銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

銀座 北京小菜 天津飯店にて「豚の角煮丼定食」をいただきます

2007-05-22 16:05:19 | 銀座・築地 中華

銀座にはやり残したことがまだまだある。

東京駅の客先に行ったついでに
銀座まで足を伸ばしてきた。

今日のお目当ては
赤いチャンポンで有名な天津飯店だ。



場所は銀座の2丁目。
ツンカマでお馴染みのカレー屋
ニューキャッスルのお隣にその店はある。

最近さんざん麺類を食べてきたので
赤いチャンポンを我慢して
豚の角煮丼定食を大盛りで注文させていただいた。



わずか3分程でやってきたのがこちら。

大きな土鍋に傍目にもてんこ盛りの
豚の角煮丼と水餃子が3個、
新香にもやしをごま油で和えた冷菜、
それからスープだ。

店内には大陸の曲と
私には全くわからない店員さんの中国語が
飛び交っていた。



チンゲン菜の量も角煮の量も
全く手加減無しなのがありがたい。

顔を近づけただけで
日本人の加減でないことが
匂いですぐに理解することができた。



まずは蓮華でごろっとした肉塊を掬い上げ一口・・・

旨い。これはめっけもんだった。

豚肉は脂が多いわけでもなく
臭味のない香り高らかな角煮を心置きなく愉しませてくれる。
メニューの価格帯も十分リーズナブルで
この量でこの味でこの値段ならば
全く文句のつけようはない。



ご飯を掬おうと喰いすすめて驚いたのが
改めて角煮の多さだった。

喰って食ってくって
ようやくご飯にたどり着く感じだった。

米の炊き加減も大量の角煮に絡んだ餡にも
負けない按配でこちらの方も
最後まで掬い尽くさせてくれた。



角煮の方に喜びを得られたのだが
水餃子がいただけなかった。

皮が厚いのは良いのだが
茹で時間が甘すぎる。

粉っぽさが餡の旨み汁も吸収してしまったのか
パサついた旨いには程遠いものだった。



もやしの方はまずまずだ。

白ごまと塩味がもう少しあると
ごま油の香りがもっと際立って
さらに美味しいものになるのだろう。

うちの母の得意料理なのだが
母の味に一日の長を感じてしまった。



スープに関しては賛否両論分かれるのだろう。

中国で中華料理を味わったことのない男が
あーだこーだ言っても始まらなさそうな味だ。

後から感じるもわっとした臭味を
旨いと感じるのか不味いと感じるのか・・・

角煮丼に満足していただけに
水餃子の出来栄えが悔やまれてならなかった。

お腹いっぱいご馳走様でした。

北京小菜 天津飯店
中央区銀座2丁目3-2
TEL03-3561-0323

豚の角煮丼定食 ¥924
(大盛り¥50増しと書いてありましたが普通料金でした)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★▲

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銀座 蘭苑菜館にて「麻婆豆腐をいただきます」

2007-02-08 14:23:38 | 銀座・築地 中華

中華が食べたいとの同僚の一言で
中華三原方面に自然と足が向かった。

到着してみたものの
黒山の人だかりができていたので
仕方なく一本築地寄りにある
蘭苑菜館という中華料理屋に行ってきた。

ここの土・日のランチタイムは
中華料理食べ放題¥1,200なんてことを
やっているそうなので、
ご興味のある方はこちらまで。



こちらのお店の平均価格帯は¥800~¥900程度。
酢豚なんかの定番料理から麺類に半チャーハンのセットなど
中華料理屋のランチタイムをイメージさせるようなものは
大抵のものが並んでいた。

壁に目をやると麻婆豆腐がオススメとなっていたので
こちらの定食を注文した。

「ごはんのおかわり1杯自由」なる
微妙な表記の日本語がメニューには
記載されていた。



こちらが麻婆豆腐定食。

麻婆豆腐、ごはん、新香、玉子スープ、
サラダ、杏仁豆腐の6品で一見豪華に見えるのだが
麻婆豆腐のボリュームは明らかに物足りなく感じてしまう。



本場四川を謳っていたのだが
山椒で黒々としたものではなく
日本人の口に合わせて作られているようだ。

一舐め・・・

山椒はほどほどに効いているのだが
唐辛子の足しにラー油を使っている。

頭の毛穴はしっかりと開き、
額に汗は噴出したのだが
旨いと諸手を挙げられる麻婆豆腐ではなかった。



花椒もパラパラとは入ってはいるのだが
食べやすい麻婆豆腐はちょっと中途半端
に感じてしまう。



胡麻油のドレッシングのかかった
レタスとかいわれのサラダ。

にんじんも微量ながら入っていた。

家庭でもお店でも
今まで何千回と食べてきたものと
全く変わりはない。



失敗した!

