銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

錦糸町 にて「焼き餃子」をいただきます

2007-10-31 17:25:38 | 神田・御徒町・秋葉原・錦糸町

先日、「ちょいと一杯が減った」なんて
どこかの誰かさんが言っていたのだが、
「ちょいと一摘み」みたいな話は中々減らないものだ。

昨晩、千葉方面に営業に出て
会社のある青山一丁目に戻るために
錦糸町でJRからメトロに乗り換えようと
連絡通路をひた走っていると、
の看板にぶち当たってしまった。

時間は18時。



ここは地球か?と驚くばかりの引力が
86kgという地面には優しくない
でっかい物体を吸い込んでしまったのだ。

時間がちょいと早いだけあって先客は僅か1組。

仕方なく?焼き餃子に水餃子、
それから瓶ビールを注文させていただいた。

ちなみに私はビールのサーバーを
毎日洗浄していそうなお店ならば生ビールを
ほったらかしてそうなお店ならば瓶ビールを頼むようにしているのだが
厨房の様子が判らなかったので今回は瓶にしたのだ。



先月だかの宇都宮餃子ツアーの影響や
自宅餃子の最終形を開発するためにと
最近は餃子に対する情熱が近年稀に無い程熱い。

本来ならば大阪の1号店で堪能するべき餃子なのだが
直営店ならばと身を任せたのだが
はたして世に名高いの実力の程は・・・



最初にあがってきたのは焼き餃子だ。

焼き目にもうちょっと油の気配が
あるものだと思っていたのだが、
思いのほか餃子の皮をそのまま焼いたような仕上がりだ。

今回は3時のおやつの延長で
ちょいと一摘み程度の軽いノリ。

2人前あるのは同僚と
1人前ずつのつまりなので悪しからず。



餡からこぼれる甘~い誘惑が
皮の芳ばしい匂いと相まって
食欲をすんごくそそってくれた。

こちらの餃子のお値段は
1人前6個だかで¥310。

目くじらを立ててしまいそうになるようなお店が
それこそウン百軒も乱立する東京にあって
このお値段は本当に頭が下がる。



写真の都合上
引っ張りに引っ張ったのだがいざ、一口・・・

旨い。

しっとりとしていそうでパリッと焼きあがった皮の中から
ビールのベストパートナーと呼ぶに相応しい
強めの塩気と豚の肉汁が混ざり合った旨み汁が
ぴゅっと口の中に広がる。



餃子をひっくり返すと
水をたっぷりと使われてムチムチに蒸された
素晴らしい按配が目に飛び込んで来た。

ここの餃子は餡にしっかりと味が付いているので
醤油やラー油、酢などを使わなくても存分に頬張れるので
お好みでいかようにもしていただきたい。



キャベツなのか白菜なのか意識しないまま
あっというまに平らげてしまったのだが
ほんのりプリッと桜色な餡は
ニラや野菜は少なめで仕上げられている。

野菜たっぷりな餃子は野菜の水気の問題もあり
なかなかバランスが難しいので
肉に寄った配分は正解のひとつだろう。



水餃子がやってきた。

目についたのはタンから立ち昇る蒸気が
そこにスープの片鱗を見せてくれていたことだ。

メニューには水餃子は¥450。
それとは別に湯餃子というワンタン風スープ餃子なるものが
¥550とあったのでもしかしたらこいつは
スープ餃子なのかも知れない。



宇都宮の餃子街を喰い歩いて感じたことは
食べたお店の全てが焼き餃子には目を見張るものがあっても
焼き餃子用に作られたものを水餃子にしているお店が多く、
そもそも作り訳はしないのだろうが、

餡の旨みが湯に逃げてしまって
焼き餃子程の感動は得られなかったことだ。

はたして、ここの水餃子は・・・



パクリとやって宇都宮との違いは明白であった。

元々餡の味が強いこともあるのだが、
肉にプリッと閉じ込められた旨みと
皮から漏れないようにしっかりと包まれた
餃子は希薄とは決して言わせない美味しさを伴っていた。

旨い。



お店の方には申し訳ないが
3時のおやつの延長は¥1,000ちょっとで打ち止めだ。

お店には餃子をこの値段で提供するためだろうか?

麺類やごはんもの。多数のツマミも用意されているのだが
四方山話をするのにはこの餃子とビールがあれば十分だろう。

コストパフォーマンス抜群なこの餃子。
是非ともお試しいただきたい。

ご馳走様でした。

錦糸町北口店
〒130-0033 墨田区錦糸町3-2-1アルカイーストB1F
TEL03-5819-3838
平日11:30~15:00 17:00~23:00
土曜11:30~23:00
日曜11:30~22:00

焼き餃子 ¥310
すい餃子 ¥450

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★☆☆☆

⇒ むっちりパリッと!宇都宮みんみんの焼き餃子の巻
⇒ 宇都宮2強の一角。正嗣の大人味焼き餃子の巻

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   それでは明日もお会いしませう


市ヶ谷 ラ・タベルナにて「カルボナーラ」をいただきます

2007-10-30 16:52:06 | 市ヶ谷・半蔵門・飯田橋・神楽坂

久々に市ヶ谷に行ってきた。

市ヶ谷というと前回ラ・タベルナというお店の
牛薄切りステーキをご紹介したのだが、
お寿司屋さんのあなご丼やインドカレー、
キーマカレーのお店やフレンチ、沖縄料理のお店など
まだまだご紹介したいお店は沢山ある。

今日はどこのお店かと言えば前回と同じ。

前回ここのカルボナーラが大好きだという方がいたので
私も未食のここのカルボナーラを喰っておかねばという気になったのだ。



場所は圧倒的に麹町の駅の方が近い。

日テレ通りの左手を市ヶ谷方面に進めば
左手の2階にその店はあるのだ。

こちらのお店、¥900以下のパスタメニューは
一律¥1,000で食後の飲み物またはサラダを付けてくれる。
オニオンスープが全ての食事に付いてくるのが判っていたので
私はサラダを予定通りのカルボナーラと一緒に、
決め台詞と共に注文させていただいた。

ちなみに大盛りは¥250増しとちょいと値が張る。



最初にやってきたのはサラダだ。

ビネガーの利いたイタリアンドレッシングは
圧倒的に酸性な私の体をビタミン群と共に浄化してくれた。

野菜の鮮度も生きたもので、
¥150~¥200程度で食べられるのならば
注文するべきメニューだろう。



オニオンスープは前回ご紹介した通りだ。

気になる方は前回の絵面はなかなか衝撃的なので
巻末から確認してみて欲しい。

このスープも場を凌ぐような粗末なものではなく
¥200程度は払っても良いと思える
しっかりとした仕事をしている。



注目のカルボナーラがやってきた。

下の写真を見て欲しい。
こちらのお店。もともと量には定評のあるお店なのだが
普通の平皿ではなく大きなスープ皿のような
底の高い器で盛ってきてくれた。

要するに見た目以上にたっぷりとあるのだ。

皆さんご存知のようにパスタの原価は非常に安い。
ただ単に量が多いだけでは¥1,250には
とてもとても見合わないのだがはたしてその実力は・・・



おい!甚平。そんなにがっついても巻き取れないだろう。
という量を無理やり絡めてパクリ・・・

旨い。

クリーム系のソースは飽きやすい。の定説を覆せるように
カルボナーラにガーリックの風味を利かせている。

先ほどの器も量を盛るための器なのではなく
ソースがたっぷりと絡んでこそのカルボナーラと
アツアツのクリームソースをたっぷりと受けてくれるように
大きなスープ皿を使っていたのだ。

できるかぎりさっぱりと。且つ芳醇に。
しつこさはスッとにんにくの風味が拭いさってくれるように。

ソースの出来は申し分なかった。



ソースの出来は・・・で察しの通り、
パスタにはエクスキューズが付く。

茹で時間が45~60秒程長すぎる。

おそらくパスタだけで茹であがった時点では
ギリギリ芯の残るか残らないかといった按配なのだろうが
アツアツソースをたっぷりと使ったこの皿では
お米でいう蒸らしを計算してパスタは固めに茹で上げなければ
ソースの熱で伸び上がってしまう。

そう。今日のパスタは
完全に湯だってのぼせ上がってしまっていたのだ。



同僚はアラビアータ+牛薄切りステーキという
完全にデブートキャンプなメニューを平らげたのだが
アラビアータの方もソースの出来栄えには驚かされるも
パスタの茹で加減にはがっかりさせられてしまっていた。

