銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

築地場外 はいばらにて「うな肝丼」をいただきます

2006-08-31 13:06:45 | 銀座・築地 天婦羅・天丼・うなぎ

今年の夏は思ったよりもうなぎを食べなかった。
昨年なぞは週に2回は確実に、ひと夏で20杯以上の
うな丼を食べていたのだがどうしたことだろうか?

久々に体がうなぎを求めたので
築地場外の「はいばら」まで。



うなぎ好きと言いながらも
残念ながら未だに竹葉亭には行ったことがない。

イチオシは御茶ノ水の「神田川」。
南千住の「尾花」あたりだろうか?

はいばらのうなぎはたいてい三河産のものを使用している。
銚子のものと比べると脂が多く泥臭さもほとんどない。
値段の割りに大満足でき、
ちょっとうなぎをといった時にはうってつけだ。

逆に神田川や尾花のうなぎは
ガツンとうなぎをといった時のもので、
¥0が一桁変わってしまう。

いつもの「うな肝丼」を決めゼリフで注文。



そこそこの大きさのうなぎに肝串が1本のり、
吸い物(肝は入っていない)に新香がつく。

ちなみに

うな肝丼 ¥1,250
うな丼  ¥1,000
大盛り   ¥100である。

もちろん重も。



銀座築地界隈ではこちらの「はいばら」の他に
銀座の8丁目あたりだろうか?「ひょうたん」
というお店にもよく足を運ぶ。

「ひょうたん」はここいらでは珍しく、
九州鹿児島産のうなぎを使用している。
特徴としては三河産、銚子産などと比べると
明らかに身が引き締まっており、脂が少ない。
泥ぬきが十分でないと(十分でも?)
川臭さを感じることもしばしば。
背開き腹開きまで気にしたことはないが、
「ひょうたん」もここいらでは
安く旨いうなぎを喰わせてくれる。



うなぎの醍醐味のひとつ。

うなタレが染み込んだごはんは
いくつになっても旨いものだ。



うちの親父の口ぐせで、
「うなぎ屋は年配者と身なりをよくして行くべし。」
という言葉がある。

嘘かホントか大昔に竹葉亭で若い連中どうしで行ったら
養殖うなぎであったのに、剣道の先生と行ったら
天然うなぎが出てきたことがあったそうだ。
それ以来「うなぎ屋は相手を見てネタを変えやがる」と
うなぎを喰う度に呟いている。

今の時代、
なかなか天然うなぎを喰わしてくれるお店もないので、
養殖うなぎを前提にあまり気にはしていないのだが。

美味しいうなぎをご馳走様でした。

築地場外 はいばら
中央区築地4-13-16
うな肝丼 ¥1,350(大盛り¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 どれ味にて「元祖 でぶや天」をいただきます

2006-08-30 18:23:28 | 銀座・築地・月島 お好み焼き、もんじゃ

ピザ、タコス、お好み焼き。
私は丸いものに目がない。

他のブロガーの方から東京で旨いお好み焼き屋として
ご紹介いただいた、「どれ味 オブ 東京」に行ってきた。

場所は銀座7丁目、並木通り沿いの資生堂本社の並びにある。

地下のお店なので階段を降りてゆくと、
ウン百枚はあろうかというオーナーと芸能人のポラロイドが
ぎっしり張られている。

ちょっと下品に感じたが気を取り直して入店。

予約はしなかったのだが
21時に近い時間だったので空席があった。

サラダ系からつまみ、お好み焼きまで様々なメニューがある。



エリンギとズッキーニ。アスパラとネギ。
ズッキーニは私の大好物で、味付けも旨い。



トマトの盛り付けかたがアメリカンだ。
ハワイで腕を鳴らしているだけあって
ズッキーニといい盛り付けといい、
様々なパフォーマンスといい
アメリカの文化を取り入れているように感じる。



こちらは豚トロ。
いつもこんなにしょっぱいのだろうか?
明らかに塩に手加減なしであった。



どれ味ステーキ。
さいころステーキの周りに白ゴマをまぶして
油で焼き上げる。

なるほど。

ゴマの香りで肉質が多少悪くても
気にならなく食べられる。

お待ちかねのお好み焼き。



まずは「神戸牛スジネギ天」

ネギや牛スジのほかにこんにゃく、干しえびが入っている。

醤油タレでいただく。

???生地は芋に豆腐を混ぜているのか?

聞けば芋にダシ汁を混ぜているそうで、
どれ味独特のふわふわ感を出しているそうだが、
蒟蒻のせいだろうか?おからを焼いたような感じで、
同僚を含め、われわれ庶民の舌には合わなかった。