麻婆豆腐を食べた後では
玉子スープの薄味が全く識別できない。

上品なものなのかもしれないが
舌がやられているおかげで単なる
足りないスープに感じてしまった。



杏仁豆腐もごくごく普通だ。
失礼だが缶詰のものともさほど変わらない。

新宿に「新宿ホルモン」なる肉屋があるのだが
ここの濃厚な杏仁豆腐と比べると
大人と子供ほどの差がある。

私が食事の際に重要視する
飯の炊き加減もゆるく
麻婆豆腐の量から始まった
小姑チェックの診断結果は
¥1,100は高いなと感じてしまったのだ。

食べ放題ならば話は別なのですが・・・

ご馳走様でした。

蘭苑菜館
〒104-0061
中央区銀座5-10-5
℡03-5568-0867
平日11:30~22:40LO
土日祝日11:30~22:00LO

麻婆豆腐定食 ¥1,100(ごはんのおかわり1杯無料)

甚平満足度 ★★▲☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 萬福 にて「野菜炒め」をいただきます

2007-02-01 19:06:08 | 銀座・築地 中華

ビタミン不足を補うために
今日のランチは野菜をたっぷりと
摂れるものにしようと決めたまでは良いのだが
さてさてどうしたものか?

結局行き着いた答えが中華料理。

元々野菜たっぷりな反面油もたっぷりな
中華料理に対して体に良いのか悪いのかと
半信半疑に感じてはいるのだが、
揚げ物なんかを食べるよりはよっぽど良いと
今日みたいな日にはお世話になってしまう。



やってきたのは萬福さん。

こちらのお店は大正に屋台として創業した
列記としたシナ蕎麦屋さんなのでした。

¥980の野菜炒めを大盛り¥100、
ラーメンのトッピングとの記載はあったのだが
野菜炒めに煮卵はぴったりだとこいつも¥100で注文した。



やってきたのがこちらの絵面。

まさにサラリーマンの昼食のイメージに
ぴったりなものが鎮座した。

実はアクシデントがひとつ。

この写真を見てピンときた方は素晴らしい。

いったい何が起こったのか想像しながら
ご一緒いただきたい。



こちらのお店のライスのお椀は中々大きい。
おかわりの心配をしなくて済みそうな
大盛りライスで一安心させていただいた。

焼飯もやっているからだろうか?

ごはんも後から火にかけてもそのまま食べても
どちらでも美味しくいただける炊き加減で、
決してべチョべチョなどしていない。



野菜炒めは豚肉、ピーマン、にんじん、
キクラゲ、キャベツにもやしにタマネギ、にらなど、
ありきたりな面々で構成されているのだが、
普通に美味しい野菜炒めをいただけた。



野菜炒めに煮卵は私のような
卵大好き人間の胃袋を満たすためには
改めて必要不可欠だと感じた。

そしてなぜだか餃子が・・・



私が食べた餃子の数は2つ。

これでお解かりいただけたろうか?

実は野菜炒めには元々煮卵が付いていたようで
別皿で煮卵が丸々1個(2切れ)運ばれてきたのだ。

さすがに2個も卵はいらないと
餃子(¥660)を食べていた同僚に
トレードしてもらったのだ。



実はこれが不幸中の幸いだった。

このお店の餃子はなかなか旨い。

ご覧の通り餡の90%以上が合びきのこの餡は、
小龍包とまでは行かないまでも、
肉汁がひたひたとしたたるビールにも
ごはんにもぴったりな餃子だったのだ。

にんにくは効いていないので
まっ昼間からやれるのもありがたい。

ニラを入れる餃子がとても多いのだが、
このニラの加減、野菜の割合が非常に難しい。

クセの強いニラの味に支配されれば
旨い餃子とは呼べないし、
野菜から出たり野菜が吸ってしまう水分の問題、
こちらのお店のように思い切って
ニラを外して肉ばかりにしてしまうのも
ひとつの方法なのだが、
私の極上の餃子像は獣菜兼備なもの・・・



※スープは油控え目なさっぱりとしたお味
 ほうれんそうとネギが入っていました。

餃子に拘ってしまうのには理由がある。

実は我が家の餃子は鋭意開発の真っ最中で、
2週間おきにキャベツと白菜はどちらが良いのか、
豚と牛の割合は?肉と野菜の比率はと
あの手この手で理想の我が家の餃子を探しているのだ。

私にはやっぱりニラがあった方が良いと
確認できただけでも大きな収穫。

ご馳走様でした。

萬福
住所 東京都中央区銀座2丁目13-13
電話 03-3541-7210
営業時間、定休日 11:00~22:30(LO) 日祭休

野菜炒め ¥1,180(大盛り¥100、煮玉子¥100を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

餃子   ¥660(いただきものです)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

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◇◆◇ ご覧の皆さまへ ◇◆◇

  餃子のレシピを大募集!

