銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

築地 青空三代目屋台店にて「炙りトロ丼」をいただきます

2007-01-31 20:11:52 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

ここ最近のテレビ番組などの影響で
炙り丼をお目当てにやってくるお客が
とてもとても増えているとの評判の
青空三代目に初来店。

一番人気は大トロ炙り丼¥2,500とのことだが
炙りトロ丼¥1,800と漬け丼¥700+炙りあなごの1本握り¥450で
迷いに迷って結局炙りトロ丼を大盛りで注文した。



こちらのお店の特徴は
とにかく回転しない。

クオリティを担保するために
入場制限をさせていただきますとの
張り紙も目にしたのだが、

周辺の丼モノ屋と比べると並びもキツイ分、
倍以上の待ち時間を強いられてしまう。

お目当ての炙りトロ丼がやってきた。



黄色い球体は卵の黄身だ。

温泉卵を作る要領で、
卵の黄身だけくりぬいて使っているそうだ。

無着色のたくわんで生姜の香りが
鮪に移らないように配慮がされている。

グレードの高いどんぶり
(MAXは¥10,000)を選べば
クロ鮪もたべれるのだが、
予算の都合上ミナミ鮪を選択したのだ。



鮪の脂が表面にジュワッと漂着するように
上手に炙っている。

写真を撮ろうと顔を近づけるだけでも
旨そうな鮪の薫りが漂ってくるのだ。

たまらず一口・・・

旨い。

さすがにルーツがお魚屋さんだけあって
ネタがしっかりしている。

この鮪の炙りは絶品だ。



箸で黄身を割ってみる。

からすみに近いとまでは言わないが
完熟の卵と言えば分かりやすいだろうか?

濃厚な黄身の味をアクセントに
芳ばしい鮪の脂身に包んで喉に入れると
鮪の旨みが消えかかる最後の最後に
黄身の風味がやってくる。



岩海苔を使った味噌汁も手抜きはない。

ちょいとばかし気になったのは
あなごを炙る際にバーナーを使って
炙っているのを目撃してしまった。

鮪の炙りにガス臭さは感じられなかったが
同じ手法ならばゲンナリだ。

また、自爆ではあるのだが、
元々並盛りを基準にネタの分量も
決められているので大盛りにすると最後は
シャリを味噌汁で食べざる
をえなくなってしまうのでご注意を。

行列ができるだけのネタなので、
築地に来た際にはお試しを。

ご馳走様でした。

青空三代目屋台店
〒104-0045
中央区築地4-13-8 1F
℡03-3541-1055
ランチ 09:00~15:00
ディナー17:00~21:30
土・日 09:00~21:30

炙りトロ丼 ¥1,900(大盛り¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 だるま亭にて「餃子」をたっぷりいただきます

2007-01-30 18:21:23 | 銀座・築地 中華

デジカメだけが出張中ということで
今日は先日の夜の部を。

丑三つ時とまでは行かないまでも
深夜12時を過ぎると開いているお店にも
どうしても制約が出てしまう。

深夜の外食がどれほど体に悪いのか
重々承知をしているのだが、
腹が背中に引っ付きそうな感覚は
解消せずにはいられない。

そんな時に金を掛けずにガッツリと
やらせてくれるのがこちらのお店。

だるま亭だ。



場所は銀座の3丁目。

ビールに水餃子、焼き餃子、バンバンジイに酢豚、
焼飯、回鍋肉にキクラゲの卵炒めなど、
いくら3人分とはいえ、十二分に多すぎる分量を
注文してしまった。



こちらは焼き餃子。

餡に独特のクセがあるので
このクセを受け入れられる人には
もってこいの餃子なのだろうが、
正直そういった趣の方は
ごくごく少数派なのではないだろうか?



きゅうりの漬物にもクセがある。

正直、何日何に漬けたらこんな味になるのか
不思議に思ってしまうような変り種だ。

2つ続けて疑問符を出してしまったのだが
中にはコストパフォーマンスに優れた
お値打ち品も存在する。

特に飯系のランチはボリューム満点で、
¥1,000程度で旬菜たっぷりの炒め物などを
用意してくれるのには度々お世話になっている。



バンバンジイの胡麻ダレは
お店独自で作っているものなのだろう。

濃厚な胡麻の風味を孕んだ
このタレの作り方は是非とも
ご教授いただきたくなってしまう。

お肉の方は正直、
美味しいとは言えなかったのだが、
こういうお肉をなんとかしてしまうのは
漬けダレの威力様様と言ったところか。



玉子とキクラゲの炒め物は中々旨い。

どこの中華料理屋にも用意されている代物なので、
飛び抜けて大喜びはできないのだが、
塩を利かせすぎていない加減が
こいつを気の利いた食べ物にしていた。



このお店では焼き餃子よりも
こちらの水餃子をオススメしたい。

熱々のこいつをハフハフしながら
ビールを流し込みながら明日の英気を養う。
このお店の中ではサラリーマンのあるべき姿を
一番演出してくれた。

餡の比率は分からないが
肉汁がひゅいっと口の中に飛び散るのが
気持ちも良くあった。



酢豚には特筆する部分が見当たらなかった。

胃も疲れていたこともあるのだろうが、
何気なく食べてしまうごくごく標準的な
普通の酢豚なのであった。



焼飯は玉子とキクラゲの炒め物同様に薄味だったのだが、
正直こちらの方は味が足りていない。

どれも銀座では安い部類に入る値段設定なので
深夜にビールを引っ掛けて帰るのには
もってこいのお店なのだった。

せっかく深夜のラーメンを敬遠しても
これだけ喰ってしまったら元も子もないのだが。

お腹一杯ご馳走様でした。

だるま亭
中央区銀座3-11-9
℡03-3545-5577 

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 岡半にて「松坂牛」をいただきます

2007-01-29 16:15:57 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

私にとって幼い頃の贅沢の代名詞だったお店が
ランチもやっているとの噂を聞きつけて、
親父曰く「死んだ店」が今どうなっているのか
気になって行ってきた。

岡半。

資生堂の真向かいにある
老舗のすき焼き屋に20数年ぶりの来店だ。



巷では金田中の姉妹店との名称で
呼ばれているのだが、
そんなことは幼稚園児や小学生だった頃の
記憶も糞もあるはずはない。

ただひとつ記憶しているのは
エレベーターの乗り口が右手にあったと
幼心に記憶していたのだが、なぜか左手にあった。

記憶の思い違いなのか立地が変わっただけなのか
気になって調べてみるのだが岡半関連の記事は
近々のものしか見つけることができなかった。

岡半は金田中のビルの7階と8階にある。

7階には座敷がありすき焼きを、
8階には鉄板焼きのカウンター席がある。

エレベーターを降りると重苦しい入口が鎮座していた。



ランチは

寿喜焼丼      1,200円
焼肉丼       1,200円
うす焼ランチ    1,500円
ランチステーキ   1,500円
ハンバーグステーキ 2,500円
岡半特選焼     2,800円
コース定食     5,250円

