銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

代々木八幡 イエンセンにて「フランスクブロード」をいただきます

2007-04-28 14:11:40 | 渋谷・原宿・表参道

私の日記を読んでいる方々が
気付いていることがある。

甚平は土日に日記を書かない。

そんなジンクスを急に覆してみたくなり
今日はわが家の常食パンのお話を。

イエンセン。

代々木公園の袂。
代々木八幡という名の駅にその店はある。



代々木八幡は大好きな街のひとつだ。

亘(コウ)で和食を食べたついでに
ビールタンブラーを買ったり・・・
パンを買いに行ったついでに
せきぐち亭で洋食を堪能したり・・・
イエンセンのパンを片手に代々木公園で昼寝をしたり・・・

ちょっと考えただけで
この街を起点にいくつもの過ごし方が挙げられてしまう。

イエンセンはそんな街にある
デンマーク大使館御用達のデンマークパンのお店なのだ。



全粒粉がたっぷりのグラハムスブロード。

考えてみるとこちらは売り切れ続出で
選択肢がない時によく買うパンだ。

わが家の常食パンは下の
フランスクブロード。



パンにまぶされたケシの香りが
コーヒーにもチーズにもハムやベーコンにも良く合う。

要するに朝飯はこいつさえあれば
なんとでもなってしまうのだ。



こちらのお店は1斤を
そのまま持って帰ることもできるのだが
その場で好きな大きさにもスライスしてくれる。

こいつを厚めに落としてもらい朝を迎える。
特に土曜日の朝にこいつがないともう大変だ。

嫁とゆっくり朝食を摂れるのは週末くらいなので
最初にコケると週末の全てが台無しになってしまう
気にさえさせてしまうのだ。



こちらのお店は
上品にバターが香る
ペストリーが評判なのだが、
先程のフランスクブロードの次に買うのが
下のスモースナイル。



デンマーク語というものが存在するのかは定かでないのだが
デンマークのパンにはスモーという言葉が付くものが多い。

お店の方曰くスモーはバターのことだそうで
そう聞けばなるほどなのであった。

見た目よりもしっとりとした生地で
巻き上げられたシナモンロール。

甘すぎず、かと言って香り高く、
しかもケバケバしい香りでは決してなく、
コーヒーのお供にはこいつ無しでは
やってられないのだ。

お近くの方はもちろん
渋谷・原宿あたりの買い物ついででも
是非お立ちよりいただきたい。

ご馳走様でした。

イエンセン
渋谷区元代々木町4-3
TEL03-3465-7843
6:50~19:00(土曜日は16:00まで)
日曜・祝日定休

フランスクブロード ¥315

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

スモースナイル ¥140

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

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銀座 銀座ライスにて「たこ焼きおにぎり」をいただきます

2007-04-27 13:21:52 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

昨晩、ある催しが銀座の7丁目の
銀座ライスにて行なわれた。

会の名は「さよなら甚平。また会う日まで」。

そう、私の送別会だ。

実は働く場所が銀座から
ちょこちょこ日記でご紹介している
青山一丁目に変わることになり
銀座の仲間が最後の晩餐に招いてくれたのだ。



問題になるのがこの日記。

青山一丁目に都落ちとなると
食べる食事も変わってくる。
とはいえ銀座にもちょこちょことお邪魔をする。

「お江戸の甚平喰い倒れ日記」に改名しようか迷った挙句
ルーツを大切にさせていただくことに。



今後は銀座のみならず東京中の飯屋に
私の胃袋の魔の手が伸びることになるので
今後ともよろしくお願いしたい。

さて、前段が長くなってしまったのだが
肝心のお店のお話を。

こちらのお店、ウリは店名の通り
ごはんが美味しいことだそうだ。
上司がランチでお世話になったそうで
上々だったとのことだったがその実力はいかに・・・



最初に頼んだ出汁巻き玉子は
柔らかい出汁の味を玉子のコクが〆た
なかなか旨い一品だった。

こちらのお店は白熱灯を使っているので
どうしても写真が暗くなってしまう。

2個目のはピータン豆腐。

ピータンの黄身が少なく
ゼラチン質と豆腐を食べているような感覚で
こちらはバランスが悪く感じてしまう。



えぼ鯛の干物。

こちらのお店、銀座という立地柄か
こちらの鯛も含め単価が高く感じる。

このえぼ鯛は確か¥1,000だったかな。
沼津産で他の店なら7~800程度だろうから
どうしても見る目が厳しくなってしまう。



こちらは紙カツ。

他にもから揚げを頼んだのだが
こちらのお店の揚げ物は総じて旨かった。

紙カツはソースをかけずに
レモンだけでも噛んだ瞬間に広がる
肉汁の味で十分美味しくいただけるのだ。



面白かったのが
このたこ焼きおにぎり。

ごはんに混ぜ込んだネギや蛸で
小さなおにぎりを作り焼きおにぎりにする。

一緒に入った紅しょうがと青のりが
こんなにもたこ焼きの味に近づける根源になるとは
正直予想以上だった。



炊きたてごはん。

ごはんと味噌汁と新香で¥600の品。

蒸らしがたりなく米がゆるい。
味噌汁は旨いといえども
この仕事でこの値段は高すぎるかな。

場所柄ママと同伴のおじ様などが
入れ替わり立ち代わり入る人気店なのだが
私は魚竹でひっそりとの方が随分と良いのかな。

私ごときのための催しは
説教あり、号泣あり、気持ちの切り替えには
不可欠な会でしたな。

世話になった方々には有り難うございました。
それからご馳走様でした。

銀座ライス
〒104-0061
中央区銀座7-4-14光ビル1F
Tel 03-3575-4158
11:30~14:30
17:30~26:00
(土曜は23:30まで)
日曜・祝日・年末年始定休