逆にパスタは面白いもので
ソースが酷くても茹で加減次第で全然食べれてしまう。

わが家の家訓のひとつ。
「冷めたピザ。伸びた麺は喰うべからず。」に
完全に抵触してしまった。



これまでこの店ではハンバーグや牛肉が
バターライスと炒めた大量のパスタに
のっかったメニューばかりを食べてきたのだが
味付けが良いのを踏まえると、パスタを頼む際には
「パスタ硬茹でにしてください。」と
ラーメン屋での注文をしなければならないのが残念だ。

イタリアンを自負するのならば
こんな言葉をかけるのは本当は失礼なのだが
好きなお店なので叱咤激励させていただきたいと思う。

ご馳走様でした。

ラ・タベルナ
千代田区六番町1-1恩田ビル2F
TEL03-3262-8946
年中無休

カルボナーラセット ¥1,250(大盛り¥250増しを含む)

甚平満足度 ★★▲☆☆
甚平満腹度 ★★★★▲

⇒ ラ・タベルナ名物牛肉の薄切りステーキの巻
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渋谷 うな鐵(うなてつ)にて「ヒレ巻き」をいただきます

2007-10-29 17:27:17 | 渋谷・原宿・表参道

私の好物のひとつに鰻がある。

ひとえに鰻といっても
普通ならば重なんかを連想しがちになるのだが
いろいろな食べ方がある。

串焼きもそのひとつで、
私はうな串を出してくれるお店には
本当に目がないのだ。

学生時代ならば実家のある荻窪の「川勢」と
学校のあった渋谷の「うな鐵」。

今は新宿の「カブト」なんかで
大好物をこんがりと焼いてもらっている。



結婚してから独身時代と一番大きく変わったことは
「ちょいと一杯!」がめっきり減ったことだろう。

限られたお小遣いや晩飯を用意していてくれる嫁などの
要因はあるのだが、私の場合はランチが飲み代を
圧迫しているという表現が正しいのかもしれない。

今日はその「ちょいと一杯!」のお話だ。

大嵐の先週末。

同僚と渋谷で一杯ということになり
久しぶりにうな鐵に行って来た。

場所は渋谷マークシティの裏手の飲み屋街。
丁度とんこつラーメンの博多天神のある道を
109の方に向かう途中にその店はある。

ビルの1階の奥まった所にあるので、
下調べをしなければ迷いかねないのでご注意を。



昭和の30年代から
渋谷でうな串を喰わせてくれるこのお店。
私との出会いは10年程だろうか?

上の写真の右奥の看板の文字。
ご覧になれるだろうか?

「精力絶倫」を看板にしてしまうほど
活気のあるお店なのだ。

レバ ¥250
きも ¥200
ヒレ ¥100
ばら身 ¥150
くりから ¥250(うなぎの脂身)

などの串モノから

白焼き ¥1,600
太巻き ¥550
丼 ¥1,000
重 ¥2,000
うな茶漬 ¥750

など腹ごしらえをするにしろ
酒を摘まむにしろどちらにも対応できる。



最初に頼んだのは
ヒレに串巻きに肝焼きだ。

行った時間が20時を過ぎていたので
中にはいくつか品切れの商品も存在する。

私が特に好きな部位は肝に次いでヒレ巻きだ。

この店の肝は可も不可もな品ものなのだが
ヒレ巻きには目を見張るものがある。

牛蒡でヒレを巻くお店は多いのだが
この店はニラで巻くのだ。

ヒレの芳ばしさの後にヌメ~っとした舌触りに
同じくヌメ~っとしたニラと香りが何とも面白い。



塩焼きでやってきたのは
うなぎのあばらの身ことばら身だ。

白焼きとは違う
芳ばしく焼けたうなぎは
あっさりとしていながら
ある部分でこってりとしている。



季節はずれの銀杏はご愛嬌。

酢の物、青物を一切頼まず
唯一がこれかいと嫁に見せたらド突かれそうな
構成になってしまった。

こちらのお店で特に人気があるのは
下の太巻きではないだろうか?



重や丼に使う蒲焼は恐らくは
蒸しているものなのだろうが、
この太巻きは鰻の身をひねりながら串打ちして
蒸さずに焼き上げたものだろう。

関西の鰻屋で喰うような鰻のプリッとした食感と
濃厚なタレと白身の3重奏が
どんどん酒をすすませてくれる。



白焼きは色が悪くて申し訳ない。

この白焼きも可もなく不可も無く。

消費者のためにはっきり言うが
こちらの鰻屋の養殖鰻はびっくりするような代物ではなく、
ごくごく平均的な素材なのだ。

中にはちょいと高い品もあるが
安く手軽にうなぎを食べるのにはまずまずのお店で、
ヒレ好きの私としては串焼きをやっているお店だから
重宝しているという訳だ。



ちょいと高いを代表するのはうな丼だろう。

お世辞にもこの素材でこの量は
決して口が裂けても安いとは言えない。

私はこのお店のごはん物は
普段ならば好んではいただかないのだが
なにしろこの夜は一軒目。

炭水化物の欲求に叶わなかったと言う訳だ。



会社の若手なんかはうなぎの串焼きを
食べたことがない者も沢山いるのだが、
鰻のヒレやカシラの味は今までの食わず嫌いを
後悔したくなるような格好の肴だ。

この店ならば一杯¥3,000程度はかかってしまうので
新宿のカブトなんかでうな串デビューするのも良いだろう。

ちなみカブトには(呑ん平だらけです)女性1人で行くことは
やめた方が良いことと、カブトならば¥2,000かからずに
1杯ひっかけることができることをお伝えして
ご馳走様でした。

うな鐵(うなてつ)
渋谷区道玄坂2-8-8コスモ渋谷館1F
TEL03-3461-9024

うな串、日本酒諸々 ¥5,000/1人

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

⇒ 神田でお安くうなぎの串モノを食べるならココだ!の巻
・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチ3連射を・・・

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神田 伊勢にて「親子丼」をいただきます

2007-10-26 20:53:43 | 神田・御徒町・秋葉原・錦糸町

我ながら「何だかねぇ・・・」とため息が出てしまった。

昨日、神田駅周辺を歩いていた際にある暖簾を見て
はっと我に返ったのだが、その理由が昨日の日記の通り。

伊勢。

そう。
昨日ご紹介した伊勢ろくはこの伊勢の姉妹店で、
同じフレーズをこのお店で以前目にしていたことを
思い出したのだ。

思いついた2本立ても
並べてみるとさすがに親子丼の連発は誌面的に辛いと
ため息をついてしまったという訳だ。。

以後、気をつけますので今回ばかりはお許しいただきたい。



伊勢の場所はいたって簡単だ。

JR神田駅の北口を出て振り返れば
駅の真隣りにご覧のお店が目に入るだろう。

ボロっちく見えるのも無理は無い(失礼!)。
こちらのお店はなんと創業60年を遥かに越える
老舗中の老舗なのだ。

神田にはこの本店と西口商店街に
もう1店舗構えているのだが、
この本店のランチメニューには
親子丼の並¥680と大¥780の2種類しかない。



当然のように大盛りをお願いしたのだが
週に2回も親子丼。

普通の人間ならば考えないような選択肢にも
「何だかなぁ・・・」なのだ。

3日程前と同じ手順で
やげんぼりの七味をパッとかけ
蓋を再び閉めて数秒蒸らす。



白熱灯の影響で写真が多少赤に引っ張られているが
これが伊勢本店の親子丼だ。

作り方をまじまじと見ていたのだが
やはり相当な量の割り下を使っていた。

火加減もこれまた強火で
割り下が沸騰して暴れ出したら
鶏肉を、しばらくしたら溶き卵を流し込む。

卵には熱がステンレスなどではなく
割り下を通して伝わる分、カチンコチンにはなりにくい。

適当なところで火から上げて
三つ葉を落として出来上がりだ。



週に2度もと愚痴をこぼしながらも
グズグズになっている卵の按配に目を輝かしている自分を
何者だと思いながらいただいた・・・

うん。溶き卵も結構な量を使っているので
昨日食べた池袋のW卵よりもバランスが良い。

ただし、鶏肉の量と大きさ、
それからちょいと火にかけすぎたのか
自慢の若鶏を固めに仕上げてしまっているのには
もったいなさを感じてしまった。



実はこの本店。

私は夜にしか来たことはなかった。

夜はリーズナブルに焼き鳥を喰わせてくれるお店で、
よくあるパターンは以前ご紹介した焼津うなぎのうな正で
うなぎのヒレやら肝を摘まんだついでで
焼き鳥が食べたくなって河岸を変える
といったパターン。

