銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

飯田橋 神楽坂飯店にて「海老かけ炒飯」をいただきます

2009-02-27 21:22:06 | 市ヶ谷・半蔵門・飯田橋・神楽坂

最近お土産を選ぶ際に重宝しているのは
ねんりん家のマウントバームだ。

知っている人は高価なものをと。
知らない人は大したモノに感じず
食べてみてびっくりと。

人様の反応のギャップが面白いのだ。

どうしてこんな話を始めたかと言うと、
この、ねんりん家に感心させられたことが
あったからだ。

通常、賞味期限が迫ると
特価扱いをして投げ売るお店が多いのだが
こちらのお店では
「今が食べ頃!熟成マウントバーム」として
販売しているのだ。
(※事実は脱酸素材が入ったものと)
  入っていないものの違いだそうだ。

この賞味期限が迫った様を
「食べ頃」、「熟成」とする表現。

まさに目からウロコの
コロンブスの卵なのだ。



前置きはさておき、
今日はフードファイターの聖地のお話を・・・

神楽坂飯店。

テレビチャンピオンにも登場した
一升炒飯や巨大餃子のお店だ。

場所はJR飯田橋駅を神楽坂方面に出て
神楽坂の入り口に入らず右折した並び。

ごらんの冗談のような餃子や炒飯のショーケースが
程なくして出迎えてくれるだろう。



暖簾を潜ると
ご覧の様に有名人たちのサイン色紙が
所狭しと店中を埋め尽くしている。

個人的にこのような嗜好は好みではないが
フードファイター達の士気を高めるのには
一役買っているのだろう。

こちらのお店の主なメニューは

【チャレンジメニュー】制限時間60分
一升炒飯 ¥5,840(2.5㎏)
ジャンボラーメン×3杯 ¥1,890
餃子×100個 ¥9,600
ジャンボ餃子 ¥9,600

いずれも失敗したら
対価を支払うことになる。

通常メニューは

ラーメン ¥480
ジャンボラーメン ¥630
W ¥780
中華丼 ¥780
スープ炒飯 ¥780
ふかひれそば ¥3,300
餃子・シューマイ ¥480 など



