銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

青山一丁目 にて「ジャージャー麺」をいただきます

2007-05-18 14:15:16 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

キャッチコピーがここまで刺さったのは
本当に久しぶりの出来事だ。

民族の味 

民族の味と言われただけで
昼飯時になると不思議と吸い寄せられてしまうのだから
この言葉の魔力は凄まじい威力だ。



実は今日もやってしまった。

炒飯の大盛りを¥683で頼んだまでは良かったのだが
おばちゃんの「ジャージャー麺も旨いよ」の一声で
追加で頼んだものがやりすぎだった。

わんこラーメン¥211程度にすればいいのに
炒飯大盛りジャージャー麺セットにしてしまったのだ。

セットと言えば聞こえはいいが
要するに単品でメインの炒飯よりも高い
¥788のジャージャー麺を追加したのだ。



そもそもここのおばちゃんは
全てのものが旨いと普段から豪語しているので
理性のブレーキは自分自身で踏まなければならないのは
重々承知していたのだが、
今日も私のブレーキワイヤーは切れていた。

やってきたのがこちら。

並べてしまえば
炒飯大盛りジャージャー麺セットになんとか見える。

見た目にはたいした量に見えないが
これは完全に遠近法がもたらすマジックだ。



単体のアップで見れば
炒飯の大盛りだけで十分な量であることが十分わかる。

今日は座敷ではなくカウンターに座ったので
今まで気付かなかったいくつかのことが判明した。

こちらの。
昼時は凄まじい客の回転を見せるのだが
それを下支えしているのが役割分担が
はっきりしていることなのだろう。

飯系に1人。炒系に1人。麺系に1人。洗い場に1人。
次のオーダーの食材の準備を大叔母様と洗い場が担当することで、
システマチックに次々とお客のリクエストを
消化して行くのだ。



まずは炒飯からと蓮華を入れてパクリ・・・

や、やべぇよ・・・

ボビーオロゴンではない。

この炒飯。めちゃくちゃ旨いじゃないですか!

葱と豚肉と玉子のすごくシンプルな炒飯が
ここまでの衝撃を与えてくれるのは
絶妙な塩加減の賜物だ。

玉子の旨みを引き立てる程度にしか使わない塩加減が
あっさりとしているながらやさしい玉子の甘味を
存分に引き出してパラパラのご飯を
無心にかっこましてくれるのだ。



炒飯で完全に放心状態なのだが
せっかく頼んだジャージャー麺を
蔑ろにするわけにはいかない。

見た目にはもやしときゅうりと
特製みそしか見当たらないのだが
中身は本当にこれだけだった。

比較的リーズナブルなのメニューにあって
この一品は割高と言わざるをえないだろう。



特製味噌は八丁味噌や赤だしがベースではないようだ。

ひき肉はそれほど多くなくほのかにごま油が確認できる。
豆板醤は肉味噌を作る際の定番だが、
この味噌はいったい何なんだ?

この肉味噌を気が済むまでかき混ぜる。



丁度こんな按配になってようやく気が済んだ。

パクリ・・・うん。これも旨い。

味噌と麺の仕上げがポイントだ。

麺場のお兄さんも飯場のお兄さんも
いい仕事をしている。

冷水で〆たむっちりとしたコシのある中華麺が
肉味噌の妙味を身にまとい、
こちらの方も一気に平らげさせていただけた。



ちなみにこちらのお店。

ピリッとした旨みを持つ
ザーサイが食べ放題なので飯の足しにご堪能を。

民族の味という言葉につられて
先週に続いて来てしまったのだが
今回の炒飯は思わぬ収穫だった。

ただし塩加減をキープするのは
中々大変なことだ。

次回食べたら・・・なんてことは考えたくないが
それほどの中毒性を感じてしまった。



普通ならば目移りして
中々頼みそうにないプレーン炒飯なのだが、
あなたもボビーになってくださいな。

それでは良い週末を。
ご馳走様でした。


港区赤坂8-7-4
TEL03-3408-4805 
11:30~14:00
17:30~22:00
日曜・祝日定休 

炒飯 ¥683(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★▲☆

ジャージャー麺 ¥788

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

グルメブログランキング

人気blogランキングへ

⇒ 仰天!これがの焼餃子だ。!