのだ。

昨晩、Kyoko007さんに
男の多くはインドカレーよりも欧風カレー好きな
甘えん坊が多いなどと自分の身を守ってしまったが
これじゃぁ、やっぱり甘えん坊だと笑われてしまいそうだ。



玉子に閉じ込められた中の熱気で
表面は結露のように汗ばんでいる。

さっそくスプーンを入れてご対面を・・・

うぉっ!

粒が立っている。



極めて上品そうな
ごはんの出来栄えに第一印象とやらは
吹き流されてしまった。

まずはライスのみで食べてみると・・・

甘い。

ハムや玉ねぎなどの
一般的な食材だけで構成されたこのライス。

今まで食べたどのオムライスのものよりも
玉ねぎとケチャップを使いこなしている。



続いて玉子にケチャップを添えて食べてみた・・・

あっ・・・なるほど!

今までケチャップのすっぱしょっぱさが
せっかくのオムライスを台無しにしてしまうと
できる限り上にのせられたケチャップは避けて来たのだが
このオムライスにその意味を判りやすく教えてもらえた。



ケチャップの甘さを引き出したケチャップライスと
ケチャップ本来の味覚のコントラスト。

こいつを愉しんでくれと語りかけていたのだ。

今回、ケチャップの甘味を
極限まで上品に引き出されてみて
ようやく理解できたと言う訳だ。

大人のオムライス。

こう呼ぶのが相応しいのだろう。



ぽてころはじゃがいも好きには
外せないものだがオムライス程の驚きはないので
次回の指名は他のものに。

ケチャップのグラデーションを愉しむ。

新しい食べ方を教えてくれた貴重な経験だったが、
それを覚えても玉子ジュクジュクの魅力の方に
私はクラッと行くのだろう。

ご馳走様でした。

エリーゼ
TEL 03-3357-6004
新宿区四谷1-4-2峯村ビル1F
TEL03-3357-6004
11:00~15:00 17:00~21:00(土曜は昼のみ)
日曜・祝日定休

オムライス¥920(大盛り¥120増しを含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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幡ヶ谷 不如帰にて「蛤ラーメン」をいただきます

2008-02-18 17:44:20 | 新宿

自宅から徒歩5分程の場所が
東京マラソンのスタート地点。

昨日、せっかくの機会だからと
沿道の観客としてこのお祭りに参加してみようと
9:05のスタートに合わせて
都庁を目指して出発した。

学芸会で言う木の役を
買って出たという訳だ。



新宿中央公園に辿り着くと
見たこともない行列に出くわした。

野球やサッカー観戦の際に目にする数万人と
密集した3万人のランナーでは
伝わる熱気が全然違う。

凄まじい。

見れば3万人が3万様にそれぞれのスタートの号砲を
今か今かと心待ちにしているのだが
これだけ多くの笑顔を一度に見れる機会は
なかなかないのではないだろうか?



開会式を見れるものとばかりに考えていたのだが
都庁のメイン通りは混乱を避けるために
残念ながら関係者以外は立ち入り禁止になっていた。

ヒルトンホテルの方ならばと向かってみると・・・

私のような木の役を買って出る人が
驚くほど沢山いたのだ。

仲間や家族を応援する人。
純粋に見に来た人。

のべ130万人以上の人が
このお祭りを沿道で見守ったのだそうだが
見ているだけで気持ちがとても前向きになれる
とても良い経験だった。



お父さんの肩車でランナーを見送る少年。

いい後姿だ。

私も子供の頃にマラソンを目の当たりにしていたら
例のレスラー体型とは縁がなかったのかもしれない。

スタートの9:05から30分近い
9:30近くまで目の前をランナーが
走り抜けるのだからどんだけ多くの人が
参加したのか十分に理解させられた。

とにもかくにも快晴のお陰もあり
大きな事故なく本当によかった。



観戦終了後、一度家に帰り、
テレビやら雑誌やらで何度も紹介されている
幡ヶ谷の不如帰というお店に嫁が行きたいと言うので
早起きで重くなった腰を上げて散歩がてらに
行ってきた。