一升炒飯の¥5,840は
ちょいとばかし高く感じるが
財布を気にせず食べれるものも
しっかりと準備されている。

私が注文させていただいたのは
海老かけ炒飯 ¥780の大盛りだ。

危うく自分でゴングを鳴らすという
新日本も真っ青の暴挙に出るところだったが
3ヶ月になった息子の顔がタオルを投げたのだ。

恐らく連れがいたら
完全にチャレンジメニューに
行っていたのだろうが

危ない。あぶない。



メニューを熟読しながら待ち構えていると
程なくして今日のお目当ての品が運ばれて来た。

こいつが神楽坂飯店の海老かけ炒飯の大盛り。

上から見るとフードファイターの聖地と
呼んでおきながら盛りは浅く感じてしまうのだろうが、
丼の高さが以上に高い。

もちろんご覧のような
スープ炒飯仕様だという理由もあるのだが
これならばお父さんのお腹も満足できそうなのだ。



蓮華を取り、顔を近づけると
てらてらと神々しく輝いた黄金色が近づいてくる。

旨そうだ。

どこから崩してしまおうか
米粒の塊を凝視しながら一思いにパクリ・・・

まずまずだ。
炒飯のごく強い塩加減に対して
餡の方は極力控えめに。

一緒に口に運ぶとドンピシャリな塩梅は
伊達に40年以上きり盛りして来た訳では
ないという訳だ。



海老ものせて更にパクリと。

なるほど。

海老を味わせるための配分でもあったのだ。

スイスイと都合5分のあっという間の完食だった。

食べ終えてみて丼を振り返ると
もう一味。

食材で補える変化が欲しいと
感じてしまった。



その変化をジャンボラーメンに
求めようか求めまいかとしばしの葛藤をして
最終的にはグッと我慢の道を選択した。

こちらのお店。

一番食べてみたいのは
ジャンボ餃子のチャレンジメニューだ。

作る手間や準備もあるので
他のチャレンジメニューに予約は必要ないが
このジャンボ餃子だけは予約が必要だという。

どなた様かの日記で
チャレンジしないで数名で
その大きさを堪能された方がいらっしゃったが
私もその手でどんなもんか試してみたいと思う。

2人で割る¥4,800。
3人ならば¥3,200。

どんだけ餃子を喰った感を
得られるのかと思いながら
ご馳走様でした。

神楽坂飯店
新宿区神楽坂1-14 
TEL03-3260-1402
11:00~23:00(土・日・祝は22時まで)
年中無休

海老かけ炒飯 ¥780(大盛り料金含まず)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチを・・・

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう

飯田橋 KENTASにて「サイコロステーキ300g」をいただきます

2007-12-19 17:46:13 | 市ヶ谷・半蔵門・飯田橋・神楽坂

私が駆け出しの頃から
私の仕事に手を貸してくれていた
女社長が亡くなった。

突然の出来事で言葉を失ってしまったのだが
くも膜下出血だったそうだ。

女手ひとつで娘さんを無事に結婚させて
ひと息ついたタイミングでの出来事だったのだが
仕事を一人で抱え込み大変な苦労をしていたのだろう。

今まで大変お世話になりありがとうございました。

今日は丁度久しぶりの飯田橋で
何を食べようかと試行錯誤していた際の凶報だったのだが、
その時電話を受けたのはこのお店の前だった。



神楽坂飯店。

巷のフードファイター諸君には
なんとも有名なお店なのだが
ここのフードファイトメニューはもの凄い。

一升チャーハン 失敗したら ¥5,840
餃子100個 失敗したら ¥9,600
ジャンボ餃子 失敗したら ¥9,600
ジャンボラーメン×3杯 失敗したら ¥1,890

いつかいつかと思いながら
食べず仕舞になっていた一升チャーハンを
体調の良い今日この日ならと思っていたのだが
フードファイトはメンタルが重要だ。



故人のことを考えると
こんな処で呑気に構えている訳には行かなかった。

並びの回鍋肉の店にしようか
薄暗い店でステーキでも食べようかと考えて
次なるお店に向かった。

KENTAS。

1階はカウンター6席のみで
さらに通路は30~40センチしかない
洞窟をイメージしたというこのお店。

こんな日にはぴったりだと
入店させていただいた。



こちらのお店。

中から見ると本当に狭いのがよく判る。
入り口には炭の焼き場があり今日のランチタイムは
マスターではなくお姉さまがお店を切り盛りしていた。

昼時のメニューは
サイコロステーキ 150g ¥680
         300g ¥1,310
ライス      小    ¥160
         中    ¥210
         大    ¥310

とシンプルの極みだ。



こいつの300gを
醤油とマスタード、和風ソース、ドミグラスソースの
3種類の中からドミグラスを、
焼き加減はミディアムで、
ライスは中盛りで注文させていただいた。

もちろん注文してから焼き始めるのだから
10分程度の時間を要するのだが
狭い薄暗い空間が高ぶった気持ちを
随分と落ち着けてくれた。



やってきたのはこの姿だ。

付け合せはにんじん、インゲン、コーンと
オーソドックスなものが並んでいるが
にんじんの甘さ、焼かれてやや焦げた
コーンの味は肉にかぶりつく相方としては
もってこいのものだった。

肉はオーストラリア産で、
熟成させてから出しているとのことだが
昔の記憶はとうに失せてしまっている。

どんなものだっただろうか・・・?



まずは何も付けずにパクリ・・・

値段相応の肉質が口の中に広がった。

まずまずだ。

続いて塩・胡椒でパクリ。
ドミグラスに漬けてパクリ・・・

しっかりと作られたドミグラスは
ソースとしては申し分ないのだが、
せっかくの牛の味を噛み締めるのには
塩・胡椒の方が相応しかった。



お察しの良い方は
私の会社が昔は市ヶ谷にあって
今の青山一丁目に移転する前までは
僅か1駅のこの飯田橋・神楽坂界隈で
芸者相手にブイブイ言わせていたのだろうと
想像されてしまったのかもしれないが
昨年来の神楽坂ブームが巻き起こる随分前から
この辺りのお店にも随分と通ったものだ。



