銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

天神下 大喜にて「鶏そば」をいただきます

2008-03-31 13:31:05 | 水道橋・神保町・御茶ノ水・小川町・本郷

先日は沢山のお祝いの言葉をいただき
ありがとうございました。

日記をやっていて嬉しいことは、
まさに今回のような際に
活字だけの接点で知り得た方々からいただくお言葉。

結構嬉しいんです。

弥生の月は結局とほほな更新頻度だったのだが
終わり良ければ全て由。

気を取り直して参りたい。



今日はここ2週間の
飲まず喰わずな忙しさを回想するのではなく、
忙しいのに食べるから余計忙しくなってしまった
ことをご報告したい。

大喜。

テレビでも美味しいラーメン屋として有名なこのお店。
訪問するのは初めての出来事だ。

場所は湯島天神の畔。

私の日記は
このラーメンというジャンルの食べ物が
そんなにも多くはないのだが、
理由はいろいろとある。

昔ほど脂と戦えなくなってきたこと。
嫁のDr.ストップがかかりやすい
食べ物であること。などなど。

挙げれば片手くらいの理由は
すぐに見つかってしまうのだ。



こちらのお店のシステムは
並びに加わり呼ばれたら
店先の券売機で食券を購入して
再び並びに戻るというものだった。

開店が11時30分なのだが
丁度、近所の客先の打ち合わせが
11時20分に終わったので
部下のゴン太と一緒に行ってきた。

私は初めてだったので
ちゃーしゅーめん 950円に引かれながらも
とりそば 850円を煮玉子¥100付きで。

3度目の来店のゴン太が
つけそば 750円に引かれながら
うめしおらーめん 780円を
それぞれランチタイムは¥50円という
肉付きライスと共に注文させていただいた。



開店と共に満席になった店内で
7分程でお目当てのとりそばの登場だ。

なるほど。

大喜の初心者は
玉子が半分入っていることを知らずに
玉子ラーメンと名前が付きそうな仕様にしてしまっていた。

白髪葱、しなちく、かいわれに春菊、
鶏ひき肉と鶏モモ肉のダブルパンチで一揃えだ。



立ち昇る香りと
見た目の透明感だけで
スープ自体はとてもはんなりなものであることが判る。

このひき肉ともも肉を入れる力加減は
男心を知り尽くした老獪な太刀筋。

私だけかも知れないのだが
ジャンルの異なるキーマカレー。

学生の頃に手を伸ばさなかった理由は
お腹がいっぱいになりそうにないから・・・



この微妙な男心を見事に鷲掴んでいるのだ。

まだ少し痛む肩をかばいながら箸を割り、
さっそくスープからいただいてみることに・・・

うん。旨い。

お店のHPに出過ぎない
匙加減を心掛けているとあったが、
九十九里の煮干もモンゴル産だという岩塩も
見事な打ち消しあいで鶏ガラに染込んでいる。

お店の方が近所の常連さんは
ほとんどがこのとりそばを注文するのだと言っていたが、

なるほど。

ラーメンにして毎日食べれそうなラーメン。

それほど出すぎていない優しい味だった。



麺の方は極めて細めだ。

麺類のたんびに豪語する
わが家の家訓の通りの硬めで茹でていただいた。

麺には好みがあるのだろうから
私の好みだけを言わせていただくと、
原宿 ばさらか、新宿 桂花、
秦野だったかな?私は品達でしか食べたことのない
なんつっ亭。

共通項が見出された通り
熊本・阿曽系のラーメンによく使われる
麺が私の好みなのだ。



ただし、このとりそばには合っていましたが・・・

具材のバランス。

こいつはスープの加減以上にバランスが良かった。
そもそもラーメンに入ったかいわれで
感心させられたことはなかったのだが、
葱とかいわれの辛味が上手に
スープに丸め込まれていたのだ。



チャーシューの佃煮入りライス。

こいつが¥50というのは
世のお父さんには嬉しい話だ。

こいつを3杯も食べれば
鶏もも肉で解消されたはずの男心も
メロメロの部類に入るのだろう。

世に聞く大喜。

毎日食べれるからといっても
私は毎日は食べたいとは思わないが、
醤油やとんこつ、味噌では感じることの難しい、
とは言っても塩でも難しいのだが・・・
毎日ラーメンを食べさせることを考えると
こうなるのではないかという
一つの回答をいただいてきた。

ご馳走様でした。

大喜
〒113-0034
文京区湯島3-47-2白木ビル1F
TEL03-3834-0348
11:30~15:00
17:30~22:00
日曜定休(祝・祭日は昼のみ営業)

とりそば ¥850(味玉¥100ライス¥50を除く)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう

新宿 鳥茂にて「レバ刺し」をいただきます

2008-03-28 11:49:05 | 新宿

忙しい日々に後ろ髪を引かれながら
しなきゃしなきゃと思っていた日記の更新の
背中を押してくれる出来事があった。

実は一昨日まで嫁の母上が息子(嫁の弟)の大学の卒業式で
5泊6日甚平宅への旅で上京していた。

平日は午前様の私に会う機会も少なく
夫婦生活は大丈夫なのか?と不安に思わせるような
働き尽くしの毎日だったのだが、
休日に母親同士で旨いもんでも食べてもらおうと
新宿屈指の串焼き屋「鳥茂」を
ご案内させていただいた。



そうそう、このしだれ桜。

1週間前に渋谷の路上で咲いてました!なんて
ご報告をするつもりで撮っていたものなのだが
開花宣言はされるわ、ソメイヨシノも咲き始めるわで
全く意味のないものになってしまったのだが、
それにしても今年は早い。

今週末がピークになりそうなので
週末の皆さんの日記には宴会話に
花が咲くのだろう。



話は戻って鳥茂だ。

前回は写真が真っ暗になってしまって
旨そうにも何ともない日記をお届けしていたのだが、
ここは私の説教部屋という活字で
思い出していただけただろうか?

