銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

築地 マックモアにて「カマとろ定食」をいただきます

2007-03-30 13:14:44 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

築地の場外市場には
普通ではなかなか入らないような
とんでもないお店が多数点在している。

今日ご紹介するお店もそのひとつ。

マックモア。

場外市場というと路面店ばかりに目が行きがちなのだが、
所々に階下の喧騒から逃げ出す手段が用意されているのだ。



乾物屋さんだったかな?

お店とお店の僅かなスペースに
異次元空間へのワープゾーンが
妖しい光を放っていた。



なんてことはない。

青いプラスチックの屋根が
太陽光を浴びて淡く耀いているのだが、
たったそれだけのことが
妙な雰囲気を醸し出してしまうのだから
場外市場は奥深いのだ。



階段を恐る恐る登り
突き当たりの木戸を潜ると
そこには昭和の4~50年代の空間が
今もなお息づいている。



塗られた壁、ランプの形状、
木枠のフレームのどれを取っても
平成の建物には取り入れ難い容姿の
ものばかりだ。



上の写真を懐かしいという人、
なんじゃこれ?という人、
年代によって様々なのだろうが
昔の喫茶店のテーブルの多くであった
インベーダーゲームなどのゲーム機が
こちらのお店では今も尚テーブルとして
使われているのだ。

電源を入れてみたい衝動を抑えながら
中おち定食を注文させていただいただくも品切れ。
返す刀でカマとろ定食を注文させていただいた。



こちらがマックモアのカマとろ定食。

場所柄、立地柄、こちらのお店は
魚の旨い喫茶店としてそこそこ有名なのだ。

日本広しと言えども
なかなか魚が評判の喫茶店も
少ないのではないだろうか?



味噌汁の方も抜かりは無い。

鰹だしに油揚げの油が程よく溶け込んだ
美味しいお味噌汁だ。



こちらがカマとろだ。

先日高はしにて
飛びっきりのお刺身をいただいたばかりなので
そいつと比べてしまえば多少は見劣りするのだが、
少々お醤油の力を借りながら美味しく
食べさせていただいた。



少々驚いたのが漬物の充実ぶり。

小鉢2つ分の漬物を出すお店も
なかなか少ないのではないだろうか?

ごはんのおかわり¥100だったかな?
カマとろと漬物とお味噌汁をごはん2杯で
上手に平らげさせていただいた。

ご馳走様でした。

マックモア
中央区築地4-9-6ダイヤモンドレジデンス築地202
TEL03-3541-9093
9:00~23:00
日曜・祝日及び休市日定休

カマとろ定食 ¥1,050(おかわり¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 バジリコにて「ジャンバラヤ」をいただきます

2007-03-29 16:32:18 | 銀座・築地 洋食

前々から気になっていたお店がある。

ばじりこ。

およそ喫茶店には似つかわしくない
名前のこのお店の中が、
いったい全体どんな様子なのかを知りたくて、
昼食処としては選択肢から外していた
この門をついにくぐってみたのだ。



店の雰囲気はとても昭和な感じだ。

時間の流れがこの中だけ1/2になったような
錯覚すら感じさせてくれるようなものだった。

昼食のメニューは大別すると2系統。

スパゲティとピラフだ。

どうにも喫茶店のスパゲッティは
量的に満ち足りないイメージがあり、
ピラフ系の中で一番もたれてくれそうな
ジャンバラヤを大盛りで注文した。



最初にやってきたサラダはとっても普通。
ジャンバラヤの方にどうしても意識がいってしまい
カウンターの先の調理方法に
目と耳を立てさせていただいた。

さすがに喫茶店のジャンバラヤ。
生米から具材と一緒に炒め上げるものではなく
炊き上がった白米を炒めて作ったものだ。



5分程で出来上がったのがこちら。

ソーセージに海老、コーン、にんじん、玉葱を
ケチャップとコンソメとタバスコで
味付けしているようだ。



そいつにたっぷりと青海苔が
振りかけられているのだが、
ケチャップとタバスコが焼かれた匂いに
堪らずスプーンを押し込ませていただいた。



・・・・

チンしたものと比べたら
とてもとても失礼なのだが、
そこは喫茶店のピラフ系。

多くを求める方がお門違いなのだろう。



コンソメスープの方は悪くない。
熱すぎて味の判断がつきにくいのだが、
コンソメに生葱の香りが絡んで
さっぱりとした味わいだった。



食後には喫茶店らしく
コーヒーが付いてくるのだが、
単品でコーヒーを頼めば¥4~500の世界だ。

ランチの費用が¥1,000程度に対して
およそ半分近くのウェイトを占めるコーヒーは
美味しくいただけました。

ご馳走様でした。

ばじりこ
中央区銀座3丁目15-16
℡03-3541-4867

ジャンバラヤ ¥1,200?(大盛り¥200?を含む)

甚平満足度 ★★▲☆☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

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築地 珍味にて「トックック」をいただきます

2007-03-28 16:32:46 | 銀座・築地 韓国・タイ・焼肉・沖縄料理

実は私の周囲では
空前の辛いものブームが巻き起こっている。

デスクを挟んだお向かいさんなどは
食べ物の判断基準が旨いか不味いか
といったものではなく、
辛いか辛くないかといった始末なのだ。

そんな中で今日あがってきたリクエストは
とうがらしのチゲラーメン。

他のお店とは明らかに頻度の多い
築地のお店に向かって歩き出したのだ。



店に着いて店員さんの一言が
一行の期待を裏切ってくれた。

「今、一杯です。時間かかりますよ・・・」

途方にくれながら晴海通りに出ると
交差点の向こうに韓国料理珍味なる
お店が目に入った。

おそらくは韓国人の方が出迎えてくれて
周囲がチゲに走る中、私の方はトックックに
ライスを付けて今日の昼飯を乗り切ることに
決めたのだ。



こちらが珍味のトックック。

私が知っている知識はトックがお餅で
トックックがトックの入った
正月を祝うお雑煮という拙いもの。

こちらのお店では
白濁のテールスープに胡椒や塩で味付けをし、
たっぷりの卵とトックが煮込まれて運ばれてきた。



顔を近づけるだけで
牛のいい匂いが漂ってくる。

そもそも韓国料理に
関する知識が満足にない分、
このトックックが標準的なものなのか
どうかはわからないのだが、
今まで食べてきたトックックも総じて
白濁としたものだった。