場所は幡ヶ谷の商店街を
水道道路方面に進み、商店街から住宅街に向けて
1本左手にそれたあたりだ。

10坪なさそうな民家の1階を改装した店舗は
住宅街に馴染みすぎて本当に目立たない。



はじめての方は
地図を持たれるのが良いだろう。

10分ほど並び店に入ると券売機が。

主なメニューは
しょうゆ(しお)そば 700円
味玉そば 800円
煮豚そば 900円
つけそば(塩・醤油) つけそば750円
支那たけつけそば 850円
煮豚つけそば950円、
牡蠣そば(味噌、土・日のみ)900円
木曜限定
煮干そば 700円
味玉入り 800円
煮豚入り 900円

などなど。



初めてなので蛤で採るという出汁の味が堪能できそうな
味玉しおそば¥800を大盛¥150増しで
注文させていただいた。

このお店というのか気づいたことがひとつ。

雑誌やらに載っていたと
70代のお爺ちゃんお婆ちゃん4人組が
私たちの後ろで並んでいたのだが、
年配の方々のラーメン食べ歩きは
元気な高齢者が増えていること以上に
昭和では考えられなかったことだなぁと
しみじみと思ってしまったのだ。



こちらが不如帰の味玉しおそばの大盛りなのだが、
出される間際にまずハッとさせられた。

こちらのお店、スープが室温に馴染まないように
スープを注いでから張った湯の中で
どんぶりに盛り付けを施していた。

心憎い。

貝を使っているからなのだろうが
この面倒くさい一手間を惜しまないのは偉い。

美味しいお茶を入れるための作法のように
煎茶の如く作り上げていたのだ。



葱に水菜、メンマにチャーシュー、
味付け玉子の構成なのだが、
具材以上に透き通ったツユに目を奪われる。

蓮華を落としすすってみると・・・

やさしい。

塩気は体感以上に
しっかりと施されているようだが
蛤で採るという出汁の味は
大喰いやらお酒やらで
相当にウンザリとさせられている私の胃袋を
やんわりと包み込んでくれるようだ。



聞き飽きた方もいるのだろうが
わが家の家訓通り「ラーメンは硬茹で頼むべし」と
中細麺は早めにあげてもらった。

この麺。

中細のちじれ麺はあまり好みではないものの、
このラーメンにはこいつでなければいけなそうだ。

貝のお吸い物にぴったりと絡んで、
太すぎれば野暮ったく、
細すぎれば塩気を
より強く感じてしまいそうなのだ。



チャーシューや水菜、
メンマといった脇役たちの仕上がりも上々なのだが
この味付け玉子は秀逸。

普段ラーメンを食べる機会が少ない
お婆ちゃんたちは生卵が入るのかと思っていたとこぼしていたが、
そこまで教えてあげられず申し訳なかった。

黄金の飴は玉子自体が
しっかりとしているのだろうが
自身の塩気とスープの塩気の調和は
見事としか言いようなかった。



帰りがけにお店の方から
良かったらどうぞと味玉チケットをいただいた。

どうやらお婆ちゃんたちに
お店の方の代わりに親切にしていたお礼のようだが
貝の出汁が冷めぬようにといった客を見た対応といい
なかなかに出来た方のお店を見つけてしまったようだ。

近所では以前、西新宿の我流というお店を大絶賛していたのだが
あそこは随分と味が変わってしまった。

今できている当たり前を
この先も是非続けてください。

美味しいラーメンをご馳走様でした。

不如帰
渋谷区幡ヶ谷2-47-12
TEL03-3373-4508
11:30~15:00 18:00~21:30
金曜定休

味玉塩そば ¥950(大盛り¥150増しを含む)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★☆☆

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京橋 ドンピエールにて「ドライカレー」をいただきます

2008-02-15 08:26:06 | 東京・大手町・日本橋・京橋・三越前・竹橋

バレンタインデー。いかがお過ごしだったでしょうか?