コメント覧にて皆さんの餃子の黄金比、
  わが家の餃子は・・・など
  是非ともご教授ください。

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銀座 だるま亭にて「餃子」をたっぷりいただきます

2007-01-30 18:21:23 | 銀座・築地 中華

デジカメだけが出張中ということで
今日は先日の夜の部を。

丑三つ時とまでは行かないまでも
深夜12時を過ぎると開いているお店にも
どうしても制約が出てしまう。

深夜の外食がどれほど体に悪いのか
重々承知をしているのだが、
腹が背中に引っ付きそうな感覚は
解消せずにはいられない。

そんな時に金を掛けずにガッツリと
やらせてくれるのがこちらのお店。

だるま亭だ。



場所は銀座の3丁目。

ビールに水餃子、焼き餃子、バンバンジイに酢豚、
焼飯、回鍋肉にキクラゲの卵炒めなど、
いくら3人分とはいえ、十二分に多すぎる分量を
注文してしまった。



こちらは焼き餃子。

餡に独特のクセがあるので
このクセを受け入れられる人には
もってこいの餃子なのだろうが、
正直そういった趣の方は
ごくごく少数派なのではないだろうか?



きゅうりの漬物にもクセがある。

正直、何日何に漬けたらこんな味になるのか
不思議に思ってしまうような変り種だ。

2つ続けて疑問符を出してしまったのだが
中にはコストパフォーマンスに優れた
お値打ち品も存在する。

特に飯系のランチはボリューム満点で、
¥1,000程度で旬菜たっぷりの炒め物などを
用意してくれるのには度々お世話になっている。



バンバンジイの胡麻ダレは
お店独自で作っているものなのだろう。

濃厚な胡麻の風味を孕んだ
このタレの作り方は是非とも
ご教授いただきたくなってしまう。

お肉の方は正直、
美味しいとは言えなかったのだが、
こういうお肉をなんとかしてしまうのは
漬けダレの威力様様と言ったところか。



玉子とキクラゲの炒め物は中々旨い。

どこの中華料理屋にも用意されている代物なので、
飛び抜けて大喜びはできないのだが、
塩を利かせすぎていない加減が
こいつを気の利いた食べ物にしていた。



このお店では焼き餃子よりも
こちらの水餃子をオススメしたい。

熱々のこいつをハフハフしながら
ビールを流し込みながら明日の英気を養う。
このお店の中ではサラリーマンのあるべき姿を
一番演出してくれた。

餡の比率は分からないが
肉汁がひゅいっと口の中に飛び散るのが
気持ちも良くあった。



酢豚には特筆する部分が見当たらなかった。

胃も疲れていたこともあるのだろうが、
何気なく食べてしまうごくごく標準的な
普通の酢豚なのであった。



焼飯は玉子とキクラゲの炒め物同様に薄味だったのだが、
正直こちらの方は味が足りていない。

どれも銀座では安い部類に入る値段設定なので
深夜にビールを引っ掛けて帰るのには
もってこいのお店なのだった。

せっかく深夜のラーメンを敬遠しても
これだけ喰ってしまったら元も子もないのだが。

お腹一杯ご馳走様でした。

だるま亭
中央区銀座3-11-9
℡03-3545-5577 

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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銀座 蘭州にて「チャーハンうま煮丼」をいただきます