寿喜焼丼が気になっていたのだが、
相方が注文後に肉を引くというハンバーグを
食べるというので一緒に焼いてもらえそうな
岡半特選焼きを注文した。



しばらくして職人さんが肉を携えてやってきた。

丹念に塩・胡椒をしながら手際よく焼き始める。

「死んだ店」とこぼしてしまったのだが、
いったい何が死んだ店なのか誤解のないように
お伝えしておこう。

すき焼き肉を切る職人が20数年前に
変わってしまったのだ。

ただそれだけのこと。

ただし先代なのか先々代なのか
その当時に肉を引いていた職人さんは
それこそ人間国宝に肉を挽く人間国宝が
いるのかどうかは知らなんだが、
機械では挽けないような見事な薄さに
包丁を入れることができたのだ。

肉質に金を払うのではなく、
良い肉を薄く切り落とす技に金を払っているのに
それができなくなった店は死んだも同然。

彼の言葉の真意はこういうことだ。



長々と脱線してしまったが、
番茶にサラダ、2種類の漬けダレがやってきた。

箸置きも当然のように使っている。

サラダはレタスにわかめと大根。
白ゴマに醤油と胡麻油で作った
ドレッシングがしてあった。



サラダを食べながら鉄板に目をやると
相方のハンバーグがいい具合に仕上がっていた。

あえてかぶらないように注文したのだが、
松坂牛のステーキよりも松坂牛で作った
ハンバーグに心が奪われてしまう。



こちらが相方のハンバーグステーキ。

松坂牛のハンバーグ2つにチーズと目玉焼きを乗せて
デミグラスソースがかけられている。



つなぎ少なめで肉の脂がカリッと焼けた
表面の中に閉じ込められているような
肉の旨みを堪能できるハンバーグだそうだ。



こちらが私の松坂牛。
焼いたバケットの上に載せられた。

肉を摘むとジュワ~っと口の中に脂が広がる。

旨い。

旨い肉には塩・胡椒で十分だ。

余計な味を加える漬けダレにはご遠慮いただいた。



付け合せの焼きそば。

こいつがいただけない。

どんな麺や野菜を使っていても
ソースの味が肉の味にまで影響を与えかねない。

肉の引き立て役にはとてもなりきれていない
付け合せだったのだ。



バケットにのせられた松坂牛。

肉汁を生地が吸って旨みをバケットにもたらすのだろうが、
肉がもったいなくて一枚だけバケットと一緒に食べてみた。



味噌汁は片口いわしで出汁を取っていた。

三つ葉と岩海苔だろうか?

ごはんの炊き加減も絶妙ながら
味噌汁は本当に旨い出来栄えだった。

八丁味噌に煮干の出汁の味噌汁が
一番好きな私ではあるが、
出汁が生きていれば味噌の好みに捉われない。



かつおでも煮干でも
一度冷めたものを火にかけ直してしまうと
後味に魚のエグ味が薫ってしまうのだが、
この昼のために取った出汁がもてなしを
感じさせてくれた。



小松菜のおひたしには鰹のクセが柔らかい
削り節がまぶしてあった。

ごはんをおかわりし、
一通りの食事を終えると席移動を促された。

「あちらでデザートをご用意しておりますので
お荷物と伝票を持ってお進みください。」

何のことかと思えばお客を回転させるために、
メインカウンターで食事を摂り終えたら
職人のいない奥の間へ、お客の方で気を使ってくれと
言わんばかりの傲慢な仕組みなのであった。



デザートは黒胡麻のアイスクリーム、ゆずのシャーベット、
アイスコーヒー、紅茶などから一品をとのことなので
黒胡麻のアイスクリームをいただいた。

アイス自体は胡麻と甘味のバランスの良いものだが、
予め盛り付けた黒胡麻アイスを冷凍庫で保存していたものを
取り出したものは食べれる柔らかさになるまで
常温で7分程の時間を要してしまった。

仲居さんがお客の茶碗の具合に常に目を光らせて
おかわりさせようとしてくれたりなどと
良い部分も沢山見受けられたのだが、
焼きそばや座席移動など野暮な部分も
混在していた昼食だった。

すき焼きを食べるのならば
2人で¥50,000強だろうか?

食べ終えた感想は、
親父に施された贅沢をもう一度確認してみなければ
死んだのか生きているのかの判別を
今日のところでは烙印はできないと感じた。

また、¥1,000代のメニューならば
コストパフォーマンスを十分に評価
できるのではないかと感じた。

ご馳走様でした。

岡半
〒104-0061
中央区銀座7-6-16 銀座金田中ビル7階・8階
℡03-3571-1417
11:30~14:00(L.O.13:30)
17:30~22:00(L.O.21:30)
日曜・祝日定休

岡半特選焼 ¥2,800(ライスおかわり無料!)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 鳥泉にて「山椒カレー」をいただきます

2007-01-26 12:23:49 | 銀座・築地 カレー

香辛料の具合など
バリエーションこそ星の粒ほどあるカレーなのだが、
山椒の効いたカレーは珍しいのではないだろうか?