「元祖でぶや天」。
石塚さんのでぶやで紹介されたお好み焼きだ。

霜降り肉をガーリックバターで焼いて
ソースをかけて食するのだが、肉は少なく
明らかに¥2,200はお高く感じる。
ネギ焼き同様の生地も賛否両論だろう。

マヨネーズを離れたところから降り注ぐ
パフォーマンスはとても見事だ。
こちらに¥1,000払いたい。





こちらはオム焼きそば。

こちらは文句なく旨い。
焼きそばの麺がうどんとまではいかないが、
独特のモッちり感でなんとも旨いのだ。

一番うまかったもの。



それはこちらの「あんこ巻き」であった。

最初はクレープのように生地を焼き上げ
あんこをのせてクルッとしてパクッ。



つづいて、れんこんのように見えるが
生地にあんこを混ぜて焼き上げてパクッ。

写真にはないが最後にゴマで固めて、
ゴマだんごのようにしてパクッ。

普段自分で焼くお店では
思いもつかないバリエーション豊かな食べ方を
スタッフの方が実演してくれる。

少しお話を伺ったのだが、
離れたお好み焼きにマヨネーズをふり注ぐ
パフォーマンスは開店前に最初は水で、
上手になってくると実際のマヨネーズで
練習しているということであった。

お好み焼き自体は特別美味しいわけではないが、
エンターテイメントとしてのお好み焼き。
芸を磨く方々が来店される理由はそこにあるのだろう。

来店される方は混むのでご予約を。

デートにうってつけなお店に
ご馳走様でした。


どれ味 オブ 東京 銀座店
中央区銀座7-5-4-B1
℡03-3573-6554

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

⇒どれ味ホームページ

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築地 ととやにて「焼き鳥丼」を「いただきます

2006-08-30 10:53:16 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

カレー以外のごはんものを食べに行こう!
の合言葉とともに築地場内方面へ。

八千代でがっつり揚げ物を食べるつもりが
晴海通りをそのまま勝鬨橋に向かって体が動いてしまった。

気がつけば今日のランチは「ととや」の焼き鶏丼となった。



こちらのお店、90歳は超えているであろう
大女将がいまだに現役で働いている。

ランチメニューは
焼き鳥丼(もも肉とボン)¥1,100
つくね焼き鳥丼(つくねともも肉が半々)¥1,100
上記には+¥400でささみ和えとスープが付く
サービス丼(もも肉×3、つくね×3、スープ付き)¥1,000
などがある。

特に注目すべきはこちらのメニュー。



大盛りの設定が実に細かいのだ。

ごはん1.5倍は+¥100.
ごはん2倍+鶏×1追加は¥300などなど。

ごはん2倍が本当に2倍なのか気になってしまい
サービス丼に+¥300してみた。



こちらがサービス丼。

ど真ん中3つの肉のように見えるのはつくねだ。

同僚の普通盛と比べてみたのだが、
ほぼ倍近いご飯量で嘘偽りはなかった。



炭火焼の鶏はオリジナルのタレとの相性も良く、
箸が止まらない。海苔の香りと炭火で焦げ落とした
鶏の脂の薫りが食欲を活発にしてくれる。



つくねは外は芳ばしく、中はジュワッとしている。

旨い。

夜は鍋物もあり、壁面には「重要!おじやの作り方」など
美味しく食べるための微笑ましい張り紙などもある。
21:00閉店はちと早いが大女将の体のことを考えると当然か。

とにもかくにも胸を張って他人にオススメできるお店に
ご馳走様でした。

築地 ととや
中央区築地6-21-1(築地6丁目バス停前)
03-3541-8294

サービス丼 ¥1,300
(大盛り¥300、ごはん2倍+鶏×1を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

⇒築地界隈のオススメ鶏料理

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銀座 AMERICANで「サンドイッチ」をいただきます

2006-08-28 22:31:13 | 銀座・築地 その他(パン・スイーツ・酒)

どうしても小腹がすいて堪らない。
先日に引き続き大人のおやつを買いに「チョウシ屋」へ。

あいにく「本日パンは売り切れました。」の張り紙が。

ポテトフライ¥20など、しずるメニューに
葛藤したが新規開拓を目指し銀座を回遊。



サンドイッチの「AMERICAN」を通り過ぎようとしたとき、
普段は目にしない張り紙を発見した。



「タイムサービス!サンドイッチ全品半額!」

まさか・・・

頭よりも先に体が反応してしまった。

「ボリューム満点のサンドイッチが¥200、¥200・・・」
鼻歌交じりに意気揚々と会社に引き上げる。

こちらの「AMERICAN」の場所だが、
歌舞伎座の築地寄りの脇道を
銀座一丁目方面に入っていった左手にある。
昼にはビーフシチューをたっぷりのパンで
食べさせてくれるお店だ。



