キャッチコピーがここまで刺さったのは
本当に久しぶりの出来事だ。
民族の味
民族の味と言われただけで
昼飯時になると不思議と吸い寄せられてしまうのだから
この言葉の魔力は凄まじい威力だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/b7/38d8920ff400cebee3b4325c4e8a5345.jpg)
実は今日もやってしまった。
炒飯の大盛りを¥683で頼んだまでは良かったのだが
おばちゃんの「ジャージャー麺も旨いよ」の一声で
追加で頼んだものがやりすぎだった。
わんこラーメン¥211程度にすればいいのに
炒飯大盛りジャージャー麺セットにしてしまったのだ。
セットと言えば聞こえはいいが
要するに単品でメインの炒飯よりも高い
¥788のジャージャー麺を追加したのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/a4/e1a7110fe44f3b1802f1b7ebb632e5b3.jpg)
そもそもここのおばちゃんは
全てのものが旨いと普段から豪語しているので
理性のブレーキは自分自身で踏まなければならないのは
重々承知していたのだが、
今日も私のブレーキワイヤーは切れていた。
やってきたのがこちら。
並べてしまえば
炒飯大盛りジャージャー麺セットになんとか見える。
見た目にはたいした量に見えないが
これは完全に遠近法がもたらすマジックだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/42/dd5efceb99024654e37394303fefff52.jpg)
単体のアップで見れば
炒飯の大盛りだけで十分な量であることが十分わかる。
今日は座敷ではなくカウンターに座ったので
今まで気付かなかったいくつかのことが判明した。
こちらの。
昼時は凄まじい客の回転を見せるのだが
それを下支えしているのが役割分担が
はっきりしていることなのだろう。
飯系に1人。炒系に1人。麺系に1人。洗い場に1人。
次のオーダーの食材の準備を大叔母様と洗い場が担当することで、
システマチックに次々とお客のリクエストを
消化して行くのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/78/b166edb3a329edf98cefc23ce7c2d3e8.jpg)
まずは炒飯からと蓮華を入れてパクリ・・・
や、やべぇよ・・・
ボビーオロゴンではない。
この炒飯。めちゃくちゃ旨いじゃないですか!
葱と豚肉と玉子のすごくシンプルな炒飯が
ここまでの衝撃を与えてくれるのは
絶妙な塩加減の賜物だ。
玉子の旨みを引き立てる程度にしか使わない塩加減が
あっさりとしているながらやさしい玉子の甘味を
存分に引き出してパラパラのご飯を
無心にかっこましてくれるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/6d/98227d93ffcc33d665083e784586337b.jpg)
炒飯で完全に放心状態なのだが
せっかく頼んだジャージャー麺を
蔑ろにするわけにはいかない。
見た目にはもやしときゅうりと
特製みそしか見当たらないのだが
中身は本当にこれだけだった。
比較的リーズナブルなのメニューにあって
この一品は割高と言わざるをえないだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/8d/a061ec8bca0155035ad88a4d47537254.jpg)
特製味噌は八丁味噌や赤だしがベースではないようだ。
ひき肉はそれほど多くなくほのかにごま油が確認できる。
豆板醤は肉味噌を作る際の定番だが、
この味噌はいったい何なんだ?
この肉味噌を気が済むまでかき混ぜる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/2a/094bb09f9fa8b11a74cefc098d4694b3.jpg)
丁度こんな按配になってようやく気が済んだ。
パクリ・・・うん。これも旨い。
味噌と麺の仕上げがポイントだ。
麺場のお兄さんも飯場のお兄さんも
いい仕事をしている。
冷水で〆たむっちりとしたコシのある中華麺が
肉味噌の妙味を身にまとい、
こちらの方も一気に平らげさせていただけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/27/a8265a238cb7213b796db932ec86cd9c.jpg)
ちなみにこちらのお店。
ピリッとした旨みを持つ
ザーサイが食べ放題なので飯の足しにご堪能を。
民族の味という言葉につられて
先週に続いて来てしまったのだが
今回の炒飯は思わぬ収穫だった。
ただし塩加減をキープするのは
中々大変なことだ。
次回食べたら・・・なんてことは考えたくないが
それほどの中毒性を感じてしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/27/84a830f22c5592435772c03c7fa5cf87.jpg)
普通ならば目移りして
中々頼みそうにないプレーン炒飯なのだが、
あなたもボビーになってくださいな。
それでは良い週末を。
ご馳走様でした。
港区赤坂8-7-4
TEL03-3408-4805
11:30~14:00
17:30~22:00
日曜・祝日定休
炒飯 ¥683(大盛り¥100増しを含む)
甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★▲☆
ジャージャー麺 ¥788
甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆
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