鳥泉。

れっきとした焼き鳥屋さんなのだが、
ここのランチには結構な頻度でお世話になっている。



初めて食べた山椒入りのカレーのお味は
何で山椒なのだ???と不思議に思いながらも完食。

結構合うじゃん程度の印象だったのだが
実は恐ろしい中毒性を持っていたのだ。

私が思い描くカレーの中でも
確固たるジャンルを確立してしまい
2ヶ月にいっぺん位はこの山椒入りカレーを
食べたくなってしまう。



こちらのお店のランチタイムは
本職の焼き鳥丼をはじめ大きく分けると
鳥系のものとカレー系のものに分けられる。

カレー系は基本的にはカツカレーorカレーの2種類なのだが、
今日の日替わりがコロッケカレーとのことなので
そいつを大盛りで注文した。

最初にやってきた大根のサラダ。

大根のサラダというと
圧倒的に千切りのものを目にするのだが、
水分を感じやすい大根はこんな風にスライサーで
薄くしてくれた方が美味しいと思っている。



何の変哲も無い味噌汁のように見えるのだが、
実はそうではないのだ。

こいつにもアイツが入っている。

そう、山椒入りの味噌汁だ。

この味噌汁も中毒中枢をくすぐってくれる。

旨い。



コロッケカレー。

大き目のコロッケと鳥やモツが入っている。

具合を確かめるためにペロリ・・・

???

効きがあまいのか?効いていないのか?

いつもよりも山椒が全然効いていない。

カレーとしては普通に旨いのだが
山椒入りカレーを食べに来たものとしては
正直へこまされてしまった。



一時期チキンカレーにハマッた時期もあったのだが、
へろへろになるまで煮込んでくれたモツは
カレーとの相性も抜群だった。

量はそこそこあるのだが、
写真ではわかりにくいお皿の深さを考えると
ルーの量がライスに対してやや足りないような気がした。



コロッケの方は
誰もが想像するコロッケのお味だ。

自家製なのかは定かではないのだが、
芽抜きのしっかりとされたコロッケは
エグ味が全く無く、
ほっこりとしたじゃがいもの甘味を
十二分に堪能させてくれた。

味噌汁だけでは体内山椒を満たしきれなかったのが
とてもとても残念だったのだが、

ご馳走様でした。

鳥泉
〒104-0061
中央区築地4-14-19
℡03-3248-6920
11:30~14:00、17:00~23:00
土は夜の部のみ、日祝日定休

モツとコロッケのカレー ¥850(大盛り無料!)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 やまじん総本店にて「成吉思汗」をいただきます

2007-01-25 13:56:54 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

時間は12時10分。

肉でも喰らおうかと
6頭の迷える牡羊たちが
銀座の街に放牧された。

ハンバーグから始まり、
モツ鍋に決まりかかった昼飯も
めぐりめぐってジンギスカンに。

やまじん 銀座総本店。



あまり流行っているようには見えないこのお店も、
すすきの通の同僚に言わせると
札幌では結構な人気店なのだそうだ。

場所は歌舞伎座を築地方面に進み
先日ご紹介したオムライスのYOUを
過ぎたら次の角を左手に曲がったところだ。



入口をくぐってまず気が付いたのがコチラ。

モンゴル製の賞状やら
「ジンギスカン大使」なる
任命証などが飾ってあった。

日本人はどうもこういった証書に弱い。
私もザ・スーラという映画が上映された際に
映画の前売り券についていた火星の土地の権利証を
額縁に入れて大事に飾っている。

嫁の父上を初めて自宅にお招きした際には
一目でわかる失笑を頂戴したのだが・・・



券売機の上に書かれたメニューには
食べ放題の仕様が細かく記載されているのだが
ランチタイム男性¥1,500のはずなのだが、
券売機にはランチ食べ放題¥1,300のボタンがある。

女性専用ボタンではなさそうなので
こちらを購入してみた。



券売機で気になったのがこのボタン。

リクルート恐るべし・・・

ついに飲食店の食券機にホットペッパーボタンが
設置されるようになったのか!

おそらくクーポン持ってきた人は
このボタンを押してくださいねということだと
勝手に理解させていただいた。



このお店のランチタイムは食べ放題だけではない。

「生ラム定食」などの単品メニューと
食べ放題の益荒男メニューの中から
その日の自分の胃袋や体調に合わせて
好きなものを選べるようになっている。

後は全てがセルフサービスで、
買った券を渡した後は皿を渡されて
基本的には全て自分で取りに行くシステムなのだ。

食べ放題のお店などで
目にすることが多いのだが、
頼みすぎて食べ残す輩。

元々見苦しく感じていたので
優しいもの言いで「食べ残したら鍋洗わすぞ!」
といった表示は大いに結構。

他のお店もどんどんやってもらいたい。



野菜はもやしとタマネギだけ。

ちょっと寂しい気もするが
ライス、スープ、麺、肉が
食べ放題なことを考えると致し方ない。



同僚と2人でこのくらいずつの
分量を取ってみた。

そして特性の鍋がこちら。

溝ができているので
周りの溝に野菜を入れて
中心にある突起部分で肉を焼くそうだ。
火が回り始めたところで出汁を注ぎこむと
垂れた肉汁が出汁に混ざり合って
野菜全体に旨みが回るとのことだ。



言われたとおりに野菜を敷き詰め点火。

やんわりと温まったところで
出汁を投入した・・・



こちらがラムだ。

オーストラリア産だそうで
食べ放題のお肉は生ラム定食などで出す
お肉とは区別しているそうだ。

他の同僚の食べていた生ラム定食の肉と
比べてみたのだがそこまで大差はなさそうな
色艶なのであった。

最初に出された2人分の分量が写真のもので、
おかわりをしなくても十分すぎる程の量が
与えられた。



しばらくすると出汁が沸騰し
中央の突起で焼いているラムも
徐々に口に運ばれる準備を整え始めた。

もやしやタマネギを摘みながら
その時を待つ。



焼きあがったものを一口・・・

まずくない。

しかも全然柔らかい。

正直、食べ放題メニューだったので
あまり期待はしていなかったのだが、
このお店は期待以上のお肉をたっぷりと食べさせてくれる
優良店だったのだ。

ただし、トラブルが発生・・・

同僚はラムのクセがどうにも合わないらしい。

5切れほど食べ終えるとギブアップ宣言。

残りの100切れほどのお肉は
私の胃袋に委ねられてしまったのだ。



しょうがないので肉をたくさん焼いて
ごはんの上に載せて2杯。

もやしやタマネギと一緒に2杯。

ラーメンを楽しみにしていたにも関わらず、
ごはん4膳でお腹もパンパン状態になって
しまったので断念せざるをえなかった。

難があるとすれば昼時にスタッフ1人で
お店を回すのはいただけなかった。

いくらセルフのお店とはいえ、
明らかに回っていない。

夜の部はわからないが
この点は改善しないと
お客が敬遠してしまうのでご注意を。

お腹いっぱいご馳走様でした。

やまじん銀座総本店
〒104-0061
中央区銀座4-13-11銀座M&Sビル1F
℡03-5148-3789
11:00~16:00
17:00~23:00(L.O.22:30)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★★