独身時代にどうにも浮ついた1日だったこの日も
既婚者になるとどこ吹く風。

せめて私のために用意してくれた妻のチョコが
妻自らの手で喰い荒らされていませんようにと
帰宅するまでの時間を祈るような日だった。

余談はさておき本題だ。

怪我をしてからというもの
食べれるメニューはスプーンを使う
カレーやらオムライスやらと
どうしても限られてしまった。



ちょうど、京橋に行く機会があったので
いつかいつかと考えていた京橋ドンピエールの
ビーフオムライス¥2,940を
怪我が早く治りそうだからという言い訳を用意して
仕留めてこようと思いついたのだ。

時間は11:20。

開店までの10分間。

気になるラーメン屋どみそが
この界隈なのではと探検しながら過ごした。

店に入り、既に決めてはいたのだが
一通りメニューに目を通す・・・

こちらのお店の主なランチメニューは

ビーフハヤシ 各¥1,680
ビーフカレー
ドライカレー
鴨カレー
野菜カレー
シーフードカレー
ふんわり卵のチキンオムライス ¥1,680
ビーフオムライス ¥2,940
コースは¥2,730~だ。

注文を終えやってきたのが・・・



京橋ドンピエールのドライカレー・・・

コメント覧ですでにお気づきの方もいるかもしれないが
ここのオムライス13:00からなのでした・・・ガーン。

2日に1回はカレーを食べざるをえない生活に
拍車をかけるようにまたしてもな感覚のカレー。

大丈夫だろうか?

ちなみにお向かいさんは
鴨カレー大盛りを頼んだゴン太の図。

よそってくれるのだ。



ひとテーブルずつ運ばれてくる香の物たち。

以前、神田にある
姉妹店のルードメールのカレーを
隙のないカレーなどと表現していたように
記憶しているのだが、このらっきょうやピクルスも
まさにこの通りな表現だ。

隙がない。

塩気が強めなピクルスは
好みが分かれそうなのだが
私はこの位が程よい加減なのだ。



ドライカレーの方はご覧の通り
キーマカレーの上にふかふかのオムレツがのった仕様だ。

特に説明はなかったがこのふかふか仕様は・・・?

そう、たいめいけんの
たんぽぽオムライスなんかで目にした
あいつにそっくりなのだ。

お隣はそのまま食べていたが
私はスプーンでグサッとメスを入れて・・・



ザバッとまでは行かないまでも
ジュクジュクを愉しみながらいただくひとときは
まさに格別の時間を過ごすことができるのだ。

どうも左手1本ではカメラを操りきれず
写真が暗めで申し訳ないのだが
写真以上にお腹を減らせてくれた。



勇む心を抑えながら
まずはカレールーだけをいただく・・・

旨い。

私はここのビーフカレーを
食べたことがないのだが、
京橋ドンピエールにいらっしゃった鈴木正幸シェフが
今は姉妹店のルードメールを切り盛り
されているということなので、
系譜が同じ以上、右と左ほどの違いはないのだろう。

ここのドライカレーは
ルードメールのビーフカレーが隙のないのに対して

とてもやんちゃな坊主のセンチメンタルな一面を
垣間見させてくれるようなカレーだ。

何のこっちゃな表現なのだが、
舌触りは甘めながらピリッと込み上げて来る辛味。
ひき肉の旨みが甘味を助長しわんぱく坊主とも捉えられるのだが、
そのくせ辛味を伴った旨みの方は優等生の品格が
チラリチラリと姿を見せる。