スプーンを汁底に伸ばすと
ごっそりと餅が引っかかってくる。

堪らずパクリ・・・

うまい。

うるち米で作るトックのコシが
歯を押し上げるような弾力だ。
日本のお餅にはないようなぐにっとした
食感と一緒に牛の旨みが流れ込んでくる。



小鉢と呼べばよいのだろうか?
右側のキャベツの漬物が侮れない。

にんにくが効いているのだが
塩気とにんにくの香りで
こいつだけでごはんが
食べれそうな旨さなのであった。

炭水化物×炭水化物のお昼ごはんは
お店の方も眉をひそめていたのだが
今まで目にも入っていなかった場所にて
思いもよらぬ収穫なのであった。

ご馳走様でした。

珍味
〒104-0045
中央区築地6-21-2DABO2ビル
℡03-5148-0955
月~金 11:00~15:00
    17:00~01:00
土・日 11:00~01:00
第1・3日曜日定休

トック ¥850 (ライスサービスを含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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新宿 東京麺通団にて「ねばたま」をいただきます

2007-03-27 13:16:49 | 新宿
昨日の日記でちらっとお話したのだが、
旬が過ぎぬ間に先週末のお花見のお話をちらりと。

23日(金)の出勤時に新宿中央公園の一角が
明らかにピンク色に染まっていた。
梅は終了、こぶしが旬という季節にあって
ピンク色といえばあの花だ。



気になるピンク色を確かめたくて
24日に行ってみるとご覧の様に
ひがん桜が満開なのであった。

新宿の中央公園にはソメイヨシノも
大量に植林されているのだが、
そちらの方はようやくつぼみが色づいた按配だ。



あいにくの空模様だったのだが、
25日は嵐の予報。

1日限りの一期一会を逃すまいと
ご近所さんが仰山参集していたのだ。



花には団子とばかりに
お腹の方も空いてきた。

名残惜しさよりも食欲が圧倒的に勝り
先日教えていただいた讃岐うどん屋で
腹ごしらえでもと駅の方に歩を進める。



やってきたのが東京麺通団。

讃岐うどんブームの火付け役となった
グループがプロデュースするうどん屋だ。

ここの売りがおもしろい。

饂飩場でうどんを打つ職人が
ローテーションするので、
饂飩の仕上がりが十人十色ときたもんだ。



注文はまず入口に程近い饂飩場で
職人さんにベースとなるうどんを注文する。

かまあげに卵の入ったかまたま、
そいつに納豆を入れたねばたまなる
うどんを大で注文した。

待つこと5分強。
茹で上がった饂飩をトレーにのせ
次のステージに移動する。



トッピングのずらりと並んだエリアで
お好きなものをお好きなだけ・・・

私はこのシステムにめっぽう弱い。
ビュッフェでもなんでもないのに
必要以上に拾い上げてしまうのだ。

妻の羽交い絞めでなんとか
イワシ天1つで我慢することができたのだが
まさに魔物が棲むエリアだった。



出来上がったのがこいつ。

最後に会計を済ませ、
ピカピカに輝いた饂飩に
目を光らせながら席の方に走る。



生姜とねぎは
会計時に好きなだけ盛らせてくれる。

生姜もねぎも大好物な私は
納豆に負けないくらいの量を
どてっと盛らせていただいた。

生饂飩を摘むみ喰うと・・・

うん。

コシもしっかりとしたなかなかの饂飩だ。



卵と納豆を良く伸ばして
ぐるぐるグルグルしたら出来上がりだ。

我慢できずに黄身の強い部分を掬い上げ
口いっぱいに頬張る。

う、うみゃい・・・



饂飩についた釜の残り湯と納豆の粘り気、
卵の黄身が丁度良い具合に伸ばし合い、
普通ならば卵1つでは全ての饂飩に
黄身が絡みきらないのだが、
不思議なことにカバーしきれている。