小さい頃から親父に連れられていった場所なのだが
今回はお恥ずかしい衝撃の事実をまずはご紹介したい。

親父にも「焼き鳥喰いに行くぞ」。
お店の名前も「鳥茂」。

豚串が目立つとは思っていたのだが、

実はこちらのお店、
牛こそあれど鳥メニューは一切なかったのだ。

ガビ~ン!(古っz)



前回の日記を読み返してみても
鳥のないお店を大好きな焼き鳥屋と言っている始末。

穴があったら入りたいとはこういうことかと
30数年生きてきてようやく知ることになったのだ。

恥ずかしすぎる・・・

普段ならばこんなみっともない低落をさらした瞬間に
自己嫌悪から引退を宣言してしまいそうなのだが、
マイペンライ。マイペンライと
今日はタイ語で切り替えしてしまうような
ハイテンションなのだ。



そうそう。

この日の鳥茂はちょっとしたアクシデントがあった。

開店準備をしていた矢先。

若い職人さんが油を足に被らせてしまい
開店早々に救急車を呼ばなければならない事件が起きた。

滅多にあることではないのだが
無事に回復することを影ながら
祈らせていただきたい。



こちらのお店に初めて行かれるのならば
¥3,000の串焼きと刺身の付くコースに
お酒を合わせるのが良いだろう。

自慢の串焼きに新鮮な刺身を
数種類合わせていただくことができるのだ。

この日はレバ刺し、牛ロース刺し、ガツ刺しを
一緒にいただくことにした。

新香と玉葱の和え物を食べながら
激旨な串焼きを待たせていただく・・・



最初にやってきたのはこちら。

レバ焼きだ。

越後の母上様の
喜んでいる顔を見ながらパクリと・・・

旨い。

皮脂膜を歯で押しつぶすような何とも言えぬ食感から
むをっと立ち昇るレバの濃厚な旨み。

何ともいえない旨さだ。



続いて牛トロ焼き。

葱まみれのこの姿。こいつも旨いのだ。

ビールから純米酒に替えて
母親同士の世話話を聞きながら食べる。

旨い。

こちらのお店の仕入れ。
銘柄は特に意識はせずに
肉屋にはその日、一番良いものを
持ってくるように指定しているそうだ。

横浜旅行の際の元町、梅林も
同じことを言っていたのだが、
考えてみるともち豚や近江牛じゃなければ
駄目だと言うよりは、今日は三元豚と米沢牛が良いなどと
その日その日の旬を提供すれば良いと言うのは
理に適っている。



刺身がやってきた。

まずはレバを何も漬けずに食べてみる・・・

旨い。

臭みのないレバには
次はちょびっとだけ醤油を
使っていただくことにしよう。



続いて牛ロース刺しを。

牛ロース刺しは
私が愛して止まない焼肉屋。

水道橋の京城の上ロースの
甘ダレが引き出す肉の甘味を堪能することが
極楽浄土の近道だと心得ているのだが、
ここの肉そのものの儚い甘味を
舌全体の感度を鋭敏に高め
探るような食べ方も悪くはない。



続いてやってきたのはタン焼きだ。

肉厚に切られたぷりっとした食感と
しっかりとした旨み。

こいつは旨い。

レモンはあんまりぶっかけないで、
スッとした香り程度を愉しむ嗜みで
存分にいただいた。



続いてつくねだ。

酔いもまわって串焼きを1本
撮り忘れているような気もするのだが
こいつで一揃えだったかな。

このつくね。

軟骨のコリッとした食感がアクセントとなり
辛めのタレが閉じ込められた脂と一緒に
腹をずっしりとした方に持ってゆく。



箸休めに出してくれたこのトマト。

凄かった。

越後の実家や高知で食べた絶品トマトに
勝るとも劣らない野菜ではなく
果実を食べるような感覚。

なかなか味わえるものではない。

母親同士が集まれば
話の話題はいつ孫が見れるのかと言う
息子たちへの叱咤激励が主なもの。

小さくなりながら
会話をやり過ごしてはいたのだが
人生は面白い。



母上が越後に帰った次の日に
嫁が妊娠していることが判ったのだ。

甚平が父親になるという訳だ。

まだ5週目なので
2ヶ月は動向を見守らなければならないのだが
忙しさを置き去っても日記を
書かせてしまうこの喜び。

無事に生まれてくれればそれで良い。

エコーでは米粒のようなこの子供。
私も嫁もかってに女の子だと思っている。

男の子ならサッカー選手。
女の子でもサッカー選手。
野球は見せない親のエゴを楽しみに
待とうではないか。



冗談はさておき、
最後に出てきたこのスープ。

今日起きた救急車騒ぎは
きっとこいつの仕業だったのだろうが、
塩の加減が素晴らしい塩梅だった。

作り直したのか、
もうひとつの寸胴だったのだかは判らないが
怪我人が出て開店が遅れることへの応対や
弟弟子を気遣う真剣さ。

改めてこのお店を
好きにさせていただいた。

平日の夜のピーク時の対応は
荒い荒いと言う人もいるが、
落ち着いて飲みたければ
5時の開店を待ってカウンターで
飲むのが良いだろう。

鳥がないのはびっくり仰天
恥ずかしい話だったのだが、
美味しい串焼きをご馳走様でした。

鳥茂
渋谷区代々木2-8-5
TEL03-3379-5188
16:30~1:00
日曜定休

おまかせ ¥3,000(刺身付き、酒代を除く)

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
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日本橋 平田牧場にて「ロースかつ」をいただきます

