銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

築地場内 江戸川にて「ザ・ラーメン」をいただきます

2008-04-22 12:34:50 | 銀座・築地 ラーメン

築地市場に行ってきた。

11時というロケットスタートで・・・

徹夜明けの景気付けに
豪勢なランチでもと考えていたのだが、
11時でも大和も寿司大もご覧の人・人・人。

ふだん13時閉店という
市場らしさからなかなか再訪できてない
江戸川に久しぶりに行ってきたのだ。



こちらのお店。

以前は肉豆腐とマグロのぶつを
知人に薦められていたので牛丼とマグロぶつという
オーソドックスな注文をした記憶があるのだが、
その時の記憶はトロけるような牛肉の按配と
しっかりとしたマグロのネタに
流石は築地と唸らされていた。

ご覧のオーソドックなメニューに
柳川やらいか焼き、マグロといった
魚河岸メニューまで様々なものがあるのだが
今回注文したのは
ぜんまい ¥500
マグロぶつ¥650
肉豆腐  ¥600



最初にやってきたのはぜんまいだ。

同行したゴン太は信濃出身。

ぜんまいを一口運び入れると
唐突に望郷の念を語りだした。

私の嫁も越後なので
帰郷の際にはなかなか食べられない山菜やら
直江津や富山湾から運ばれる鮮魚でもてなしてくれるのだが
ゴン太の口から漏れた言葉に頷けるような
優しい味わいだ。



続いてマグロがやってきた。

赤身の上にたっぷりと載せられたとろ。
前回も同じように仕上げてくれていたのだが
バチであろうこのマグロの実力はいかに・・・

旨い。

醤油のいらない旨いとろだ。

赤身は少し時間を置いて
ドリップが出たところで
少しばかりの山葵と一緒に口の中に運び入れる。

こいつも旨い。

赤身のピリッとした極上の味に
山葵の辛味が重なり合い眠気をすっかり覚ましてくれた。



このぶつ。

ご覧の通り大根をツマとして用いていない。

大根を買って単価を上げたり、
漂白剤まみれの安いツマで
体によくないものを出すよりは
出さない方がましだろ。

こんなメッセージに
私も激しく共感することができた。



続いて肉豆腐だ。

まずは牛肉を一切れ口のなかに入れると・・・

あぁ。とろとろの牛肉から旨みが染み出てくる。

この牛肉の旨みに味醂とたまねぎから出た
甘味が豆腐の方にもうつり、
肉豆腐の手本のような見事な出来栄えだ。

腹の足しを模索する・・・

もつ煮にライスを頼んでモツ煮丼にしようか
卵かけごはんにしようか考えに考え、
結局はラーメンを注文することにした。



数分でラーメンがやってきた。

見るからにオーソドックスなラーメン。
チャーシュー、メンマ、もやし、ほうれんそう、
ネギと具材の方もとってもシンプルだ。

スープの色合いも
ごこごくありがちな醤油強めな出来上がりなのだが
はたしてそのお味の程は・・・

スープよりも先に硬茹でにしてもらった
中太のちじれ麺を箸に絡ませてゴン太と目を見合わせた。

スープをすすり再び目を見合わせる。

別に恋に落ちた訳ではない。
このラーメンが凄すぎるのだ。



コシのある麺からは
かんすいと一緒に加えられた添加物の甘味ではなく
卵の甘さがやんわり口の中に広がる。

スープが全く予想外で、
トリガラにこいつも玉葱の甘さだろうか?

醤油のトゲが微塵もないまろやかな味は
家庭のラーメンが目指すべき最終系。

これぞラーメンとよべる見事な出来栄えなのだ。

私は魚出汁を合わせ醤油ラーメンが好みなのだが
トリガラのオーソドックスな醤油ラーメンの中では
問答無用で人生一番の飛びぬけた美味しさだった。

場外に行列のできるラーメン屋があるが
築地で一番。いや、東京屈指の醤油ラーメンは
この江戸川の¥500のものだろう。

日記を半ばに
つきじろうさんの日記
江戸川の記事をチェックしたのだが・・・

あっちゃぁ~。
似たような日記を書いてしまっていた。

徹夜明けで優しい味を
胃が求めたこともあるのだろうが
このラーメンに出会えてよかった。

ご馳走様でした。

江戸川
中央区築地5-2-1築地卸売市場6号館
TEL03-3541-2167
5:00~13:00
定休日 築地市場に準ずる

ラーメン ¥500
ぜんまい ¥500
マグロぶつ¥650
肉豆腐  ¥600

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★▲☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう