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銀座 不二にて「ロースカツ」をいただきます

2007-01-24 13:56:36 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

値段のわりに旨いとんかつ屋があると聞きつけて
いてもたってもいれずに銀座の7丁目に。

銀座を象徴する夜のお店が立ち並ぶ
華やかな道と道のビルの狭間にその店はある。

とんかつ不二。

今日の獲物だ。



初めてのお店のとんかつを喰うならば
まずはロースカツをとメニューを広げると、
他のお店には見かけない珍しい表示がされていた。

おかず大盛り¥100。

何がどうなるのか不思議に思いお店の方に。

曰く「肉の厚さが変わります。」との
ひとたまりもない一言を。

肉は厚いにこしたことはない。

ロースカツ¥800をおかず大盛り¥100、
ごはん大盛り¥50と共に注文した。



やってきたのがこちらの面々。

上述以外には味噌汁と新香が付いてくる。

味噌汁をすすって驚いた。

まずい。

味噌とわかめの味しかしないのだ。

ダシは入れ忘れることはあっても
取り忘れることはない。

要するにだしの素だか何だかを
普段は使っているのだろう。



肝心のロースカツは・・・

旨い。

火の通りも実によく、
肉汁を楽しみながら胃もたれを心配させないような
うす衣がカツをサクサクと食べさせてくれる。

この値段ならば十分に旨いとんかつだ。



それにしてもたかが味噌汁
ということなのだろうか。

せっかくの美味しいとんかつを台無しにしてくれた。

いつもの何気ない仕事で
たまたま抜けてしまったのだと思いたいのだが、
出すからにはしっかりとやってほしい。

ご馳走様でした。

不二
中央区銀座7-6-2
℡03-3571-0795
11:30~14:00/17:00~20:30
(第1土11:30~13:30)
第234土と日祝定休

ロースカツ ¥950
(おかず大盛り¥100、ライス大盛り¥50を含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 スケベニンゲンにて「焼きパスタ」をいただきます

2007-01-23 13:16:49 | 銀座・築地 イタリアン

炭水化物をたっぷり摂取したくなる日。

女性には分かり辛いだろうが、
世の殿方の中には月に数度訪れるこういった欲求を
理解してくださる方もいるだろう。

今日がまさにその日だった。

そんな時にありがたいのが
炭水化物の中でも糖が米の1/3のスパゲッティやパスタ。
幸い銀座には心おきなく炭水化物を喰わせてくれるお店が
他のエリアとは比べものにならない程
点在しているのだ。



GINZA SCHEVENINGEN。

王子製紙の向かいにあるこのお店は
名前とは裏腹に女性にも人気のあるパスタ屋さんなのだ。

以前ご紹介したジャポネやエトナは
スパゲッティを流し込む、
まさに男の戦場の様相なのに対して、

こちらのスケベニンゲンは
お上品にツルツルやることも、
ガツガツ戦場にすることもできる
万能タイプのお店なのだ。



大盛りメニューは全てのパスタに¥157増し。

普通の男性ならば十分腹が
満ちてくれるものなのだが今日は特別な日。

こいつを頼む際に
「お腹が空いているので大盛りを多めにしてください。」
とお願いしたところ、快く大盛り料金で特盛りにしてくださった。

60種類のパスタの中から
フリッタータというミートソースを
卵で固めて、オムレツのような形状に焼いたパスタを注文した。



できあがりを待つ中で
最初に出てくるのがこちらのサラダ。

バジルにオリーブオイルと塩の
シンプルなドレッシングが
思いのほか旨い。

家庭でも簡単に作れる
このドレッシングのポイントは塩加減なのだが、
ここ最近のバルサミコ生活にそろそろ飽きもきていたので
真似したくなるようなお味だった。



また、同時にサラダと一緒にでてきたのがコチラ。

紅茶やコーヒーのみならず、
紅白の大人の葡萄ジュースを選ばせてくれる。
(一応サラリーマンなもので・・・)

お味の方は期待はしていなかった通り
選択できるのがありがたい程度のお味ではあるのだが、
昼時に味わうミートソースと大人の葡萄ジュースの
マリアージュは舌先をいつも以上に喜ばせてくれた。



サラダのドレッシングに
アボガドが混ざっているのかいないのか
一生懸命解明していると(入ってはいなかった)
お待ちかねのフリッタータがやってきた。

同僚の一人が同じフリッタータを
大盛りで注文していたのだが、
ご好意の特盛りは見た目ではっきりと
大きさの違いが分かるほど、
しっかりと一回り大きなものだった。



大きさが伝わりにくいので、
ワイングラス(あっ言っちゃった)やフォークなどの
比較物を置いてパシャリ。



卵を使っているとのことなのだが、
いったいぜんたいどんな風に使っているのだろうか?

想像以上のいでたちに
あーでもないこーでもないと
詮索してしまった。



カリッとした焼き目をほじくると
中からミートソースが和えられたパスタが出現することから
勝手な想像ではあるが、和えたパスタをオムレツ型に盛り付けて
刷毛で卵黄を塗りつけてオーブンで焼く?

こんな感じなのではないだろうか?

お味の方はミートソースこそ平凡なれど
中の焼けていないパスタと表面のカリカリのパスタに
からめながら食べる風変わりパスタは、
食感の違いを楽しむことと合わせると
平凡ではないものになっていた。

特にパスタの茹で加減は
ミートソースの水分を吸うことと、
焼き目をつけるために水分が飛んでしまうことを考えると、
とても繊細な加減なのだろう。



ちなみにこいつはお向かいの同僚の食べていた
名なしのゴンベイさんだ。

細いパスタが沈んでいる
見たまんまのスープパスタは、
なんと日本酒を煮詰めて作られている。

私の食べたフリッタータと合わせて見ると
へんてこな風変わりパスタの専門店のように
映ってしまうかもしれないのだが、
ごくごく普通のものもいっぱいございます。

ちなみにこちらのお店は
ナポリのNicola社の日本総代理店とのことで、
ここでしか味わえないパスタとの売り文句を
店の端々で発しておりました。

お腹いっぱいご馳走様でした。

GINZA SCHEVENINGEN
中央区銀座3-7-13成田屋ビルB1
℡03-3567-5346
11:30-14:15/18:00-23:00
土・祝日:11:30-22:00
日曜定休