熱かけを食べた妻が直後に
腹を壊してしまったのは気がかりだが、
このねばたまとやらは、
是非一度お召し上がりいただきたい。

ご馳走様でした。

東京麺通団
新宿区西新宿7-9-15
ダイカンプラザビジネス清田ビル1F
℡03-5389-1077
10:00~2:00
年中無休

ねばたま ¥490(大)
イワシ天 ¥120

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★▲☆☆

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築地 高はしにて「刺身定食」をいただきます

2007-03-26 13:52:22 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

週末の悪天候とはうって変わって
心憎いばかりの小春日和。

何が心憎いかというと
実は土曜日にひがん桜が満開だったので
今年初めての花見にいってきたのだ。

昨日の嵐ですっかり散ってしまったであろう
ひがん桜のことを思うと
今週まで開花を我慢してくれていればと、
上手く行かないことへの心憎さだったのだ。



今日は先週喰いそびれた
高はしへ一直線に向かわせていただいた。

西部警察やあぶない刑事といった
刑事もののロケシーンを連想させるような
築地の場内の雑然とした雰囲気も
移転までの儚い生涯。

忘れないように焼き付けなければと
ファインダーごしに考えさせられたてしまった。



時間を少し外した甲斐があった。

先週は激混みだった高はしの狭い店内も
空席がチラホラ見受けられた。

善いことがあれば悪いこともある。
煮魚にしようと思っていたのだが
残っている煮魚はめばるのみ。

めばるは昨年さんざん食べていたのと
定食で¥2,300という料金を考えると
躊躇させられてしまう。

バチとブリの刺身定食が残っているそうなので
そいつを¥1,300でいただいた。



最初にやってきたのがこいつだ。

ほうれんそうのおひたしは
醤油なんぞを使わずとも
鰹節の風味だけで十分に美味しくいただけた。



刺身は適温だ。

手を刺身にかざした時に
冷たく感じるようならば
室温に馴染むまで待つと刺身は
美味しくいただけるのだ。



めばちまぐろはいかがなものだろうか?

・・・凄い!さすがは高はしだ。

魚臭かったりと言うことが全くない。
こちらも醤油なしで旨い刺身を喰わしてくれる。

柚子の酢なんかがあれば最高なのだが
さすがにそんなものは置いてない。



鰤は富山のモンかい?という質問には
日本海モンですと帰ってきた。

こちらの鰤もピークと比べれば
脂が格段に落ちているとはいえ
めばち同様、さすがは高はしと唸らされる仕入れだ。



たったのひとつとは言え、
ほたてにしても抜かりはない。

正月以来、久しぶりに旨い刺身を
食べさせてもらった。

刺身絶ちをしていたわけではない。
何度か刺身を食べていたのだが、
がっかりするものばかりだったのだ。



ちょびっとだけのっている
岩海苔が侮れない。

こいつだけでごはん1杯食べれてしまう
ほどの香りの高さで、
堪らずおかわりをお願いした。



味噌汁は昆布出汁。

煮干に赤だしが一番の好みとは言え、
昆布が生きた味噌汁は、
さらにもう1杯ごはんを頼もうかと
思うほどの旨さなのだ。

おひたし、味噌汁、刺身の按配。
どれをとっても全く隙がない。

美味しいごはんで¥1,300。

ご馳走様でした。

高はし
中央区築地5-2-1築地市場内8号棟
℡03-3541-1189
7:00~13:00
日曜・祝日・休市日定休

刺身定食 ¥1,300

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 TO THE HERBS にて「海老と馬鈴薯とあさりのピッザ」をいただきます

2007-03-23 14:46:21 | 銀座・築地 イタリアン

長いことこの日記を読んで頂いている方ならば
ご存知な方もいらっしゃるのだろうが、
私の好物はピザ・タコス・お好み焼き。

何をかくそう丸いものに目がないのだ。

日本ではランチタイムに
ピザを食べさせてくれるお店自体が
そもそも少ないのだが、
打合せついでにピザ-ラ系列のTo The Herbsにて
周囲がパスタに走る中ピッザを食べてきた。



場所は銀座の4丁目。
歌舞伎座の脇っちょで
オムライスのYOUがあるお隣の2階にその店はある。

フランチャイズ展開しているお店に行く機会も少ないので
綺麗なファミレス呼ばわりしては失礼だが
立地柄OLの多いお店で大好物を待たせていただいた。



頼んだのは海老とあさりのピッザと
ポテトとローズマリーのピッザが
半分ずつ焼かれたものにスープとサラダ、
ドリンクがセットになったもの。

最初にやってきたサラダは
シーザードレッシングの味が強すぎて
あまり美味しくはいただけなかった。   



スープの方もごくごく普通のもので
レトルトでなければこれまた失礼な話だが
対して変わらないものだった。

肝心のピザがやってきた。

海老・あさり・じゃがいも・ローズマリーと
色合い的には美しいのだが・・・

・・・ぬ、ぬるい。

スタッフが回っていないのだろうか?
どう考えてもしばらく放置されたとしか思えないような
アツアツとはかけ離れたピッザだ。



ついこの間言ったばかりなのだが
冷めたピッザとのびた麺類だけは
この世の中で一番口にしたくないものだ。

熱で伸びたチーズが凝固してしまっただけで
こんなにも不味い食べ物になってしまうのだから
本当に不思議なものだ。



一番肝心な出来立てでコケてしまうと
全てが悪く映ってしまう。

消化不良でもどかしいのだが
ご馳走様でした。

TO THE HERBS銀座店
中央区銀座4-13-11松竹倶楽部ビル2F
℡03-5565-9800

ランチピザ スープセット ¥1,370?