築地 バカウマ亭にて「紀文のなると」をいただきます

2006-11-30 15:40:56 | 銀座・築地 ラーメン

風邪が大変流行っている。
大切な季節なので皆様もご注意を。

今日の昼食は冒頭の流行病に倒れた同僚が
口にできそうなものをということで、
うどんかラーメンが選択肢に。

ラーメンはどうかと思ったのだが、
それでもとのことなので築地の玄関口に建つ
築地共栄会ビルのバカウマ亭・つきじラーメンに行ってきた。



醤油・味噌・塩などの中から
評判の良い醤油ラーメンを大盛りで注文。

こちらのお店、
メニューの端々に築地場外に本店がある
紀文のなるとをご賞味あれと謡っているのだ。



ゴホゴホしている同僚を横目に親父さんの手捌きを眺めていると
ひとつひとつの作業にこだわりを感じられるような手捌きであった。

こちらが醤油ラーメン大盛りだ。

かいわれ、シナチク、ネギ、なるとに
チャーシュー、油揚げのように見えるのは玉子焼きだ。



スープを一口飲んでみる。

どこぞの醤油を使っているのだろう。
写真よりも明らかに黒ダマリに見える醤油味は
しょっぱいイメージとは裏腹に、
大豆の柔らかい味がじわーっと広がってくるのだ。

なかなか旨い。



麺の方は中太で、我が家の家訓「ラーメンは硬麺で!」に
ならって頼んでみたものの卵麺は伸びやすい。

最初こそ、コシのある麺を楽しめたのだが
後半は若干間の抜けたモノに様変わりした。



チャーシューはやや硬めの
あまり好みではないものだ。

なるとの旨さとやらは、
ツミレ程魚の旨みは感じられないものの
確かに違いは感じて取れる。



このような玉子の処理は初めて見た。
醤油になかなか合うものなのだが、
やはりそこは醤油ラーメン。

改めて醤油ラーメンの難しさを感じてしまうのだ。

毎日食べれる飽きのこなそうなラーメンなのだが
とても毎日食べる気にはならない。

魚ダシ系(私の好み)でない
純醤油ラーメンで飛びっきりを目指すのは、
どれも微妙なバランス勝負のように感じてしまい
中々持って簡単にできる業ではないだろう。

ご馳走様でした。

バカウマ亭・つきじラーメン
中央区築地4-7-5築地共栄会ビルB1F
℡03-3544-1058
07:00~16:00
日曜・祝日定休

醤油ラーメン ¥700(大盛り¥100を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 中華三原にて「大盛りチャーハン」をいただきます

2006-11-08 16:27:07 | 銀座・築地 ラーメン

このところ頻繁に通っていたシネパトスの周辺に
チャーハンのものすごいお店があると聞きつけてしまい、
じっとしていられなくなった。



場所は銀座の5丁目。
シネパトス裏手にある三原小路にその店はある。

中華三原。
タンメンが有名なお店で、
1度タンメンを食べたきり足が遠のいていたお店なのだが、
チャーハンがすごいと聞いては行かざるをえなかったのだ。



近代化が進む銀座の町並みのあちこちで、
こういったレトロな趣のお店が点在していることも
銀座を愉しむうえではどうしても必要な要素だ。



中華三原のあるボロボロの長屋の階段を覗き込むと
宮崎映画で言う真っ黒クロスケでもでてきそうな
怖いもの見たさな空間が佇んでいた。



お店の中はカウンターとテーブル席が5席ほど。
20人位は中に入れるので回転の速いタンメンを注文する人が多い分、
行列ができていても5分もすれば席につける。

ここのチャーハンの何がすごいのかと言うと、

量がすごいお店なのだ。

おばちゃんの制止を振り切って、
食べたことのないラーメンとチャーハンを大盛りで注文した。



見た目では普通に感じるかもしれないが、
チャーハンの量は間違いなくラーメンのどんぶりいっぱいの
ごはんで作ったような量だ。



試しに食卓塩と比較してみる。

多いのは十分に理解できた。




こちらのチャーハンはちょいとばかし変わっている。
何かと言えば具が玉子とチャーシューしか入っていないのだ。

ラーメンにはたっぷりと入っていた葱なんかは
チャーハンを作るうえでは常連の食材なのだが、
こだわりなのだろうか・・・

一口パクリと。

味の方はいたって普通なのだが、
多めに入れられているチャーシューのおかげで
ごはんだけを食べている感覚にはなりにくい。



ただし、何度か気持ちが折れそうになってしまった。
食べても食べてもなかなか減らないチャーハンを見ていると、
昼食でなぜかフードファイトをしてしまっている自分を
哀れんでしまうというのだろうか、
なぜにラーメンまで注文してしまったのか
不思議にすら感じさせられる量であった。



おそらくは800g~900gはあったのだろう。

高校受験の頃にcoco一番屋だっただろうか、
1,300gのカレーを30分以内に食べるとタダで飲食できるうえ、
ポラロイドでお店に完食した写真を掲載してくれるというものに挑戦をした。