神楽坂飯店は次回のお楽しみと
言うことにさせていただくのだが
KENTASという穴蔵の
変に落ち着く狭さを肉汁と共に
味わっていただきたい。

ご馳走様でした。


ステーキ・ケンタス(KENTAS)
TEL 03-3235-7669
新宿区神楽坂1-14東邦ビル1F・2F
11:00~15:00 17:00~1:00
日・祝 17:00~23:00
年中無休

サイコロステーキ300g ¥1,520
(ライス並 ¥210を含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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市ヶ谷 ラ・タベルナにて「カルボナーラ」をいただきます

2007-10-30 16:52:06 | 市ヶ谷・半蔵門・飯田橋・神楽坂

久々に市ヶ谷に行ってきた。

市ヶ谷というと前回ラ・タベルナというお店の
牛薄切りステーキをご紹介したのだが、
お寿司屋さんのあなご丼やインドカレー、
キーマカレーのお店やフレンチ、沖縄料理のお店など
まだまだご紹介したいお店は沢山ある。

今日はどこのお店かと言えば前回と同じ。

前回ここのカルボナーラが大好きだという方がいたので
私も未食のここのカルボナーラを喰っておかねばという気になったのだ。



場所は圧倒的に麹町の駅の方が近い。

日テレ通りの左手を市ヶ谷方面に進めば
左手の2階にその店はあるのだ。

こちらのお店、¥900以下のパスタメニューは
一律¥1,000で食後の飲み物またはサラダを付けてくれる。
オニオンスープが全ての食事に付いてくるのが判っていたので
私はサラダを予定通りのカルボナーラと一緒に、
決め台詞と共に注文させていただいた。

ちなみに大盛りは¥250増しとちょいと値が張る。



最初にやってきたのはサラダだ。

ビネガーの利いたイタリアンドレッシングは
圧倒的に酸性な私の体をビタミン群と共に浄化してくれた。

野菜の鮮度も生きたもので、
¥150~¥200程度で食べられるのならば
注文するべきメニューだろう。



オニオンスープは前回ご紹介した通りだ。

気になる方は前回の絵面はなかなか衝撃的なので
巻末から確認してみて欲しい。

このスープも場を凌ぐような粗末なものではなく
¥200程度は払っても良いと思える
しっかりとした仕事をしている。



注目のカルボナーラがやってきた。

下の写真を見て欲しい。
こちらのお店。もともと量には定評のあるお店なのだが
普通の平皿ではなく大きなスープ皿のような
底の高い器で盛ってきてくれた。

要するに見た目以上にたっぷりとあるのだ。

皆さんご存知のようにパスタの原価は非常に安い。
ただ単に量が多いだけでは¥1,250には
とてもとても見合わないのだがはたしてその実力は・・・



おい!甚平。そんなにがっついても巻き取れないだろう。
という量を無理やり絡めてパクリ・・・

旨い。

クリーム系のソースは飽きやすい。の定説を覆せるように
カルボナーラにガーリックの風味を利かせている。

先ほどの器も量を盛るための器なのではなく
ソースがたっぷりと絡んでこそのカルボナーラと
アツアツのクリームソースをたっぷりと受けてくれるように
大きなスープ皿を使っていたのだ。

できるかぎりさっぱりと。且つ芳醇に。
しつこさはスッとにんにくの風味が拭いさってくれるように。

ソースの出来は申し分なかった。



ソースの出来は・・・で察しの通り、
パスタにはエクスキューズが付く。

茹で時間が45~60秒程長すぎる。

おそらくパスタだけで茹であがった時点では
ギリギリ芯の残るか残らないかといった按配なのだろうが
アツアツソースをたっぷりと使ったこの皿では
お米でいう蒸らしを計算してパスタは固めに茹で上げなければ
ソースの熱で伸び上がってしまう。

そう。今日のパスタは
完全に湯だってのぼせ上がってしまっていたのだ。



同僚はアラビアータ+牛薄切りステーキという
完全にデブートキャンプなメニューを平らげたのだが
アラビアータの方もソースの出来栄えには驚かされるも
パスタの茹で加減にはがっかりさせられてしまっていた。