甚平満足度 ★★☆☆☆
甚平満腹度 ★★▲☆☆

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築地場内 八千代にて「ロースカツ」をいただきます

2007-03-20 14:10:58 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

随分と築地の場内ともご無沙汰になってしまったので
今日の昼飯は気合を入れて頬ばらせていただいた。

第一候補の高はしの混み具合に折り合えず
返す刀で八千代に行ってきた。

場所は6号棟。

相も変わらず大和と寿司大の2大寿司屋の
大行列を横目にするするっと入店することができた。



築地場内という立地柄、
こちらの八千代は車海老のフライやら
牡蠣フライやらと海鮮系の揚げ物が
随分と有名なのだが、実は暖簾の通りとんかつ屋さん。

とんかつも全然旨いお店なのだ。

とんかつ¥900とロースかつ¥1300に
迷った挙句は後者の選択を。

さらにごはん大盛り+カレーを
かけてもらい準備満タン。



7~8分程で今日の昼飯の準備が整った。

不思議なものだ。

ごはんにカレーがかかっているだけで
豪勢な昼食に見えてしまう。

新香もそこそこのボリュームがあり
満腹度への期待も高まってしまう。



こちらのロースかつ。

とんかつには珍しくケチャップが
半分かけられて提供される。

何か一緒に混ぜられているのかと
ケチャップをひと舐めしてみたのだが、
どうやら普通にハインツのケチャップのようだ。



側面を見てみると・・・

場所が悪い。

脂身が肉の丁度真ん中に走っている。
とんかつの場合、脂身の入る場所は
食べるうえでとても重要な要素だ。

こんなふうにセンターに脂が入ってしまうと
噛んだ際に肉全体が脂身の醸し出す風味に支配されてしまい
たいがいあまり旨くは感じない。

口の中に入れてみると
予想通り案の定の結果だった。



楽しみにしていたお肉の方は
トホホな結果に終わったのだが、
カレー掛けの満足感でなんとかリカバーしたいと
思いながら箸を進めさせていただいた。

カレーのかかっていない
白いごはんでとんかつをパクリ。

カレーライスでとんかつをパクリ。

たったの¥50で2度美味しいカレー掛けは
四の五の言わずお勧めしたい一品なのだ。



場内のお店に行った際にいつも思うことがある。

大抵のお店の味噌汁が
しっかりと美味しいのだ。

鰹や昆布など築地とは
切っても切れない食材を用いた
食べ物だから当然といえば当然なのだろうが
こちらの八千代の味噌汁も
程良い鰹出汁のお味噌汁だった。



今日はがっかりな部位で
それほどの満足度は得られなかったのだが
八千代に寄った際には海鮮モンに惑わされず
看板のとんかつを召し上がってみてくださいな。

ご馳走様でした。

八千代
中央区築地5-2-1 6号棟
℡03-3547-6762
5:00~13:00 
日・祝、休市日定休

ロースカツ ¥1,400(カレーかけ¥50、大盛り¥50を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★▲

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⇒ 仰天ビジュアル!!八千代の海老フライあたま定食

有楽町にて「インデアンカレー」をいただきます

2007-03-19 15:06:16 | 銀座・築地 カレー

銀座界隈のカレー店の中では
ピカイチとの評判のお店が
有楽町の国際フォーラムの裏手
TOKIAビルにあるインデアンカレー。

読者の方や友人からの薦めもあり
丸ビルに行ったついでに寄ってきた。

実はTOKIAビルに来るのも初めてなのだが、
B1Fの飲食店街の充実ぶりに着いて早々驚かされた。



飲食店街の中腹に行列ができているお店が
今日のお目当てのインデアンカレーだ。

こちらのお店は関西で8店舗、
記念すべき東京進出の第一歩店と併せて
合計9店舗を展開している関西では
その名も轟く人気店だそうだ。

メニューはカレー、カレースパゲッティ、
ハヤシライスのベースとなる3種類に
卵やごはんの大盛り、ルーの大盛りなどを
お腹に合わせて組み合わせるようになっている。

インデアンカレーを卵付き、ごはん大盛りで注文した。



こちらがインデアンカレー。

戦後間もない1947年創業の伝統の味は
いったいどんなものなのだろうか?

卵は白身を極力切られてごはんに窪みを作り
その上からルーをかけられてる。

私がカレーを食べる際の卵の食べ方としては
2番目に好んで食べる食べ方だ。

ちなみに一番はご想像の通りオムカレー。



スプーンでルーを掬い上げ一口・・・

口当たりは甘い。
先日の蜂の家同様果実や野菜で
ルーの甘味を作り出している。

注目するべきはここからだ。
後からガツンと辛味がこみ上げてくる。

このギャップが堪らない。

「こいつは旨い!界隈屈指だ。」

思わず呟いてしまった。



スプーンで黄金色の球体をつつくと
暖色のグラデーションが広がる。

黄身と絡まったルーを食べると・・・

素晴らしい。

たった¥50の黄身にしては
とてもとても上等な卵の旨みが
口当たりの甘味に変化を与えて、
それでいて最後はやっぱりガツンとくる。

気に入ったことがもうひとつ。

しっかりとした辛さのカレーを出している自覚が
パートのおばちゃんにもしっかりとあるのだ。

お客の水の減り具合の監視体制は
セコム以上の気の入れようだ。



久しぶりに旨いカレーを
喰ったという感動もあるのだろうが、
こちらのカレーは間違いなく銀座界隈でも
飛びぬけている。

唯一残念なのは自分自身の胃袋だ。

でかすぎるのだろう。

大盛りを食べても全然足りないのだ。



付け合せのキャベツの酢漬けも評判だとのことなのだが、
旨いには旨いもののこちらの方は甘すぎる。

カレー自体にパンチ力十分なので酢漬けにも個性が出すぎると
味付けが少々オーバーに感じてしまった。

次は普通盛りのハヤシとスパゲティをWで。
量の問題もこれなら解決できそうなので
久しぶりに贔屓にできそうなお店のメニューを
制覇したいと思う。

美味しいごはんをご馳走様でした。

インデアンカレー丸の内店
千代田区丸の内2-7-3
東京ビルTOKIA地下1階 
℡03-3216-2336 
11:00~22:00

インデアンカレー ¥830(卵¥50、大盛り¥50を含む)