たこ焼きおにぎり ¥600

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

炊きたてごはん ¥600

甚平満足度 ★★▲☆☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆


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原宿 Double Tall Cafeにて「極上ラテ」をいただきます

2007-04-26 13:47:53 | 渋谷・原宿・表参道

ごはんネタを楽しみにしていただいている方には
大変恐縮なのだが、今回はある発見があり
打合せ先で偶然見つけたcafeをご紹介したい。

原宿のDoble Tall Cafe。

10年以上前からそこにあったような、なかったような…
その場所に何らかのお店があるのは知っていたのだが
見向きもしていなかった場所に偶然行ってきた。



場所は原宿駅から表参道を
ラフォーレ方面に向かう途中。

昔からそびえる
グリーンファンタジアビルの2階に
その店はある。

打合せということで
飲み物を注文しようとしたのだが
時間は未の刻。

三時のおやつにケーキセットはいかがですか?
のキラーワードになされるがまま。

チョコシフォンにアイスクリームを付けて
ラテと一緒に注文してしまった。



こちらがDoble Tall Cafeのラテ。

冒頭のある発見とは
このバリスタの腕の見せ所ではない。

見た目にも美しいこちらのラテ。
ミルクの泡立ちがクリーミーに保てるよう
ぬるめの適温をきっちり守り
存分にハートを描いてくれた。

旨い。



実はある驚きとは
こちらのドリンクのテイクアウト料金なのだ。

通常ラテは表参道の喧騒から逃れ
落ち着いた空間で見た目にも美味しいものを
¥600で提供しているのだが、
持ち帰る場合は空間も腕も
見せられないということなのだろうか?

¥150引きの¥450で提供しているのだ。

断然¥600で雰囲気も一緒に
召し上がる方が良いのだが、
心遣いに驚かされた。



こちらがチョコシフォン。

+¥100のバニラアイスも
レディーボーデンかな?
濃厚な取ってつけたような
アイスではなかった。



糖度の無いクリームは
甘さが抑えられたチョコレートケーキと相性が良く、
私のようなレスラー体型が後ろめたさを感じず
体の中に入れることができた。

上品な甘さは賛否両論だろう。
ただし、アイスとの相性はとても良いですぞ。



立地柄、お客に快適空間を
提供しているという意識からだろうが
値段の区別には正直意図を感じざるをえなかった。

偉いですねぇ。ご馳走様。

Double Tall Cafe
渋谷区神宮前1-11-11
グリーンファンタジアビル2F

ケーキセット¥1,050 (アイスクリーム+¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

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築地 にこみ屋にて「チゲ鍋」をいただきます

2007-04-25 13:11:54 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

4月だというのに寒くなったり暖かくなったりと
今年の夏まで冬のような異常気象になってしまうのではと
本当に心配になってしまう。

今日は夜の部のお話を少々。

築地小学校の向かいに
提灯に照らされた
にこみ屋という文字があるので行ってきた。



真っ暗で申し訳ない。

お店を追い出された後に写真を撮ったので
提灯もすでに片付けられてしまった。

お店の中は15名程で
一杯になってしまうような
こじんまりとした感じ。

ヒソヒソ話にはもってこいのお店なのだろう。



店名の通り煮込みと和食中心のツマミを
焼酎やビールでやらせてくれる。

ツマミの方は数が少ないとはいえ
家庭的な味が多い。

不思議なことにお店のマスターは
昔はフレンチをやっていたということなのだが
和・仏の親和性はどのへんにあったのだろうか?



トマトは素材自体はまずまずなのだが
塩がそれにも増して良くなくケチを付けていた。

写真にはないが明太子も
色のキツイ解凍ものを使っているので
最初の鶏とがんもの煮物の上品な味と比べると
こちらのお店を使う際には火や手を加えたものを
頼むのが良いのかもしれない。



肉だんごは可もなく不可もなく。

雰囲気が落ち着いたお店なので
銘柄焼酎やとびっきりの一品がないお店でも
話は自然と弾んでしまう。



厚切りチャーシューは正直に不味かった。

豚の一番嫌な匂いが残った一品で
こういうものには調味料が
必要になってしまう。



ニラたっぷりのチゲ鍋は
私が幼かった頃の昭和50年代のわが家に
あったようなどこか懐かしい金鍋に入れられていた。

キムチ、白菜、豚、ニラ、豆腐。
相性の良いものだけで煮込んでいるので
不味くなりようもない。



ニラがしんなりしたところでいただくと
やはり文句のつけ様は無い。

店名の所以たる煮込みの方も
追加で注文させていただいた。

もつは下処理がしっかりしていれば
少し冷めても美味しく食べられる。
熱々をいただくのが一番美味しいのだが
判断しやすいのは温度が下がっても食べられるもの。



こちらのもつ煮は
飛びっきりではないものの
臭味はしっかりと消えている。

飯好き、酒好きには
物足りないお店なのかもしれないが
話好きにはもってこいのお店。

そんな印象だった。

ご馳走様でした。

にこみ屋
〒104-0045
中央区築地2-14-2
℡03-6226-6777
12:00~14:00
18:00~23:00(L.O.22:30)
日曜祝日定休

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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築地 チャイムにて「豚の鉄板焼き」をいただきます

