SACのなかま

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易の話(その26)

2009-07-31 11:37:35 | 日記
 西洋占星術の要素に、エレメントという考え方があります。
 万物は、火風地水の四つの元素で構成されているというのです。
 火は風によって燃え上がり、地は水を吸って生命を生み出す。
 仲が良かったり、悪かったりですが、構成要素が4つというのが重要なのです。
 構成要素が4つだと、それをまねて、その他のことが4分類されていくわけですから。
 性質も、それに習って行くわけです。

 さて、五行というのは、木火土金水の5つの要素です。
 最初は、水で水から生命がうまれました。
 水が在るから、植物(木)が育ち、燃えて火になり、燃え尽きて土になり、土が時がたって石・岩になり、凝って金属(金)になります。
 金属は、冷えると表面上に水滴を生じますから、水を生むとします。
 
 循環して、最初に戻るところが面白いところですが、一応、相生五行といいます。

 金・・キンと発音する場合は金属のことです。

 金・・ゴンと発音する場合は黄金の場合です。

 ただし、慣用句みたいなもので、

 モッカドキンスイでもモッカドゴンスイでも良いでしょう。

 というところで、次回へ続く。

易の話(その25)

2009-07-30 12:06:24 | 日記
 陰・陽の話では、物事には、日があたって、見える部分があって、はっきりしているところと、陰になって、見えないところがあるけれど、日の方向も、日の出のころと日没のころでは違ってきて、朝、良く見えていた部分が見えなくなって、陰になっていた部分に日があたり見えるようになったりします。
 時間というものがあって、良いことも悪いことも何時までも続かないということが話の根幹にあります。
 易経の文語伝は、陽だけで形成された大成卦乾為天と陰だけで形成された坤為地の2つにだけあるようです。
 陰・陽の考え方は、比較的わかりやすいので、かなり前から存在したと考えます。

 さて、陰・陽と並んで中国にある五行の考え方はどのくらい古かったのでしょうか?

 というところで、次回に続く。

マンディーンのずれ

2009-07-30 08:11:17 | 日記

 先日、当然ながら日本列島で雨が続き日照時間の不足から野菜の価格の高騰の話がニュースで流れていました。
 考えていたことですが、ニュースになった時間が私としては遅れているのです。
 1ヶ月前の6月の新月をもとにした新月図には、第四室に、農産物の不振というのがあったわけです。
 その後、日食図がかぶってきたわけですが、時々、早くなったり、遅くなったりすることがあります。
 都市部や人口が多いところでは、時間が早くたち実証が早くなることがあり、地方とか過疎では、検証もできずに遅く発覚することもあります。
 今回の問題は、雨が日食より1日ぐらい前よりはじまり、まだ続いていることによって、6月の新月図の検証が不可能ということです。
 冬至の頃に良く現れる、遅れる現象がここにも現れました。
 なお、小規模ながら遅れる現象はゴールデンウィークなどにも起こることがありますから、この時期と重なるのは「高速道路の渋滞」なのです。
 関係があるとは考えにくいのですが、関係ある星が二重の影響をもっている場合を仮定するのがいいのかもしれませんね。


易の話(その24)

2009-07-29 08:46:23 | 日記
 さて、普通ならば、ここらで、64の卦の解説が始まるわけですが、毎日64卦の解説をやっていても、疲れるし、一回りして、別の解釈とか、深い読み、裏の解釈とか色々と奥があるので、解説部分は保留します。
 ただし、なんかの機会に実例を持って、解釈したいと考えます。
 順序として、次に五行易の解説なのですが、その前に、おみくじ型の易というのも解説しておきます。
 「おみくじ」型というのは、64卦全てに、吉・凶の色分けを最初にしておいて、卦を立てたときに、それにしたがって、判断するやり方で、お勧めできません。
 でも、卦を立てる練習にもなり、算木などになれたり、卦の言葉に慣れるためにはいいかもしれません。
 