フリッタータ ¥1,102(特盛り¥157を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 王十里にて「ホルモン」をいただきます

2007-01-22 13:03:55 | 銀座・築地 韓国・タイ・焼肉・沖縄料理

今日の昼飯は弁当につき
先日行った夜の部をご紹介。

腸の周りに付いた脂をじわっと
落とすように焼いてくれる極上のホルモンがあると
先輩に連れられて銀座の王樹里へ。



場所は銀座の4丁目。
シネパトスを背に王子製紙の方へ向かう途中だ。

週末でもないのに空席が見当たらないほどの盛況ぶりだ。

水白菜をやりながら
お目当てのホルモンが焼きあがるのを待つ。



焼肉系のお店に行った時の酒の飲み方は
大抵一杯目がビール。

それ以降はマッコリをひたすら飲みつづける。

私の周りにはマッコリ好きが多く
先日も多分に漏れずの結果だった。



こいつがお目当てのホルモンだ。

写真でわかるだろうか?

腸を逆さまに剥いて
腸の周りに付いた脂が
筒状の腸の中に凝縮されている。

こいつをお店の方が火守をしながら
良いと言われるまでマッコリをやりながら
にらめっ子するのだ。



だいぶ火が通ったところで
ハサミを入れてくれて、
したたり落ちる脂でライオンキングを彷彿させるような
炎の舞を拝ませてくれるのだ。

「まだですか?」

「・・・・・」

を何回繰り返しただろうか?

空腹時の10分、20分は体感時間を
3倍にはしてくれるのではないだろうか。



ようやくお許しが出て
口に運べる状態になったのがコレ。



ぐにょぐにょのはずの腸の弾力は
長時間かけてじっくりと炙られただけあって
さすがにカリッとまではいかないのだが
グサッと歯で噛み切らせてくれる。

口の中にはもはや脂ではなくなった
旨みの塊が舌の上でジュワ~っと広がって行く。

こいつは旨い!

色黒な顔で余計際立つ白い歯を見せながら
得意げな先輩の顔がだらしなくなってゆく・・・



マッコリはどんどんエスカレートし、
具合のよさそうなホルモンに手を伸ばそうと
試みるのだが、先ほどの腸の仕上がりに平伏して
自然と火守のおばちゃまのご指示に従ってしまった。



ここのチジミもなかなかのものだ。

こちらのお店はちょいとばかし
単価が高いのがたまにキズだが、
素人に焼かせないで火守をさせるあたりのことを考えると
全然苦にならないお値段だろう。



締めにはトゥックを。

お餅自体はもともと大好物なのだが、
この韓国のうるち米で作る汁ものに負けないお餅は
日本の料理にも抜群の相性だ。



酔っ払って最初の腸とトゥックぐらいの記憶しか
残っていなくて申し訳ないのだが、
旨いものを適正な処理をしてもらって
食べるお店には是非とも起こしいただきたい。

美味しいごはんをご馳走様でした。

王十里(おうじゅり)
銀座4-8-11善隣ビル1・2F 
℡03-3538-5866
17:00~27:00

1人¥8,000ほどいただきました。

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 YOUにて「オムライス」をいただきます

2007-01-19 15:33:03 | 銀座・築地 洋食

昼飯を完全に喰いそびれてしまい、
14時を回ったところでようやく銀座の街に繰り出した。

どこのお店も準備中ばかりが目に入り
思い立ったのがYOUのオムライス。

1年ぶりのご対面だ。

場所は歌舞伎座を築地方面に
数十メートル進んだあたり。

普通の喫茶店に見える
このお店が旨いオムライスを喰わせてくれる。



ランチタイムならば¥1,000で喰えるオムライスも
時間外れはドリンク込みで¥1,180。

量が少ないのがわかっているので
大盛り¥200と一緒に注文した。

昼飯時にはこいつを求めて
並びができるほどの人気メニューなのだが、
注文してから2~30分待たされることも
少なくないこのお店は、
よっぽど時間があるか、
時間を外すかした方がよろしいだろう。



14時を過ぎると食事を頼む客もさすがに少ない。

10分待たずにオムライスがやってきた。

蒸しパンのように美しいオムレツが
ケチャップライスの上にのっている。

玉子の甘味を堪能したい私としては
ケチャップをあまりかけて欲しくないのだが
酸味控え目なオムライスを乗っ取らない程度の
ケチャップが予めかけられている。

ここのオムライスは「たいめいけん」の
たんぽぽオムライスとよく比較されるので
試しに見比べていただきたい。

下の写真がたんぽぽオムライス大盛り¥2,150。



YOUのオムレツはたいめいけんのものよりも
バターの香り写りが強い。

蒸しパンのようだと表現したオムレツの
表面の仕上がりはどちらも似ている。

オムレツの中身はYOUはクリームが
ふんだんに使われていて、
表面をスプーンで紐解くとドザッと
黄金の恵みが弾け出てくる。

たいめいけんの大盛り¥2,150と
量の少ないYOUのランチ¥1,000を2杯で考えれば
ややたいめいけんの方が多いとはいえ
オムレツを2倍楽しめるのでYOUの方が良いかも・・・

どちらも旨いのだがたいめいけんの
ケチャップはオムレツには強すぎる・・・

とは言えケチャップライスの仕上がり具合は
たいめいけんの方が上だろう・・・

仕事もこのくらい頭を使えば良いのだが、
要するに¥1,000ででっかい旨いオムライスが食べたいとの
邪念が働いているだけにすぎなかったのである。



角度を変えて見ると中に潜んでいる
とろみへの期待感が更に高まる。

スプーンをメスに置き換えて
もち肌を切り開いてゆく。



溢れるという漢字を子供たちに教えるのならば
これほどぴったりなものは世の中に存在しないのではないかと
思いたくなるような金の汁が止め処なく滴る。



ありがたいものを
スプーンで丁寧に掬い上げていただく。

旨い。

オムライス好きな私には応えられない食事だ。

米の具合は硬めで良い。

みじん切りのたまねぎとベーコンだけの具材で作る
ケチャップライスがそれだけで旨いと
言えるものになれば最高のオムライスだ。

それからケチャップをデミグラスに・・・
(生意気ばっか言ってごめんなさい。)