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★▲☆

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新宿 かのやにて「讃岐うどん」をいただきます

2007-03-16 13:47:10 | 新宿

黒船が自分の港に向けて出航した。

月曜日からわが家にお出でになっていた
嫁のお母様のことなのだが、
置いてけぼりのお父上の帰れコールに屈して
僅か平日5日間の滞在だった。

昨晩は午前様だったことも手伝い
結局ゆっくりと話すこともできなかったことが
気になるところだが、こればっかりはサラリーマン。

気持ちを切り替えるしかない。

今日は朝一で新宿のお得意さんの所に寄ったついでで
暖を取りたくなり饂飩屋に駆け込んできた。



お店の名はかのや。

複数店舗展開している
讃岐饂飩のお店なのだが
立ち喰い系のお店にしては
まずまずのお饂飩を食べさせてくれるお店だ。

今日寄ったのは新宿の西口の
ヨドバシカメラの脇っちょにあるお店だ。

暖を取るのならば饂飩だけで十分なのだが、
店内に入り朝からよせばよいのに五百数十円の
かき揚げ丼と饂飩のセットを思わず押してしまった。



さらに追い討ちをかけるように
カウンターで追加¥50を支払い卵も落としてもらった。

こちらがかのやのかき揚げ丼セット。

饂飩はわかめと揚げ玉とネギだけのシンプルな構成で、
おつゆは鰹と昆布のシンプルなものだ。

関西の方からすると
鰹がちょっと強く感じられる気もするが、
東京のしょっぱいものと比べれば
随分と食べやすいお饂飩なのだろう。



銀座で立ち喰い系に寄る際には
歌舞伎座の脇の歌舞伎蕎麦に行くことが多いのだが
こういったお店で気にしていることはタイミング。

歌舞伎蕎麦ならば入り口から中を覗いて
ざるにたっぷりと蕎麦が載っている際には茹でたて。

即座に入店する。

逆に中途半端に蕎麦が載っている際には
何人かずらして新しい蕎麦が上がるタイミングで入店する。

冷めたピザや伸びた麺類を食べるという
人生最悪の瞬間を回避するための処世術なのだが
かのやではタイミングが良ければ
コシのある太目の饂飩を喰えるのだが、
タイミングが悪いと表面から芯までボソっとした
あまり旨いとはいえないものが提供される。

こちらのお店では完全に運任せなのだが
今日の仕上がりはいかに?・・・



今日の運勢占いのようになってしまったが

当たった!今日は当たり日だ。

なみいる先客との番手争いをかいくぐり、
今日は丁度良い按配のお饂飩にありつけた。



こちらがかき揚げ丼。

正直に申し上げると完全に失敗した。

おそらくは何日も使いまわされている油が
もったりと胃にのしかり、追い討ちをかけるような
甘しょっぱいタレにどっぷりと漬されたかき揚げ。

先ほどの饂飩で味わった恍惚感が
すっかりと影を潜めてしまったのだ。



饂飩の出来栄えに当たり外れがあること自体は
感心できるものではないのだが、
立ち食い系の雄のひとつとしてお試しあれ。

ご馳走様でした。

讃岐うどん かのや
新宿区西新宿1-16-11
℡03-5320-1858
平日・土曜 7:30~23:30
日祝 9:00~23:00

かき揚げ丼セット ¥550?(玉子¥50を除く)
             メモリ忘れました。。。
甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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築地 一枠にて「全部定食」をいただきます

2007-03-15 15:43:44 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

未開拓のお店を探しに遠出をしようと
いつもは全くといって踏み込まない
新富町方面に行ってきた。

中央区役所のさらに新富町側の
オフィスビルのエントランスを
通り過ぎようとしたその時に
牛もつ丼セット¥500円の文字が
フッと目に飛び込んできた。



自動ドアを潜り抜けると
階下に続く階段からざわりざわりと
人が重なり合う音が漏れてくる。

階下に降り立ち驚いた。
雑然とした地下には一枠というお店が
煮込みと焼酎で切り盛りしていたのだ。

こんなところにこんなお店があったのかと
同僚たちと目を見合わせながら
店先の全部定食¥1,000の内容を見て
迷いも見せずに入店した。



こちらが全部定食。
焼き鮭に出汁巻き卵、煮込みに新香、
味噌汁に卵プリン、ごはんが付いて¥1,000だ。

ちなみに煮込みの大盛り¥100は即座に、
ごはんのおかわり¥100は心の中で
注文させていただいた。



焼き鮭は可もなく不可もなく。

もう少し焼いてくれた方が好みではあるのだが
普通に美味しくいただけた。

鮭の皮でごはんを巻いていただくと
皮の際の脂がほんのりとごはんに移って
至極の瞬間を味わえる。



煮込みの方にはたっぷりの生葱が添えられている。

大きめに斜め切りしてある分
濃厚な味噌の後味を輪切りにしたものよりも
さっぱりと洗い流してくれるのでとても相性が良い。

この煮込みはめっけもんだ。
界隈で煮込みというとキツネヤの煮込みを連想するのだが
勝るとも劣らない一品だ。

味噌も煮込み具合も按配由なのだ。



ただし、鮭の塩焼きと
こちらの煮込みは相性が悪い。

赤ワインに刺身という表現は大げさだが、
鮭の後に煮込みを放り込むと鮭の魚臭さを
際立って感じてしまうのだ。



出汁巻き玉子は築地場外の
大定のものを使っているそうだ。

テリー伊藤さんのご実家丸武と並ぶ
人気の玉子焼き屋さんだ。

他のエリアであれば
出汁巻き玉子くらい自分で作れよと
ツッコミが入りそうだが、
築地という立地柄すんなりと受け入れられる。



旨い旨いと煮込みに感心しながら
2杯目のごはんをお願いした。

3割ほどの煮込みをおかずとして食べた後、
残りの7割を2杯目のごはんの上に載せていただく。

牛モツ丼のできあがりだ。

今度は鮭に邪魔される事もなく
無心で箸を回転させることができた。

牛モツ丼セットは¥500円とのことだが
全部定食よりも牛モツ丼を2杯いただく方が
どんなに幸せだったことかと思わず後悔の念が・・・



最後にデザートの玉子プリンを。

濃い黄色はマンゴーソースなのだが、
マンゴーの甘酸っぱさは感じられても
モツ煮にやられた舌では玉子プリンの甘さは
ほとんど感じることができなかった。

お兄さん夫婦と若い弟さんの
3人でやっているお店なのだろうか?