2008-03-21 13:34:11 | 東京・大手町・日本橋・京橋・三越前・竹橋

ご無沙汰様です。甚平です。

8日ぶりですか・・・

それというのも
12月の年末進行以上に忙しい今年の年度末進行の賜物。

お客さんの決算に合わせて
商売繁盛なのはありがたいのだが
食事も落ち着いて取れないのはちょいと問題が・・・

たまたまVVV6を昨日は見てしまい、
物を申したく筆を取らせていただいた。



実は、テレビのとんかつランキングなんかで
必ずと言っていいほど紹介されてしまう平田牧場に
そんなに旨かっただろうか?と
確認したくて行ったばかりだったのだが、
昨日の番組でまたまた登場してしまったのだ。

タイムリー。

場所はコレド日本橋。

日本橋駅直結なので
誰でもご存知なことだろう。



こちらのお店の特徴は
とんかつという女性が好まない食べ物を
あっさりとした肉の旨みが美味しいと言わしめる
植物性の飼料で育てた三元豚のお味だろう。

私は通算4度目の来店なのだが
今までの感想はどれもそんなに・・・
と言ったものだった。



一番気になっていたことは
何をもって芸能人たちがジーザス!と叫んでいたのか
知りたくて知りたくて確かめたくなったのだ。

14:30という
ランチタイムの残り時間が30分という時間帯で
ガラガラの店内にドシンと腰をおろす。

一通りメニューを見て
注文したのはロースかつ¥1,300。



最初にやってきたのは
香の物とすり鉢。

サラリーマンはサラリーマンらしく
胡麻でもすってろと言うことではもちろんだが、
何だかニヤつきながら
胡麻をすってしまった。



7分程度だろうか?

お目当てのロースかつが
ごはんと味噌汁を引き連れてやってきた。

旨そうだ。

箸を割ろうとして
油がそんなに匂っていないことに気が付いた。

油のブレンドは判らないが
胡麻油のような誰でも判る強い香りは
使っていても10%程度であろうと思われるような
塩梅だったのだ。



最初は何も付けずにパクリとやる・・・

旨い。

豚の臭みがほとんどないロース肉は
衣の味だけで十分に堪能できる。

続いて塩をふって食べてみた。

衣と塩気が豚のあっさりとした旨みを引き出して
かけすぎなければこいつが一番良い。



すった胡麻に2種類あるソースを
それぞれ少しずつ入れて試してみる・・・

あぁ。納得した。

以前、食べた際にあんまりと思わせていたのは
このソースが起因していたのだ。

ソース単体で舐める分には
香りの高い美味しいソースなのだろうが、
こいつと白胡麻であっさりとんかつを食べてしまえば
何を食べても同じ印象しか残らないだろう。



肉や衣の工夫で
女性に門戸を開いたまでは良かったが
ソースがそれを台無しにしてしまっていたと言う訳だ。

ごはんの仕上がりにしろ、
味噌汁の出来栄えにしろ、
しっかりとした仕事をしているので
こいつは相当にもったいなく感じてしまうのだ。



逆にソースが感心したお店と言えば
銀座の矢場とんだ。

名古屋味噌かつのイメージが強いが
あそこの普通のソース(味噌でない方)は
買って帰るほど素晴らしい
とんかつのためのソースだと思う。

ソースの加減は個人の意識でも
十分に対応できるものなので、
そこに目くじらを立てるのは良くないとの意見も
お在りだろうことは判っているのだが、
私がこの体型を維持するためには、
豚と衣とソースが
渾然一体に絡み合ったとんかつが必要なのだ。

3月末までは不定期の更新が続いてしまうが
偉そうに言わせていただいた。

ご馳走様でした。

平田牧場 COREDO日本橋店
中央区日本橋1-4-1COREDO日本橋4F
TEL03-6214-3129
11:00~15:00
17:00~23:00

ロースカツ ¥1,300(ごはんのおかわり無料!)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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虎ノ門 港屋にて「肉そば」をいただきます

2008-03-13 12:18:16 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

東京の梅が咲きはじめた。

実家には1本だけ梅の樹があり、
鶯なんかが留まり始めると春を感じたものなのだが
昔は気分も浮ついた春の季節も
歳を取るとず~っと冬でいて欲しいとさえ
思うようになった。

そう、私は4月生まれの冬が大好きな暑がりなのだ。

暑がりの部分は皮下脂肪云々といった
医学的なご指摘は一切受け付けないので
その点はあしからず。



実は今週末、
神谷町のお得意先が大門に引っ越すことになり
神谷町界隈に出没することが減ることによる不具合を
今のうちに堪能することで解消しておこうと
愛宕の真っ黒な道場に行ってきた。

そう、港屋だ。

時間は11時40分。

11時30分開店のこのお店。
12時あたりは太刀打ちできないような
混雑を見せるので身軽なデブの本領を発揮して
凄まじいスピードで神谷町からの
10分ほどの道のりを消化した。