私の好みはたいめいけんケチャップなしだけれども
どちらが旨いかは人それぞれ。
勝負の行方はみなさんでご判断いただきたい。

言い忘れたことがもうひとつ。
こちらのアイスティーにはブランデーを落としてくれる。
「ブランデーはいかがなさいますか?」と聞かれれば
「たっぷりと!」お願いしていただきたい。

美味しいごはんをご馳走様でした。

you
中央区銀座4-13-11
℡03-3541-5204
   8:00~22:30
土曜 8:00~22:30
日・祝9:00~22:30
年中無休

オムライスセット ¥1,380(大盛り¥200を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

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⇒ 高かろう旨かろう!たいめいけんのオムライスはコチラ

銀座 エルベにて「ビーフシチュー」をいただきます

2007-01-17 15:04:09 | 銀座・築地 洋食

知人との昼食が急遽キャンセルになり
一人で銀座の街を探索することに。

集団で食べる際には中々過半数が得られずに
食べていなかったシチュー屋さんが歌舞伎座の裏手に
あることを思い出し熱々の洋食でも喰らおうと覗いてみた。



「エルベ」。

良くも悪くも噂を耳にしていた
ちょっとした有名店だ。

店の前の看板でメニューを確認すると
ビーフ、貝柱、海老、野菜のシチューは¥1,500。
ビーフとタンのミックスが¥1,700。
タンシチューが¥1,900とある。

一本築地よりにある銀の塔とは
¥1,000ばかしお安いわけだ。

タンシチューにしようかと迷ったのだが、
中に入って大盛りが¥300、玉子を落とすと¥100
であることが判明し、同じ¥1,900ならばと
ビーフ、大盛りに玉子を落としてもらった。



こいつがエルベのビーフシチュー。
シチューに合わせて程好い硬さのライスはおかわり自由。
私の実家の味にそっくりなあっさりとした白菜漬けがついてくる。

木のトレーに埋まったボールに入ったシチューは
ブクブクと熱々ぶりが見て取れる仕上がりだ。

ビーフシチューには牛肉、インゲン、
じゃがいも、たまねぎ、にんじんが入っている。

レンゲでシチューを掬ってひと舐めする・・・



フォンの作り方なのか?
はたまたデミグラスに合わせる赤ワインの種類や
アルコールの飛ばし方なのだろうか?
トマトの風味は感じても赤ワインのクセはほとんど感じない。

ここのシチューは濃厚なシチューというよりも
フォンの旨みをさっぱりと楽しむシチューなのだ。

3日かけて作っているとのお店の主張から
おそらく、ごく一般的な普通のビーフシチューを
作る手順のように、肉や野菜の旨みをシチューを作る
一連の流れで閉じ込めながら作るというやり方ではなく、

1日目に旨みを出すフォン作りを行い、
2日目にデミグラスなどを合わせてシチューを作る。
3日目に一晩寝かしたシチューに下茹でした根菜などを
合わせて完成させる。

じゃがいも、にんじんの火の通りが明らかに甘い(硬いです!)
ことも相まってこんな手順を勝手に想像させていただいた。

ただし、シチューのとろみは好みで人それぞれなれど
本当に3日も手間がかかっているかというと疑問が残るが。



シチュー自体はまずまずで、
¥1,000ばかしお高い銀の塔よりは美味しいと思う。

お肉の方はシチューの熱さもあって
煮込まれた柔らかさは感じられても
旨いのかまずいのか判断し辛かった。

だいぶ温度も馴染むと牛の正体もだいぶ掴める。
とびっきり美味しいとは言えないがまずくない牛肉だ。



ここの大盛りは具がしっかりと大盛りになっている。

普通サイズでもゴロゴロしているお肉が
これでもかと入っているのだ。

具材の量を考えれば
値段相応ということになりそうだ。



最初に良くも悪くもと言っていたお店の評判だが、
評判通り落ち着かない。

江戸っ子気質なおばちゃん2人と
それに怯えながら使われているおばちゃん2人。

狭い店内での客を無視した
(彼女たちからするとお客さんのためにと言う事なのかもしれないが)
やり取りは江戸っ子の私ですら気になってしまう。

ご馳走様でした。

エルベ
中央区銀座4-11-8
℡03-3541-2050
11:30 - 20:30(土曜11:30 - 14:00)
日・祝日定休

ビーフシチュー ¥1,900(大盛り¥300、玉子¥100を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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築地 中村家にて「ちゃんこ」をいただきます

2007-01-16 13:07:16 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

7人もの団体さんで入れるお店を
どこにしようかと試行錯誤の結果、
築地警察署の並びにある「中村家」さんに
ぞろりぞろりと行くことになった。

ここは以前、豚ロース味噌漬け焼きを紹介したお店だ。



1階2階のテーブル席は前回同様満席だったため
3階の座敷へと階段をよじ登る。

時間は12時10分。

前回もこんな感じに民宿風情の座敷席は
ガランとしたものなのだったが、
ものの5分でここにある十数枚の座布団も
埋まってしまうのだ。



今日は1階の暖簾をくぐる瞬間に
食べるものを決めていた。

「ちゃんこあります。」

寒空に晒されて冷え切った体に響くちゃんこという言葉が
五臓六腑の底から体の芯まで暖めてくれそうな
このメニューを選択させてしまったのだ。

おばちゃんの
「ちゃんこはちょっと時間がかかりますよ。」の一言を
気にすることなく15分程の待ち時間を
お茶をすすりながらじっとやり過ごした。



やってきたのがこの姿。

予想では土鍋かなんかに
入って来るもんだと勝手に想像していたのだが、
なかなか大きな鉄鍋にこれまた大きな大盛りごはんと
一緒にやって来た。



蓋を開けてみて驚いた。

人はいったい¥900の一人用のちゃんこに
どれほどのものが入っていれば満足するのかと尋ねられれば、
まさにこれほどのものと回答したくなるような豪華な内容だ。



白菜、ネギ、豆腐、しらたき、しめじ、春菊、
にんじん、うどん、キンメ、帆立が7個も、
身がちゃんと付いたワタリガ二、
鶏の軟骨がこりっと旨い肉団子、
これだけの具材が入っているにも関わらず
思いのほか上等で玉子に付けて
食べたくなるような牛肉がごっそり。

写真では見えていないのだが
これだけのものが鍋にぎっしりと
敷き詰められていた。



こいつをちょびりちょびりと取りながら
ごはんと一緒に平らげる。

鶏がらで取っているスープに
これだけの具材の旨味が染み込んだスープは
あっさりとした味の中に奥深さが感じられる。

あぁ旨い。

ごはんの炊き加減がイマイチだが
食べ初めてしばらくすると、
肩から背中にかけて明らかに体温が上昇していた。

前回も驚かされたのだが
店も見かけによらない。

美味しいごはんをご馳走様でした。

中村家
中央区築地1-4-9
℡03-3543-1876

ちゃんこ ライス¥900(大盛り無料!)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★★

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⇒中村家の豚ロース肉味噌漬けライス ¥850!