2007-04-24 14:15:59 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

今日のランチは誰だかの
ボソッとした呟やきで鉄板焼きに。

コンワビルの地下にある
チャイムに行ってきた。

ここは以前ラム肉をご紹介したお店なのだが
今日はポークを注文させていただいた。



こちらのお店のスタイルは以前と同様に
最初にやってきたサラダとスープを採りながら
年季の入った店員さんがお肉を焼いてくれるのを
眺めるというものだ。



何十年も同じ調理を繰り返してきたであろう
初老から幾年か経た方が
おもむろに肉を鉄板の上に放り投げる。

鉄板は6名程度が座れる席が用意されており
そいつを取り囲むようにして
込上げる生唾と戦うのだ。



写真で丁度3人分だったかな?
同僚のラム肉2人前と私のポークが1人前。

おかわりもできるうえ
数百円のランチとしては十分な量だろう。



こちらのお店。
肉と一緒にニンニクもたっぷりと焼いてくれる。

サラリーマン的には遠慮したいところなのだが
何をかくそう大好物。

漢として遠慮なくやらせていただく。



目の前で肉の色が
だんだんと良い按配に変化してゆく。

ミディアムレアーとミディアムの中間くらいの加減で
目の前に移してくれた。



塩、胡椒をたっぷりしてあるので
そのままいただくのが良いだろう。

うん。まずまずだ。

実は漬けダレも用意されているのだが
こちらのお店の漬けダレは味が強すぎる。

味に変化をつけるために
全体の2割程度は漬けてみたのだが
もやしのような水気を出してくれるものでないと
舌にはちょいと酷だった。



肉に夢中になってる間に
もやしを焼いてくれる。

玉葱なんかも焼いてくれると
本当にありがたいのだが
ランチメニューにそこまで求めるのは
求めすぎと言われてしまうのだろう。



こいつが漬けダレ。

味の強いポン酢醤油だろうか?

ニンニクの匂いを消してくれるような
錯覚すらも持たせてくれたのだが
完全な錯覚なのだろう。

ワイシャツにはたっぷりと油の匂いが移ってしまい
女性にはとっつきにくいお店なのだろうが
ウン十年の歴史を感じながら食べる昼食も
たまには良いものですよ・・・

ご馳走様でした。

チャイム
中央区築地1-12-22コンワビルB1
℡03-3542-0165
11:30~15:00
17:00~22:00
土・日・祝日定休

ポーク ¥850 (ライスおかわり無料!)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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築地 串jigeにて「鮪のスペアリブ」をいただきます

2007-04-23 16:01:29 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

私はつくづく幸せものだ。
これが今日の昼飯の率直な感想だった。

売り切れにならないように
いつもよりもちょいと早めに昼飯に旅立ち
串jigeまでひとっ走り。

狙い通り、築地2丁目の裏通りにある
この店の先客はまだまだ数少ない。



鮪のスペアリブを注文したのだが
そもそもカマの炭火焼とは何が違うのだろうか?
そんな素朴な疑問をいだきながら
炭火でこんがりと焼かれるのを
待たせていただいた。



こいつで一揃え。

新香にサラダ、岩海苔の味噌汁に
ライス、鯖の佃煮のような味噌煮、
お目当ての鮪のスペアリブ。

こいつを¥1,000で喰えるのだから
私はつくづく幸せなのだ。



鮪のスペアリブには
身がぎっしりと詰まっている。

しかも

焦げ色が食欲を存分にそそってくれる。



見てくださいこの色を。

ふわ~っと炭火に焼かれた
芳ばしい香りが鼻腔を刺激し、
堪らず箸を伸ばしてしまった。

旨い。



備長炭だったらごめんんさい。

香りはお高い備長炭で
炙られたものではなかったのだが、
このボリューム、この味ならば
文句もございません。



箸を入れるだけで
身もホロホロと解れて行く。

存分に身を堪能した後には
ごはんの上にのっけてみたり、
鮪の身でごはんを巻くというのは大袈裟だが
おかわりごはんをあっという間に頼むほど
愉しませていただいた。



このお味噌汁。

海苔が白味噌と相性が悪いのか
量のバランスが悪いのか
後入れの海苔の香りばかりが目立ちすぎて
あまり美味しくはいただけなかった。



新香の方は及第点。

口直しには鮪に盛られた
大根おろしで十分。

大根だけをもっと食べさせて欲しかった。



サラダの方も可もなく不可もなく。

ブリや鮪を食べる際には
脂が多い分野菜も沢山摂りたくなる。



驚いたのがこちらの
鯖の佃煮のような味噌煮。

味に主菜以上の存在感があり、
量は少ないとは言え十分なおかずなのであった。

こいつはおにぎりにしてもとても旨いのだろう。
3杯目のごはんの所望は流石にルール違反だ。
おかわり無料でなくならないように
グッと我慢させていただいた。



てらてらに輝いた鮪の脂。

軟骨の下に隠れたコラーゲンのようになった
脂をほじくったりと食べ方には事欠かなかった。



食べ終えた満足感は前回食べたカマ以上。

冒頭の幸せな感情がこみあげるような昼飯を
これから後何回味わえるのだろうか?

体調もあるのだろうが
今日のは特に旨かった。

美味しいごはんをご馳走様でした。

築地 串jige
中央区築地2-14-3NIT築地ビル
℡03-3248-6332

生鮪のスペアリブ炭火焼 ¥1,000

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★▲

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⇒串jigeの1番人気 鮪のカマ炭火焼き!