2007-01-10 13:26:07 | 銀座・築地 中華

「あそこの大盛りチャーハンは尋常じゃない!」

スパゲッティならばジャポネ。
チャーハンならば蘭州と前々から噂には聞いていた
銀座界隈屈指の大盛り繁盛店に初来訪。

場所は銀座の6丁目。
日産自動車の向かいにその店はある。



お店の方は雑居ビルの1・2階。
1階が満席だったので脇の階段を
テクテクと這い上がる。

席に着くまでの僅かな間で、
他人が食べているメニューを見ているだけでも
期待させられるボリュームなのであった。

ちなみに写真は以前紹介した
矢場とんの大盛りごはんだが、
こちらのお店の大盛りごはんも丁度こんな感じなのだ。



大盛りごはんを提供する際にさりげなく
「大盛りで足りなければ特盛りもありますので・・・」

粋な台詞を吐き捨てて快活に動き回っているお兄ちゃんが
このお店の名物お兄ちゃんだそうだ。

このお店は豊富な裏メニューも自慢だそうで、
お兄ちゃんに聞けば快くメニューにはない
風変わりメニューを教えてくれるそうなので、
気になる方はこちらから・・・

初志貫徹でチャーハンを大盛りと考えていたのだが、
チャーハンにあんかけがかかったチャーハン旨煮丼なるものに
心がなびきそいつを様子見で特盛りではなく大盛りで注文した。



こいつがチャーハン旨煮丼の大盛りだ。

ザーサイとスープが付いてデフォルトが¥950。
大盛りが¥210増しなのだ。



比較対照がないと解り辛いので、
ようじとお水を置いてみた。

要はラーメン用の大ドンブリ一杯に入ったチャーハンに
にんじん、白菜、サヤインゲン、キクラゲ、ハムの入ったあんが
ぶっかけてあるのだ。

特盛りにする場合はいったいいくら増しなのだろうか?
素朴な疑問を悶々と考えながら大盛りぶりを堪能した。



別の角度からもう一丁!

おそらくは丸2合分程のチャーハンが
テンコ盛りになっている。

太りやすい体質が
これだけの炭水化物を吸収することが
どれだけ嫁の神経を逆撫でする行為なのか
解っていてもやめられません。

チャーハンの方はおそらく作り置き。
店の回転ぶりを考えるといたしかたないのだが、
芳ばしさ、塩加減にやや物足りなさを感じてしまう。

出来立てのあんかけの温度をチャーハンが
奪ってしまっているのも残念だ。



昔の大盛りチャーハンはバケツ一杯はあった。
と同僚は証言するなどフードファイトには
もってこいのお店なのであった。

炒め物のお味などはチャーハン以上に
オススメできるそうなので、
次回は特盛りごはんで挑戦したい。

久々の満腹。ご馳走様でした。

蘭州  
中央区銀座6丁目16-6
03-3542-1067 
 
チャーハン旨煮丼 ¥1,160 (大盛り¥210増しを含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★★

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中華三原にて「かた焼きそば」をいただきます

2006-12-25 15:24:53 | 銀座・築地 中華

学校給食の中で一番大好きだったもの。

私の場合はかた焼きそばだ。

牛乳ビンの丸い蓋をメンコ代わりに
当時週間少年ジャンプで連載していた
魁男塾の登場人物、雷電やら月光やら桃太郎やらと
昼飯そっちのけで遊び倒した時間がとても懐かしい。

身の回りで給食のような懐かしい味に
出くわすことは中々ないものだと常々思っていたのだが、
灯台もと暗しとはよく言ったものだ。

あった。とても身近に。



以前、他人の忠告を無視して
大盛りチャーハンに悶絶した中華三原にて、
何気なく頼んだかた焼きそば。

かれこれ20年ぶり以上の懐かしさに
胃袋がびっくりしたほどだ。

にんじんピーマン、キャベツに玉葱にもやし、
それからきくらげと豚肉。

とろみの付いた塩味のこの食べ物は、
評判の大盛り店では予想通りのボリュームだ。



あんの隙間から見えた
中のかた焼きそばの状態を見て思い出した。

かた焼きそばはあんの水分を吸って
へたった位が一番旨い。

吸いすぎてへたりすぎていても、
吸わなすぎて麺がバリバリでも按配良くないのだ。



はっと我に返り覆いかぶさったあんを掻き分けると
やはりバリバリの麺が鎮座していた。



天地を逆転させて
一生懸命あんで干からびた麺を潤をわす。

あんの旨みを吸ったところで
ようやく箸を口に運んだ・・・

しょっぱすぎない優しい塩加減と
揚げた麺から発するしつこい油味を
片栗粉が上手に丸めてくれて胃袋に入ってゆく。

旨い。



ごはんと交互に貪るように平らげた。

お好み焼き定食に首をかしげる人もいるが、
ごはん党からすると、ごはん以外のどんな食べ物も
全てがおかずになってしまう。

東京に育つと皿うどんやらかた焼きそばやらを
めったに口にしなくなってしまうのだが、
久しぶりに食べた懐かしい味は思いのほか旨かった

ご馳走様でした。

中華三原
中央区銀座5-9-5
℡03-3571-4359
平日  11:30~21:00
日・祝日12:00~20:00
年中無休

かた焼きそば ¥680
半ライス   ¥100

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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⇒ 中華三原の悶絶モノ!大盛りチャーハン