焼き鳥数本とビールで¥1,500程度。

パッと入ってパッと出るのには丁度良く
なかなか旨い串を喰わせてくれるお店なのだ。



本店の親子丼も
水気の多いおじや状のどんぶりだ。

こちらも米の炊き加減には
しっかりと気を配っているようで
池袋の伊勢ろく同様に汁だく嫌いでも
そんなには気にしなくて済むのだろう。



デジャヴの正体が判って
私はすっきりと週末を迎えられるのだが
お薦めするのならば神田の本店の
夜の部をまずはお薦めしたい。

皆さんが週末に親子丼を見てうんざりしないことを祈りつつ
ご馳走様でした。

伊勢本店(神田駅北口隣)
千代田区鍛治町2-13-17
TEL 03-3254-2370
平日 11:00~15:00(売り切れまで)
   17:30~22:30(売り切れまで)
土  11:00~15:00(売り切れまで)
日・祝日定休

親子丼 ¥780(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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池袋 伊勢ろくにて「特製親子丼」をいただきます

2007-10-25 18:16:56 | 池袋

日記が滞ってしまった分
ご紹介しなければならないお店も随分と溜まってしまった。

今日、明日は2本立てでお届けしたいと思っているので
いったいぜんたいどんな2本立てなのかは
想像しながらお楽しみいただきたい。

まずは今週の週頭に昼時の池袋サンシャインで
食事をとることになったのだが、
2周も3周もしてようやく決めたお店がこちらのお店だった。

伊勢ろく。

店先で赤城地鶏と千葉県産コシヒカリで
親子丼を作ってくれるお店だということは
理解することができたのだが、どんなお店なのだろうか?



親子丼は2種類あった。

普通の親子丼が¥714なのだが
烏骨鶏の卵を使った特製親子丼は¥1,029。

卵は単価が単価なのでこの¥300という差を
卵だけでつけているのだから期待せずにはいられない。

有無も言わさず特製を大盛り¥105増しで
注文させていただいた。



最初にやってきたのは香の物と鶏ガラスープだ。

スープの方は口当たりこそ柔らかだったのだが
ちょいと塩気が強すぎる。

また、これから火入れをする親子丼との間を考えると
出すタイミングが早すぎるのではないだろうか?

追われること5分。

蓋付きの大きなどんぶりがようやくやってきた。



誕生日プレゼントを空けるように中身を確認すると・・・

うぉっ!卵尽しだ。

わが家では卵は1日1個までとの
取り決めをしているのだが大幅なK点オーバーだ。

面目ない。

テーブルの但し書きを見ると

「まず、どんぶりのふたを軽く開け、
 やげんぼりの七味唐辛子を少々、
 三つ葉のまわりにさっとふりかけ、
 一度ふたを閉めて蒸します。・・・」とあるのだが、

このフレーズ。

どこかで聞いたことのある言い回しだ。
私の好きなボブディランのものではないこと位は判るのだが
全く思い出せない。



郷に入ればの言葉の通りに従って烏骨鶏を崩す・・・

もう我慢できない。

箸を割り卵のミルフィーユの中に迷い込む。

上手い。旨いではなく上手いのだ。

最初の鶏ガラスープはわざとなのか?

舌が強めの塩気で洗われた分、
味醂の甘さが思いのほか強めに感じるのだが、
決して甘ったるいものにはならない。

割り下と生の卵を割っている分
おじやの如き水分の多いどんぶりなのだが
甘さを感じさせられているどんぶりは
実際には甘すぎない分すいすい胃に運ばせてしまう。



これが考えられた手口なのならば
なるほどと言わざるをえない。

言うなれば特製親子丼は
卵かけ親子丼なのだが、
本来汁っ気の多い丼は好みでない私が
あまり気にせずに食べてしまったのだから
やや固めに炊き上げた米といいよく考えている。



鶏の方は若鶏との記載があったが
弾力に富んだとは言えないまでも
まずまずのもの。

鶏は烏骨鶏ではなく
赤城の鶏なんだろうなどと考えながら
一気に食べ干させていただいた。



街中で親子丼屋を見かけると
「日本一旨い」だとかといった
威勢の良い文字を見かけては肩を落としていたが
ここの店の「親子丼の旨い店」という言葉は
控えめながら偽りはない内容なのではないだろうか?

アンチ汁ダクな方にはお薦めできないが
サンシャインにお越しの際にはお試しを。

ご馳走様でした。・・・つづく


伊勢ろくサンシャイン店
豊島区東池袋3-1サンシャインシティー・アルパ3F
TEL03-3983-3399
平日 11:00~15:00(売り切れまで)
   17:30~22:00
土・日・祝日 11:00~22:00

特製親子丼 ¥1,134(大盛り¥105円増し)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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新橋 さかな亭にて「とくとくサービスセット」をいただきます

2007-10-24 18:00:11 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

大変更新が滞って申し訳ない。

実は私が客先のために考案したものが
高齢者を救うビジネスモデル特許を取得できるのではないかという
大問題に発展してしまい、ここ5日間は
入社以来一番働いたのではないかというほど
わき見もせずに働いていた。

後は会社の法務部と弁理士が
本当に出願をするのかしないのか・・・

どうなることやらといった感じだ。

ようやく一段落したので
私の一番の関心ごと。お昼ごはんのお話を。



この日記で度々ご紹介している新橋駅前ビル。

毎度、毎度で親父のディズニーランドなぞとの
呼び名でお伝えしているこのビルの
スプラッシュマウンテンやスペースマウンテンに
相当する大人気アトラクションに行ってきたのだ。

おさかな亭。

地下1階のお店の中ではダントツの並びを誇るこのお店は
先日の話にも出ていたごはんの旨いお店のひとつなのだ。



ランチのメニューには
煮魚や焼き魚の定食の他に
刺盛り (並)¥750(大)¥900
煮魚もしくは焼き魚に刺身がつく
とくとくサービスセット¥1,100などがある。

忙しさで消費したカロリーは
胃袋をまなこ以上にギラギラさせてくれる。

当然のようにおかわりごはんまでもが目に浮かぶ
とくとくサービスセットをいただくことにしたのだが・・・



ちらっと目を上げると

「年に1度の旨い星ししゃも 本日入荷」の文字を発見!

私も典型的な日本人。
年に1度と言われて黙っちゃ男が廃るとばかりに
とくとくサービスセットにししゃもは付くのだろうか?だとか
駄目だったら焼き魚もやむなしだとか、
入店前から色めきだってしまった。

その結果はあっさりとしたものだった。

ししゃもは夜から・・・

くぅ~っ!!!!!



返す刀は初志貫徹。

煮魚はアラ煮かサバの味噌煮。
焼き魚は秋刀魚かサバ。

最近鯖ともご無沙汰だったので
味噌煮を刺身と一緒にいただくことにした。

本来ならばいつものように
集合写真を1枚パチリとやりたかったのだが
こちらのお店は本当に狭い。

席数も10席のみと
おっぴろげてパチパチやるのには
無理があったのだ。



最初にやってきた味噌煮を
追いかけるようにやってきたのが
こちらのごはんなのだが、
鯖には手を出さずに一口ごはんをいただいた・・・

うん。旨い飯だ。

他の日記を書いている方の中で
ごはんが不味かったとの記事を目にしたが
私は1度もひどい飯にはありついていない。

年配の方が喜びそうな
やや柔めながら蒸らしでぷりっとしたごはんは
いつ食べても美味しいと感じるものだ。



今日の刺身はかんぱちとマグロだった。

前回刺身定食(大)を食べた際には
4種類ほどの魚が鎮座していたのだが
並と大の違いなのか、仕入れの問題なのか、
はたまた品切れなのか真偽の程は判らなかった。



最初にまぐろをパクリとやったのだが・・・

舌触りの瞬間嫌な臭味が広がるかなと一瞬だけ
眉を潜めたのだが瞬時に頬の肉がホコロんだ。

旨い。

こいつならば山葵は舐めても醤油はいらない。



かんぱちの方は

こりっ。こりっとした
かんぱち独特の食感から広がる白身魚の甘味は
噛めば噛む程口の中で広がって行く。

マグロよりも全然上物だ。
こいつは旨い。

刺身を食べ終えて
味が判らなくなると取っておいた
鯖の方に手を伸ばすことにした。



贔屓の魚屋が先日言っていた話では
今年は鯖の収穫が少ない分ちょいとお高いだとか・・・

甘すぎることなく、濃厚すぎることもない味噌の味が
鯖の旨みをしっかりと引き立ててくれるこの味噌煮。

ごはんが止まらない。

鯖が旨いからごはんが旨い。
ごはんが旨いから鯖も旨いと
怒涛のように押し寄せる連続攻撃に
着いて行くことで精一杯だった。



味噌汁の方も手抜きは無く
並び10分、喰い10分のあっという間の
アトラクションにご満悦という訳だ。

新橋駅前ビルシリーズ。

そろそろシーズンⅣあたりに突入だとは思うが
まだまだ続きそうだ。

そうそう。ちなみにこの日の深夜に食べた晩御飯。

鯖の味噌煮でした。。。。

ご馳走様でした。

さかな亭
港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館B1F
11:30~14:00 17:00~22:00
日曜・祝日定休