ミックスサンドをさっそくいただいてみる。
ポテトサラダ、卵、ハムの3種類のサンドイッチだ。



柔らかいフランスパンに具が詰まっている。

卵サンドは作成後3時間経過といったところだろうか?
若干お臭いさまであった。

とにもかくにも¥200というお値段に完全にやられた。

おそらくの売れ残り品はハンバーグチキンやチキンポテトを
買うなど日持ちするメニューでさらに美味しくいただけるはずだ。

得した気分をご馳走様でした。

大人のおやつ
銀座 AMERICAN
ミックスサンド ¥200

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

⇒チョウシ屋のサンドイッチはコチラ

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西新宿 我流にて「和風ラーメン」をいただきます

2006-08-26 14:42:18 | 新宿

数あるラーメン店の中でも、
私の中の5本の指の1つが「我流」である。

場所は新宿の外れもはずれ、新宿中央公園の脇を走る
水道道路を初台方面に歩いて行ったその右手にある。

西新宿4丁目、西新宿小学校の隣りだ。



パークハイアットのコンランショップに
買えもしない高級家具を見に行ったついでに足を延ばす。

これが私の我流に行く際の方程式。

ラーメンほど人の好みが如実にでる食べ物も珍しい。
私も10年前の若かりし頃までは、明けても暮れても
豚骨系一直線であった。

裏原宿にある「ばさらか」、恵比寿の「九十九」、
「九州じゃんがら」に「桂花」、「一風堂」や「一蘭」
などなど、豚骨ラーメンばかり食していた。

が、30手前あたりからあんなに好きだった
豚骨ラーメンを体が何故か拒み始めた。

あきらかに重いのだ。

それからというもの、ラーメンと言えば魚ダシ系、
尾道系や荻窪系(特に二葉)ばかりを好んで食べている。

「我流」の「和風ラーメン」はまさに魚ダシ系で、
今の私のストライクゾーンのど真ん中なのだ。



いつものように
「和風ラーメン」+「味玉」+「大盛り」を堅麺で注文する。

ネギ、チャーシュー、メンマ、のりの他に、
こちらのラーメンにはダシを摂った昆布を千切りしたものも入る。

特にのりとこの昆布が魚ダシにばっちしはまっているのだ。



味玉は半熟ではないのだが、
私好みの範疇で、いつ行ってもこんな具合だ。



何と言ってもこの麺が私好みなのだ。
スープと相性が非常に良く食べ応え十分だ。

その昔荻窪の青梅街道沿いにある行列店で
伸びたラーメンを喰わされてからというもの、
どんなラーメン店に行く際にも堅麺で注文している。

知人に紹介しても普通と言う人、旨いと言う人、賛否両論だが、
魚ダシ系が好きな方、ぜひ一度食べてみてほしい。

美味しいラーメンをご馳走様でした。

西新宿4丁目 我流
和風ラーメン ¥750(大盛り¥100、味玉¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★☆

⇒ 銀座のラーメン 梟

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銀座 矢場とんにて「わらじかつ」をいただきます

2006-08-24 14:28:07 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

先日、福島の友人から
「東京に住むメリットって何?」と
あまり深く考えたことのない質問を唐突にうけた。

全国各地の有名店などの出店により、
旅行をすることなくご当地の風にあたることができる。
私の場合こんな感じだろうか?
とはいえ本当に旨いもんはその土地に行かなければ
なかなかめぐり合えないのだが・・・

今日のランチはそんなご当地のお話。

昭和22年創業。名古屋は矢場町にある味噌カツ屋。
「矢場とん」は県外では三重と東京だけ出店している。

場所は昭和通りと晴海通りの交差点。
三原橋の交差点から銀座4丁目に向かって
一本目の脇道を右折して30mほど、
ラーメン「はな○」の隣りにその店はあえる。



2階建ての店内は昼も夜もひっきりなしに回転している。

矢場とんの価格帯は若干お高く、

ロースカツ定食 ¥1,155
ひれカツ定食  ¥1,680
串カツ定食   ¥1,100
味噌カツ丼   ¥1,260
とんかつカレー ¥1,050

といったかんじで、
大盛り&おかわりは¥105だ。

また、変わったところで

マヨネーズ    ¥52
もりもりキャベツ ¥105

なんてものもある。

今日は
わらじカツ定食 ¥1,680を決めゼリフの大盛りで注文した。

私の満足度の基準は旨い、たっぷり、安い。
なのだが、どうもご当地系のお店ではタガが外れてしまう。
交通費を考えたら多少高くても現地の風にあたりたい。

普通の店だと2食分に相当する価格帯も
気にならなくなってしまうのだ。



天井のランプに注目!
矢場とんの商標キャラが輝いている。



壁面には創業当時の貴重な映像が。



各テーブルに「みそかつのいろいろな食べ方」なる書置きが。
飽きさせない工夫はみそかつのような濃い食べ物には絶対に必要だろう。

「わらじカツ」が到着!



定食にはごはん、味噌汁、新香がつくが、

!!!!!!!!!!!!!!!!!!



なんなんですか?このごはんの盛り付けは!

なんともエレファントな盛り付け方である。

ここまですれば+¥105も納得。



「わらじカツ」は特大ロースカツで、
「矢場とん」は名古屋の味噌カツ屋的な見方に
どうしてもなってしまうのだが、
実は味噌ダレ以上にソースのお味がよろしいのだ。

頼めばご覧のようにソースと味噌ダレを半がけしてくれるので、
ついつい「味噌で!」と頼んでしまう気持ちをグッと我慢して、
是非、ソースも試してもらいたい。



特製ソースはさまざまな素材の旨みが
鼻腔をくすぐる極上のソースなのだ。



上が味噌ダレで下がソース。
ご覧の通りソースと言うよりもルーに近い。



このソースを舐めているだけで満腹感の頂に登れそうだ。



テーブルにはすりゴマやからし、
七味唐辛子が設置されているのでお好みで味の変化を。

しかし、これだけソースが旨いと
¥52のマヨネーズがとても気になってしまう。
どなたかご存知な方はぜひ、ご一報を。

でかいものを食べたので当たり前だが、
ここ最近でトップクラスの満腹感のままお会計へ。



ここ、「矢場とん」ではTシャツやマグカップ、
携帯ストラップなど、様々なオリジナルグッズも購入できる。
あの極上ソースも売っている。

こういった売店チックなか感じも旅行気分を演出してくれて
高い食事を安く感じさせてしまうから不思議だ。

理詰めでこうしているのであれば

恐るべし「矢場とん」である。



名古屋では中日ドラゴンズの選手たちもよく来店するそうで、
選手の直筆のユニフォームや防止、スパイクなども置いてある。



わかるだろうか?