築地 台湾海鮮にて「汁ビーフン」をいただきます

2006-11-29 15:33:51 | 銀座・築地 中華
7人もの大所帯で食事をしようとすると
中々入るお店も限られてしまう。

万年橋のADK松竹スクエア2階にある
天香回味(テンシャンフェイウェイ)の姉妹店
台湾海鮮に2度目の訪問だ。



前回の印象は女性向きなお店。

ドラマの舞台になっていた綺麗なビルで
点心師が作る小龍包なんぞをつつきながら
話に花を咲かせるのには持ってこいなイメージだった。

店内いっぱいに広がる香辛料の薫りといい
味の方はそこまで日本人向けにアレンジをしておらず、
台湾の味にできるだけ近い形で提供したいという
心意気は十分に伝わってきたのだが、
いかんせん男性には量が・・・・

実はこちらのランチメニューには大きく分けて2種類。
その中でいくつかのバリエーションがある。

前回は点心におかゆがついたセットを注文したのだが、
メニューの写真以上に少なく感じられる量に不満を感じていた。

今日は失敗を活かしてもうひとパターンの麺類の
汁ビーフンのメニューを注文した。



セットの内容は汁ビーフン、豚肉の刻みかけごはん、
チンゲンサイに揚げ豆腐、豚の角煮とザーサイにデザートのタピオカだ。

点心メニューと比べると、
明らかにお腹も許してくれそうなセット内容で
¥997はまずまずではないだろうか?



ビーフンは台湾のものなのだろうか?
普段食べ慣れたビーフンよりも明らかに細い。

食感がザラついた感じというのか、
お米から作っていることを感じさせるてくれるうえ、
汁に良く絡むビーフンだ。

旨い。



何よりも喜ばせてくれたのは
キャベツ、にんじん、豚肉程度は当たり前のように入っていて、
その他に大きなツミレとたこ、それから帆立がしっかりと
入っているので海鮮ビーフンと呼んでもおかしくない代物だったのだ。

汁はあっさり目ながら芯の強い汁で、
豊富な具材のエキスの染み込んだこの汁を
珍しく飲み干してしまった。



刻みごはんはというと申し訳ない。

台湾の調味料は不勉強で、豚肉と胡麻油に
香りの高い醤が入っているのは解っても、
この醤はいったいなんと言う食材なのだろうか?

汁気がやや多かったがなかなか旨い飯だ。



チンゲンサイは及第点。
可もなく不可もなく食べられた。

同じようにザーサイや揚げ豆腐に関しても
ビーフン程の驚きは得られなかった。



豚の角煮はとびっきり柔らかくはないが
刻みごはんと一緒に食べるのにはもってこいだ。



タピオカもしっかりと入っている。
いちごミルクな味付けなのだが、いちご風味ではなかった。
少量ながらこちらもちゃんといちごを使っているのだ。

いちごの酸っぱさでたっぷりと甘くしたミルクに
アクセントをつけて、これはサイズがサイズだけに
20杯くらいは食べたくなってしまう。

小龍包6個¥1,500には眉を細めてしまうが、
汁ビーフンは一度食べて見て欲しい。
ただし、麺類でもラーメン系のセットメニューは
不評だったので全部が全部旨い訳ではなさそうだ。

思ったよりも腹にもたまり、
美味しいビーフンをご馳走様でした。

台湾海鮮
〒103-0022
中央区築地イ1-13-1ADK松竹スクエア2F
℡03-3544-1717

汁ビーフンのセット ¥997

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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大豆や なごみにて「陳麻家の麻婆」をいただきます

2006-10-25 22:47:06 | 銀座・築地 中華

以前、花山椒の入れすぎな麻婆豆腐は
ご勘弁いただきたいと申していたのだが、
実はココの麻婆豆腐の初食の印象なのであった。

「大豆や なごみ」。場所は築地2丁目。
ベッカムフィーバーに沸いた頃、
大騒ぎになった築地小学校の向かいにその店はある。

前回の印象がとても悪かったので、
本当に駄目なのかどうかもう一度行って来た。





表の看板には「陳麻家・・・取り扱い店」の表記が。

そう、このお店は陳麻家のライセンシーを取得した
フランチャイズ店なのだ。

個人的には食材の契約は許せても、
味の契約は料理店としてどうなのかと考えさせられてしまう。



店内に入りメニューを確認後、
前回同様の麻婆豆腐と坦々麺のハーフセットを
決めゼリフの大盛りで・・・注文しようとしたのだが、
単品だと¥100増しで大盛りがあるのだが、
セットには大盛りができないと突っぱねられてしまった。