お味噌汁への物足りなさや
モツ煮と魚の相性など今後を
期待させられる部分もあるのだが
総じて美味しい気持ちの良い昼時なのであった。

ご馳走様でした。

一枠
中央区築地2丁目1-17
電話 03-3547-0189

全部定食¥1,200
(おかわり¥100、牛皿大盛り¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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長崎カリー蜂の家にて「チキンカレー」をいただきます

2007-03-14 14:44:19 | 銀座・築地 カレー

読者のmymyzuさんからの情報で
長崎で50年以上の歴史を持つという
蜂の家のカレーを食べさせてくれるお店が
銀座にできたそうなので早速行ってきた。

場所は銀座の4丁目。
シチューのエルベやサンドイッチのAMERICANのある
歌舞伎座の裏手にその店はある。



界隈をしょっちゅう
ウロチョロしていたのに気付かなかった。

1月下旬にオープンしたということなので
できてから約2ヶ月間経つというわけだ。

階下に降りて着席後メニューに目をやると
ビーフ、チキン、野菜、ハヤシライスの
全てのメニューが¥700。

この中で一番辛いメニューは
チキンカレーだということなので
大盛り¥100の記載を見て
メニューにはない特盛りをお願いしてみた。



やってきたのがこちらのカレー。
お昼ごはんの量としては申し分なくなったのだが
幾分ルーの量が物足りないぞ。

ごはんの量を特盛りにして欲しいと
お願いしていたのでしょうがないのだが・・・



縦のアングルで見ると
しっかりとごはんの量が増えているのが一層わかる。

チキンカレーを注文したのだが
チキンの数は僅か2つ。

この間の伍郎蔵もそうなのだが
具がこちらのお店も全く持ってゴロゴロしていない。



気を取り直してルーを口の中に・・・

う~ん。バーモント!

最初に感じるのは間違いない。
りんごを摩り下ろした甘さだ。
それにパイナップルも使っているのだろうか?

一番辛いというチキンカレーだったが
辛さの加減は甘味の後から軽くピリッとくる程度。



十分個性があり先味は私好みなのだが
後味はもう少しピリピリしてくれた方が
果実の甘味を活かせるのではないだろうか?

具がない分ルーに意識も集中しやすいので
私の大好きなステファン・・・ではなく
卵なんかのトッピングメニューも
できればご用意いただきたい。



問題が起こった。

会計をしようとしたら驚きの¥500増し。
大盛り¥100増しに対してどういう計算になるのか?

こちらが無理に頼んだとはいえ
もう1杯カレーが食べれてしまいそうな
追加料金であれば、せめて一言欲しかった。

味はまずまずとはいえ
対応には満足できませんでした。

ご馳走様。

蜂の家銀座本店
〒104-0061
中央区銀座4-12-7 B1
℡03-3547-0810
11:00~21:00(L.O.20:30) 
不定休

チキンカレー ¥1,200(特盛り¥500を含む)

甚平満足度 ★★▲☆☆
甚平満腹度 ★★★★▲

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銀座 よし田にて「かき揚げせいろ」をいただきます

2007-03-13 17:34:33 | 銀座・築地 蕎麦・うどん

コロッケ蕎麦で有名なお蕎麦屋さん。
よし田に行ってきた。

創業明治18年。

お蕎麦の方にはびっくりしたことがないのだが、
その雰囲気には毎回毎回びっくりさせられているお店だ。



場所は銀座の7丁目。

界隈でひときわ凛とした風格が漂うお店だ。

壁面に掲げられたメニューを見れば
こちらのお店の使い方をご想像いただけるだろう。

そう。お蕎麦を食べに行くお蕎麦屋さんというよりは
酒を飲んで〆にお蕎麦をいただけるお店。



そう考えればびっくりはしないお蕎麦も
ありがたく頂戴できる。

さすがに真昼間から酒だ肴だという訳にはいかないので
今日のランチはおかわり付きかき揚げせいるを
おかわり含め大盛りで注文させていただいた。



こちらがお店の名物コロッケ蕎麦。

同僚の獲物にシャッターを
切らせていただいたのだが、
こちらのお店のコロッケとは
鶏肉のミンチをとろろと卵で揚げた
揚げ真如のことなのだ。



こちらのお店のかき揚げは初めていただく。

2段重ねの大盛りせいろに
つゆに漬されたかき揚げ。
香り付けにゆずの皮が落とされている。



かき揚げには数個の芝海老が使われている。
つゆには椎茸も使われているのかな。

かき揚げから溶け出す油と
鰹だしにほんのり椎茸の旨みが溶け込むつゆは
具合がとても良い。



こちらのお蕎麦は5割位だろうか。

毎回感じることなのだが老舗といえども
冒頭の通り蕎麦はとびっきりではない。

旨い蕎麦ならタレなしでもバカバカ食べる口なのだが
蕎麦に力がない以上はしっかりとタレを
いただかせていただいた。



かき揚げはゆずが香っているからだろうか?