銀座 大山にて「ポークカツレツ」をいただきます

2007-01-15 14:11:12 | 銀座・築地 洋食

銀座の外れ。

新橋演舞場周辺の料亭街から
道一本隔てたところに
「レストラン大山」という
洋食屋さんがある。

去年の春先から足が遠のくこと10ヶ月。
久しぶりにオムライスでも食べようかと
行ってみたのだ。



このお店の一番の印象はお店のつくり。

3階建ての建物の2階席は1階から
吹き抜けになっているのだ。

昭和を感じさせるこの2階席から
1階席のあたまを眺めながら食べる昼食は
江戸川乱歩が好きな私にとっては
幼い頃に憧れた小林少年を思い出させてくれる。



オムライスをと言ったものの、
日替わりランチに記載されていた
ポークカツ(失礼!正式名称が思い出せない)が
どうしても気になってしまったので
予定を変更して豚肉に噛り付くことにした。



こちらが日替わりランチ。

大盛りで頼んだライスに味噌汁、
勝手にポークカツと呼ばせてもらている
キッシュの調理法に似た薄皮をまとった豚肉に
いかとあさりのトマトソースのリングイネだ。



ソースの名もわからないのだが、
デミグラスとウスターをワインで
馴染ませたような味で、
強過ぎず弱すぎず豚の臭味を感じさせない
ぴったりのソースだった。



ナイフを入れてみると
衣ではなく薄皮であることが改めて実感できる。

ソースを絡ませないでそのまま食べると
豚肉の火の通りがやや甘いのかなと感じさせるのだが、
卵を使っているであろう薄皮を生かすには
この加減が精一杯なのだろう。

ソースを絡ませれば問題ない。

平皿に盛り付けられたごはんに
胡椒を振ってガシガシと消化させていただいた。



トマトソースのリングイネのあさりは
しっかりと砂抜きがされている。

トマトソースは豚肉の方に合わせて
トマトの酸味を押さえたまろやかなソースだ。

これは正解だと思う。

豚の方のソースとの相性がとても良く、
混在しているふたつのものを見事に一皿にしている。



いかには綺麗に飾り包丁が入れられている。

以前来店した際には
なかなかお腹がいっぱいにはなりにくいお店
との印象だったのだが考えを改めたい。

メニューによってだったのである。

メニューによってと言えば味噌汁。
このポークカツには全然合いません。

無難にコンソメスープやポタージュ、
または味噌汁を出さないなど、
余計なお世話だがせっかくの料理を
台無しにしかねないサービスはしない方が
お客にとってもお店にとっても幸せの近道だ。

美味しいごはんをご馳走様でした。

レストラン大山 
中央区銀座8-19-1大山ビル1F
℡03-3541-8884 
日曜・祝日・第1第3土曜定休

日替わりランチ ¥950(ライス大盛りを含む)
ポークカツレツ&いかとあさりのリングイネ
 
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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築地 とうがらしにて「チゲラーメン」をいただきます

2007-01-12 14:46:51 | 銀座・築地 韓国・タイ・焼肉・沖縄料理

「今日の昼飯は心に決めたものがある。」

同僚の一言でどこに行くのかわからないまま、
築地方面に歩を進めた。

本願寺の脇をすり抜け、
さらに勝どき方面のお店といえば
「天ぷらのいしい」や「とうがらし」だろう。

案の定辿り付いたのが「とうがらし」。

ランチに来たのは初めてなのだが、
夜は安くて旨いホルモンを喰わせてくれるお店なのだ。

辿り付けば8人もの先客が、
店の前でヤンヤヤンヤの状態なのであった。

無理もない。ランチを僅か2人の店員さんで回している。



結局15分程でようやく入店し、
ランチメニューのチゲ、チゲラーメン、チゲうどん、
ビビンバに石焼ビビンバ各¥880の中から
チゲラーメンをライス付きで注文した。

夜のメニューにも同じものがあるのだが、
ここのチゲラーメンは石焼で、
血の池地獄の如くぶくぶくとさせながらやってくる。



こいつがチゲラーメン。

マカロニサラダとたくわん、
+¥120のライスがで今日の一揃えだ。

マカロニサラダは作り置きとはいえ、
良い湯で加減で時間が経ってもコシのある
なかなかの出来栄えだった。



チゲラーメンには玉子にチンゲンサイ、
ネギに白菜?(入っていたようないなかったような…)に
大き目の牛肉がごろごろっと入っている。

このチゲの肝になっているのが牛肉で、
牛肉の旨みがポッポとするチゲの味を
上等にしてくれているのだ。

辛さはデフォルトよりも
頼めば辛くしてくれるので、
辛いもの好きな方はお好きなように
やってもらいたい。



唯一のネックがこちらの麺だ。

石焼にするのでおそらく乾麺なのだろう。

家訓に「麺は硬麺で!」と掲げる程
麺のコシが好きな私としては、
シャツにチゲスープが飛ばないように
おとなしくしながら平坦な麺を
ツルツルするのは旨いもんを喰う行為を
腹に溜める行為に変えてしまうのだ。

