備えあれば憂い無し?
地方ネタは
どうもピンとこないからといって飛ばさないで欲しい。
せっかく写真を撮ってきてしまったので
今日は地方の名店のお話にお付き合いを・・・
とん汁のたちばな。
上越地方では名の通ったとん汁の専門店だ。
場所は新潟県妙高市。
駅で言うと新井という小さな駅にその店はある。
東京の方々の中にも知る人ぞ知るお店で、
ロケバスやら地方巡業の有名人さんやらが
この地方を通過する折に頻繁に立ち寄るお店なのだ。
こちらのお店のウリは屋号の通りのとん汁だ。
先代が九州は熊本だかのご出身で
今から約35年前に九州仕立てのとん汁を改良して
この地でとん汁の専門店を始めたのだそうだ。
今回初めてご厄介になったので
看板のとん汁定食の大¥1,100をライス大盛り+¥150で
注文させていただいた。
やってきたのがこちら。
でっ、でかい!
別に遠近法で大きく見えているわけではない。
とん汁の器と言い、ごはんのどんぶりといい嬉しい悲鳴だ。
田舎の大盛りは全くもって手加減がないのだ。
こちらの自慢のとん汁は少々変わっている。
何が変わっているのかと言うと
具材がたったの3種類だけなのだ。
豚肉、玉葱、豆腐。以上!
越後もち豚がいくら旨いと言っても
たったのこれだけで本当に旨いとん汁が
出来上がるのだろうか?
箸を割り、どんぶりを持ち上げ一口・・・
旨い!
味噌に混じった豚の脂ととんでもない量の玉葱が
テロテロになって搾り出された甘味。
豆腐は味覚が脂と甘味に飽きないように
どんぶり1杯に1丁以上は使っているのではないだろうか?
最初は馬鈴薯も入っていないとん汁なんかと
喰って掛かっていたのだが
流石は行列のできるとん汁屋さんだ。
正直ごはんの大盛り¥150増しは
少々高いと思っていたのだが、
米の量や粒の立ち具合、
仕上がりを見て納得した。
田植えの季節に旨い飯が
喰えるのだから新米の季節ならば
更によだれがダァダァなのだろう。
豆腐の量も信じられないのだが
玉葱はどんぶり1杯で2~3玉程だろうか?
まるで玉葱の味噌煮を喰っているのではと
錯覚する程とにかくとんでもない量だった。
ちなみにこちらのお店
並盛り定食 ¥850
小盛り定食 ¥750
ラーメン ¥450
とん汁ラーメン¥700
など、決して高すぎるお店なのではなく
単純に大喰い男がいっぱい食べたから
単価が高くなってしまっただけなので悪しからず。
地元の人は自宅の鍋を持参して
とん汁を求めたりと東京では
見慣れない風景にもお目にかかれた。
おひたしは口直しには有り難かったのだが、
あまりの量に直すべき口がありすぎて全然足りない。
追加で¥150で頼めるようだが
久しぶりに満腹メータを振り切ってしまった。
ふぅ。わが家の家訓がひとつ増えてしまった。
田舎の大盛りなめるべからず。
お腹一杯ご馳走様でした。
たちばな
〒944-0007
妙高市栗原2-3-10
TEL0255-72-2450
10:00~20:00
月曜定休(月祝日の折りには火曜休み)
とん汁定食大盛り¥1,250(ごはんも大盛り¥150を含む)
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★★
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