セーフ。

これならば10分待ち位で済むだろう。



こちらのお店。

どこが一番近いかと聞かれれば
間違いなく虎ノ門だろう。

虎ノ門駅にあるりそな銀行の交差点、
西新橋1丁目の交差点を愛宕神社方面に左手で徒歩5分。

写真の黒い建物を
見間違うことなく見つけられるはずだ。

上の写真がお店の看板?なのだが、
この小さな表示を見つけるよりは
黒い物体で認識するのが間違いないのだ。



5分程でお店の入り口に行き着いた。

道場と言っていたのは
この様相を思ってのこと。

男たちが一心不乱に蕎麦を喰らう姿。
剣道、柔道、茶道ときて蕎麦道なのだ。

入り口右手で食券を購入し
奥の蕎麦場で食事を待ちながら
稽古場の空き具合を今か今かと待つ。

広くはない店内は
いつでもこんな熱気に満ち溢れている。



こちらのお店のメニューは

もり ¥600
海苔もり ¥700
胡麻もり ¥700
海苔胡麻もり ¥800
肉そば(冷) ¥850
鶏そば(温) ¥850

せっかく小川町のつじ田を日記にあげていたのでと
肉そばを大盛り¥100増しで
注文させていただいた。



こちらが港屋の肉そばだ。

大きなどんぶりに
大量の蕎麦と肉、
その上には葱と海苔と白胡麻が
これまたどっさり。

つじ田の開店当初の肉そばの画像を
覚えている方からするとつじ田にそっくりと
思う方がいるかも知れないが、
つじ田がそっくりだったのだ。



つけ汁はご覧の通りのラー油がたっぷり。

舌先にぺロリと運ぶと
そばつゆの甘味の方をこのラー油が
相も変わらず存分に引き立てているのが判る。

昨日の日記で
ととやのささみ和えの白胡麻について
ちょいとばかしふれさせていただいているが
白胡麻の甘さ。

この仕様ならば
またまた痛感させられるのだろう。



まずは蕎麦からパクリとやった・・・

蕎麦の風味を愉しむのには
白胡麻は邪魔もの扱いされがちだが
それならばもりそばを頼めば良い。

しっかりと〆られたコシの強い蕎麦は
そば粉は何割なのだろうか?

邪魔者がいたといえども
風味よりも喉の通りを愉しむ蕎麦だ。



ラーメンやつけ麺に慣れている世代としては
こういうお蕎麦は全然ありだ。

蕎麦屋によっては
そばつゆを最初に蕎麦湯で割ってしまって
出汁を飲みながら蕎麦と山葵だけで食べるような
食い方をすることもあるのだが、
これはこれで、どっぷり漬けてみたり、
ちょいと漬けてみたり、一切漬けなかったりと
あの手この手で愉しませていただいた。

とはいえ、一度ラー油で引き立てられた
出汁の甘味が舌先に残っている限りでは
大差は生まれにくい。



つけ汁がこんなになるまで
たっぷりといただいたのだ。

港屋とつじ田。

どっちがお奨めかと聞かれると
これは難しい質問だ。

前回食べたつじ田の肉そばならば
今の港屋の肉そば。

前々回食べたつじ田の肉そばならばつじ田。

港屋は型ができていて、
つじ田は型を求めて進退化を続けている。



私、つじ田君も好きだけど港屋君も好き。

八方美人な女の子のような答えが
心の内なのだろう。

ラー油で引き出される出汁の甘さを
ラー油がスパンと後を絶つ。

消化は良いがちょぼっとしか出てこない
そば粉の風味を愉しむのも良いが
ドカッと蕎麦のコシや喉越しを
嫌になるまで愉しんで行け。

お店側のメッセージは
私は喜んで受け入れる口だったのだ。

ちなみにお店を出たら
並びが完全にアウトでした・・・

ご馳走様でした。

港屋
港区西新橋3-1-10
TEL03-5777-6921
11:30~17:00 17:30~馬なりで・・・
土・日・祝日定休

肉そば ¥950(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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築地場外 ととやにて「つくね焼き鳥丼」をいただきます

2008-03-12 12:24:45 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

八千代、たけだ、高はし、江戸川、大和、寿司大、
つきじ食堂、大森と来た所で思い出したことがあった。

「名店に名物女将あり」

この言葉を聴いて思い当たるフシは
皆さん思い思いにお持ちなことだろう。

私が知る築地の名物女将と言えば、
個人的に嗜好が合う大勝の大女将と
焼き鳥丼のととやの大女将だ。

ととやには随分と行ってなかったので
久しぶりに大女将の元気な姿を
確認しに行ってきたのだ。



ととやの場所は判りやすい。

晴海通りを勝どき橋に向けて
右手を歩いて行けば誰でも見つけられるだろう。

時間は14時5分前。

ランチタイムもロスタイム5分な時間帯に
外見がいかにも腹が減ってますな大男が入ってきたのだから
お店としてはたまったものではない。

まだいいかい?と断わりを入れて
申し訳ないのだが久しぶりの極上の味に
ありつかせていただいた。



こちらのお店のランチタイムのメニューは

焼き鳥丼 ¥1,100
つくね焼き鳥丼 ¥1,100
サービス丼 ¥1,000
焼き鳥そぼろ丼 ¥900
五目そぼろ丼 ¥750

こいつにスープとささみ和えの付いた定食は
¥400増しで、大盛りメニューは
ご覧の通りの充実ぶりなのだ。

大盛りメニューの端っこに
「その他調整致します」と書かれているが
この時間ではどんな調整をしてもらおうかなどと
考えるのは野暮もヤボ。



前回、もも肉とつくねののった
サービス丼をご紹介していたので
おしりのお肉ともも肉ののった焼き鳥丼にしようか
はたまた焼き鳥そぼろ丼にお肉を追加しようかと迷った挙句
前回のヴィジュアルがそのまま大きくなるだけの
焼き鳥つくね丼定食を得意の大盛り¥300増しで
注文させていただいた。

だって、つくねは外せないんですもん・・・



これがととやのつくね焼き鳥丼だ。

こ、このボリューム。

見た目だけで心が満たされてしまうような
圧倒的な存在感だった。

巻末に以前のサービス丼への入り口を用意しておくので
興味のある方はサービス丼とつくね焼き鳥丼の
量の違いを見比べてみると良いかもしれない。

おそらくつくね1個、
¥100の違いなのだろうが
これだけ1個1個が大きいと
大きな差となって現れるのだろう。



つくねが4個、もも肉が3個だったかな?