憎っくき巨人時代のデーブ大久保氏のユニフォームも。

なぜか親近感を覚えパシャリ。(ちなみに阪神ファンだ)

ランチで¥2,000ちかい大枚を
躊躇うことなく出させてしまう「矢場とん」。
あっぱれながらご馳走様である。

本日のランチ

銀座 矢場とん東京銀座店
〒104-061 中央区銀座4-10-14
03-3546-8810

わらじカツ定食 ¥1,785(大盛り¥105を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★★

⇒ボリューム満点のとんかつはココから200m先

⇒新橋まで歩けるなら安くて旨いとんかつ屋が!

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築地 樹太老にて「バラ寿司」をいただきます

2006-08-23 16:30:41 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

連日油モノが続いたので
さっぱりしたものが食べたくなった。

蕎麦・寿司でなやんだあげく、今日のランチは寿司に決定。

場所は晴海通り沿い、サプリの舞台になっている
アサツーディ・ケイのビルの1階にある「樹太老」に行ってみた。



ランチは「にぎり」、「マグロステーキ」、「漬け丼」などの他に
蕎麦とにぎりのセットなどもある。

「樹太老バラ寿司」なるものを
決め台詞の「大盛り」で注文してみた。





このお椀がすこぶる旨い。

にんじん、ごぼう、蒟蒻、さといも、大根に
鶏のひき肉がダシ汁の中に入っている。
あっさりしたダシ汁の中に野菜や鶏の旨みが
染み出ている感覚だ。

バラ寿司には、あわび、まぐろの漬け、あなご、玉子、
いくら、子持ち昆布、海老にとびことかいわれが入っている。



中はというとまぐろといくらの漬け汁が染み渡っている。

ネタも悪くなく、けっこう旨い。



ここ最近昆布系の体への効能番組が目立つが、
子持ち昆布はどんなに健康にしてくれるのだろうか?



彩り豊かなバラ寿司をあっという間に食べてしった。

築地といえば「寿司大」などの有名店から
「すしざんまい」などのチェーン店にいたるまで、
大小さまざまな寿司屋があちらこちらに点在するのだが、

こちらの「樹太老」。

築地玉寿司系列なのだが、
チェーン店にしては及第点以上であろう。

ご馳走様でした。

本日のランチ
築地 樹太老
中央区築地1-13-1ADK松竹スクエア1F
11:00~23:00(年中無休)
03-3541-3505

「樹太老バラ寿司」 ¥1,260(大盛り無料)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

⇒絶品!マグロの炙り丼

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新橋 小川軒にて「レーズンウィッチ」をいただきます

2006-08-22 15:52:14 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

とんかつ「まるや」からの帰り道。
「まるや」と同じビルで30m程の「小川軒」に吸い込まれた。



レーズンウィッチ。

誰もが一度は食べたことがあるであろう、
喜ばれるお土産の定番。

数年ぶりに食べてみたくなり、
箱詰めのものを買おうとした矢先・・・



なんと、袋で3個入りも販売していたのだ。
今日のおやつはすぐに決まった。

会社に戻り3時を楽しみに待つ。





賞味期限僅か4日間。
保存料を使っていない生菓子は蝉より儚い生涯なのだ。



ひさびさの対面。

私は随分と恰幅よくなったが、
相変わらず何も変わっていない。





洋酒につけた大粒のレーズンに特製のクリーム。
アーモンドをのせて焼いたビスケットで挟んである。

あいかわらず旨い。



目黒が本店だが、私は新橋のお店でしか買ったことがない。
四国の親戚に頼まれて、クーラーボックスに入れて運んだ記憶も蘇る。

わずか6畳ほどの店舗にスタッフが4人もいたのは
儲かっている証拠であろう。

孫の代まで伝えたいお菓子に
ご馳走様でした。

新橋 小川軒
〒105-0004 
港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館1階
03-3571-7500