とくとくサービスセット ¥1,100(おかわり無料)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチ3連射を・・・

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品川 丸亀製麺品川店にて「かけうどんと釜玉」をいただきます

2007-10-19 17:54:00 | 浜松町・大門・田町

東京に暮らしながら
品川は年に1度行くか行かぬかといった土地だ。

研修で約1年半ぶりにこの地に降り立ったのだが
グランドセントラルタワー側に行ったのはなにせ初めて。

丸亀製麺の品川店が
この奥の京王品川ビルに入っていると教えられたので
最近の饂飩ずいた生活をさらにどっぷりとしようと
駅からちょいと離れたこのお店に行ってきた。



時間が丁度1時前ということもあり
ランチタイムの最後の波に飲み込まれてしまったが
そこは回転の速いうどんだ。

5分強で無事に入店することができた。

こちらのお店の主なメニューは
以下、並・大の順番で

かけ ¥280 ¥380
かまあげ ¥280 ¥380
ぶっかけ ¥280 ¥380
ざる ¥280 ¥380
釜玉 ¥330 ¥430
釜揚げカレー ¥380 ¥480

といったところだ。



ご存知のように卵フリークの私は
当然のように釜玉は注文するのだが
シンポジウム中に別世界に行かぬように
腹6分目位に抑えなければと
あの手この手で組み合わせを考えたのだが・・・

出した答えは
釜玉とかけをそれぞれ並で。
両方大にしてしまっては確実に爆睡するのだろうと。



店に入ると機械化された店内が
まるで工場見学をさせてくれるように出迎えてくれた。

ガンガン打たれた饂飩がどんどん茹でられている。

知人からここの麺は当たり外れがあるぞと
教えられていたのだが、びっしりと押し寄せる人の波が
少なくとも茹で立てで提供してくれたのだ。



我慢我慢と自分に言い聞かせていたのだが
どうやら漢字が書けなかったようだ。

枝豆のかき揚げ¥130という
素敵なネーミングと3cmはあろうかという豪快な厚さに
ドラクエで言えば自分にラリホーをかけるような
行為をしてしまった。



まずは当然汁ものからだ。

釜玉大におにぎりなんかで
もう少し控えめに食べることもできたのだが
どうしてもお店ごとのイリコの出汁を
知りたくて頼んだものなのだが、

じゃぁかき揚げ頼むなよとのつっこみは
お控えなすっていただきたい。



思わず手が出たこのかき揚げは
枝豆、たまねぎ、にんじんに南瓜などで構成されている。

さっそく丸亀製麺の麺を・・・

おっ当たりだ。

指摘されてたようなパサつきは見当たらず
上顎をつき返すと言う大げさな表現は言いすぎだが
弾力に富んだ美味しい麺にありつけた。



上で麺はと言ったのが今日のポイントだ。

かき揚げの油で出汁が甘く丸まったとは言え
生憎、出汁の味を感じる味覚は持ち合わせている。

饂飩の力に出汁が負けている。
出汁が饂飩を引き下げてしまっていたのだ。

人に薦めるのならば
汁もの以外をお薦めすることになりそうだが・・・



続いて釜玉だ。

大好物をしっかりと絡めてパクリ・・・

このお店には時期が悪かった。

小川町の綱十といい、昨日ご紹介した花たろうといい
びっくりするような卵を食べたばかりの人間に
並みの卵を食べさせても旨い訳がない。



出汁と同様に卵の方も
饂飩と比べると明らかに見劣りし
釜玉を食べてる気にさせてくれなかった。



堪らず出汁醤油だと思って入れたものは生醤油だった。

最悪だ。

完全に醤油に支配されてしまった釜玉は
食事を腹に入れる作業に変えてしまった。

完全に自爆したという訳だ。



私自身の問題もあり
踏んだり蹴ったりの結果になってしまったが
饂飩自体には目を見張るものがあった。

知人は日やタイミングによって
パサついているよと言うのだが
この饂飩自体が安定していないのならば
軽軽しくはお薦めできないお店なのかもしれない。

帰って調べてみると
池袋のサンシャインにも入っていたのを見つけたので
ご興味のある方はお試しを。

ご馳走様でした。

丸亀製麺 品川店
港区港南2-17-1京王品川ビル2F
TEL03-5463-6308
11:00~21:30
年中無休

かけ(並)+枝豆のかき揚げ ¥410
釜玉(並) ¥330

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう


虎ノ門 花たろうにて「銀鱈のてり煮」をいただきます

2007-10-18 17:02:16 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

皆さんはごはんが美味しい店をいくつ位ご存知だろうか?

銀座で言えば魚竹なんかはいつ行っても
炊き加減もさることながら素晴らしい白米を喰わせてくれるのだが
虎ノ門の地では今日ご紹介する花たろうが
随分と旨い飯を喰わせてくれる。

ここは先日、旨い玉子かけごはんを喰わせてくれると
一言二言ふれていたが、その根底には
旨い卵を存分に旨く感じさせてくれる
白米の下支えが不可欠なのだろう。



こちらのお店の人気メニューは

焼き鮭となかおちがセットになった
ハーフセット ¥850

焼サバ定食 ¥850

お好み三品定食 ¥750

などだろう。

その他には刺身盛合せ(2~3点盛) ¥900
日替わりが ¥900程度

銀鱈のてり焼きが¥900だったので
骨が手強いこいつを大盛りで注文させていただいた。



実はここでの最初のごはんを
大盛りで注文するのには理由があった。

こちらのお店はおかわり無料なのだが
以前、あまりのごはんの美味しさに
4膳もいただいてしまい、流石に申し訳ないと
2膳分は自己申告でお支払いさせていただいたことがあり
それ以来は、おかわり無料のお店でも
おかわりは1杯程度が大人のマナーと
できるだけ美味しいごはんを腹に運ぶために
大盛りで2膳をいただくことにしているのだ。



やってきたごはんを見ると
今日のごはんもてらてらと光輝いていた。

新米かどうかは尋ねなかったが
炊き加減の良し悪しで見違えるほど米は旨くなるのだから
おかずの調理と同じようにお米に気を掛けているお店は
本当に貴重な存在だ。

よく炊飯器を替えただけで
ごはんが美味しくなったなんて話があるが
あれは本当の話でいつも通りの水加減でも
ジャーの違いだけでも随分と変わってしまう。



ごはんが良い加減であることを確認し、
銀鱈のてり焼きという名のてり煮をいただくことに。

口の中に運び入れると
銀鱈の白身をやさしく引き立てるような
甘目に煮付けられたとろみソースが
ほろりほろりと銀鱈の身をほぐし続けさせてしまう。

ごはんも魚も旨いと
なくなるのもあっと言うまの出来事だった。



こちらの味噌汁はしじみ汁だ。

ふだん出汁が利いているなどと言っているが
味が濃い薄いというような話ではなく
味噌と比べてどうなのかと言わせていただいている。

どうしてこんな話なのかと言うと
この味噌汁。しじみ汁に合わせ出汁は野暮とばかりに
しじみから出た出汁だけで味噌を合わせて
上品に仕上げている。

旨い。



あっと言う間もない。

この言葉に嘘偽りはなく、
ごはんに没頭しすぎて同僚と一言も会話をすることなく
平らげてしまった。

続いておかわりごはんとこの店の名物。
こだわり卵¥100をお願いした。

この卵。以前聞いた際には岡山産のものだと言っていたが
楊枝を刺しても黄身が崩れない代物。



お察しの通り卵かけごはんにして
いただくのだが今日の卵も黄身がプリプリしている。

旨そうだ。

醤油をはんなりと加えて
軽く10回程かき混ぜてどばっと。



仕上がりにうっとりしながら
痺れを切らした右腕が意識とは別次元で箸を動かした。

カーッと箸を走らせて一気にごっくんと。

旨い。

以前、日本一の卵かけごはんと
言わしめた程の感動は押し寄せなかったが
それでも十二分に満足の行くものだった。



こちらのお店。
昼は11時30分から14時までで、
夜の部はちょいと早い22時程度までだったと記憶しているが
夜の部はごはんが切れることもあるので
〆に卵かけごはんをと思う輩は
事前に申告することをお薦めする。