逆にパスタは面白いもので
ソースが酷くても茹で加減次第で全然食べれてしまう。

わが家の家訓のひとつ。
「冷めたピザ。伸びた麺は喰うべからず。」に
完全に抵触してしまった。



これまでこの店ではハンバーグや牛肉が
バターライスと炒めた大量のパスタに
のっかったメニューばかりを食べてきたのだが
味付けが良いのを踏まえると、パスタを頼む際には
「パスタ硬茹でにしてください。」と
ラーメン屋での注文をしなければならないのが残念だ。

イタリアンを自負するのならば
こんな言葉をかけるのは本当は失礼なのだが
好きなお店なので叱咤激励させていただきたいと思う。

ご馳走様でした。

ラ・タベルナ
千代田区六番町1-1恩田ビル2F
TEL03-3262-8946
年中無休

カルボナーラセット ¥1,250(大盛り¥250増しを含む)

甚平満足度 ★★▲☆☆
甚平満腹度 ★★★★▲

⇒ ラ・タベルナ名物牛肉の薄切りステーキの巻
・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチ3連射を・・・

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半蔵門 天重にて「あなご丼」をいただきます

2007-09-13 21:08:44 | 市ヶ谷・半蔵門・飯田橋・神楽坂

瞬間湯沸し器とは正反対の私の性格を持ってしても
久しぶりにあっと言う間に湯が沸く程の嫌な思いをしてきた。

せめて頭の温度を
旨いもんでも食べて下げようと思いついたのだが、
ここは未開拓の地。半蔵門。

右も左も判らないので駅の周りをぐるっと回って
目に付いた暖簾をくぐることにした。

天重。

その名の通りの天麩羅屋なのだが、



場所は半蔵門の交差点を永田町方面に進み、
右手のマクドの先をさらに右手に曲がったところに
ご覧の暖簾を見つけられるだろう。

店の前に手製のメニューがあったので
注文を決めてからと思い立ち尽くした。

海老、小柱、あなごの天丼 ¥1,300
天丼、鳥丼 ¥800
マグロ丼 ¥750
讃岐うどんと天丼のセット ¥900

うどんのセットが無性に気になったのだが
セットにありがちな少量コンビでは
今日の腹の虫はおさまらない。



結局、中に入って女将に聞くことに・・・

女将曰く、

「あちらのお客様をご覧ください。」
「うどんのセットは主役がうどん。」
「お腹が空いていらっしゃるのならば丼モノがよろしいでしょう」
とのことだった。

結局、忠告の通り
最近口にしていなかったあなご丼を
十八番の大盛りで注文させていただいた。



数分でやってきたのがこちら。

赤出汁に新香、それから衣を軽やかに身に纏ったあなごと
季節の早い蓮根がのった天丼で一揃えだ。

遠目にはししとうの存在に
気付くことができなかったのだが、
箸を割った拍子に目の中に飛び込んできた。

まずは蓮根からいただいてみた・・・



蓮根の旬は秋から冬にかけて。

今の季節ならば茄子やさつまいもといった食材が
付け合せの天麩羅としては大道なのだが

根菜のシャキッとした食感と
タレでもそっとした衣の食感がなんとも面白おかしな感触で、
タレこそ私には甘めすぎたがへこたれることなく食べさせてくれた。



続いてあなごに箸を伸ばす。

正直、タレの甘さがあなごの白身に勝ってしまって
美味しくいただけるのかどうかこちらの方にも
気掛かりをこさえていたのだが、

これが以外や以外。

あなごの白身の味に甘ダレが思いのほか干渉せず
脂の落ちたあなごの淡白な白身を堪能することができた。



こちらのお店。

ごはんの炊き加減が素晴らしかった。

天丼のごはんはこの位で炊きなさいと
手本を見せられるような按配で
後から加わる水気を計算し尽くしたような
出来栄えだ。

旨い。

タレかけごはんだけで3杯は喰えそうだ。



赤出汁は出汁よりも味噌に分のある仕上がりだ。

この味はどこぞの地方では
スタンダードな味付けなのだろうが
好みが大きく分かれそうだ。

味噌の酸味が利いた味噌汁は
私はあまり好みではない。