銀座 泰明庵にて「カツ丼セット」をいただきます

2007-04-20 16:37:14 | 銀座・築地 蕎麦・うどん

泰明小学校のあたりを
ふらりフラリとしていたら
年季の入った蕎麦の看板を見つけた。

つくずく立地の悪いところに・・・と
心の中で呟きながら看板に向かって歩きはじめる。



泰明庵。

ここが泰明庵だったのか!
誰だかが銀座じゃ有名な蕎麦屋があると
教えてくれたお店のひとつがこのお店。

いつかいつかと思ってはいたのだが
めぐり合わせが今日という日を選んでくれた。



中に入って驚いた。

居酒屋と見まちがうような手書きのメニューが
所狭しと貼り付けられている。

見れば蕎麦のメニューはそこそこに
ツマミのメニューがとても充実していた。

ここは「よし田」と同じように
酒飲みが〆に蕎麦をすするお店なのだろう。

大飯喰らいの私が何とかなりそうなメニューは・・・

カツ丼と蕎麦のセット。

こいつを大盛りで頼もうとしたら
できないときた。

頑固もんと思わず切り返しそうになったのだが
グッと飲み込み普通盛りで注文させていただく。



最初にかけ蕎麦がやってきた。

お汁は決して関西人が喜ばない醤油仕立て。
鰹がちょっと尖った、甘さを抑えたものなのだが
関東人の私でもちょいとしょっぱすぎるかなと
感じてしまうものだった。



蕎麦の方もごくごく普通のお蕎麦なのだが
お客がひっきりなしにやって来る。

それも年季の入った方々が。

どうやらこの店、
雰囲気で蕎麦を喰わしてくれる
お店のようだ。



後からカツ丼がやってきた。

こちらの方も可もなく不可もなく。
割り下の染み込んだ玉葱の甘味が
そばつゆで鋭敏になってしまった
味覚のバランスをとってくれた。



卵の按配が昔ながらを
醸し出しているのだが
私好みは半熟のジュクじゅく。

この店の入りと私好みのギャップが
交差するような昼食だった。

一度酒を飲みにこないと判断し辛い。
そんなお店だったのであった。

ご馳走様でした。

泰明庵
中央区銀座6-3-14 
TEL03-3571-0840
11:30~21:00(土曜は3時まで)
日曜祝日定休

カツ丼セット ¥1,000

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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築地 なかがわにて「天婦羅」をいただきます

2007-04-19 14:23:02 | 銀座・築地 天婦羅・天丼・うなぎ

今日は昨日の魚竹の都合上
昨日のお昼ごはん、
天婦羅のなかがわのお話を・・・

私がこちらのお店に伺うのは3度目なのだが
今回の発見は正直、開店当初よりも
格段に旨くなっていることに驚かされたことだ。



場所は築地の2丁目。
築地小学校の向かいにその店はある。

ランチ用の定食にしようか天丼にしようか迷ったが
¥1,200の定食を注文させていただいた。

4人で伺ったので揚がったものから
4人分をテーブル席に運んでいただく。



暗くて申し訳ない。
光量が足りずどうも薄暗くなってしまう。

ごはんは炊き加減も手抜きのない
美味しいものだった。

おかわりごはんは
少なめに盛り付けられたものの
嫌な顔はしなかった。

味噌汁は赤だしに椎茸が香るシジミ汁。
食べながら赤だしには
やはり煮干が一番だと改めて考えさせられた。

味噌汁の味は好みの分かれ目なのだが
旨いとはいえここのはちょいと尖っているのかな・・・



最初にやってきたのは海老だ。
4人分計8本が運ばれてきた。

こちらのお店に関しては
他の日記の書き手の方々が
声を大にして言っているので
今更言う必要もないのだろうが
天婦羅の名店みかわで修行をしていた
お弟子さんのひとりが切り盛りされている。

揚げたてで
ごま油の香りが立ち昇る
天婦羅のお味は・・・

・・・以前より揚げ時間が短くなったのだろうか?

前回食べた時と同様に
カリッと揚げられた天婦羅が
以前よりも油の匂いを引きずらない
美味しいものになっていた。

旨い。



次にやってきたのがキスといか。

キスはタネ自体が持つ
泥臭さの影が一片もない
白身魚の旨みだけが口の中に広がった。

こいつの方が旨いな。



いかに関しても
身は小ぶりながら固くなることなく
食感と旨みを存分に堪能できた。



お次はあなご。

脂の少ないあなごは
これまた白身って旨いなぁと
純朴に感じさせる上品なお味だ。

寿司屋や天婦羅屋にはファンも多い分
こちらのお店に対して批判的な輩もいるようだが
十分進歩しているし私は美味しいお店だと思う。



あなごの裏は定石通り
揚げる前に表と比べて衣を落としていた。

決してタネを焼きつかせるほど
長時間揚げすぎているわけでもなく
タネはしっかり活きていた。



最後は茄子とピーマン。

私は茄子の天婦羅が大好物だ。

茄子は油を吸いやすい分
メタボリックの申し子のような
私からするとあまり仲良しではいけないのだが・・・

今日のは白身2種が特に良かった。
ご馳走様でした。

なかがわ
中央区築地2-14-2
TEL 03-3546-7335
11:30~13:30
17:00~22:00
月曜定休

天婦羅定食 ¥1,200(ごはんのおかわり無料!)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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築地 魚竹にて「とり貝」をいただきます

2007-04-18 12:45:06 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

今日は天婦羅のなかがわにて
美味しい天婦羅をいただいてきたのだが
昨日の夜の話の方が先決と繰り越させていただく。

ごはんやお魚の美味しいお店にあって
一度やってみたいことがあった。

それは・・・

お店のおすすめなどの全頼み。

それを築地界隈でその名の知れた
魚竹でやらせていただくチャンスに巡り合えた。



魚竹先週のベスト5

1位 刺身3点盛り 
2位 とり貝のぬた 
3位 若竹煮    
4位 青柳あぶり焼 
5位 厚焼き玉子 

「お願いしま~す!これ全部とほたるいか・・・」

普段魚竹で晩酌など中々できないのだが
奇跡的な6時上がりをキメこみ、
親父も羨む魚竹ナイトを堪能していただいた。



最初にやってきたのがこいつ。

何だかお解かりになるだろうか?