流石に夜に卵かけごはんだけ食べに行った日には
嫌な顔をさせてしまったが、
虎ノ門で店を梯子する際には2軒目、3軒目で
ついつい寄ってしまうお店だ。

ご馳走様でした。

花たろう
〒105-0001 港区虎ノ門1-16-9
TEL03-3591-8970

銀鱈のてり煮定食 ¥1,000(卵¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★☆

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渋谷 ロゴスキーにて「つぼ焼き」をいただきます

2007-10-17 20:43:33 | 渋谷・原宿・表参道

渋谷ロゴスキー。

1951年に日本初のロシア料理専門店として開店したこのお店は
今年で56年もの長きに渡って活躍しているのだが、
私との付き合いも以外にも長い。

初めて行ったのは今から15年程前の
私が高校生の時だった。

完全に歳がバレてしまったが
その当時は246を桜ヶ丘の方に渡った所にも
もう1店舗を構えるほど繁盛していたのが
4年ほど前に商圏がかぶるとの理由で桜ヶ丘の店舗を閉めてからは
とんとご無沙汰のお店だった。



場所はいたって簡単だ。

渋谷の南口バスターミナルの向かいにある
東急プラザを9階に登れば、
いかにもロシアンな名前のこちらのお店を
いとも簡単に見つけることができるだろう。

桜ヶ丘のお店もそうだったのだが
こちらのお店には昔から何とも言えぬ品があった。



冷戦時代に西側に作られた
冷徹なイメージだとかそういったことではないのだが
ロシア聖教の重厚感なのかベールに包まれていた
ソヴィエトという国の文化を垣間見ることのできる
貴重な場所だと勝手に思っていたものだ。

ランチメニューは数種類ある。

ウズベクランチ ¥1,050
(ウズベク風羊肉と麺入りスープ)
ロゴスキー風カレーランチ ¥1,260
(こいつも羊肉のカレーだ)
ロールキャベツランチ ¥1,260
ボルシチとピロシキのランチ ¥1,260
つぼ焼きランチ ¥1,360
スペシャルランチ ¥1,780
(ボルシチ、ピロシキにビーフストロガノフが付く)

などなど。



せっかく久しぶりに来たのだからと
大好きなつぼ焼きにウクライナ風ボルシチと
ポークと野菜のラグーソース煮込み、パンorライス、
それからロシアンティーが付くつぼ焼きランチに
単品で¥210の肉のピロシキを
一緒にいただくことにした。



最初にやってきたのはピロシキだ。

こちらのお店のピロシキは油で揚げられたものだが
焼かれたものも本土には存在するそうで、
私はこのお店や数える程の機会でしかピロシキを食べたことがないので
焼いたピロシキにはお目にかかったことがない。

こちらのお店では肉と野菜の2種類を用意しているのだが
魚の入ったものもロシアにはあるそうだ。

あつあつのピロシキは
日本のものに例えるならば揚げ肉まん。

ジューシィーな餡をハホハホやりながら
体を暖める様子が目に浮かぶような温かい味だ。

旨い。



ピロシキにパクついていると
ボルシチとライス、それから豚肉のラグーソース煮込みが
どどっとやって来たので改めて集合写真を。

もちろん手でちぎっているとはいえ
食べかけのピロシキの絵面はちょいと汚くて申し訳ないが
こいつに加えてつぼ焼きもやってくるのだから
たいそう豪華なご馳走になった。



続いて手をつけたのはボルシチ。

ウクライナの伝統料理だけあって
ウクライナ風は正統派なのだろうが
こちらのお店でランチメニューに応じて出し分けられている
ウズベク風、田舎の家庭風、ロゴスキー風といった
様々な種類のボルシチの違いを語る術はない。

スプーンをちょいと入れただけで
お肉やテーブルビート、タマネギにニンジン、キャベツといった
ボルシチにお馴染みの素材を
わんさか拾い上げることができた。



パクリとやると・・・

根菜のエグ味だろうか?ちょいとクセがある。

添えられているサワークリームと一緒に改めて口に運ぶと・・・

ぐぉっ!サワークリームが見事にエグ味を消して
全く別のスープに仕上げてしまう!

旨い。



豚肉のラグーソース煮込みの方は
ニンジンとタマネギを刻んで赤ワインで煮詰めたソースだろうか?

それにしてはちょいと甘めに仕上がっているので
甘味の元を解明したかったのだがいったい全体?

パンではなくてライスにした理由は
ピロシキを頼んでいたこともあるのだが
この豚の肉でがっつりとお腹を満たすためでもあった。

まずまず美味しくいただき次なる獲物に。



楽しみにしていたつぼ焼きだ。

バターの焼かれた匂いがほんわかと香り
中の様子を創造しながらパンを崩して行く食べ方は
いつ何時に食べても心躍らされる。

さっそくスプーンでパンを切り開くことに・・・

アツアツに焼かれたクリームソースが
閉じ込められていた熱気と共に姿を現した。

う、旨そう・・・



口の中に運び入れると
濃厚なクリームソースと共に
しめじと鶏肉のコリッとした食感と風味が
パンの生地でさらに柔らかみを増し、
味覚を何度も刺激してくれた。

幸せの瞬間だ。



ロゴスキーでは全てのランチメニューに
コーヒーもしくはロシアンティーが付いてくるのだが
ここは滅多に飲まないロシアンティーを頼むべきなのだろう。

ロシアンティー自体は苦いお茶を
蜂蜜なんかを舐めながら飲んだことに由来しているそうだが
日本では一般的には蜂蜜やジャムが沈澱している
紅茶として広まっている。

ジャムや蜂蜜を舐めながら飲む位ならば
最初っから入れてしまえということなのだろうが
これはこれで私は嫌いじゃない。



スプーンで底を掬ってみると
写真でお判りになるだろうか?

ドロッと糖度たっぷりなイチゴジャムが
「俺は甘いぞ!」と言わんばかりのとろみを醸し出していた。

舐めると・・・しっかりと甘い。

普段紅茶やコーヒーはプレーンで飲むのだが
たまにはこんなのもいいだろう。



上ずみはとても苦味の効いた紅茶だが
好みに合わせてかき混ぜるとどんどん甘味が広がる。

結局私はこんなにジャムを残してしまったが
ただでさえ高カロリーな今日のメニューで
こいつを舐めきってしまうと
まるで甚平’s デブート キャンプだ。

普段からカロリーカロリーと
連呼してそうなメニューが続くが
今日はこれにて手仕舞いだ。

ご馳走様でした。

ロゴスキープラザ店

渋谷駅南口バスターミナル前
渋谷東急プラザ9Fダイニングアベニュー渋谷[Shokutsu]
TEL:03(3463)3665
11:00~22:00
年中無休

つぼ焼きランチ ¥1,360
ピロシキ(肉) ¥210

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★☆

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新宿 サルバトーレクオモにて「D・O・C」をいただきます

2007-10-16 10:24:54 | 新宿

最近、24に今更ながらはまっていると申上げていたが
こいつをどっぷりと見るのにかかせない、
ワインやらジンやらが切れかかっていたので
新宿やまやに買出しに行ってきた。

映画やらDVDを見る際のお決まりのパターンは
最初にギネス。とミックスナッツ。

飲み終えたところで
ボンベイサファイアのミツヤサイダー割り
もしくはスプマンテを。

終盤にジェントルマンジャック
もしくはラフロイグや芋焼酎。

ケンタッキーよりも
テネシーウィスキーが好みであることはさておき
大概こんな酒を飲んでいる。



丁度、そのやまやの向かいに
今回ご紹介するサルバトーレクオモの代々木店と言う名の
新宿のお店があるのだが、買出しついでにお茶やらピッザ喰いやらで
しばしば利用させていただいている。