レーズンウィッチ(3個入り) ¥299

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

⇒同じビルには、「七蔵」の絶品稲庭うどん
⇒さらに、旨いとんかつ屋「まるや」も。

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新橋 まるやにて「ロースカツ」をいただきます

2006-08-22 14:53:17 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

以前、大人のディズニーランドと紹介した
新橋駅前ビルに行列のできるとんかつ屋さんがある。

いかほどのものかと行ってきた。

ビルの1階の一番奥にその店はあり、
「とんかつ まるや」という。



案の定10名程の人だかりができていた。



ランチタイムのメニューだ。

手頃な価格のうえ、ごはんも味噌汁もおかわり自由なのがうれしい。

外で待つこと10分、注文後、席で待つこと5分程で、
ようやく飯にありつけた。

ロースカツ定食に温泉卵をつけてみた。



だいこんをゆずと一緒に漬けたとんかつにぴったりな新香に
赤だしのしじみ汁が一緒につく。



この赤だしの味噌汁は非常に旨い。
しじみのダシに赤味噌がよくマッチしている。



ロース肉で脂が少ないこともあるのだが、
衣も油っぽくなく、とても旨いとんかつだ。
薄い衣にも特徴があり、他で食べるとんかつに比べ、
食後の胃への負荷も少なく感じる。



夜10時までやっているそうで、酒やつまみ系もある。

なにより感心したのはその接客ぶり。
当たり前のようにごはんのおかわりを求める人々に、
それぞれ威勢良く対応していた。
また、待つ客に対する対応も非常に丁寧だ。



頼んでいた温泉卵は、おかわりごはんにかけてみた。



卵好きにはたまらない。

高くなくて旨い店には行列ができる。
当たり前のことだなと納得した。
美味しいごはんをご馳走様でした。

本日のランチ
新橋 とんかつ まるや
〒105-0004 港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館1階
ロースカツ定食 ¥800(温泉卵¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

⇒同じビルには、「七蔵」の絶品稲庭うどん
⇒周辺のとんかつ屋さんをチェック!

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築地 ひいらぎにて「串揚げ」をいただきます

2006-08-21 19:46:22 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

京都の高級旅館「ひいらぎ」をご存知だろうか?

私は今日の今日まで知らなかったが、
何でもそちらの旅館が築地に
お店を構えているとのことなので行ってみた。

場所は晴海通り「東劇ビル」の地下1階。



1階に献立が置いてある。



築地界隈にしてはどれもそんなに高くはない。
階段を下りると「築地キッチン」の手前にお店がある。



ビル自体が古いということもあるのだが
外装、内装ともお金をかけてはいない。

その分客に還元ということか・・・
期待が高まる。

東京ではなかなか食べれるお店が少ないこともあり
串揚げを注文してみた。



レンコン、ししとう、海老、ささみ、牛など7種類の串揚げに
ごはん、味噌汁、新香、サラダがつく。
なにより、ごはんのおかわり自由なのがありがたい。



レモン、塩、特製ソースをお好みで・・・

串揚げというと大阪の「ソースの2度づけ禁止」というような
キャベツにソース、串にソースをといった串揚げを連想してしまう
私ではあるが、お上品にいただく。

アツアツの串揚げはいつどこで食べても旨いものだ。
ごはんと一緒にお昼ごはんとして食べてのは初めてだが、
何気に悪くないものだ。

ビールが飲みたい。

葛藤を押し殺しながら黙々と平らげる。



母があまりタルタルソースを作ってくれない人だったからだろうか?
海老にタルタルソースは幼少から今にいたるまで、
いつ食べてもご馳走にありつけた感覚を覚えてしまう。

串揚げはとても美味しくいただけた。
ごはんおかわり自由の心意気も気に入った。

新米の季節まで目と鼻の先の今の時期に
ごはんが旨いまずいと言うのは野暮だろう。

欲を言えばごはんを砥いだ後に水に浸しすぎて、
水分を吸いすぎているような気がするが、
そんなものは新米の季節に改めて語らおう。

美味しいごはんをご馳走様でした。

本日のランチ
築地 ひいらぎ
串揚げ善 ¥840(ごはんおかわり自由)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 1/3にて「オムカレー」をいただきます。