油っぽさを全く感じない。
タレが旨いことと崩れにくいかき揚げであることが相まって
普通な蕎麦もいつも以上にスイスイ入った。



大盛り1枚目を食べ終わり
2段重ねの2枚目を恐る恐る覗いてみた。

1枚目と変わらぬそこそこの量がのせられてていた。

まずまずの量の蕎麦を
食べることができたのだがそこは蕎麦。

結局まだまだ満ち足りないまま
食事を終えることに。



蕎麦が旨い店ならば蕎麦湯を飲むのが定石なのだが
こちらのお店の場合タレが飲みたいので
割り湯が欲しいといった感覚になってしまう。

失礼だがあまり蕎麦の旨みが
凝縮されているとは言い難い蕎麦湯だ。

食べ終えて再度思った。

雰囲気がとても好きなのであって
蕎麦が好きなお店なのではない。

お店同様お客さんの一人一人に
味を感じさせられてしまうあたりが
このお店の魅力なのだろう。

ご馳走様でした。


そば所よし田
中央区銀座7-7-8よし田ビル
℡03-3571-0526
11:30~(L.O.21:30)
土祝  (L.O.20:30)
日曜定休

おかわり付きかき揚げせいろ ¥1,500
(大盛り¥100×2枚を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 吉澤にて「松坂牛のすき焼き鍋」をいただきます

2007-03-12 15:12:06 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

弱った・・・

今日の夕方には我が家に
嫁の母上が越後の国から上京される。

繁忙期でただで際忙しいというのに
田舎の方々からすると夜の10時を過ぎても
働いているという旦那は想像すらできないのだろう。

母上様の頭に浮かぶ図式はおそらく

残業≦飲み歩き・浮気。

よからぬ嫌疑をかけられぬよう
なんとか早く家に辿り着きたい。

前段が長くなってしまったが、
今日のランチは気合を入れようと牛肉を。

岡半や牛庵は紹介済みなので
吉澤に行ってきた。



場所は銀座の3丁目。
王子製紙の程近くだ。

ご存知の方も多いのだろうが
こちらのお店は脇ではお肉屋さんとしても
営業をしているのだ。

伊勢のブランド牛こと松坂牛の提供先としては
そこそこ認知度も高いのではないだろうか?



ランチタイムには2階の座敷の一角を開放して
長テーブルに相席で自慢の処女牛を振舞っている。

すき焼き鍋御膳 ¥1,575
みぞれ焼き御膳 ¥1,575
ステーキ重午前 ¥2,625など、
高いものではステーキコース¥7,350なんてものもある。

今日は一番上にあるすき焼き鍋御膳を注文した。



しばらくして年配の仲居さんが
お箸やお茶と一緒に卵に小鉢、香の物に果物を運んできた。

ランチタイムとはいえ店の雰囲気を考えると
箸置きを用意して欲しいところだが残念。

割り箸のサヤで代用するしかなさそうだ。



小鉢はひじきにたっぷりの葱。
そいつを白和えのようにしていた。

ひじきは子供の不人気料理のひとつらしいが
白和えにするとひじきのクセが和らいで
こいつならばお子さんでも苦にせず食べれそうだ。



趣のある室内にふけっていると
牛鍋が運ばれてきた。

ザクは玉葱、葱、シラタキ、高野豆腐に春菊
そいつにそこそこボリュームのある松坂牛だ。

すき焼きに豆腐はかかせないが
高野豆腐は珍しい部類ではないだろうか?



箸に手を伸ばし
松坂牛から口に運ぶ・・・

・・・

・・・

固い。しかも割り下が強すぎる。

甘しょっぱい割り下に犯されて
肉の旨みを感じるのは至難の業だ。



別にチャンピオン牛を
求めている訳ではないのだが、
部位が悪いと松坂牛といえども
他の牛の部位のいいところに当然ながら及ばない。

肉質は金に比例するとはいえ
ちょいとばかしがっかりさせられた。



甘しょっぱいといった割り下だったが
玉葱のような水ッ気の多い食材との相性はよい。

私は肉だけ、野菜だけで焼く
関西風のすき焼きの方が元々好みなので
みりんや砂糖に醤油なんかで煮立てられた
関東風には消極的になってしまうのだが、
強すぎる加減が好みでなかったのだ。



味噌汁の色はとても美しかった。
お味の方も出汁を含めてご飯にはぴったりだ。

タダで際味の強くなったお肉は
たっぷりと卵に味を移していただいた。

ごはんのおかわりは無料なので
1杯目はすき焼きで、2杯目は割り下の香りが移った
卵をぶっかけて必要カロリーを摂取させていただく。



浅草の今半でさえ
私は甘すぎて好みではないことから
関東風すき焼きが好みの方が食べたら
きっと評価は変わることだろう。

店を出ようとすると女将が
3本指を立てて見送ってくれる。

値段・接客を考えると
¥1,575には見合ったものだと思うのだが
口うるさいのは好みの違いと割り切っていただきたい。

ご馳走様でした。

吉澤
中央区銀座3-9-19
℡飲食部/03-3542-2981
 精肉部/03-3542-2983

■精肉部
平日:8:00-19:00
土曜:8:00-17:00
■飲食部
平日:11:00-20:00
土曜:お昼までの営業(12月は夜も営業)
日曜・祝日定休

すき焼き鍋御膳 ¥1,575(ごはんのおかわり無料)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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帝国ホテル ランデブーラウンジにて「極上ハンバーガー」をいただきます

2007-03-09 12:50:26 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

仕事が一段落した息抜きに
帝国ホテルのラウンジで豪快にお金を使ってきた。

ハンバーガー二千ウン百円やサンドイッチ、
サーモンのサラダなどなどどれもこれもが
市価の4倍近いお値段なのではないだろうか?