ちゃんと数えた訳ではないので
誤差があるかもしれないが、
場末の焼き鳥屋ならば
10数本に換算できそうな素敵な存在感だ。

大女将も顕在だった。

耳の聞こえは年齢相応で遠くなってはいるが
「私の目の黒いうちは半端な仕事は許さないよ!」と
胸を張って切り盛りされていた。



芳ばしくこんがりと焼きあがったもも肉。

この鶏はどこのか聞いておけば良かったと思いながらも
立ち昇る芳香にまだ少し痛む右手が自然と動かされた・・・

旨い。

弾力のあるもも肉から
飛び込んでくる鶏の旨み。
甘すぎず強すぎない焼きダレは
炭火でその甘さをさらに上品に落とされ
純粋に鶏の味を愉しませてくれた。



何度来ても、何度食べても
ととや以上でも以下でもないそのものの味。

いつでも同じ味で出迎えてくれるということは
多店舗展開しないお店の強みの1つなのだろうが、
それにしても守り続ける見えない努力は
相当なものなのだろう。

改めて恐れ入りました。



つくねの方をいただくことに・・・

こいつも聞き飽きただろうが旨い。

軟骨なんかを混ぜて
コリッとした食感が欲しいなどと言わせない
プリップリのつくねの仕上がりは、
歯を入れた瞬間に効果音が聞こえそうな具合で
炭火が存分にタレと馴染ませてくれていた。

マンションのキッチンで
手軽に炭火焼きが楽しめるような時代。

早くこないかなぁ・・・



スープの方は親子になっていた。

心憎い。

うずらにツミレ、麩を合わせたスープは
鶏尽くしを愉しむうえでは外せない。

出来合いのうずらがちょいと品を下げていたが
美味しくいただかせていただいた。



ささみ和えは梅ととろろの2種類から
好みの和え方を選ぶことができる。

母がこの日記を見たら驚くことだろう。

「あの子が梅和えを頼むなんて!」と・・・

若かりし頃の選択肢には全く入らなかった
梅和えで新鮮なささみをいただいた。

疲れた体がアルカリを欲していたのだろう。



梅の酸味で引き立つ
ささみ肉の柔らかな甘味。

プチップチッと弾ける
白胡麻の異なった甘さと相まって
美味しく、さっぱりと胃に辿り着く。

あぁ。旨かった。

前回の日記にも書いていたが
大女将の齢は推定90歳近い。

人が1人いるのといないのだけで
お店の雰囲気、サービス、味など
ガラッと変わってしまうのが飲食業だ。

行ったことがなければ今のうちに
この鶏尽くし丼は食べておいた方がいいですぞ。

ご馳走様でした。

築地 ととや
中央区築地6-21-1(築地6丁目バス停前)
TEL03-3541-8294
9:00~14:00 17:00~22:00
日曜・祝日定休

つくね焼き鳥丼定食 ¥1,800
(大盛り¥300、ごはん2倍+鶏もも×1を含む)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★▲

⇒ 初登場 ととやのサービス丼の巻

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北千住 T’sにて「ダブルチリチーズバーガー」をいただきます

2008-03-10 13:57:04 | 上野・茗荷谷・浅草・南千住

北千住。

先月生まれて初めて降り立ったこの地は
行列必死な焼き鳥屋、バードコートが
あること位しか知らなかったのだが
何でこの地にこんなにも?と驚くばかりの
熾烈な激闘が繰り広げられていた。

ハンバーガー大戦争・・・

得意先とあさり食堂という
ダイニングで焼酎をいただいている際に
地元の人は高いバードコートよりも
今はハンバーガー屋に行くのが旬なんだと
教えていただいたのだ。



善は急げと週末の北千住での仕事のついでに
私でも知っているサニーダイナーよりも
美味しいから行ってみなと薦められたT'sに行ってきた。

(サニーダイナーもkyoko007さんに教えていただいた所だが・・・)

場所は北千住の西口を
イトーヨーカドー方面に真っ直ぐ進み
国道を渡って数十メートルの左手にその店はある。

実は今月末で閉店だから
先にこっちに行けとも教わっていたのだが
これは全くのガセネタ。

お店の方は前にもそう言うお客さんがいたのだけれど
ウチを潰そうとしているのかしら?と
ガセネタ撤回令をいただいてきたのだ。



15時近くの来店ということもあり、
店内には先客が1組のみ。

アメリカンスタイルな店内では
ファイヤーキングのネオンや
マッコイのフラグが輝いていた。

食器やグラスをチェックしなかったが
何らかの形でファイヤーキングを
取り入れているのだろう。

主なメニューは
              ハーフ  レギュラー(110g)
ハンバーガー       ¥680 ¥890
チーズバーガー      ¥785 ¥995
アボガドバーガー     ¥785 ¥995
チリチーズバーガー    ¥890 ¥1,100
アスパラベーコンバーガー ¥945 ¥1,155
ホットドッグ       ¥470
シナモンシュガートースト ¥470
チリビーンズサンド    ¥680

前回のメキシカンで
レッドキドニービーンズが大好きだと宣言した通り
チリチーズバーガーのレギュラーに
エキストラパテ¥315で注文させていただいた。

ちなみに昨晩の我が家のカレーにも
キドニービーンズが・・・



やってきたのがコチラ。

上のジョンレノン眼鏡は
ジャンレノに憧れて筆者が愛用しているもの。
余談ですな。

T'sのダブルチーズチリバーガー。

フレンチポテトがたっぷりと盛られ、
ピクルスが1つ添えられてくるのだが
こいつをポテトなしで注文すれば¥100引きだそうだ。

正直、この時点ではそんな人が
世の中に存在するのかと疑問に思っていたのだが・・・



バンズはこんがりあめ色仕立て!

このバンズ。

ここのハンバーガーを旨いと言わしめる
大きなポイントの1つなのだろう。

ほんのりとパンの甘味を蓄えた
黄金色は主役のパテの魅力を
存分に引き出していた。



トロトロにとろけたチェダーチーズ。

チーズ嫌いだと言う人とたまに出くわすが
このとろけた物体を食べれないのかと思うと
可哀想な気持ちにもなってしまう。

チリビーンズはパテの上にチェダーで
閉じ込められるようにのせられていて、
これを見ただけでヨダレと言う名の分泌液が
音もなくあふれ出てきてしまった。



持ち上げると確かな手ごたえ・・・

重っ!