こいつはブロッコリーを佃煮で和えたもの。
お通しとしてやってきたのだ。

最初にビールで乾杯したのだが
魚竹のビールはなんとハートランド。

ハートランドといえばキリンの仕入れのはず。
ラガーや一番搾りが定石なのだがご兄弟のこだわりか?
確かにラガーや一番搾りよりも主張が強くない分
魚屋にはもってこいのビールなのだろう。



こいつがとり貝のぬた。

ぬたの甘味と辛味のバランスが絶妙だ。
とり貝の旨さを邪魔する様子が微塵もなく
思わずたっぷりとつけてしまった。

旨い。



若竹。

そういえばVVV6で
竹若のあなご丼がランクインしてたなぁと
たけのことは関係ないことを考えながらいただく。

煮汁を飲みほしたくなるほどこれまた旨い一品だ。



青柳焼き。

若干砂を吐ききっていなかったが
青柳自体の旨みを堪能することができた。

千葉県産のバカガイだろうか?
蛤のように取れなくならないことを祈りたい。



厚焼き玉子。

不恰好だがこいつは旨い。
出汁が甘すぎず魚や貝をつまむのには丁度良いのだ。

玉子を焼くのは弟さんの分担のようで
お兄さんと弟さんは明確に役割分担をしている。



ほたるいか。

そのまま食べると
ちょいとばかし臭味が出ていた。

先程のとり貝のぬたに絡めていただくと・・・

カラシが臭味を消してくれて
白味噌がいかの旨みを引き出してくれる。



刺身の3点盛り。

定かではないがもぐもぐしながら
ミナミマグロではないかと予想させていただいた。

血生臭すぎず、
かと言ってぴりっとこないかと言うと
しっかりと赤身独特の舌先を刺激する
ピリッとした旨みがしっかりと存在する。

魚好きが赤身が好きな訳は
こういった刺身を食べれば身に染みて理解できる。



〆鯖。

旬の魚だがさすがに生では出さない。

鯖は鮮度が落ちやすいという話も
寄生虫がいるから生はやめた方が良い
という話もよく耳にするが、
酢で〆てくれた方が余計な心配をせずに
思う存分食べられる。

酢がキツすぎずゆるすぎず
ビールから持ち替えた芋焼酎がよく進む。



焼き物はいわしを頼んだ。

焼酎に漬けたり、
そのまま噛り付いたり
話し込む際の手持ち無沙汰や
絶妙な間を自然と助けてくれている。

ちょいと塩気が強かったが
いわしはいわし。やっぱり旨い。



炙りトロ。

育ち盛りの下っ腹が
脂っ気を求めたので追加で注文した。

缶製の手持ちガスバーナーで炙りあげる。
炭でとは言はないが手持ちバーナーは
魚にガス臭さは移りにくいので百歩譲ろう。

旨い。

赤身があれだけ旨かったので
予想はしていたが表面の芳ばしさが
脂身の甘味を一層引き立ててくれる。



いかのしんじゃが煮。

あるものに夢中で
私はこれにありつけなかった。

そのあるものとは・・・

お婆ちゃんのおにぎりだ。



¥150だったかな?

店の奥でお婆ちゃまが
丁寧に握ってくれるおにぎり。

元々ごはんが美味しい
ことでも有名なこのお店にあって、
絶妙な塩加減で握られたお婆ちゃんのおにぎりは
初めての遠足で食べた初めてのお弁当以上の
感動を与えてくれた。

堪らずおかわりでもう1個・・・

この間ご紹介した三州屋の活気のある晩酌。
うなぎのひょうたん屋でひっそりと晩酌。
まだまだやりたい晩酌は数多くあれど
今日の晩酌は他の晩酌を
排他的に思考させられてしまうほど
納得の行くものだった。

ご馳走様でした。

魚竹
東京都中央区築地1-9-1
TEL 03-3541-0168
11:00~14:00 17:00~22:00
土日祝休
(築地警察の角から歩いて数十メートル)

晩酌いろいろ ¥21,000(4人)

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★▲

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銀座 ダルマサーガラにて「マトンのカレー」をいただきます

2007-04-17 14:07:25 | 銀座・築地 カレー

最近はどうもカレーを体が求めているらしい。
ここ1ヶ月の日記を見返してみても
カレーを食べる頻度の多いこと多いこと。

実は昨晩も我が家ではカレーを食べたのだが
今日のお昼もまたまた食べたくなってしまった。

どうせならば旨いカレーをと向かったのが
ダルマサーガラ。



銀座の4丁目の外れにある南インド料理屋だ。

前回もスペシャルランチミールなる
こちらのお店ではボリュームのある部類のものを
頼んだのだが、今回もボリューム志向の私めは同じものを。
カレーの種類を変えて・・・



実はこちらのお店。

ここ数ヶ月のことなのだろうが値上げをしていた。
以前は¥1,300だったスペシャルランチミールは
¥100UPの¥1,400。

痛い。いたすぎる・・・

お客もそこそこ入っているお店なので
仕入れの都合なのかはさなかでないのだが
消費者にとっては悲しい出来事だ。



スペシャルランチミールセットがやってきた。

大きな特徴は大皿に
2種類のカレーが盛られることと
ごはんのおかわりが1回できること。

他のメニューは2種類カレーが選べても
小皿だったりおかわりごはんが有料だったりするのだ。



こちらはうに・・・ではなく
単なるサラダのドレッシングだった。

こちらのお店で唯一日本的な味だろう。

他のメニューに
しっかりと辛さが盛り込まれている分
さっぱりとしたサラダが口直しをしてくれる。



こちらは野菜カレーだったかな???