挙句、半ライス¥100を追加したらいかがですか?ときた・・・



バカさ加減にも程がある。
資源の乏しいこの国で食器を洗うための水を
こんな形で無駄にする店があるのかと呆れてモノが言えない。



手作業で追加ごはんを器に盛り付けて昼食を開始。



前回は花山椒の効きすぎで
舌が2時間程麻痺させられてしまったのだが今回は・・・

味が変わっている。

調理人が変わると味のバランスが良くなっていた。

前回の力加減が極端に強すぎたのに対して、
四川麻婆の濃厚な味の後ろからくる鈍い辛さが、
程よい感じで仕上がっている。

怒りが収まらないが旨い。

とは言え、日によって当たり外れがあるのは
ご勘弁いただきたいのだが。



半ライスを上から被せたおかげで、
食べて行くうちにライスの絶壁ができてしまった。

麻婆豆腐が少なく感じるかもしれないが、
カレーライスにせよルーがたっぷりすぎるよりは
ごはんはごはんでビチャビチャにならない状態で
食べるの方が好みではある。

ようするにこの位で丁度良いのだ。



坦々麺の麺は真偽は定かではないが乾麺なのではないかと思う。
こちらの方は前回の印象と同様で、
スープの水っぽい感じといい好みではない。

インスタントではないのだが、胡麻がたっぷりと効いた坦々麺を
好んで食べているとどうしてもそうでないものが軽薄に感じてしまうのだ。



麺もスープも好みではない坦々麺と解ってはいたのだが、
セットという響きにどうしてもやられてしまった感じだ。

多少カッカとしてしまったがご馳走様でした。

大豆や(まめや) なごみ
中央区築地2-14-1
電話 03-3542-7530
営業 11:30~14:30、17:30~22:30
(土曜は昼のみ営業)
休業 日・祝

陳麻家麻婆豆腐 ¥1,150
(小ライス+¥100、坦々麺ハーフを含む) 
甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

坦々麺ハーフ セット料金
甚平満足度 ★★☆☆☆
甚平満腹度 ★☆☆☆☆

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築地 福新樓にて「野菜炒めと麻婆豆腐」をいただきます

2006-10-04 13:27:26 | 銀座・築地 中華

他のブロガーの方が昔築地界隈に住んでいたそうで、
福新樓という老舗の近況を気にされていた。

建物風情は気になっていたのだが、
行ったことがないお店だったので速攻行ってみた。



場所は築地場外を新大橋通りと挟んで真向かい。

お店に入ると歴史を感じる調度品が、
お店の雰囲気を上品に仕立てている。





1階はテーブル席、2階は予約専用(個室?)、3階は座敷となり、
常連客と思わしき年配層で満員の1階を横目に、
3階の座敷に通された。



麺類や炒飯類などはもちろんあるのだが、
今週のランチメニューの中から2種類を
同僚とシェアすることにした。

¥1050
・酢豚
・蟹と玉葱の玉子焼き
・野菜炒め
・麻婆豆腐
¥1575(土日は客が少ないのか¥1050)
・小海老のチリソース
・牛肉とピーマンの細切炒め

の中から、炒什錦菜(野菜炒め)と麻婆豆腐を選択。

最初に運ばれてきたのは玉子スープと漬物だ。





玉子スープは可もなく不可もなく普通に美味しい。

漬物はごはんに合いそうなしっかりとした味わいなのだが、
さすがにこれだけでは宝の持ち腐れ。

黙ってごはんを待つことにした。



ほどなくしてごはんが。

中華料理店ではよくあることだが、
ごはんはおひつで提供される。
2人で2合程ありおかわりを考えても十分すぎる量だ。

炊き加減も絶妙で、しっかりとごはんが立っていた。



麻婆豆腐が登場。

お味のほうは良く言えば、
最近花山椒をこれでもかと効かせすぎて、
舌をぶっ壊されそうな麻婆豆腐が増えている中では、
辛さ控えめで、上品に山椒を効かせている
誰でも食べれる麻婆豆腐。