口を縦に30センチほど抉じ開け一思いにバクリ・・・

旨い。

胡椒が強めに利いたこのハンバーガー。
野菜のボリュームを考えると
エクストラパテ位で丁度良かった。

ガブガブガブッとレタスをやっつけて
お肉を愉しむことに・・・



しっかりと焼かれたパテは
牛肉本来の旨みを十分に堪能させてくれる。

一言言わせていただくのならば胡椒がちょいと強すぎること。

また、私は炭火焼きのハンバーガーが
至上のものだと思い込んでいるので
ここのよりも旨いと感じるハンバーガーは
他に存在すると言うことだ。

胡椒にしろ炭火にしろ
嗜好の問題なので得意先を
否定している訳ではない。(ちょっと弱気)



ピクルス好きにとって
一欠片はちょいと物足りない。
追加しようか迷ったが、
フレンチポテトを食べ進めながら
ある考えがよぎってしまった。

エクストラパテでバランスを崩しておいて
胡椒が強めだなんて偉そうだよなぁ・・・

ポテトなしでハーフパテの
チーズバーガーを食べてもう1回感じてみよう!

要するにお腹が減っていたのだ。



数分で勝手に始めた延長戦がやってきた。

レタスのボリュームこそ先ほど程ではないが
女性にはこの位のサイズで丁度良いのだろう。

バクリとやると・・・

パテがハーフサイズ(60gだったかな?)になると
口の中でバンズが占める割合が高くなり
ハンバーガーを頬張っている感覚を
得にくくなってしまう。

エクストラチリチーズは
肉を口の中で滴らせている感が潤沢だったので
やはりデフォルトの110gというのが
バランスが良いのかもしれない。



このT'S、サニーダイナー、蜂の家と
北千住ハンバーガー三銃士を食べつくせとのご命令の
第1弾はこのようにして幕を閉じた。

T'sからの帰り道。

今週末も北千住で仕事の予定なので
サニーダイナーを下見してきた。

16時でハンバーガー屋が混んでいるのだから
昼時ははずした方が良さそうだ。



そうそう、このサニーダイナーの手前に
天麩羅のいもやがあったのだが、
神保町界隈のいもやとはどのような関係なのだろうか?

ご存知の方がいれば
後学のためにご一報を。

ご馳走様でした。

T’s
足立区千住中居町19-10
TEL03-3882-0820
月~土 11:30~16:30、18:00~24:00
日 11:30~23:00
水曜定休(祝日の場合は営業)

ダブルチリチーズバーガー ¥1,415
(エクストラパテ¥315を含む)
チーズバーガー ¥685(ハーフパテ、ポテトなし)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう

池袋 エルトリートにて「ビーフ&チキンファヒータ」をいただきます

2008-03-06 13:01:05 | 池袋

普段ならファミレス系のお店を
ご紹介することはないのだが、
今回ばかりは訳ありだ。

それと言うのも私の大好きな
ピザ・タコス・お好み焼きの話だからなのだ。

この日記でも好物、好物と言いながらも
全く触れられていなかった料理。

メキシコ料理。

今日は好きになった経緯から
順々に自供していきたいと思う。

私とメキシコ料理の出会いは
かれこれ20年程前の中学生の頃。

アメリカの小・中学生は
夏休みで学校がなくなると
各地で行われるキャンプに送られる。

キャンプの内容はまちまちだが
大抵は各時間ごとにいろいろなスポーツや音楽を
1日中満喫しながら共同生活を行うというものだ。

休日は隣のキャンプにバスケットの試合に行ったり
アクションパーク(遊園地)や映画館に行ったりと
親にも子供にもありがたい?社会の仕組みが
出来上がっているのだ。



↑ 今回お邪魔したのはなか卯やCOCOSと同グループの
  ゼンショーグループ、エルトリート池袋店


試合の帰り際に立ち寄った
アメリカのメイン州のとあるショッピングモールで
大手メキシコ料理チェーン。タコ&ベルで私は始めて
メキシコ料理というものを目にした。

僅か5$で腹いっぱい。
10$あれば1日中物を
食べたくなくなるほど満腹になるうえ、
野菜嫌いな子供たちに大量に喰わすことのできる
素晴らしい料理に一瞬にして虜になってしまったのだ。



↑ 料理が来るまではテイクフリーで
  サルサ&チップスを摘みながら待つことができる。


元々のピザ好きがエンチラーダやブリトーの
粘度のあるとうもろこしの皮にチーズのトロケた具合で
ピザと同じような共感を受けていたこともあるのだろうが、

何日かして他の料理屋で食べたキドニービーンズと玉葱のスープ。
「フリホーレス・デ・オージャ」。

ノペッと濃厚なふにゃふにゃになるまで煮込まれた
キドニービーンズをスプーンで食べるシンプルな料理。
こいつと小学校の頃にみたメキシコワールドカップで
メキシコに対する憧れが幼心に刷り込まれたのだ。



↑ スープはトマトとコンソメで作ったスープだった。
  おそらくちゃんとした名前があるのだろうが私は知らない。


先日まで、いくつかハンバーガー屋を紹介してきたのが
私がアメリカの食文化で学んだものは炭焼き肉の旨さと
メキシカンフード、それから尋常ではない甘さだろうか?