通りがかると先月行なわれた
ナポリピッツア選手権で準優勝の表示が・・・

こういう言い方をされると滅法弱い。



この間ナポリピッツアを食べたばかりだが
思わず飛び込んでしまった。

こちらのお店のピッザを食べるのは3回目。

うち1回は宅配で食べたのだが
イタリアンサイズよりは2まわり程小さな大きさで
価格帯はイタリア以上な出来栄えはしばらく私の足を
遠ざけてしまっていた。



メニューを見ていると、
どうやら今日は影響を受けやすい日らしい。

厳選モッツァレラとチェリートマトを使ったピッザで
ピッザ世界コンペティション最優秀賞受賞。

こいつとプロシュートとルッコラのピッザを
嫁と半分ずついただくことにした。

それにしても日本のピッザの値段はとにかく高い。

宅配が大ブレイクした際に
勝手に相場が作られてしまったように感じるが
アメリカならば10$で、イタリアならば10ユーロ程度で
日本よりも大きなピッザにありつけるというのに
ピッザをたまに食べるご馳走のような設定にしてしまっては
いつまでたっても毎週のように食べる食生活には成りえない。



嫁と世話話をすること15分。

ようやくピッザが焼けてきた。

こちらのお店。
ピッザ釜はまずまずのサイズのものが店の中に置かれているが
1度に焼いているのは数枚程。
混雑時にはやや覚束ない順番待ちに出くわされてしまう。



チェリートマトとバジルの
色艶やかな様子に誘われてパクリと・・・

焼かれたオリーブオイルと生地、モッツアレラの甘味を
チェリートマトやバジルがさわやかに口の中に広げてくれる。

旨い。

嫁はバランスの良いとても旨いピッザだと大喜びなのだが
私は実は味が計算し尽くされすぎていて、
具材と生地の渾然一体を感じるのには
生地の力に若干の物足りなさ、
要するに小さく纏まりすぎているように感じていた。



コルニチョーネを側面から見ると
お上品な感覚が伝わるだろう。

現地でもこのミミを食べ残す人は沢山いるのだが
私はここも大好物。

荒々しい素材の塊のような
無骨なピッザの方に魅力を感じてしまう。



プロシュートとルッコラのピッザは
DOCの方とほぼ同じタイミングでやってきていた。

写真ではどうもプロシュートの赤に引っ張られて
紫がかってしまっているが、肉眼ではもっと旨そうに映っていた。

早速パクつくと・・・

旨い。

プロシュートの控えめな塩味とトマトのほのかな酸味が
生地とチーズとルッコラをどんどんバクつかせてくれる。



テーブルに設置された見るからに
辛味がしっかりと出ていそうなオリーブオイルを
軽く振りかけて、残りのピッザを一気に食べ尽くした。

途中、シシリアの赤ワインを
グラスでちょいといただいたが
おしとやかな注ぎっぷりにがっかりして
自宅に戻って飲みなおすことにした。



こちらのお店。

流暢にイタリア語を操るスタッフがいたりと
上品に美味しいピッザをいただくのには良いお店なのだが、
野性味がかけたピッザに魅力を感じにくい私には
あまり向いてはいないのだろう。

ご馳走様でした。

サルバトーレ クオモ代々木

渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル1F
TEL03-3374-8765
DELIVERY PHONE03-5388-0071
月~金 Lunch : 11:00~15:00
   Tea Time : 15:00~17:00
    Dinner : 17:00~23:00
土・日祝日
         11:00~23:00

DOC(Mサイズ) ¥2,300

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★▲☆☆

プロシュートとルッコラ(Sサイズ) ¥1,800

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

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築地場内 豊ちゃんにて「オムハヤシ&カキフライ」をいただきます

2007-10-12 14:25:54 | 銀座・築地 洋食

ここ最近。毎週のように銀座に来ているのだが
久しぶりに場内でランチをいただくことにした。

連れのお方は大の豊ちゃんフリーク。

1年半ぶりくらいにアタマメニュー
(カツ丼などで具とごはんを別盛りで提供してくれるメニュー)
などで有名なこちらのお店にやってきた。

時間は12時20分。

ランチ激戦の時間帯では
さすがにどこのお店にも並びができていた。

豊ちゃんに来るのは3度目なのだが、
2度目にハヤシとカレーの合がけの
ハヤシのルーが焦げっぽかったことにがっかりして
自然と足が遠ざかってしまっていたのだ。



5分程列に並び
女将さんの手招きでようやく着席することに。

注文したのはオムハヤシ大盛りと単品3個のカキフライだ。

オムハヤシは前回とハヤシのルーを比較してみたかったので
あっと言う間に決めたのだが、10月と言えば牡蠣のシーズン到来。

客の多くが注文していたカキフライの大ぶりな様子を見せ付けられて
私もシーズンインしたくなってしまったのだ。

最初にやってきたのはオムハヤシの大盛り。

並びの終盤で注文を聞いてくれるので
着いて数十秒で用意してくれた。



前回の事件が頭によぎったのだが
とりあえずパクリといただいた・・・

前回ほどではないがやはりルーを焦がしている。

ただし、おふくろが作ったような無骨なオムレツと
一緒に食べていると焦げてしまったと言うよりも
焦がしたくらいが美味しいだろ?と
言われているようにすら錯覚してしまう。

ようするにこれが豊ちゃんのハヤシの味の正体なのだ。



以前、ナポリタンとハンバーグは
大人を大きな子供にしてくれると言ったが
このオムハヤシも大の男をおっきな赤ちゃんにしてしまう。

これがB級グルメの醍醐味なのだと
以前目くじらを立てた自分を小さく見せてくれた。

活気の中でかき込むオムライスは
いつもの眼鏡も20%増しにしてしまうような
魅力があったのだった。



オムライスから3分程。

今年、最初のカキフライがやってきた。

カキフライ定食はこのカキが8個程のっていたので
たいそうなボリュームに見えたのだが
単品では大きくても3個のフライ。

止まらなくなったらどうしようと
変な心配をしてしまった。

とりあえず何も付けずにカリッと・・・



旨い。

もう少し油にかける時間が短い方が好みだが
しっかりと火が通りむっちりとしたカキの身から
振り絞るように海のミルクが溢れ出た。

初モノにしては十分な味だったのだ。



そういえば青山一丁目の
広島風お好み焼き屋のさっちゃんが
生牡蠣もってきたら焼牡蠣でもお好みでも
やってあげるよと言っていたのを思い出し、
来月あたり価格が落ち着いたら買出しに
行くべきことを思い出させてくれた。

牡蠣好きな人には嬉しいシーズン到来なのだが
銀座落ちした私にとっては羨み、懐かしまなければならない
苦しいシーズンの到来なのかもしれない。

ご馳走様でした。

豊ちゃん 
中央区築地5-2-1築地卸売市場1号館
TEL03-3541-9062 
6:00~13:30 
日曜・祝日・不定休(築地市場に準ずる)

オムハヤシ ¥1,040(大盛り代金不明+¥50かな?)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

カキフライ ¥630?(すいません。値段はうる覚えです)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

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虎ノ門 平五郎にて「和風ビフテキ」をいただきます

2007-10-10 11:54:25 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

20代と30代の見分けを
皆さんはどのように判断されているだろうか?

いろいろなものを目安にされているのだと思うが
私の場合は肩のBCGの跡を見ると確か今年で29歳以上だとか
今日の暦で体育の日がスパッと出なければ
尚更、20代なのではないかとあの手この手で想像してしまう。

なんでこんな話なのかと言えば申し訳ない。

完全にのろけ話だ。

今日、10月10日はわが家の結婚記念日。
結婚式は11月11日に挙げたのだが入籍は丁度1年前に行なった。

昨晩ルコントでケーキを買って帰り
どうしたの?そのケーキと言われたのには
ちょっとショックだったのだが・・・


前段が長くなってしまったが今日は
先日、小川町の綱十で食べた釜玉の
高崎産赤玉の絶品ぶりに触発されて、
今まで私の中では都内で一番旨い卵を出してくれると思っていた
虎ノ門の花たろうの卵とどちらが旨いのかを確かめたくなり、
官公庁のド真中にやってきたお話だ。

花たろうは銀座線の虎ノ門駅の
UFJ銀行とプロントの間の道を
交差点4つ程入った右側に位置するのだが、



一緒に行った友人が
最近虎ノ門界隈で評判のお店が花たろうの
目と鼻の先にあると耳元で呟いてくれて、
結局そのお店に行くことに変更した。

西洋料理 口福処 平五郎。

口福処と書いてこうふくどころと
読むのだろうが店主の名前なのだろうか?