自分だけのためにはこんなことは
とてもとてもできる身分ではないのだが
お世話になった方々へのお礼という意味では
身分不相応な立地での散財も後ろめたさなど感じずに
満喫することができた。



こちらはサーモンのサラダ。
野菜やサーモン自体の仕入れが
そもそも庶民向けのお店とは違う。

ドレッシングは別添えで
みなさまの体重に応じて
油をかけてくださいな
といった仕様になっている。



サンドイッチにはしっかりとした量の
フレンチポテトが添えられている。

日本人からすると何も気にすることなく
サンドイッチにポテトが付いていた程度の
意識しか後には残らないのだが、
世界各国から人々が集まるこの場所で食べると
フランスの食文化だがらフレンチポテトを
しっかりと提供していることを改めて気づかされる。



薄暗い場所とはいえフラッシュはたけないので
見づらい写真になってしまい申し訳ない。

上のお肉が見え辛いサンドイッチが
有名なステーキサンド。

シュッ!シュのウォーキングで有名なデュ-クさんが
なんだかのイベントの際にこいつだけは用意してくれと
懇願した一品だそうだ。

8名程の団体とあって残念ながら
私の手にはこいつは渡らなかった。



後ろ髪を引かれながら
独占させていただいたのがこちら。

そう。ハンバーガだ。

バンズにレタスと生たまねぎが敷かれたその上に
巨大な肉厚ハンバーグがデンと鎮座している。

こちらのハンバーガーも純粋な
アメリカンスタイルを踏襲している。

実は私は小学校時代を僅かな期間ではあったが
アメリカで過ごしたプチ帰国子女。

ホームパーティに招かれてバーベキューを庭などでする際には
大抵でてくるのが巨大なステーキとハンバーグなのだ。



つなぎなんかを使わない
牛肉の肉汁をダラダラ垂らしながら
食べるハンバーガー。

口の中にもわっと広がる牛肉。

旨い!

懐かしさもさることながら
私の中ではこれこそハンバーガーと呼べるものなのだ。

手軽に食べられるハワイからやってきた
クワアイナのハンバーガーなんかは
アメリカンスタイルに近いものなのだが
それでもまだまだ物足りなく感じていた。

私が世界で一番美味しいハンバーガーが
食べれるお店と認識している
ニューヨークのセントラルパークに面した
グッゲンハイム美術館の2本裏手の通り、
ParkAveをハーレム方面に北上した
eeast114あたりにあるカフェのような容貌で
鉄板でハンバーグを焼いてくれるお店にだいぶ近い。
(お店の名前を忘れてしまったので
 ニューヨークにいかれる際にはParkAveの110あたりで
 ニューヨーカーに聞けば教えてくれる有名なお店です)

旨かった。ご馳走様でした。

ランデブーラウンジ
〒100-8558
千代田区内幸町1-1-1帝国ホテル東京本館1階
℡(03)3539-8045

8人で約12品+飲み物をつまみ喰い ¥39,000

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 伍郎蔵にて「オムカレー」をいただきます

2007-03-08 18:49:42 | 銀座・築地 カレー

人間の体は本当に不思議にできている。
ちょっと気温が落ちただけで
不思議と体温を上げたがるのだ。

そんな私の頭の中は今日はカレー曜日。

エトナのグリーンカレーを食べようと
お店の前まで歩を進めたのだが
10人近い大行列に諦めさせられ、
次に向かったのが昭和通り沿いの伍郎蔵。



一風堂のお隣にあるお店だ。

中に入り一通りメニューに目を通すと
私の好きなオムレツののったものがあった。

カレー屋でオムレツとくれば
そう!オムカレーだ。

いつもの通り大盛りで注文をし
目の前に現れたのがこいつ。



初対面とはいえ一瞬固まってしまった。

オムのいい按配にではない。
ルーに野菜の欠片すら入っていないことにだ。

ルーを作るためにいろいろと野菜は使っているのだろうが
私はどうも野菜がごろごろしていないカレーには
萎えてしまう口。

ご自慢のルーをご堪能くださいということだろうが
どうにも収まりがつかない。



オムカレーの上にはフライドオニオンがまぶしてある。
何かを語りかけるようにポツリと佇む角煮がひとつ。

お店のメニューにはカレーは辛味よりも旨みと
ルー自慢のお店を謳っている。

試しに一舐めぺロリとやってみる・・・

普通だ。

不味くはないが野菜の方にもスパイスの方にも
旨みが偏っているわけではない。
どっちかというと若干スパイスよりの
すごーく普通のカレーなのだ。



角煮の方も可もなく不可もなく。
唯一の具を大切に食べていたつもりだが
さすがにこれだけではあっという間に
ごはんと卵とルーだけになってしまった。



個人的にはフライドオニオンは
カレーととても相性の良いものだと思っている。

お店によってはテーブルに備え付けてある
お店なんかもあって、あれば嬉しいもののひとつだ。

サラリーマンキラーの
フライドガーリックなんかも大好物だが、
さすがに平日の昼飯にぶっかけられているものでは
なかなかないか・・・



オムライスを食べるように
ぱっくりと卵を掻き分けてみたのだが
白いごはんが垣間見えて
「あぁカレーを食べていたんだ」と
一瞬オムライスに錯覚しかけた意識を呼び戻された。



こちらの伍郎蔵。

奥のテーブル席はゆったりとしているので
4人なんかでカレーを求めて徘徊する際には
誰もが無難だと文句のでにくいお店なのだろう。

厳しいようだがカレーは旨みと謳うのであれば
カレー激戦区の銀座ではもっともっとご精進いただきたい。

ご馳走様でした。

伍郎蔵
中央区銀座3-11-14
℡03-3549-1402
11:00 - 23:00
年中無休

オムカレー大盛り ¥880(大盛り¥100増し?を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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