タコ&ベルが日本から撤退してしまったのは
本当に残念だったのだが、ここ20年を見ても
日本人にメキシコ料理はなかなか受け入れられていない。

セブンイレブンのブリトーをはじめ、
トルティーヤなど様々な商品開発がされていたが
最近ようやく「ラップ」というネーミングで
なんとか足場ができたように感じている。



↑ 注文したのはビーフ&チキンファヒータ。
  野菜たっぷりのタコスやブリトー、エンチラーダなどを
  複数頼もうか迷ったのだがランチの2品頼みは控えなさいと
  わが家の公安当局からのお達しがあったばかりだった。


日本に帰ってからも
私のメキシコに対する憧れは止まらなかった。

成人して酒が飲めるようになると
お気に入りのテキーラ探しが始まったのだ。

最初はクエルボやサウサ、レイソルなど
始めはどこでも置いてあるテキーラから飲み始め
行き着いたのはオルメカというメーカーのものだった。



↑ 玉葱と一緒に焼かれた牛肉。
  このままでも十分いけるのだがおかわり自由な
  ソフトタコスで腹を満たすためにチビリチビリとやった。


カクテル探しもいろいろやった。

ロングアイランド・アイスティー、マルガリータ、
テキーラ・サンライズといったお馴染みのものから
モッキンバードやスロー・テキーラ、コンチータまで、

結局、一番のお気に入りは
テキーラとパイナップルジュース、
グレープフルーツジュースで作るマタドールだった。

わが家にはオルメカのシルバーが常備してあり、
一人ショットガンなどは流石にやらないが
ストレートで飲んだり、グレープジュースと
レモンでマタドールもどきを作って今でも愛飲している。



↑ チキンにしろビーフにしろ肉量とお味は申し分なかった。
  ¥300高くて良いのでアボガドディップや野菜類を
  狂ったように盛り付けてくれればランチタイムを
  謳歌できたのだろう。


豆料理などは旨い、不味いと差が出るが
タコスは素材の違いやサルサの仕上がりに
多少の差こそ感じれど、大きく変わるような
食べ物ではないと思っている。

私はハードタコスよりも
ソフトタコスが好みではあるが
ハードタコスのシェルで旨い不味いを
見極めることはそれこそタコスソムリエの域だろう。



↑ 少しでも沢山タコスを食べるようにこれ位ずつ食べた。
  やはり、玉葱、レタス、トマト位はドサッと欲しい。


私がよく行くメキシコ料理屋は生活圏上、
新宿ペガサス館にあったロシータと
原宿のフォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダとタコスデルアミーゴ。

新宿のロシータには本当に何度も足を運んでいたのだが
地下の隠れ家的な立地と日本人の嗜好もあり
店仕舞いしてしまった。



お店の紹介がほとんどなかったので
最後に少しご紹介を。

池袋サンシャインの3階に立地するお店。
池袋側の外れに立地するので行くには注意が必要だ。

ランチメニューは¥800~¥1,000程度で
男性には量的に少しもの足りなく感じるだろうから、
ご家庭の公安部隊が許すのであれば2品頼みが良いだろう。

タコスの免疫がない人も多いだろうから
手軽にメキシカンに触れる最初のお店としては悪くない。

家庭でも子供に楽しく野菜を食べさせる手段として
食卓のメニューに取り入れて欲しいメニューなのだ。

ご馳走様でした。

エルトリート 池袋サンシャイン店
豊島区東池袋3-1-1サンシャインシティアルパ3F
TEL03-5954-7611
11:00~23:00
年中無休

ビーフ&チキンファヒータ ¥1,200
(ドリンク¥200を含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう

築地場内 天房にて「芝海老とあなご天丼」をいただきます

2008-03-05 16:04:09 | 銀座・築地 天婦羅・天丼・うなぎ

久しぶりに場内に行ってきた。

ある行ったことのないお店に行くために
予備知識を仕入れて勇み足で・・・

知人が言うそのお店に行く際のアドバイスは
「時間のある時に行き、ごはんが足りなければ
 天麩羅を残したままおかわりと言え。」だった。

ここでピンと来るのならば大したもの。
私は事情を聞くまではまったくもって何のこっちゃだった。



天房。

寿司大、大和という並びの2大巨頭の傍で、
その2つ程ではないにせよ確かなファンを
作っているお店だ。

こちらのお店の主なメニューは
天丼 ¥1,000
芝エビ天丼 ¥1,300
大海老天丼 ¥1,300円
上天丼 ¥1,500円
穴子天丼 1,100円

芝海老系のメニューを頼むべしとの忠告を元に
何故だかちょいと安く感じてしまう
芝海老と穴子の天丼 ¥1,200を
決め台詞の大盛りで注文させていただいた。



並び20分。店に入ってから15分で
ようやくお目当てがやってきた。

時間がある時にの言葉の意味が判った。

大した並びに見えない場合でも
こちらのお店は親父さんの仕事が遅いと言うよりは
天麩羅作りを愉しんでいる分、
1個1個の仕事に時間がかかる。

順番を楽しみに待つ余裕が
心にないかぎりは向かないお店なのだろう。



この芝海老。

3尾が1セットに、
まるで寄り添うように衣で束ねられている。

今まで芝海老の天麩羅はいろいろと食べてきたが
この3連仕様の出来上がりは初めてお目にかかった。

こいつを綺麗に仕上げるのには
コツなのかはたまた技なのか、
とりあえず時間が必要なことは十二分に理解できた。



まずは芝海老からパクリと・・・

旨い。

店に入った瞬間、
ごま油の香りが入ってきたので
カリッと重たい天麩羅を想像していたのだが
油はあわせ油で軽快に仕上げている。

何の油か判らなかったので
調べてみると他所様の日記には
大豆油とごま油とあった。

なるほど。

芝海老のプリッカリッとした芳ばしさ。

止まらないのだ・・・



どんぶりを裏に返すと
大きな穴子の天麩羅が
嬉しいお行儀悪さではみ出していた。

おそらく穴子丼はこいつが
2本入っているのだろうが、
この芝海老は絶対に食べるべきもの。

知らず知らずに良い選択をしていたことが
今になって笑みに現れてしまった。



もう1つ話しておくべきことは
タレの加減の話だろう。

こちらのお店のタレは
油にもネタにも馴染みやすい
はんなりとしたもの。

甘すぎず、しょっぱ辛すぎず
穴子にタレをかける際には
ごはんにタレをかけて、穴子をタレに漬けて
盛り付けてからさらにタレをかけても、
サラッと仕上がっている。

天麩羅の主役はあくまでネタ。
無言のメッセージはしかと承った。

時間に余裕をもってきたつもりだったが
思ったよりも時間を費やしたので
ごはんのおかわりはまたの機会にと
後ろ髪を引かれながら・・・

ご馳走様でした

天房
中央区築地5-2-1中央卸売市場内6号棟
TEL03-3547-6766
6:30~14:00
日曜・祝日・休市日定休

芝海老とあなごの天丼 ¥1,200
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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Blog award 2008応募してみました~(が駄目でした・・・)