2006-08-18 14:21:14 | 銀座・築地 カレー

猛烈に暑い。そして無性にカレーが食べたい。

気温とカレーの消費動向をぜひ一度
調査してみたいと思っているのだが、
暑くなるにつれてカレーが恋しくなる。

銀座界隈でカレーといえば
昭和通り沿いにあるナイルレストランがまず頭に浮かぶが、
目指すは銀座の食べつくし。行ったことのないお店を選択した。

最近積極的に攻めている歌舞伎座界隈。
今日も周辺をぐるぐる闊歩する。

歌舞伎座のちょうど裏手にマガジンハウス社があるのだが
その真裏に「Ginza Curry House 1/3」というお店がある。

カレー店とは思えない花屋さんとも、
美容室ともとれるお店がそれだ。



カウンターと10テーブルくらいのお店で
主力価格帯は¥900。

ビーフ、野菜、ドライカレーなど、
どこのカレー屋にも並ぶメニューが中心だ。

目に飛び込んだのは「オムカレー」。
メニュー脇に「辛いのが苦手な方にオススメ」と
書いてあるのだが、辛いもの同様、卵が大好きな人なんです。

決めゼリフの「大盛り」で注文。



注文後にまずはサラダが到着。
こちらでは全てのカレーにサラダがつくのだ。



サラダを食べ終える頃にカレーの海に浮かぶ
ひょっこりひょうたん島が到着。

旨そうだ。



オムレツをパックリ割って、
北京ダックに油をかけるようにカレールーを卵に浴びせる。

一口パクリ・・・けっこう旨い。

食べ口は野菜の旨みをたぷりと感じさせる甘さで、
後から若干ピリピリくる程度の辛さだ。

ごはんの炊き加減も絶妙で、しっかりと柔らかくない。

いいじゃないですか。
卵好きには絶好のメニューである。

野菜カレーよりもオムカレーの方が
¥50安いのを不思議に思っていたのだが、

なるほど。

こちらのお店、デフォルトのカレーはルーのみなのだ。

オーダーに併せてビーフやら野菜やらを付け合せて提供するのだ。

この点は若干残念で、
食べ手としてはお肉も野菜もゴロゴロしたカレーに
オムレツがのっかっていて欲しいのだ。



オムカレーの断崖絶壁。

大盛りのごはんの量は400~500g程。
大食漢にちょうど良い量であろう。

満足か否か問われれば満足で、
涼しい店内とは裏腹に、汗だくになりながら
ご馳走様でした。

本日のランチ
Ginza Curry House 1/3
中央区銀座3-13-17

オムカレー¥950(サラダ付き、大盛り¥100を含む)
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★★

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銀座 川け田にて「油林鶏」をいただきます

2006-08-17 15:15:01 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

銀座は晴海通りを築地方面に進み、
万年橋の手前(七十七銀行)を左に折れて数十mのところに
川け田(いけだ)という鶏料理を中心とした和食屋がある。



間口は狭いが奥行きのある店内には
40席ほどが備え付けられており、回転もそこそこ速いので
あまり待った経験は今までない。

こちらの看板メニュー油林鶏(ゆうりんち)をいただく。



御飯、味噌汁、新香、蒲鉾、サラダ、油林鶏。



油林鶏は揚げた鶏肉をゴマ油に漬し、
ネギとたっぷりのゴマが盛り付けられている。

あいかわらず旨い。

御飯にぴったりのおかずで、
月に1度は食べたくなるメニューだ。

こちらのお店で唯一残念なのは御飯のおかわり¥200.
持論では日本人の主食をたらふく食べさせない店は-★と決めている。

さすがに3杯も食べる日には自腹で結構だが
せめて2杯くらいは・・・
ご馳走様でした。

本日のランチ
銀座 川け田
油林鶏 ¥1,220(おかわり¥200を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★★

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築地 wanofu.CLUBで「親子丼」をいただきます

2006-08-16 00:53:15 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

建物の外観で気になっていた
築地 wanofu.CLUBにてランチ。

場所は京橋郵便局の真裏。
以前紹介したさとうステーキの並びにある。



店の中は落ち着いた大人の隠れ家的な佇まいで、
接待などには持ってこいな雰囲気である。

メニューを見て驚いたのだが、
ランチの最低価格帯は親子丼の¥1,200。
たい茶漬け¥1,600やステーキ¥2,500など
ランチとしてはなかなか手に届きにくい価格帯が並ぶ。

迷わず一番安い「親子丼」を大盛りで注文。
それから夜の価格帯も知りたくて夜のメニューをお願いする。

ランチとはうって変わって、
夜はコースメニューだけであった。
主力は¥5,000弱のコースで内容を見る限り
夜は高く感じない。



親子丼登場。

煮物、新香、味噌汁、デザートが付く。
味噌汁は三つ葉がたっぷり入っているのは良いのだが
かつおのダシをもう少し利かせてほしかった。



がんもと里芋の揚げだし。

この里芋はとてつもなく旨い。



こちらが親子丼。
好みにもよるがこちらの割り下は甘味が強い。
私は甘くないものの方が好きなので、
「辰の字」の親子丼の方が嗜好に合う。

また、卵のトロトロ加減が足りなく感じてしまった。



鶏肉は大山鶏を使用している。

大盛りで注文したのだが、普通盛りの
同僚のものとさして代わり映えしないのも
¥150と言う追加料金を考えるといただけない。



デザートは柑橘系のゼリー。スウィーティーか?
蜜柑とゆずを掛け合わせたような味で、
甘さの中にさっぱりとしたさわやかさがある。

値段が値段なだけにどうしても
厳しめに見てしまうのだが、
夜の価格とのギャップを見ると
夜も一度は訪れてみたくなる。
ご馳走様でした。

築地 wanofu.CLUB
中央区築地4-2-10
03-3543-3450
親子丼 ¥1,350(大盛り¥150を含む)

甚平満足度 ★★☆☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 高田屋で「ゴマ蕎麦」をいただきます。

2006-08-14 17:47:01 | 銀座・築地 蕎麦・うどん
今年は人並みに夏休みを頂戴させていただいた。

父方の親戚がいる長野県上田から帰京する際に、
新幹線の座席を譲った老婆から
お礼にどデカイかぼちゃをいただいた。

聞けば貴重なかぼちゃだそうで
長野県北部の土嬢で作ったかぼちゃは
茹でたては口の中で溶けるほど瑞々しく旨いそうだ。

片手にボストンバック、もう片方にはかぼちゃという
田舎から帰ってきましたルックスで東京都内の電車を乗り継いだ。

自宅に到着してさっそく食べてみようと
包丁を入れようとするのだが、
このかぼちゃの堅いこと硬いこと・・・

若干崩れ気味ですがなんとか調理成功。



老婆の真意はお礼だったのだろうか?
かぼちゃが手に余っただけだったのだろうか?