悪く言うとお上品過ぎてつまらない。

程よく麻痺する舌先に合わせて
もう少し辛さを追加してくれれば、
もっと美味しくいただけるのではないだろうか。



創業ウン十年の昔ながらのお客さんを持つ老舗では、
いつでも変わらない味で、誰もが美味しくいただける
平均的な旨さを守り続ける。

幅広い年代に食してもらうのにはこの位が丁度良いのだろう。



続いて野菜炒め。

こちらも普通に旨い。

塩加減も程よく、
ついついごはんが進んでしまうと言った感じだ。



たけのこを燕の形に、
にんじんを蟹の形に飾り包丁が入れてあり、
味も火も通りやすいようにしっかりと
切り揃えられた真面目な仕事ぶりが伺えた。



気がつけばおひつの中身もご覧の通り。

普通に美味しいと言いながらも
しっかりと食べさせられてしまうあたりが
老舗の旨さなのかもしれない。

大勢で行くのにぴったりなお店にご馳走様でした。

福新樓
中央区築地4-6-6
℡03-3541-3236 
午前11:30~午後3:00
午後5:00~ ラストオーダー午後9:00(土曜8:30)
日曜日・祝祭日定休

野菜炒め+麻婆豆腐 ¥1,050(ごはんおかわり無料!)
※2人でシェアした1人ずつの料金です

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★★☆

⇒銀座の外れの絶品中華!

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築地 女王ラーメンにて「角煮定食」をいただきます

2006-09-25 13:38:08 | 銀座・築地 中華

「女王ラーメン」
なんともすごいネーミングのお店が築地の外れにある。

場所は築地3丁目の交差点を日刊スポーツ方面に向かう左手。

一際異彩を放つお店だ。



お店の由来はオーナーのお婆ちゃまが
「王様ラーメンとかは耳にするのに
女王はないわねぇ。」という鶴の一声で決まったとか・・・

お昼時にはオーナー自らが店先に立ち、
弁当を軽快に売りさばいている。

テーブル席が主なので
4~5人で昼食を摂る際には
重宝している。

豚の角煮定食を注文した。



新香、味噌汁、サラダがついて
中々お安い¥700.
もちろん大盛りにしたので+¥100だ。



そういえば最近チンゲンサイを口にしていなかった。
実家を出てからかれこれ10年余り。

母の好物であるチンゲンサイは
週に2度は食卓に並んだものだ。



角煮を一口・・・

硬い。

ホロリと崩れて欲しかったのだが
味付けこそまずまずだが、角煮の形をした
チャーシューといった感じだ。



気になったのはこちらのサラダ。

自家製のドレッシングのざらっとした
感触はにんじんによるものだと思われるのだが、
にんじんではなさそうなのである。

いったい全体なんなんだろうか?

店内には3~4人の女王蜂たちが
働き蜂の如く店を切り盛りしている。

唯一の若手はアルバイトの男性店員クン。

女王達の隅っこで小さくなっているようすがなんとも滑稽だ。

早くて安いお店にご馳走様でした。

女王ラーメン 
中央区築地3-4-7
℡03-3541-2098 

豚の角煮定食 ¥800(大盛り¥100を含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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銀座 赤坂飯店の「坦々麺」をいただきます

2006-08-02 14:26:50 | 銀座・築地 中華

坦々麺が旨いと評判の赤坂飯店にてランチタイム。

場所は銀座松坂屋の7階だ。



水曜日は週に一度の麺大盛りサービスデーにつき
ご覧の混みようだ。

実は今日が初めての来店のため待ち時間の間、
何にしようか頭は回転しっぱなしであった。

ふと目をやるとこんな表示が・・・



1993年全中国調理大会優勝
その当時、12億人の中で一番小龍包を上手に作った人。
そう考えただけで心は決まった。



同僚と小龍包4個入りを2つずつシェアし、
坦々麺を注文する。



私自身の好みでは、先日紹介した
青山一丁目の日々谷園の坦々麺が
ここ数年では一番のお気に入りなのだが、

評判の坦々麺の実力はいかに・・・



麺はツルツルの中華麺。
私好みの麺のコシはない。



ひき肉は納得のボリューム。
スープはしっかりとした辛さで汗が止まらない。

よく、サッカーは格闘技だと言われるが
私からすれば坦々麺も十分、格闘技である。

こちらの坦々麺の評判は、
ゴマのコクとしっかりとした辛さからなのだろう。
しかし、モノには限度があるように、
いくらなんでもゴマを使いすぎなのではないだろうか。



12億人の頂点の小龍包見参!