小川町 つじ田にて「新 肉蕎麦」をいただきます

2008-03-04 13:37:50 | 水道橋・神保町・御茶ノ水・小川町・本郷

う~ん。随分と久しぶりの日記になってしまった。

とんと筆が持てていなかったので
徒然なるままに文章を走らせようとしても
駄馬の如き低落ぶり。

書かないと駄目ですねぇ。

先日。といっても1ヶ月前近い話なのだが
つじ田の蕎麦屋さんの方の肉蕎麦が変わったとの
報告をコメント欄にいただいていた。

ちょうど、例のおばちゃん突撃事件で
箸の持てない生活に追いやられてしまっていたので
延ばし延ばしになってしまっていたのだが、
リハビリがてらようやく行くことができた。



小川町にあるつじ田の蕎麦屋に向かう途中、
どうしてもつけ麺の方のつじ田も除いてしまう。

すごい並びなのだが
正直私はつじ田はお蕎麦屋さんの方が
食べる甲斐を感じてしまっている。

下の写真がそのお蕎麦屋さんの方なのだが
信号1個、50m程の距離でしかないのに
こちらの方はガランガラン。

不思議なもんだと
首を傾げてしまった。



嫁にも激しく肉蕎麦を勧めたのだが
まだまだ肌寒いとの理由で彼女は
暖かい鴨蕎麦だかを注文。

私は予告通り肉蕎麦を大盛り¥100増しで
量が多いとの忠告を無視してお願いした。

数分してやってきたのがこちら。

劇的ビフォアーアフターとは
こういうことだこのヤロー。と
心の声が聞こえてきそうな程変わっていた。



開店当初のつじ田の肉蕎麦は
大きなどんぶりに蕎麦と肉などの具材を
てんこ盛りとはこういうことだ!と
目に見えて表現してくれていたのだが、
大きなざるにつけ汁が添えられた仕様は
どう差し引いても見間違える程だ。

↓ 開店時のつじ田の肉蕎麦の図



つけ汁はラー油の色で
真っ赤に染まっていた。

白胡麻にまみれて黒く見えるのはきくらげだ。

中国産であろうことを連想しやすい食材を
どど~んと入れるのは消費者心理を考えれば
随分と勇気のある選択だと思う。

この肉やらきくらげやらで
どこにつければ良いのか考えてしまいそうな
つけ汁の中に蕎麦を触れさせるのを考えると
軽く肉を摘んでスペースを作る必要がありそうだ。



お蕎麦の方はと言うと・・・

初代肉蕎麦の名残が
葱の盛り付けなんかで少しだけ見て取れた。

世間一般で言う蕎麦屋のイメージは

お腹いっぱいにはならない・・・

私の勝手な気持ちを
一般論にしてしまうのはどうかとは思うのだが、
多くの人が感じていることだと勝手に思っている。

この量ならばそこそこ
腹の足しにはなってくれるだろうと言うことだ。



まずはお蕎麦から・・・

開店時には7割蕎麦粉を使っていたのだが
どうやら6:4程に改良したように感じられた。

ザラッからツルッの方によった蕎麦は
あれだけつけ汁が赤いことを考えれば
バランスを蕎麦の方にも気遣ったのだと
読んで取れたのだ。



続いてきくらげとお肉をガバッと・・・

旨い。

そもそもきくらげが
大好きなこともあるのだろうが
つけ汁の甘さをスパッと断ち切る
ラー油の辛味が豚バラにしろ葱にしろ
ガバガバ食べたい気にさせてくれる。

食欲促進効果大と。



どっぷりとつけ汁に漬して食べてみると・・・

う~ん。好みの問題なのだろうが
私はラー油の量は以前位の方が
美味しいように感じる。

旨いには旨いのだが
味わう暇をあたえてくれないラー油っぷりが
too muchだと感じる人もいるだろう。



巻末に開店時の日記への入り口を設けておくが
こちらのお店は卵やてんかす盛り放題のお店。

1日1個の卵ちゃんは
この場面で使わせていただいた。

黄身のハリの良さに安心して
ラー油を黄色い甘味で緩和させる。



・・・と思ったら底で端を押し返す
未確認の物体が現れた。

嫁の目つき。

鋭い。

張り詰めた空気を
事故だと弁解してみたものの
「明日はヌキね。」の平手が飛ぶ。

まさか半熟卵が隠れていたとはねぇ(喜!)



先日、虎ノ門に行ったついでに
港屋に足を伸ばしてきたのだが
相変わらずの行列っぷり。

結局ありつくにはいたらなかったのだが、
私はつじ田のつけ麺屋の状況を考えると
どうしてこっちに並ばないの?と不思議に思ってしまう程、
こっちをお奨めする。

蕎麦とつけ麺ではものが違うのもあるのだが
この肉蕎麦。

食べる価値はありますよ。

ご馳走様でした。

つじ田
千代田区神田小川町1-1
11:00~15:30 17:00~21:30
土曜祝日 11:00~20:00
日曜定休

肉そば ¥980(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

⇒ 蕎麦激戦区に殴りこみ!つじ田の初代肉蕎麦の巻

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