半信半疑で一口・・・

あっ、あ甘い!

口の中で本当にサァッーと溶けてゆく。

こんなに旨いかぼちゃを食べたのは生まれて初めてのできごとだ。
老婆恐るべし、そしてありがとう。

実はかぼちゃはもともとそんなに好きな食べ物ではなかったのだが
人はこうやって好きなものが増えてゆくのだと肯きながら平らげる。

残暑なお厳しい最中ではあるが、一足早い秋の味覚で
ブログも新規一転頑張ろうと思うのだ。
(国産かぼちゃは8月9月が最盛期ですが・・・)

さて、盆休みで河岸も休みということもあり
昨日の昼飯に困ったお話を・・・

同僚といくつか候補店をリストアップして向かうのだが
行く店、行く店「本日休業」の張り紙が。

魚系は休みの影響がすぐに味に出るので、
結局落ち着いたのは「蕎麦にしよう」であった。



昭和通り沿い、銀座3丁目に「高田屋」なる蕎麦屋がある。
なんでもゴマ蕎麦というルチン+ゴマの健康メニューが
主力だそうで、前評判はそんなに悪くないとの評価であったが
その実力はいかに・・・



地下に向かって階段を下りるとエントランスが。

日替わり定食(蕎麦+照り焼き丼)を決めゼリフで注文。



真っ黒い。



伸びないうちに蕎麦からいただく。



五~六割の蕎麦にゴマを交ぜているのだろうか?
コシは合っても蕎麦粉の香りもゴマの香りも薫らない。
どちらかに偏っても個性があったほうが良いのかもしれない。



そして照り焼き丼を。

読み通り。外れない。
御飯の炊き具合も丁寧でレタスと鶏を一緒にかっ込める。

蕎麦湯を見るとやはり透明に近い。
どロッとろの生蕎麦の蕎麦湯に慣れてしまうとある程度
蕎麦湯の濃さで小麦粉のバランスが測れるようになる。

信濃での蕎麦三昧生活を懐かしみながら
ご馳走様でした。

銀座 高田屋
日替わりランチ(ゴマ蕎麦+照り焼き丼)
¥930(蕎麦大盛り¥150を含む)

甚平満足度 ★★☆☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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新宿 Keawjaiで「タイ料理」をいただきます。

2006-08-11 09:34:11 | 新宿

新宿ルミネ1のB2階に
「Keawjai」というタイ料理のお店がある。

お店の方もおそらく全員タイ人で、
お客さんにもタイ人が目立つ、
現地の味を売りにしているお店だ。

お店の雰囲気はバンコクのお店を
そのまんまルミネに持ってきちゃいました
といった様相で、ちがいがあるとすれば
犬が店の前にいないことくらいだ。



店内で飲食ができることはもちろん、
お店の脇でタイの食材も購入できる。

月に2回はこちらのお店で食事をするほど
タイ料理が好きなのだが、実はある理由で
タイ人が大好きなのだ。(やらしい意味ではない)

とりあえず好きな麺とタイ風チャーハン、タピオカに
タイのオムレツが付くラーメンセットを注文する。

麺類は「センレックナームペッド」という
鴨肉入りの汁ビーフンを選んだ。



実は2年前の12月、タイで津波の起こった
3日ほど前までアユタヤやバンコクを旅していた。

12月23日に帰国していたので、
もしクリスマスをタイで過ごす予定であれば
プーケットへも足を延ばしていた
可能性もあったであろう。

(被災した方々のご冥福をお祈り申し上げます。)

このタイ旅行にはいろいろな思い出があり、
何をかくそう生まれて初めて全財産をスリに
やられたのがこの旅行であった。



こちらがセンレックナームペッド。
ビーフンというとソーメンに近い感覚を
お持ちの方もいるだろうが、こちらのビーフンには
モチモチした歯ごたえがあり冷麺を食べる感覚に近い。

メニューは唐辛子表示で辛さを教えてくれるので
辛いのが苦手な人は参考にすると良い。

写真ではうずらのように見えるツミレや
もやし、パクチーが汁の味を引き立ててくれる。

学生時代アメリカでの出来事・・・

アルバカーキからセントルイスに行く際に
バスを乗り換えたのは良かったが、
荷物を乗せ換え忘れ、荷物だけ南部のメンフィスに
向かってしまったことがあった。

その時はなんとか先回りをして
無事に荷物をピックアップできたのだが、
こういった過去の経験が旅慣れという慢心を作り出し、
その慢心をバンコクのスリが見事に打ち砕いてくれた。

リュックに無造作に入れていた
全てのクレジットカード、免許証、銀行カード、
現金入りの財布をファスナーから奪われ、
残っていたのはポケットの300バーツ
(日本円で900円くらい)とホテルに預けたパスポート。