マトンを頼んだことに意識が行ってしまい
もう1品を何を頼んだのか思い出せない。

書き手としては一番恥ずかしい瞬間だ。



こちらがマトンのカレー。

ここいらのインド系のカレー店で
有名なお店といえばナイルレストランが有名なのだが、
さすがにナイルさんのようなキャラの濃い方はいないものの
こちらのお店の方が旨いのではないかと思わせられるような
香辛料の妙技というのかバランスの良さというものを
感じることができる。



ライスをほどほどにいただいた後、
パパドとプーリーでカレーをいただく。

インド料理ではナンがとても市民権を得ているが
南インドではナンは食べないのだろうか?

ご存知の方がいたらご教示いただきたい。



プーリーにびちゃっと漬してお口の中へ・・・

やっぱ旨い。

不思議なことに気が付いた。
頭や顔はスパイスで
毛穴ぱっくり汗だぁだぁのくせに

なんでかな?

背中やら普段汗をかく体部分は
全然汗が出てこないのだ。



前回ポリアル・クウトゥを
野菜の付け合せと教えてもらったのだが
これもポリアル・クウトゥなのだろうか?

辛くないジャガイモ料理だった。



ラッサムは独特の酸味のあるスープだ。

前回も言ったかもしれないが、
このクセのあるスープを好きか嫌いかで
東南アジアやインドでの旅行を
満喫できるかできないか丸解りだ。

ごくごく一般的なカレーライスが好きな方にも
インド料理通を自負されている方にも
こちらのカレーは是非召し上がっていただきたい。

ご馳走様でした。

南インド料理レストラン
ダルマサーガラ(Dharmasagara)

中央区銀座4-14-6銀座エイトビル2F
℡03-3545-5588

スペシャルランチミールス ¥1,400
(おかわりライス1杯つき)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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⇒ 初訪問!ダルマサーガラの巻

青山一丁目 焼きはまぐりにて「鱈の煮付け」をいただきます

2007-04-16 11:34:29 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

昨日は土曜日から公開の
映画「東京タワー」を嫁たっての希望で見に行ってきた。

人によってそれぞれなのだが
私はキャスティングの重要さを
再認識させられる結果に。

演技力にギャップがありすぎて
完全に樹木希林だけ浮き
最後まで見るのがとても辛かったのだ。

そう考えると月9ドラマ「東京タワー」は
視聴率は低かったが倍賞美津子が
若い他の出演者をよく引っ張っていた。

昼飯日記で長々と申し訳ないが
要するに昨日の映画が腑に落ちなかったのだ。

さてさて昼飯の話だが
今日は弁当が出るようなので
以前行った青山一丁目のお話を・・・

無性にはまぐりが食べたくなった。と聞いて
ピンと来た方は青山一丁目をよくご存知な方なのだろう。



焼きはまぐり。

青山一丁目では和食の美味しいお店。
そして店名通りのものを全ての食事で
食べさせてくれるお店として有名だ。

3月初旬に季節も終わりな
鱈の煮付けを食べ納めに行ってきた。



一揃えは味噌汁、サラダ、新香にごはん、
新潟で言うのっぺのような鶏だんごの煮物に鱈の煮付け。

注目すべきはのっぺのようなといった
煮物のお皿の半分がまっさらなこと。

この部分にお店の名前がやってくるのだ。

そう。焼きハマグリだ。



こちらのお店、
お昼のオーダーが決まると
その人数分のハマグリが炭場に入れられる。

ハマグリの焼き時間は十分程かかるので
料理が出てからやってくるのだ。



貝のざらつき具合からすると
大ぶりな中国産のシナハマグリなのだろう。

鹿島のチョウセンハマグリが好物とはいえ
お昼にかぶりつくのには大満足できるのだ。



この何もないスペースに
ひょこんとアイツがやってくる。

うん。旨そうだ。



堪らずしゃぶりつく・・・

旨い。

焼きたての貝はいつ食べても旨いものだ。

夜の部は確か、
お店の方に言えば何個も食べさせてくれるので
日本酒や焼酎をやりながらハマグリに
しゃぶりつきたい方にはぴったりなお店だ。



こちらが鱈の煮付け。
いい色に仕上がっている。

こちらの方は煮汁がやや甘いのだが
鱈自体にはそこまでうつっておらず、
鱈のはんなりとした味が十分に愉しめた。



ごはんは雑穀の混じったものが出てくる。

おかわり無料なので
大食漢でも問題ないお店だ。

味噌汁にも手抜きはないので
青山一丁目で和食を食べたい方がいたら
お薦めできるお店だろう。

ご馳走様でした。

焼きはまぐり
港区南青山1-2-19
℡03-5772-3240
11:30~14:00
18:00~23:30(土は夜のみ)
日曜・祝日定休

たらの煮付け¥1,200

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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銀座 チョウシ屋で「裏メニュー」をいただきます

2007-04-13 12:16:00 | 銀座・築地 その他(パン・スイーツ・酒)

銀座界隈では有名なお肉屋さん。

チョウシ屋で
メニューにはないパンを買うことができる。

裏メニューと聞くと
私を含め日本人の多くが
グラっと揺れてしまうのだが
お店の方の話では同じものを食べた人は
今まで僅かしかいないそうだ。



きっかけはとても偶然だった。

チョウシ屋の中で
買ったことの無い単品類の中に
ひときわ耀くものがあった。

下の写真の一番上。

ポテトフライ¥20だ。

私はこの破格の商品を購入するまで
てっきりフレンチポテトだとばかり思っていた。

満腹度が満たされなかった際の腹の足しに
フレンチポテトをポリポリとやろうと
注文しようとしてびっくり!