西洋料理にしては随分と古風な名前だ。



こちらのお店のランチメニューは

ロールキャベツ ¥950
ジャーマンステーキ ¥900
若鶏のカツレツ ¥900
和風ビフテキ ¥1,350
日替わりのカツカレー ¥880

ジャーマンステーキと言う名のハンバーグと
ロールキャベツが人気だそうだが、
牛肉はコストパフォーマンスが判断しやすいので
和風ビフテキを決め台詞の大盛りと
ミディアムレアで注文させていただいた。



お店の方はとても狭い。

カウンターのみの10席程で
並んでいる客が食事をしている人の真後ろで
生唾を飲み込むような待ち方をしている。

雨の日は仕方がないが
こういった急かし方には同意はできない。

最初にやってきたのはカップに入った味噌汁だ。

お味の方は味噌の甘味にタマネギの甘味が足されて
何とも優しい味だった。

旨い。



暫くしてメインのビフテキがやってきた。

お隣りは丁度ロールキャベツを注文していたのだが
真ん丸にこさえられたロールキャベツの方が
どうにも美味しく見えてしまった。

他人の畑は良く見えるとはよく言ったものだ。



ステーキ肉には白胡麻が振られて焼かれていた。

白胡麻自体は珍しいものではないが
ステーキに白胡麻は珍しい部類だろう。

ソースを舐めてみると・・・

醤油にバルサミコのような酸味、
肉汁が合わさってさっぱりとした味わいなのだが
自宅に帰って醤油とバルサミコを合わせて舐めてみても
ちょいと違った。何なのだろうか?



肉に手を付けようと捲ってみると・・

ぐぉっ!桜色が旨そうだ。

パクリとやると和牛なのだろうが
どこの牛なのだろうかと尋ねなかったことを後悔した。

この肉質でこの調理、
この値段ならば十分にお値打ちだ。



食べ進めて肉汁が滴るたびに
ソースもどんどん柔らかくなっていった。

言い忘れたがこちらのお店のビフテキは
焼き上げた後に写真のようにナイフが予め入れられている。

ナイフフォークも用意されているが
お箸で食べられるように配慮されている。

それが配慮ではないと言う方もいることと思うが
店名や和を取り入れた西洋料理のお店では
十分アリだと私は思った。



安く旨いもんを喰わせようと
こんなに小さな店で切り盛りしているのだろうから
並び方についてはこれ以上口にしないが、
肉も百数十グラムあったとはいえ、
私の腹は6分目。

大食漢にはお薦めできないながら
ハンバーグやロールキャベツを
試してみたくなるお店だった。

ご馳走様でした。

西洋料理 口福処 平五郎
港区虎ノ門1丁目17-9
TEL03-3504-8516
11:00~14:00、17:00~21:30
土・日・祝日定休

和風ステーキ¥1,350(大盛り無料!)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆


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新宿 伊勢丹イタリア展にて「スフォリアテッラ」をいただきます

2007-10-09 12:22:33 | 新宿

3連休いかがお過ごしでしたでしょうか?甚平です。

私はと言うと週末にお伝えしていた
伊勢丹のイタリア展(フェアではなかった)に行って
嫁にイタリア製のブーツを買わされておりました。

本来ならば日曜日にでも
日記を書いておけばよかったのだが、
24のシーズンⅣを全巻借りなぞを
したものだからさぁ大変!

朝から翌朝までぶっ続けで見ておりました。

さてさて、肝心のイタリア展なのだが今日が最終日。
16:00には終わってしまうので運良くお昼時にこの日記を見て
たまたま午後に新宿に行く用事のある方が
もしかしたらいるかもしれないので
後の祭りと思わずお付き合いいただきたい。



私が行ったのは日曜日の11時前。

1番のお目当てはナポリピッザのお店ロサーティだったのだが
11時でも大行列の30分待ち。

先日の宇都宮巡業で丁度ワクチンを打ったばかりだったので
30分程度の並びなぞは屁のかっぱだったのだ。

この並びの待ち時間はご想像通り、
嫁は買い物私は沈黙といういつもの光景。

15分程してジェラートを
満面の笑みで携えている輩が列に戻ってきた。



このロサーティで食べれるピッザは2種類だ。

ピッザ マルゲリータ ¥1,470
ピッザ マリナーラ ¥1,365

こいつにグラスワインやらビールやらの食券を事前に購入し、
テーブルに運んでもらうシステムだ。

もちろんテイクアウトもできるので
お近くにオフィスのある方は今日限りの
昼ご飯をお試しいただきた。



最初に注文したのはピッザ マルゲリータと赤のグラスワイン。

とてもとてもシンプルなメニューなのだが
並んだ客の9割はこちらを注文していた。

ナポリはこのピッザ マルゲリータ発祥の地。

新婚旅行の際には王妃の名前を冠せられた
このピッザの発祥のお店ブランディに行ってきたのだが
このロサーティも美味しいお店だと街の人が教えてくれるような有名店。

旅行の際に行かなかった穴埋めを
ようやく果たすことができたのだ。



モッツァレラチーズと
イタリアントマトのコントラストが眩しい。

こいつにバジルの緑で
そのまんまイタリア国旗を表現したことが
王妃に認められ人々に愛され続けている理由なのだろう。

早速ナイフを入れてパクリと・・・

うん。まずまずだ。

ナポリピッザ特有の生地の
もっちりとした食感だけでも
十分に味わう価値があるだろう。



ご覧の通りナポリピッザは
ローマやミラノのそれとは違い生地は厚い。

好みは人それぞれだが
私はこのもっちりとした生地が好きなので
私の中のピッザ像は四の五の言わずこういったピッザになる。

まずまずと言った理由は1つ。

ちょいとバランスが嗜好ではなかった。

モッツァレラチーズの分量がもう少し多い方が
イタリアントマトの酸味をもう少し柔らかく
してくれるのだろうと思ったのだ。



おもむろに席を立ち食券を再び買いに走った。

ドリンクなどの追加をする方は普通にいるようだが
ピッザの追加は珍しいようで店の方も笑いを失っていた。

グラスワインとマリナーラを追加注文し
食べれるピッザは食べ尽くさせていただくのだ。

この漁師風と名付けられたピッザの本来の姿は知らないが
ネーミング的には海鮮がのっても可笑しくない名前だが
食材の都合なのか本来の形なのか
マルゲリータよりも更にモッツァレラチーズを抑え、
バジルとフレッシュガーリックで焼かれたピッザが運ばれてきた。



このマリナーラ。

トマトとバジルの悪い方の味がどうも舌につき
トゲトゲしく感じてしまった。

頼むのならばマルゲリータをお薦めしたい。

どちらのピッザもコルニチョーネと呼ばれる
生地のふんわり且つもっちり感で
ナポリの風は十分に伝えてくれた。



ピッザを食べ終えアンチョビやら生ハムやらを購入し、
散々迷ったのがポルチーニ茸。

さすがは伊勢丹。

旬の生高級きのこを空輸しているのだ。

もし今日の15時30分頃に伊勢丹に行けるのならば
この高級きのこを買い叩きたいのだが
なか日では松茸ほどのお値段がする。

晩御飯は買った食材ときのこのパスタにしようと思っていたのだが
嫁のブーツ代がしめじを選択せざるをえなくしてくれた。



続いてやってきたのがガンブリヌス。

ナポリの街一番の広場に面した
ナポリの顔とも目される老舗カフェだ。

注文したのはナポリ銘菓のスフォリアテッラ¥315と
イタリア人バリスタが機械で容れてくれるカプチーノ。

カプチーノには何の魅力も感じないが
お菓子には外せず一緒に注文した。



スイーツと言えばパリなんかが真っ先に連想されるのだが
私がナポリとローマとパリを旅した際に一番旨いと感じたのが
このガンブリヌスの店名のついたパフェだった。

濃厚なアイスクリームにグラッパのような
整腸作用のあるアルコールを合わせてここの店のパフェは
旅で疲れた胃をやさしくリフレッシュしてくれたのだ。



写真のスフォリアテッラ。

イタリア語で何枚に重なったと
言葉通りのお菓子なのだが、
焼きたてでなくてもパリパリとした食感と
リコッタチーズのもっちり感の虜になってしまい
ナポリ滞在中は毎日食べたお菓子だ。