面白い奴なのだ。



さらにジュクジュクの卵と一緒に食すと・・・

旨い。

卵のまろやかな甘味がわんぱくぶりを加速させるのだが
駄目じゃないと辛さが現実に引き戻してくれる。

ここ最近のカレーではインデアンカレーの
食べ口激甘ながら辛さもしっかりとしたあのカレーが
一番面白いカレーだと思っているのだが、
次いでの面白さを感じさえられる中々のカレーだ。
(偉そうでスミマセン・・・)

ちなみにインデアンカレーは
年をとってもラブラブな熟年夫婦のような
知性も備わった素晴らしいカレーだ。



ルードメールとは別のお店なので
一概に言い切ってしまうのは危険だが、
私はあそこのハヤシライスの大ファン。

こちらのお店でも次は今回食べれなかった
オムライスを平らげた後にハヤシライスを
いただいてみたいと思う。

店内はとても落ち着いた清潔感溢れるお店なので
独身の方はホワイトデーにでも狙った彼女を
ここにご招待するのも良いだろう。

東京駅に程近く、
帰りやすいというオチもありそうだが・・・

ご馳走様でした。

京橋 ドン・ピエール
〒104-0031
中央区京橋2-3-4
TEL03-3242-0141
11:30~15:00
17:30~22:30
日曜定休

ドライカレー ¥1,980(大盛り¥300増し、別途サービス料)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう

上野御徒町 うさぎやにて「どら焼き」をいただきます

2008-02-13 10:08:39 | 上野・茗荷谷・浅草・南千住

こんにちは。甚平です。

先週は沢山のお見舞いメッセージをいただき
誠にありがとうございました。

正直。嬉しかったです。

傷の方はと言うと
案外重症なようで1週間が経過したと言うのに
痛みが20%程しか和らいでおりません。

当面は痛みと共生しなければなさそうなので、
日記の方はジワジワと無理をしない程度に
再開したいと思います。

それでは今日のお話を・・・

先週1週間といえば
行く先々でどうしたんですか?やら、
大丈夫ですか?の質問攻めの日々を過ごしていたのだが
上野御徒町にある某スポーツチェーンの本社に
営業に向かう先で思わぬお店に出くわした。



うさぎや。

御徒町界隈にあるのは知っていたのだが
まさかこんな所にあったとは・・・

場所は松坂屋のはす向かいあたりだろうか?

今まで御徒町に降り立つと
必ずと言って良いほどアメ横を上野方面に突き進んでいたので
松坂屋界隈がこんなにもおばあちゃんの原宿2号化
していたなどとは知る由もなかったのだ。

うさぎや自体は皆さんもご存知な方が多いのだろう。

そう、誰もが羨むどらやきの有名店で、
年配者宅を訪れる際にこんな手土産を持参したのならば
まぁ!なんて出来たお坊ちゃんと
お寿司が出てきてしまいそうなお店なのだ。