肉の旨みがグツグツしているのがわかるだろうか?
フーフーしながら流し込む。

熱ッ旨い。

食べ物は人の好き好きと前置きしたうえで
私は日々谷園の坦々麺の方が好みであった。

味云々の前にお客さんの前で従業員を怒鳴りつけたり、
ごはんの水加減が甘いお店には中々好感は持てない。

小言とともにご馳走様でした。

本日のランチ
銀座 赤坂飯店
坦々麺+小龍包¥1,000(小ライス付き)
(¥700の坦々麺に¥670の小龍包をシェア)

甚平満足度 ★★☆☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

⇒青山一丁目 日々谷園の坦々麺

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銀座 「謝謝」で中華をたっぷりいただきます

2006-07-28 14:36:52 | 銀座・築地 中華



銀座のはずれにある「謝謝」という
中華料理屋を皆さんはご存知だろうか?

場所は銀座と言うよりは完全に新橋なところにそこはある。

銀座のはずれ、リクルート本社ビルから新橋土橋口へ
向かう僅かな距離。まさにガード下と呼ぶにふさわしい
アダルトショップの並びに、間口2m程の白いお店が
ひっそりと佇んでいる。

こちらのお店の面白いところはなんと言っても、
食べ物のメニューがないことだ。もしかしたら
あるのかもしれないが、そういった客は見当たらない。

辛さの好みを告げ、食べ物の1人あたりの予算を告げれば、
季節の旬菜を使った様々な料理を用意してくれるのだ。

お店のスタイルや構造上、
2人もしくは4人で行くのが望ましいだろう。
今回、できた同僚が報奨金でご馳走してくれるということで、
ぞろぞろと5人でお邪魔した。



最初にでてきたのがコレ。
なんじゃこりゃと思いきや麺ではなくて、

なんと豆腐だ。

下味がしっかりついているうえ、
豆腐の癖に麺に近い食感があるのだ。

完全に心を鷲掴みにされた。



このきゅうりの味付けは門外不出なのだろう。
ゴマ油、にんにく、塩プラスアルファで
しょっぱ辛旨く味付けされていて、
ビールがすすむすすむ。







矢継ぎ早に次々と登場する前菜たち。

知り合いに中華の料理人がいるのだが、
中華の料理人はその店の力量を測る際に
塩モノメニューを頼むそうだ。

塩モノはごまかしが利かなく良い素材か、
良い塩加減か一目瞭然に丸解りするというわけだ。

塩モノばかり注文されると、同業かライターかどうか
勘ぐってしまい、ついつい力が入ってしまうなどと
ぼやいていたので、中華を食べに行った際には、
塩モノだけ頼んでみるのも面白い。

もし素材が豪華になっていたり、
量が多かったりしたら完全に作戦勝ちだろう。

まぁそんな甘い話はなかなかないだろうが・・・

この店の塩加減はというと利かせるモノ、
利かせないモノのメリハリがはっきりしていて、
非常に旨く感じた。



ゴーヤの苦味をいつも以上に感じたのは塩加減の賜物か。
海老との相性も抜群で、変わったものでは揚げ餅が入っていた。



料理も醤系に移り変わりビールから紹興酒へスイッチ。
痴話ばなしも佳境へ・・・





しばらくして、麻婆豆腐と一緒に銀絲巻(ぎんしまき)
というパオが運ばれてきた。麻婆豆腐をこちらと一緒に
お好きなようにということらしい・・・



パオをちぎって麻婆豆腐を詰め込んで一口。

旨い・・・

豆腐とパオのあかちゃん肌な食感と麻婆のコクが絶妙だ。





締めには焼きそばと冒頭の豆腐を合わせた冷麺が。

「青唐辛子はそんなに辛くないのでおひとつずつどうぞ」
とのことだが、砂糖漬けの青唐辛子といえどもやはり
青唐辛子の子は青唐辛子。

おっ辛くないじゃん・・・ん、どっひゃーな辛さで、
後から込み上げてくる刺激が普段とは違った汗を
引き出してくれる。

そんなかんやでお腹の方もいつも以上にパンパンに。
いつも以上に痴話ばなしがエスカレートしていたのも
美味しい料理の賜物だろう。

できた同僚よありがとう。お店の方にはご馳走様でした。

先日の晩餐
新橋 謝謝
もろもろ食べて1人2,500+ビールと紹興酒
甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★★

※今回フラリと入店できたが予約を入れた方が良いそうだ

謝謝
東京都千代田区新橋1-13-3
03-3591-0558
営業時間 11:00-14:00, 17:00-22:00 (日祝休)

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