12月20日にやられて残り3日間の生活と
お土産を300バーツでやりくりした・・・





タイ風オムレツとタピオカ。
タピオカにはコーンも入っている。
ココナッツミルクにコーンはとても相性が良いのだ。

バンコクでスリに遭った際に・・・

犯人に目星はついていた。

エメラルド寺院で道を尋ねた際に
実際には寺院が開いている時間に休み時間だと教えられ、
「トゥックトゥック(バイク型タクシー)で買い物に
でも行って、2時間後に戻ってくれば開いているよ。」
と教えられ見送ってくれたあいつだ。

トゥックトゥックの上で財布がないのに気付き、
エメラルド寺院に戻り、あいつを探した。

いない。

急いで水上バスに乗り込みホテルへ。

手持ちは900円。

その後の生活を考えコレクトコールで両親へ。

止めなければいけないカード会社、
銀行を伝えツーリストポリスへ向かった。

水上バスで移動したかったが
手持ちを削らないように新宿~渋谷ほどの距離を
鬼の形相で歩いて移動する。

迷いながら2時間ほどでなんとか目的地に到着。

179cm、88kgのアジア人の中では確実にごつい、
レスラー体型をした自分よりも立派な体格で、スキン
ヘッドにヒゲ面と言った映画に出てくるような旅行者も
スリの被害に遭ったとのだと・・・

ようするに甘かったのだ。

ツーリストポリスにはタイ人ながら
日本語をしゃべれる警官もいた。

日本のアニメが大好きで原語で
読みたくて日本語を勉強しているのだと言う。

ここまでの事実経過を告げ、控えておいた
トゥックトゥックのナンバーでドライバーも
容疑者の顔を覚えているはずだとの旨を伝え、
ドライバーがグルでなければ捜査協力してくれる
のではないかと話した。

夜の九時を回っていたのもあり、署長の判断で
翌朝から捜査をしてくれるという話になった。
(署長が来ると全員起立して両手を合わせ挨拶する)

日本語を話せる先ほどの警官が手持ちの少ない私を
気にかけてくれ、お菓子やらビーフンやらを
ご馳走してくれたうえ、帰るついでにとバスで
ホテルまで送ってくれた。

3本のバスを乗り継ぎ、
ようやく見慣れたホテル周辺の光景が姿を現した
頃には、ドラゴンクエスト8の剣の取り方の話題で
盛り上がっていた記憶がある。

タイでは警官も海賊版で
日本のゲームを楽しんでいると言っていた。

翌日、朝9時に再びツーリストポリスに出向き、
パトカーでエメラルド寺院へ。

広場にたむろっていた同僚の無線で、
昨日のトゥックトゥックのドライバーを呼び出してもらい、
嘘をついて私を見送ったあいつの居場所を聞き出す。

エメラルド寺院の向かいの食堂で飯を食っていた。

警察が問答無用でドライバーと容疑者の二人を連行して、
警官2名、私を含め5名で取り調べを行った。

容疑者は嘘をついたことは素直に認めたが
財布をやったのは自分ではないと言い張った。

嘘をついた理由は、
買い物を薦めたショッピングモールに
観光客を斡旋してキックバックをもらうために
嘘をついたのだと言う。

現行犯ではないので財布を取った確証はなく
次に同じこと(観光客の斡旋)で捕まったら逮捕する
誓約書を書かせると警察が申し出たが、
こちらは収まりがつかない。

「日本では嘘をついたら切腹だ。死刑にできないのか?」
無茶苦茶なことも言った。

十中九割五分犯人だと解っていても証拠が全てなので、
最後に家宅捜索だけしてもらえれば良い旨を伝え、
容疑者を残して警察署を出た。

結局、財布は見つからず盗難届けだけが手元に残った。

その夜ホテルの近くにある宝石店に立ち寄った。
盗難に遭う2日前、話がの馬が合い帰国までに
お土産を買いに立ち寄るよと伝えていたお店だ。

ここ2日間の出来事とタイ語で書かれた盗難調書を見せると
「タイ人を代表して申し訳ない。」と言ってくれた。

「悪い奴もいるけどいい奴も沢山いるので、
初めてのタイをどうか悪い国だと思わないで欲しい。」
とも言ってくれた。

最後に、宝石の原石が入った箱を取り出し
「この間、欲しいと言っていたエメラルドでも
こっちのルビーでも、好きなものを持っていってくれ・・・

お金は次に来てくれた時に払ってくれればいいから・・・

その代わり、10年後でも20年後でもいいから
必ずもう一度タイに来てくれよ。」とも・・・

気が張っていたこともあるのだが緊張の糸が切れ、

涙が溢れた。

さすがに申し訳なく感じ、
高そうなダイヤ、ルビー、サファイア、エメラルド
などは避け、紫金石という日本ではあまりみたことの
ない石を1粒預かった。

タイで自分の慢心が招いた事件。
嘘でもなんでもない。全てノンフィクションの出来事だ。

タイ料理に向き合う度、
タイ人に出会う度に私は感謝する。

それから、3年以内には戻らなければと
タイでの出来事を思い出すようにしている。

あれから1年8ヶ月。

タイでの出来事を思い出させてくれる料理に
ご馳走様でした。

新宿 ルミネ2「Keawjai」
ラーメンセット ¥950
(タイ風チャーハン、タピオカ、
タイ風オムレツ、鴨肉入りの汁ビーフン)

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★☆

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