亡き祖母もここん家のどらやきは好物で、
大昔に婆ちゃんはここで買うていたのかと
感慨ひとしおだったのだ。

中に入らなくても次から次へと人が押し寄せる。

大きな特徴と言えば
保存料などを使わない分賞味期限が
僅か1日のとても儚いものだと言うことだろう。

スーパーでは4個¥200程のどらやきは
ここでは1個¥180。

これを少年時代の記憶の残存が
決して高くないと言い張っていた。



恐らく食べたことのない嫁の分と併せて2個を購入し、
一番手柄だと鼻歌交じりに帰宅の途に着き、
さっそく茶を立ていただくことに・・・・

こいつがうさぎやのどらやきだ。

甘~いカステラの上品な香りが
胸の鼓動を高まらせてくれる。

きめ細やかでしっとりとした丸みを
ひとおもいに両断し中の様子を
垣間見ることに・・・



粒あんの仕上がりは
糖度が高そうな按配ながら
それがどうしたと言わんばかりに喰らいついた・・・

旨い。

蜂蜜の煉られたカステラは
初めてカステラを食べたあの日を頭がよぎるような
甘さのザラついたあの感触が感じられる。

餡は甘すぎず、足りなくもなく
前述のカステラの蜂蜜と合わさってようやく
やや強めと感じられる丁度良さ。



私よりも早く食べ始めていた嫁に
危うく半分取られてしまいそうになる
至福のホッとする瞬間を味わせてくれたのだ。

こいつを嫁の実家に届けてやりたいものだが
賞味期限を考えると帰省日に立ち寄ることしか
方法はなさそうだ。

赤福やら吉兆やらと大問題は続いたが
この不自由さをお客に頑なに強いているこのお店は
営利に走り過ぎないブレーキがしっかりと利いていた。

美味しいどらやきをご馳走様でした。

うさぎや
〒110-0005
台東区上野1-10-10
TEL03-3831-6195
9:00~18:00
水曜定休

どらやき ¥180

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ▲☆☆☆☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう

暴走自転車おばちゃんに「肩甲骨」をいただかれました・・・

2008-02-05 10:25:32 | 旅歩き(国内・海外で食べる)

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   ~~~  休暇のお知らせ   ~~~

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週末の積雪。

各地で事故の報告が寄せられていたのだが、
東京の70数件の事故がどうやって起こったのだろうか?と
ニュースを見ながら不思議に思っていた。

今日はなるほどな!なご報告だ。

昨日月曜日に出社をしようと
自宅から駅への下り坂をトボトボと歩いていたのだが
突然背中に凄まじい衝撃が・・・・

雪でカチコチになった下り坂を無謀にも
自転車で下るおばちゃんがコントロールできずに
突っ込んできたのだ・・・

衝撃に側頭部が86㎏の体重+αの衝撃を受け止める。

やばい・・・

凄まじい痛みに側頭部に手を当てると
出血していない。

余計やばい・・・

おばちゃんは何もなかったように
逃走してしまったのだが、
右肩が動かず追う気力もない。

鎖骨をやられたのかも知れない。

頭がぼんやりとしながらも
救急車を呼ぶべきか自宅に戻るべきか
考えた末とりあえずは自宅に戻り体勢を立て直すことに。

自力で病院に辿り着き
CTスキャン+レントゲンしめて
¥26,000。高っ!

労災のありがたみを痛感しながら
判定を待つことに・・・

頭部異常なし。肩甲骨がめくれあがり損傷。

三角巾をされた腕では箸が使えない・・・

羽を失った白鳥という表現は苦情が殺到しそうなので
ようするにごはんを満足に食べれない私は飛べない豚に
なってしまったという訳だ。

おそらく1週間から2週間で回復するものと思われるのだが、
パソコンもろくに打てない現状での更新作業は
自粛させていただきたいと思う。

キーボードは膝の上で何とか打てても
マウスに手が伸びず残念無念なのだ。

取り合えず命があったことを幸いと捉えているが
皆さんも十分気をつけてくだされ。

ドンブリ飯が食べれないのを
考えただけで泪が出そうだ・・・

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有楽町 きじにて「すじ焼き定食」をいただきます

2008-02-01 11:48:48 | 銀座・築地・月島 お好み焼き、もんじゃ

プレステ3、60Gを買ってしまった。

昨日、日記を更新できなかったのは
こいつに夢中になっていたためなのだ。

面目ない。

ちなみに全国的に品薄で
アマゾンなんかでもプレミアム価格になっているが
サークルKサンクスならば
定価+映画スパイダーマン3付きで買える。

オークション目的ではなく
純粋に欲しい方はコチラで購入されると良いだろう。



さてさて、今日は私の三大好物の
ピザ、タコス、お好み焼きという粉モノ軍団の話だ。

この日記でも何度かご紹介させていただいた
有楽町TOKIAビルのインデアンカレー。

実はここに行くたんびに
「きじ」なるお好み焼き屋が気になっていたのだ。

本場、大阪で40年近く歴史を刻んできた実力は・・・



昼時には行列ができるほどのお店なのだが
時間が14時を過ぎていることもあり
店内は3組程ののんびりムード。

メニューに目を通し
西方の葱をたっぷりといただけそうな
牛すじ焼き¥1,050とごはんセットを
注文させていただいた。

そう。このお店はお好み定食が
ちゃんと用意されているのだ。

東京のお好み焼き屋さんでは
このごはんが用意されていないケースが往々にあるのだが、
関西人や私のようなごはん好き、喰いしんぼうには
このごはんがある、ないというのは
歯磨き粉が切れてしまうような大問題なのだ。



