銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

新井 たちばなにて評判の「とん汁」をいただきます

2007-05-09 17:28:36 | 旅歩き(国内・海外で食べる)

備えあれば憂い無し?

地方ネタは
どうもピンとこないからといって飛ばさないで欲しい。

せっかく写真を撮ってきてしまったので
今日は地方の名店のお話にお付き合いを・・・

とん汁のたちばな。

上越地方では名の通ったとん汁の専門店だ。
場所は新潟県妙高市。
駅で言うと新井という小さな駅にその店はある。



東京の方々の中にも知る人ぞ知るお店で、
ロケバスやら地方巡業の有名人さんやらが
この地方を通過する折に頻繁に立ち寄るお店なのだ。

こちらのお店のウリは屋号の通りのとん汁だ。

先代が九州は熊本だかのご出身で
今から約35年前に九州仕立てのとん汁を改良して
この地でとん汁の専門店を始めたのだそうだ。

今回初めてご厄介になったので
看板のとん汁定食の大¥1,100をライス大盛り+¥150で
注文させていただいた。



やってきたのがこちら。

でっ、でかい!

別に遠近法で大きく見えているわけではない。

とん汁の器と言い、ごはんのどんぶりといい嬉しい悲鳴だ。
田舎の大盛りは全くもって手加減がないのだ。



こちらの自慢のとん汁は少々変わっている。

何が変わっているのかと言うと
具材がたったの3種類だけなのだ。

豚肉、玉葱、豆腐。以上!

越後もち豚がいくら旨いと言っても
たったのこれだけで本当に旨いとん汁が
出来上がるのだろうか?

箸を割り、どんぶりを持ち上げ一口・・・

旨い!

味噌に混じった豚の脂ととんでもない量の玉葱が
テロテロになって搾り出された甘味。
豆腐は味覚が脂と甘味に飽きないように
どんぶり1杯に1丁以上は使っているのではないだろうか?

最初は馬鈴薯も入っていないとん汁なんかと
喰って掛かっていたのだが
流石は行列のできるとん汁屋さんだ。



正直ごはんの大盛り¥150増しは
少々高いと思っていたのだが、
米の量や粒の立ち具合、
仕上がりを見て納得した。

田植えの季節に旨い飯が
喰えるのだから新米の季節ならば
更によだれがダァダァなのだろう。



豆腐の量も信じられないのだが
玉葱はどんぶり1杯で2~3玉程だろうか?

まるで玉葱の味噌煮を喰っているのではと
錯覚する程とにかくとんでもない量だった。



ちなみにこちらのお店

並盛り定食  ¥850
小盛り定食  ¥750
ラーメン   ¥450
とん汁ラーメン¥700

など、決して高すぎるお店なのではなく
単純に大喰い男がいっぱい食べたから
単価が高くなってしまっただけなので悪しからず。

地元の人は自宅の鍋を持参して
とん汁を求めたりと東京では
見慣れない風景にもお目にかかれた。



おひたしは口直しには有り難かったのだが、
あまりの量に直すべき口がありすぎて全然足りない。

追加で¥150で頼めるようだが
久しぶりに満腹メータを振り切ってしまった。

ふぅ。わが家の家訓がひとつ増えてしまった。

田舎の大盛りなめるべからず。

お腹一杯ご馳走様でした。

たちばな
〒944-0007
妙高市栗原2-3-10
TEL0255-72-2450
10:00~20:00
月曜定休(月祝日の折りには火曜休み)

とん汁定食大盛り¥1,250(ごはんも大盛り¥150を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★★

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