こいつの正体はなんと小さなコロッケだったのだ。



とっさに思いついたのがこれ。

ミニコロッケ×3に
包丁を入れてもらい半球が6個できあがる。

そいつをマスタードを塗ったコッペパンに
挟んでもらいソースをぶっかけて出来上がり。

勝手にプチコロッケパンと命名させていただく。



おばちゃん曰く

「前にお肉が食べれない方が
 どうしてもって言うので
 作ったことがありますよ。」とのこと。

「お肉が食べれる方なんですが
 どうしてもということでお願いします!」

「・・・(笑顔)」



こいつの良いところはなんと言ってもその値段。
ポテトフライ¥20×3+コッペ¥90=¥150

お店の方からすると
包丁を入れる回数といい手間がかかるのだが
ピーナッツバターなんかのサンドイッチについで
チョウシ屋で2番目に安いサンドが出来上がるのだ。
(揚げ物系では最安値)



また、その値段もさることながら
衣の食感が好きな人からすると
通常のコロッケパンよりも
じゃがいもの体積に対して
衣の表面積が圧倒的に高くなる分
衣の食感を沢山愉しめるうえ、
パンと衣のギャップの中から感じる
じゃがいもの味がしごく軽快になるのだ。



早速お口の中に・・・

コッペがムニョッときた後にさくっサクッと来た。

旨い。

ひょっとしたらコロッケパンよりも・・・?

人気がでてプチコロッケパンが
通常メニューになったらすごいことだなぁと妄想しながら
もぐもぐさせていただきました。

売上が下がるし、手間ばかりかかると
なくならないことを祈りつつ、ご馳走様でした。

ある日のWお昼ごはん

銀座 元祖コロッケとんかつ チョウシ屋
中央区銀座3-11-6

プチコロッケパン(コッペパン) ¥150

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

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⇒ 青春の味!チョウシ屋のハムカツパン!
⇒ これがチョウシ屋のコロッケパンだ!

築地場外 きつねやにて「肉豆腐」をいただきます

2007-04-12 13:37:24 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

真っ赤に煮えたぎる地獄鍋とも
すっかりご無沙汰だ・・・

通勤電車に揺られながら
頭の中に思い描かれた今日の獲物は、
築地のアイドル店。きつねやだった。



12時代後半ということもあって
ピークよりも若干並びは控え目だったのだが
それでも5分程待ちわびながら
オーダーを考える時間をいただけた。



胃袋が動かす
私のスーパー勘ピューターが
はじき出した選択肢は3つ。

①ホルモン丼¥750+肉豆腐¥550
②牛丼¥580+ホルモン煮¥550
③肉豆腐¥550+大ライス¥320+卵¥50

肉もホルモンも食べたい葛藤と
肉豆腐で食べた後にすき焼きごはんにして
2倍愉しむ・・・

1970年代の旧式コンピューターは
しばしフリーズした後③を選択した。



大ライス+肉豆腐+卵=¥920

大ライス¥320というのは少々高く感じるが
ブランド米でも使っているのだろうか?

地獄鍋のまん前のカウンター席に初めて座り、
ご主人の仕事ぶりをつぶさに観察しながら
いただくこととなった。



こちらが肉豆腐。

私の場合、つゆダクなドンブリは
どうしてもごはんがふやけてしまい
美味しくいただけないので、
とろみのあるホルモンの場合は
気にせずホルモン丼を、
牛丼よりは肉豆腐+ごはんを選択することが多い。



お肉と玉葱が甘めの割り下で
クタクタになるまで煮込まれている。

堪らず一口・・・

うん。旨い。

学生時代は肉豆腐なんかを
注文する気にすらならなかったのだが
歳を取ったのかな。

最近は大豆を摂りたくなることも
見違える程増えた。

そういえば昨年話題になった
「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」「波乗りジョニー」、
お家事情で似たような商標で展開しているが、
大豆とにがりだけであんな濃厚なまろやかさが
出せるのかと驚かされたものだ。



肉豆腐の豆腐は完全に割り下がうつっている。

そんなには良い豆腐を使っていなそうだが
そこは牛肉とのバランスもある。

豆腐ばかりが旨すぎても
クタクタになることによって旨くなった
牛肉をぶち壊さないためには
この位で丁度良いのだろう。



食べ進めたごはんに肉豆腐を盛り付け
10回程かき回した卵を注ぎ込む。

すき焼き丼の完成だ。

肉や玉葱に染み込んだ割り下の味が
卵と共にごはんに広がりこれまた至極の時間だ。

旨い。

新宿のしょんべん横丁然り、
おそらくこういったお店は
市場のような喧騒感のある場所
だからこそ輝くのだろう。

市場移転後も是非とも頑張って欲しい。

ご馳走様でした。

きつねや
中央区築地4-9-12
℡03-3545-3902
7:00~13:30
日・祝日・休市日定休

肉豆腐 ¥550
大ライス¥320
卵¥50

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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⇒ きつねやのホルモン丼はコチラ!