こちらのお店。

お好みちゃんはお店の方が焼いて、
お客の鉄板に運ばれてくるシステムだ。

数分でお目当てのすじ焼き定食がやってきた。

ごはんに味噌汁にお好み焼き。
お好みちゃんはこれでなければ始まらない!

こちらのお店では先程言っていたように
青葱を西方から空輸しているそうなのだが
店員さんの多くもネイティブな関西弁を話していた。

全て社員さんなのだろうか?
それともバイト募集も関西出身者のみを
募集しているのだろうか?そんな訳ないか・・・



これがきじのすじ焼きだ。

たっぷりな葱が
なんとも食欲をそそりとっても旨そうだ。

さっそくいただいて見ることに・・・

旨い。

お店の名前にもなっている生地。
こいつが素晴らしく旨い。

出汁を混ぜたこの生地は
外はカリッと、中は芋を使っているのだろうか?
とても軽やかながら粉モノらしさを
きっちりと失っていない。

この粉モノっぽさ。
私はここがとても重要だと思っていて
芋に頼りすぎてタダ軽やかなだけなお好みは
あまり好みではないのだ。



すじ肉は見た目以上にテロンテロンだ。

仕事の確かさはこのすじ肉が
しっかりと物語っているのだ。

やっぱりお好みは旨いなぁ・・・

お好み好きななわが家では
毎年オタフクソースさんのお好みカレンダー
いただいているのだが、
キッチンでそいつが存在感を
放っていてくれているおかげもあり
週に1回はお好み焼きを食している。

関東モンには珍しく
そのくらい大好きなのだ。



このすじ焼きの
もう1つのポイントは卵の使い方だろう。

生地が焼き上がってから2種類のソースを塗り
その上に生卵を落としているのだ。

普通ならば卵がソースを
洗い流してしまいそうなのだが、
余熱でソースが生地にしっかりと定着してから
落としているからなのか見事にソースの力は失っていないうえ、
中の軽やかな按配に卵のジュクジュク加減が
見事に華を添えているのだ。



こんな風に平気でごはんと一緒に食べてしまう。

やっぱりお好みにごはんは欠かせないものだと
改めて認識させられた。

ビールが、ビールが、ビールが飲みたい。

悲痛な叫びを飲み込んで
夜の部に再び来ることを誓ってお店を後にした・・・



のだが、斜め向かいは
激旨のインデアンカレー。

カレーは別腹の神の声に誘われて
ついつい吸い込まれてしまった。

お仕置きが怖い・・・

さすがにお好み定食の直後で
晩御飯に触ってはと並盛りを
注文させていただいた。



ここのカレー。

やっぱ旨い。

詳しくは過去の日記で確認していただきたいのだが
ジャポネ同様、この店の前を通りかかったら
スルーするのがもったいない錯覚に陥ってしまう。

美味しいお好みちゃん。
ご馳走様でした。

きじ
〒100-6490 千代田区丸の内2-7-3東京ビルTOKIA B1
TEL03-3216-3123
11:00~15:30(L.O.15:00) 
17:00~23:00(L.O.22:00) 
不定休 

すじ焼き定食 ¥1,200(ライス味噌汁¥150を含む)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★▲☆

⇒ 何でこんなに甘辛いの?不可思議インデアンカレーの巻
⇒ インデアンカレーのハヤシライスの巻

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