チゲスープほど美味しいとは呼べない
この麺で唸らせてくれれば申し分の無いものなのだが、
贅沢なわがままは肉屋に言うべき言葉ではない。



麺を食べ終えるとようやく
お楽しみの昼食が始まる。

出来る限り拾わないように食べていた
ネギなんかをスプーンですくい上げて
手をつけていないごはんにぶっかける。

汁だくのごはんは好みでないので、
具を拾い上げてから牛ダシの染み込んだ
チゲスープを・・・



そっと、そっと、全てに汁がかからないように
しながら垂らしこむ。

具と汁の染みたごはんと白いごはんを
削り取るようにスプーンを走らせながらやるのだ。

旨い。

即席の韓流牛丼は
¥880にしては上等な牛肉の旨みで
この上ないどんぶりなのであった。

食べてはそっと汁を足し、
食べてはそっと汁を足す。

額に吹き出した汗など
気にすることなくあっと言う間に平らげてしまった。

ご馳走様でした。

とうがらし
〒104-0045
中央区築地6-3-6
TEL03-3545-4322
月~金 11:30~14:00(L.O.13:30)、17:00~24:00(L.O.23:00)
土   17:00~22:00(L.O.21:00)
日曜祝日定休

チゲラーメン ¥1,000(ライス¥120を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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築地 又こい家にて「まぐろ1本丼」をいただきます

2007-01-11 19:33:10 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

今日は結局昼飯を喰いそびれてしまったので、
おとといの晩につまみ喰いをしたお魚のお話を。

渡哲也の「まぐろ」や「マグロにかける男たち」など、
年始の番組に完全に感化され、マグロを体が無性に欲してしまい、
おとといの晩は帰宅前に腹ごしらえを少々・・・



伺ったのは「又こい家」さん。
新大橋通り沿いの本願寺に一番近いマグロ丼屋。

中に入りホッピーをやりながら一通りメニューに目を通す。
刺身も食べたいが炙りも食べたい。
そんな欲求を満たしてくれそうな「まぐろ1本丼」とやらを
大盛りで注文してみた。

こいつにはまぐろの中トロの刺身と
頬まわりのステーキが乗っているのだ。



待つこと5分程で今晩の獲物がやってきた。

刺身を海苔がドーム状に覆い、
ステーキのタレが刺身に影響されないように配慮されている。

見た目にも食欲をそそるのだが、
実用性を兼ね備えた盛り付けに感心してしまった。



ステーキは万能ネギでマグロとタレの脂分を引き締めて
酢飯と一緒に口にすれば丁度良い按配に仕上げてある。

宮澤のまぐろの炙り丼の方が旨いのだが、
十分に旨い代物だ。



こちらのマグロはバチかと思いきやインドマグロ。

クロマグロは期待していなかったが
十分に美味しくいただけた。

お店によって本マグロの定義が
クロマグロのみのお店やクロマグロとミナミマグロ(インドマグロ)の
両方を指すお店など様々存在するのだが、
こちらのお店はミナミマグロも本マグロと言っている。



お店に貼ってあるマグロ・カジキ世界の主要漁場なる
地図を眺めながら今後のマグロの行く末を憂う。

終盤は具材の量以上に大盛りにした酢飯が勝ってしまい
味噌汁やしょうがで口を直しながら食べきった。

大盛りはありがたい無料なので、
具が多くなるわけではないのを考えると
普通盛りの方が丁度良く食べきれるのだろう。



数百円のメニューから高額メニューまで
予算とお腹に合わせてマグロ尽くしの
メニューが並ぶお店にご馳走様でした。

又こい家
中央区築地4-8-7
tel03-3541-7311
8:00 ~15:00、17:00 ~21:40

まぐろ1本丼 ¥1,450(大盛り無料!)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 蘭州にて「チャーハンうま煮丼」をいただきます

2007-01-10 13:26:07 | 銀座・築地 中華

「あそこの大盛りチャーハンは尋常じゃない!」

スパゲッティならばジャポネ。
チャーハンならば蘭州と前々から噂には聞いていた
銀座界隈屈指の大盛り繁盛店に初来訪。

場所は銀座の6丁目。
日産自動車の向かいにその店はある。



お店の方は雑居ビルの1・2階。
1階が満席だったので脇の階段を
テクテクと這い上がる。

席に着くまでの僅かな間で、
他人が食べているメニューを見ているだけでも
期待させられるボリュームなのであった。

ちなみに写真は以前紹介した
矢場とんの大盛りごはんだが、
こちらのお店の大盛りごはんも丁度こんな感じなのだ。



大盛りごはんを提供する際にさりげなく
「大盛りで足りなければ特盛りもありますので・・・」

粋な台詞を吐き捨てて快活に動き回っているお兄ちゃんが
このお店の名物お兄ちゃんだそうだ。

このお店は豊富な裏メニューも自慢だそうで、
お兄ちゃんに聞けば快くメニューにはない
風変わりメニューを教えてくれるそうなので、
気になる方はこちらから・・・

初志貫徹でチャーハンを大盛りと考えていたのだが、
チャーハンにあんかけがかかったチャーハン旨煮丼なるものに
心がなびきそいつを様子見で特盛りではなく大盛りで注文した。



こいつがチャーハン旨煮丼の大盛りだ。

ザーサイとスープが付いてデフォルトが¥950。
大盛りが¥210増しなのだ。



比較対照がないと解り辛いので、
ようじとお水を置いてみた。

要はラーメン用の大ドンブリ一杯に入ったチャーハンに
にんじん、白菜、サヤインゲン、キクラゲ、ハムの入ったあんが
ぶっかけてあるのだ。

特盛りにする場合はいったいいくら増しなのだろうか?
素朴な疑問を悶々と考えながら大盛りぶりを堪能した。



別の角度からもう一丁!

おそらくは丸2合分程のチャーハンが
テンコ盛りになっている。

太りやすい体質が
これだけの炭水化物を吸収することが
どれだけ嫁の神経を逆撫でする行為なのか
解っていてもやめられません。

チャーハンの方はおそらく作り置き。
店の回転ぶりを考えるといたしかたないのだが、
芳ばしさ、塩加減にやや物足りなさを感じてしまう。

出来立てのあんかけの温度をチャーハンが
奪ってしまっているのも残念だ。



昔の大盛りチャーハンはバケツ一杯はあった。
と同僚は証言するなどフードファイトには
もってこいのお店なのであった。

炒め物のお味などはチャーハン以上に
オススメできるそうなので、
次回は特盛りごはんで挑戦したい。

久々の満腹。ご馳走様でした。

蘭州  
中央区銀座6丁目16-6
03-3542-1067 
 
チャーハン旨煮丼 ¥1,160 (大盛り¥210増しを含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★★

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