12月末の学習塾の昼休み。
友人たちと4人で意気揚々と出かけ、
完食できたのは私一人。

ただし、満腹すぎて身動きが取れなくなり、
一人だけ受験前の追い込みシーズンに早退してしまった。

苦しくなるほど食べたチャーハンで、
そんなほろ苦い思い出が蘇ってしまったのだ。



今回、麺が伸びてしまうので
当たり前のようにラーメンから食べたのだが、
チャーハンのインパクトには勝てず先に紹介させてもらった。



ラーメンのスープはあっさり醤油。
よく言えば毎日食べられそう。
悪く言えばごくごく平凡なものだ。

麺は中太の中華麺で、
硬めに茹でてもらったおかげで、
思っていた以上に入っていた麺の量を
伸ばすことなく食べることができた。
伸びやすい麺なので、硬麺をオススメしたい。

中にはたっぷりともやしとネギとメンマが入っている。
チャーシューはチャーハンのものと同様で、
¥420という値段を考えると立派すぎる代物だ。



会社の昼休みにフードファイトなどと
愚かなことをしてしまったのだが、
帰り際にやきそば?(あんかけ焼きそば)を目撃して
近いうちにまた来ることになるのを確信した。

あんかけ焼きそばの量もたっぷりなうえ、
野菜がいっぱいのっていたので飽きることなく満腹になれそうだ。

お腹いっぱいご馳走様でした。

中華三原
中央区銀座5-9-5
℡03-3571-4359
平日  11:30~21:00
日・祝日12:00~20:00
年中無休

チャーハン大盛り ¥880(大盛り¥100を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★★

ラーメン ¥420

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 やまちゃんにて「長浜ラーメン」をいただきます

2006-10-08 00:38:27 | 銀座・築地 ラーメン

4年程前の出来事・・・

福岡に出張した際に地元民の紹介で
「ひでちゃんラーメン」なるラーメン屋を訪れた。
(長浜でなく天神のはずれだった)

曰く、
「一風堂なんかは県外の人たちが並んで食べるところで
地元の人たちは、ひでちゃんラーメンみたいな、
豚のクセがもっと強い所で食べるんだよ。」
と薦められたお店だった。

その時の印象は、
クリーミーながら濃厚な豚骨スープとはとても言えず、
豚丸出しの荒々しい無骨な濃厚スープといった感想を受けた。

東京に帰ってからというものの
マイルドクリーミーな豚骨スープにはいくらでも行き当たるのだが、
豚凝縮な非東京仕様な豚骨スープにはなかなかぶつからず、
そんな時にふらっと入ったお店がこちらの「やまちゃん」であった。



「やまちゃん」は2ヶ月に1回くらい
豚丸出しなラーメンが食べたいときに訪れている。

いつものように
「長浜ラーメン」¥600をバリで注文した。



替え玉は¥150で、
ぼっこしラーメン(ネギがぼっこし(たっぷり)入ったもの)や
チャーシューメン、ビールなどが並ぶ。



麺は長浜ラーメンにありがちなもので、
豚骨ラーメンといえばといったものだ。



スープを飲んで驚いた。

以前より格段にマイルドになってしまっているのだ。
寸胴の切り替わりでたまたまなのかどうかは定かでないが、
今後はこの味でやって行くのであれば非常に残念でならない。

とはいえ、周りに比べれば
まだまだ豚のクセがしっかりと生きているのだが・・・



中盤でごまを投入し、麺がなくなってから
紅生姜で口直しをするのがいつものパターン。

今日はこの後残業なので
替え玉は注文せずに軽い腹ごしらえは打ち止めだ。

店主は変わっていなかったので、
たまたまであったことを祈りつつ
ご馳走様でした。

やまちゃん
中央区銀座3丁目11-10 稿本ビル1F 
03-5565-1838
11:00-26:00(月~土)、日、祝日は12:00~0:00
無休

長浜ラーメン ¥600

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 梟にて「こがしとんこつ」をいただきます

2006-08-09 18:36:47 | 銀座・築地 ラーメン

ブログを始めて数週間。
驚いたことにラーメンがひとつもなかった。

無性にラーメンが食べたくなり「梟」へ向かった。

場所は銀座2丁目、昭和通りからマロニエ通りに
入って20mほどの右側にある。



梟に来たのは4度目で、
個人的には「塩とんこつ」をオススメしたい。

今日は一度も食べたことのない
「こがしとんこつ」を中麺、硬めで注文。



こちらのお店、希望者にごはんを付けてくれるのがうれしい。
また、替え玉が¥100というのもサラリーマンにとってはありがたい。



醤油とんこつにこがしネギが落としてある。



麺には食べきる最後まで伸びにくいコシがある。



卵は残念ながら私好みの半熟ではなかった。

肝心のスープはというと、
醤油が強すぎて私にはしょっぱく感じた。
好みの問題だが断然「塩とんこつ」の方が旨く感じる。

具材はというと下処理のしっかりとした
ネギ、もやし、メンマなどがたっぷり入っており、
チャーシューの下味をきっちりつけてくれれば
文句はない。

昼時には行列もできるお店だが、
ライス無料、替え玉¥100などの
サラリーマン心をくすぐるサービスの賜物だろう。

お近くの方は一度お試しを・・・

ご馳走様でした。

銀座 梟
こがしとんこつ ¥750(卵¥100を含む)

甚平満足度 ★★☆☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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