早速食べてみると
口の中に美味しさと懐かしさが込み上げた。

旨い。



独特の香りが受け入れられない人には
一瞬にして苦手なお菓子になってしまうのだろうが
私のど真ん中のこのお菓子。

毎日食べたい。

帰りがけにこいつをたんまり買い込んで
24生活のつまみにさせていただいたのだが
写真にはないバレンタイン¥630という
チョコレートグラサージュは今回食べたものの中で
群を抜く出来栄えだった。

あいにく持ち帰りの際にコーティングしてある
チョコレートをちょいと崩してしまったので
写真を撮らなかったが、

東京の方々は後4時間のチャンス。

11日からは新潟伊勢丹で、
同じく10日から京都伊勢丹でも。

出展情報は判りませんが
イタリア食材を堪能する良い機会かと。

ご馳走様でした。

イタリア展(伊勢丹新宿)
新宿区新宿3-14-1新宿伊勢丹本館
TEL03-3352-1111 
10月9日16時まで 

ロサーティ
マルゲリータ ¥1,470

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

マリナーラ ¥1,365

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

ガンブリヌス 
スフォリアテッラ ¥315

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

バレンタイン ¥630

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

⇒ナポリに行ったら食べるべし!ガンブリヌスの絶品スイーツの巻

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新橋 おか田にて「牛ロースソースかつ丼」をいただきます

2007-10-05 20:53:19 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

待ちに待った3連休の幕開けだ。

何をそんなに興奮しているのかというと
今週3日の水曜日から10日まで、
新宿伊勢丹で行なわれているイタリアフェアに
興奮しているのだ。

皆さんにご祝福いただいた結婚式から早11ヶ月。
新婚旅行で行ったナポリのお店が出店していることに
異様な親近感と使命感を持たされてしまった。

空輸した新鮮なモッツァレラはもちろん。
新婚旅行の際にご紹介したナポリオペラ座
目の前の街一番の老舗カフェ。ガンブリヌス。

ピッツェリアからは
ロサーティというお店が出店するそうで、
焼きたてナポリピッツァが¥1470。

思い出話に浸りながらかぶりつく格好の獲物なのだ。



そんな興奮を覚ましてくれるような
出来事があったので今日はそのお話を。

牛かつ おか田。

前回大満足で★5つをつけた
激レアかつを出してくれるお店での出来事だ。

注文したのは牛ロースソースかつ丼。

ライトの当たりの悪い席だったので
今日の写真は少ないが一部始終をご覧いただきたい、



牛かつおか田は入り口に書いてあるように
かつを揚げる時間はたったの30秒。

ソースかつ丼にしても
僅か数分でこんな状態でやってくるのだ。

見辛いが、ごはんの上にキャベツと鰹節がのり、
その上に激レアかつがのっている。
仕上げにソースとマヨネーズがこれでもか!と
注がれて出来上がり。

見た瞬間に想像できたがパクリと・・・

ぐぁっ!酸っぱい。



肉の按配は何ともしずってくれるのに
ソースとマヨネーズの味で支配された味覚は
全く肉を堪能させてくれない。

前回も何もつけない位が丁度良いと言っていたのだが
どうしてウリのお肉を台無しにするようなメニューを
提供するのか私には全く判らなかった。

私自身。お好み焼きには
おたふくソースもマヨネーズも使うが
それはお好み焼きだからの話だ。

良い刺身には醤油はいらないし
揚げ物にしろ良いものに過剰に
味を足すのは愚の骨頂。

とってもがっかりさせられた気持ちと
何だか悲しい気持ちにさせられてしまった。

もったいない。
本当にもったいないと思いながらご馳走様でした。

牛かつ おか田
港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル地下1F
TEL03-3575-0440
11:30~14:00
18:00~20:30
土・日・祝日定休

牛ロースソースかつ丼 ¥1,100(大盛り無料!)

甚平満足度 ★☆☆☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

⇒ 牛かつ おか田は牛ロースかつ定食を頼むべし!の巻
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青山一丁目 うお藤にて「鉄火丼」をいただきます

2007-10-04 15:18:16 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

青山一丁目はこと飲食店においては
お隣の外苑前や赤坂と比べると非常に変化の少ない街だ。

閉めるお店が出ると銀座なんかでは
あっと言う間に新しいお店が入るものだが
この地ではオフィスに変わってしまったりもする。

そんな青山一丁目に先日新しいお店ができたので
待ってましたとばかりに行ってきたのだ。



うお藤。

場所は青山一丁目の駅に隣接する
ツインビルの地下1階の飲食店街だ。

以前は和食を出すお店が入っていたのだが
その跡地を全面改装して板場をカウンターが囲む
オープンな雰囲気なお寿司屋さんだ。

ランチメニューは

鉄火丼     ¥950
お造り定食 ¥1,000(1人前)
      ¥1,250(1.5人前)
おまかせにぎり ¥950(1人前)
      ¥1,200(1.5人前)



頼んだものは鉄火丼を当然のように
大盛りで注文させていただいた。

数分で赤身の上に叩いた脂身ののった大きな鉄火丼と
小鉢が2つ。それから赤出汁が添えられてやってきた。

この小鉢2つは栄養価を考えると
非常にありがたい。



まずは赤出汁を・・・

鰹の出汁かな?味噌も出汁も効いてはいるが
人の手が入っていないような機械的な味だ。

バランスは良いのだが
意識を味噌汁自身には向けてくれない。



続いて主役の鉄火丼だ。

山葵は粉山葵だろう。
見た目にマグロが泪ではなく汗をかいていたので
ちょいと期待ができなくなってしまった。

この泪と汗とはなんぞと言う方のために少々。

解凍後、冷蔵していたマグロは
適温になると旨み成分を含んだ分泌液のようなものが
切り身の表面につくのだ。

寿司屋でマグロを頼んだら
この分泌液が出るまでは口に運ばず
10分かかっても待つのが良いだろう。

この旨みののった雫のことを
泪と呼ぶ食道楽は多いのだ。



逆に汗とは泪と同じように、
マグロの切り身に見られる雫なのだが
こちらの方はマグロの解凍方法に失敗したという話だ。

その多くが冷凍で流通されるマグロは
解凍法によって旨さが格段に変わる。

自然解凍をしてしまうと
氷の水分がマグロの旨みを垂れ流してしまうのだ。

この際に表面に残った水分を汗と呼ぶ者もいる。

こうなったマグロは水ッ気が多く、旨みに乏しい
マグロと呼ばれるただの赤い刺身に成り下がってしまうので
塩とぬるま湯で旨みを閉じ込めながら冷蔵庫などで
解凍した方がより美味しく仕上がる。



確かめるべく早速口の中に運んだのだが・・・

やっぱり駄目だ!

素材の良し悪し以前に解凍に失敗している。

臭味もなければ旨い赤身が与えてくれる
舌先がビリッと痺れるような刺激もない。

もう1点。

酢飯の作りがとても良くない。
酢がよく回っておらずドンブリとしての
酢飯と赤身の一体感が全く感じられない。

こうなると仕事が雑に見えてしまう。



小鉢だが1つ目は肉じゃがだ。

肉じゃがはメイクイーン派と男爵派に分かれるが
私は男爵大好き人間。

そのことについてどうこう言うことは無い。

みりんで甘味がやや強い肉じゃがだが
美味しくいただけた。



2つ目はいわしのつみれ。

餡にトロ味がつけてあって
魚の旨みがぎっしりと凝縮された
ツミレをさらりと食べさせてくれた。

この脇役が一番旨かった。

現状、できたばかりで連日繁盛しているが
今のままでは雲行きは怪しい。

小鉢などでいい仕事も目にできたので
酢飯のつくりなど当たり前のことを当たり前にやって行ければ
晴れ間もさすのだろう。

ご馳走様でした。

うお藤
〒107-0062
港区南青山1-1-1新青山ビル東館B1

鉄火丼大盛り ¥950(大盛り無料!)

甚平満足度 ★★☆☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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