食事を終えてみて
ふとNHKの「どんと晴れ」を思い出してしまった。

岩手の老舗旅館が数年先に廃れることのないように
経営改革を推し進めている最中に起きた出来事を
丁度綴っているのだが、

天麩羅屋で讃岐うどんやマグロ丼。

板場は昔ながらの天麩羅屋なのだが、
ランチ不毛の地と思わしき半蔵門界隈で
毎日は厳しいにせよ週に3度はお店に来てもらえるようにと
考えに考え抜いた結論のように勘ぐってしまったのだ。

真偽こそわからなんだ、頑張って欲しい。

ご馳走様でした。

天重 本店  
千代田区麹町2-7
TEL03-3261-2165 
11:30~14:00 17:00~22:00 
日曜祝日定休

あなご丼大盛り ¥1,300(大盛り無料!)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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市ヶ谷 ラ・タベルナにて「牛肉の薄切りステーキ」をいただきます

2007-05-15 13:02:42 | 市ヶ谷・半蔵門・飯田橋・神楽坂

昔むかし、初めて社会に出たのが
市ヶ谷のオフィスだった。

今日は会社の健康診断で
偶然にもこの市ヶ谷に舞い戻ってきたので
懐かしいお店の中からラ・タベルナを選択させていただいた。

こちらのお店は市ヶ谷というよりも
むしろ麹町の方が近かったりもするのだが、
旧日テレに程近いこのお店に変わりはないのだろうか?



こちらのお店の特徴は
なんと言っても大盛りの量だろう。

日テレがあった頃の面白いエピソードは
私の隣りで偶然にも内山君がマネージャーさんと
一緒に食事をしていたのだが、
内山君が漏らした「もう喰えないよ」の一言が
今でも耳を澄ませば聞こえてくる。

懐かしかったので昔は一番注文していた
牛肉薄焼きステーキをもちろん大盛りで注文した。



しばらくして、オニオングラタンスープがやってきた。

古くなったバケットの捌け口ではなさそうだ。
写真では見えないがこんなに!と驚くほどの
玉葱のみじん切りがコンソメに
十分な甘味を与えてくれていた。

うん。旨い。



久しぶりのご対面だ。
こちらがラ・タベルナの牛肉の薄切りステーキの大盛りだ。

薄切り牛肉2枚が
バターライスとバジルと塩で味付けされた
てんこ盛りのスパゲッティの上にのってくる。

当時はこの様相にギョッとしたものだが私も歳をとった。
もっとギョッとするものを見てきたからなのか
昔ほどの衝撃を受けなくなってしまったのだ。



肉の上に絞り出た肉汁のたまりが・・・

もう我慢できない。

ナイフとフォークを走らせて
お肉の汁を大事に大事にこぼさないようにしながら
口の中に運び入れた。

十分だ。

OGビーフでなく国産だったら失礼だが
やや固めよりのお肉も焼きたてならば
十二分に美味しくいただける。



生ハムとアボガドのスパゲッティや
ゴルゴンゾーラとフレッシュマッシュルームのペンネ、
するめいかのビネガー風味、子牛のカツレツパルマ風など
未食の食べたいメニューもまだまだあるのだが
満腹中枢は8割以上刺激だれたので
今日は手仕舞い。



なかなか素晴らしい量なので
ペース配分を間違えるとひたすら
バターライスを食べるハメになるのでご注意を。

戦後育ちのおじちゃん達は
とにかく満腹になれることが幸せだったからと
サラリと店のウリを言い放つ。

市ヶ谷には大好きだったPORKという
ドイツ料理屋があるのだが、
こちらの方は随分と変わってしまった。

変わっていないことにホッとしつつ
ご馳走様でした。

ラ・タベルナ
千代田区六番町1-1恩田ビル2F
TEL03-3262-8946
年中無休

牛肉の薄切りステーキ ¥1,250(大盛り¥150増しを含む)
※ディナータイム並盛りは¥1,300です

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★▲

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