築地 BEVIAMOにて「小柱とキャベツのパスタ」をいただきます

2007-04-11 15:20:35 | 銀座・築地 イタリアン

随分とご無沙汰になってしまった
パスタが無性に食べたくなり、
ここ最近肩透かしを喰らっていた
ジャポネにリベンジに行こうかどうか迷った。

決断した結果は新規開拓。

連続肩透かしに胃袋が
耐えられそうになかったので
確実に入れそうな新規店を
探すことにしたのだ。



辿りついたのが築地の1丁目。

表通りから1本入った路地に
今までは気付かなかった
イタリア料理屋を見つけた。

BEVIAMO。

お昼はパスタとリゾットを
¥1,000程度で出してくれるお店だ。



おそらくは日替わりのパスタの中から
小柱とキャベツのクリームパスタ¥945なるものを
大盛り¥210増しで注文させていただいた。

テーブルについて感心したのは
お店の雰囲気の良さ。

タイル張りの床に木製のテーブルセット、
テーブルクロスが不織布ながら落ち着いたワインレッドで
好感を持つことができた。

イタリアのトラットリアの多くが
お客ごとにクリーニング済みの
布製テーブルクロスに交換をするのだが、
クリーニング費用もばかにならない日本のお店において、
食事を目の当たりにするテーブルクロスの
良し悪しはとても重要だな要素なのだ。

今まで安っぽいビニール製のテーブルクロスで
料理を台無しにしているお店をたくさん目にしてきたが
こちらのお店はそのへんのツボをしっかりと押さえていた。



サニーレタスのサラダはとても美味しい。

自宅のサラダをしばらくはサニーレタスに
代えようかと思うほど久しぶりに美味しい
サニーレタスを食べた。

パスタの茹で時間程で今日の獲物がやってきた。

イタリア語で沢山や大盛りを意味する言葉は「タント」。
日本語の「たんとお食べ。」という言葉との関連性が
あるのかないのかは解らないのだが、
出てきた瞬間頭に浮かんだ単語がタント!タント!という
心の叫びだった。



スープを一舐めしてみると・・・

うん。まずまずだ。

とろみの少ないクリームソースは
あまりビチャビチャとしないような分量で
パスタに絡めるのに丁度良い量だった。

ソースの塩気は好みの分かれ目。

私はやや薄く感じたので
パルメザンチーズで味を足させていただいた。



多くもなく、少なくもない分量の小柱が
コロコロと盛り付けられていた。

ソースもややあっさりとしたクリームソースなので
もう1品具材は欲しいところだ。



ソースを絡めてパスタをぱくり・・・

茹で加減はぎりぎりセーフ。

アルデンテではないのだが
かろうじて伸びる一歩手前で上げられたようだ。



全体的にはお店の雰囲気も良く
お料理も悪くないお店だと思う。

夜のメニューも高くないので
一度、夜の部にもお邪魔してみたいと思う。



食後にはコーヒーまたは紅茶が付いてくる。

余談だが私の中で一番好きなイタリア後は
どうぞを意味するヴレーゴ。
どういたしましてな際にも使う言葉なのだが
料理を出される際にヴレーゴと言われると
料理の暖かさが増すように感じてしまうのだ。

このお店ではイタリア語は飛び交わないが
チャオグラッツェで全てを乗り切ってしまう
私とは表裏一体の言葉だろう。

ご馳走様でした。

BEVIAMO(べヴィアーモ)
中央区築地1-3-6 
℡03-3541-2944
11:00~14:00
17:30~22:00
日曜定休

小柱とキャベツのパスタ ¥1,155
(大盛り¥210を含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★▲☆☆

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有楽町 インデアンカレーにて「ハヤシライス」をいただきます

2007-04-10 16:33:54 | 銀座・築地 カレー

前回のカレーの味にえらく感激して、
そのお店のハヤシライスがどーしても
気になってしまい、他のお店とは比べ物には
ならないほどのスピード再来店を果たしてしまった。

TOKIAビル・・・
地下1階のインデアンカレーだ。



実は悶絶系スパゲッティショップの
ジャポネに伺おうとしたのだが、
並びのキツさに断念した結果でもあったりする・・・

お昼時というよりも完全に3時のおやつの時間帯。
ジャポネには8人程の並びがあったのだが、
遠目にみた瞬間は準備中という嫌な文字も頭によぎった・・・

セーフ!



インデアンカレーは先客3名という
貸切1歩手前の状態なのであった。

前回食べた際の台詞では
次回はカレースパゲッティ+ハヤシライスと
豪語したものの時間が時間だ。

おとなしくハヤシライスを大盛りで、
卵を追加して注文させていただいた。



やってきたのがコイツだ。

前回のカレー同様、
こいつにもキャベツの酢漬けが一緒にやってきた。

カレーに生卵はよくあるパターンだろうが
ハヤシライスに生卵はどうだろうか?

卵好きな私としては全然OKなのだが
嫌がる向きもあるのかもしれない。



写真の色は赤も黄色もちゃんと出ている。

こちらのハヤシライスはご覧のような
明るい茶色なのだ。

にんじんグリンピースお肉の他に
これでもかと玉葱がふんだんに使われている。



こんじきの卵をスプーンで押しつぶし
暖色が混ざり合ってゆく。

この卵の黄身の感じが
どんな食べ物においても
私がこうしてしまう理由だ。

黄身の味が強めのソースやルー、
時には食パンの小麦粉の味などを
丸めてくれる感じが堪らないのだ。



スプーンで大切にすくいあげ口の中に・・・

ああっ甘い。

玉葱はこんなに甘いものだったのかと
今更ながら改めて見つめなおさせられた。



食べれば食べるほどに
ふんだんに使われている玉葱の量に驚かさる。

ドミグラス系のハヤシとは一線をかくすが
これはこれで十分に美味しくいただける。
ただしカレー程の驚きや感動は
込み上げてはこなかった。

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こちらのキャベツの酢漬け。

とても評判の品なのだが何の味だろうか?
甘い口当たりから最後にキャベツのクセというのか
エグ味というのか一瞬嫌な味が引っかかるのだ。

一味余計なのか足りないのか
個人的にはもう一歩の改良をお願いしたい。

ご馳走様でした。

インデアンカレー丸の内店
千代田区丸の内2-7-3
東京ビルTOKIA地下1階 
℡03-3216-2336 
11:00~22:00

ハヤシライス ¥700(卵¥50、大盛り¥50を含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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⇒ インデアンカレーの絶品カレーに痺れた!!!