 ということで次回に続く。

ちょっと訂正 ビスタの責任

2009-07-28 10:33:11 | 日記
 前の記事で、月食の4室の境界線を水瓶座としましたが、山羊座でした。
 山羊座は土の星座です。
 気候は、例年並か涼しめとかんがえますが、山羊の特性で、一時期はきびしい酷暑があるかもしれません。
 でも、第1室は天秤ですから、風に注意でしょう。



 ビスタでは、Stargazerのフォントが使えないのか問題があります。
 
 

竜巻・暴風の注意

2009-07-28 07:51:49 | 日記
 九州・山口県で、豪雨災害があって、日本列島は雨・水の災害が起こっています。
 気圧配置も、北からの寒気と南からの気圧勢力が拮抗して、列島上空に前線を形成する形になっています。
 さて、昨日、竜巻が起こり、被害があったことがニュースで流れています。
 風による災害、問題がホロスコープから考えられる基本だと考えます。
 天気予報の場合、4室の星座を考え、星をみて、次に1室の星座、惑星ということになっています。
 第4室は、夏至・日食の両チャートともみずがめ座という「風」の星座ですし、回座している惑星は、海王星・木星ということになっています。
 マンディーンについても、新しい惑星を使わない方もいて、海王星・木星の観方に問題があります。
 今月は、風が多いというのが簡単な見解でしょう。
 都市型のゲリラ豪雨とか、温暖化から起こる気候現象は、昔からのセオリーにはないでしょうから、新しく考えて観察していかなくてはならないでしょう。
 普通に考えても、風に注意しましょう。
 なお、先日、日食がありましたが、太陽の位置はかに座の29度あたりでした。
 昔からの言い伝えでは、この時期は病気・健康に対する被害が出やすいことになっています。
 健康にも注意して、太陽を待ちましょう。



 

易の話(その23)

2009-07-27 10:32:06 | 日記
 易経に十翼というのがあって、参考書といえるものでしょう。
 そのうちに、左伝というのがあります。
 司馬遷の史記は、人物伝で歴史を伝えていますが、左伝は起きた事実を伝えています。
 その中に、易で占った事実と、起こった事実を伝えているところがあって、昔の情報の少ない時代には大切な資料だったと思います。
 古い時代ですから、時間の流れものんびりしていると感じることもあります。
 でも、時代の流れを見るには、のんびりと時が流れたほうが良く見えるものです。
 事件の日や、事件そのものは、細かく見ると決して納得がいくものではないはずで、後からこじつけとか、大儀ずけが行われたという感じはいなめません。
 易は、政治などを占って、歴史書にきろくされていた時代があるということで、
次回に続く。

易の話(その22)

2009-07-26 13:51:48 | 日記
 「怪物・乱神を語らず」と孔子はいっていました。
 要するに、今の言葉でオカルトはダメといってるわけです。
 でも、易は科学と考えたと思います。
 孔子では、とても考え付かないことは語れない。ということで、易は先端の科学と捉えたということでしょう。
 占星術も占いですが、ホロスコープなどは、偶然ではなく記録が残って、いつまでも検証できる客観性があるため、科学と捉えたいというのが、AFAの考えです。
 今後どうなるかはわかりませんが、道徳などの言いだしっぺのような孔子も何か求めていたと思われます。
 ついでに、孟子も四柱推命の大家だったらしいです。
 ということで、次回に続く。


易の話(その21)

2009-07-25 08:21:26 | 日記

 易経のような、立派なテキストが出来たのは、だいぶ立ってからでしょう。
 でも、易は、はるか前からあったと考えます。
 六十四の卦をみて、色々と考えたのでしょう。
 孔子が易の1部を作ったという話がありますが、易も占いの1つだと考えれば、名の知られた人を使って、宣伝するもので真偽はわかりません。
 でも、孔子の最期の言葉は、「あと、寿命が10年あったら、易の大家になれたのに・・。」です。
 注釈書の1部を書いていたかもしれません。
 さて、大成卦の象の説明の後に、初爻から、上爻まで、爻ごとに解説がついています。
 これを「彖」(タン)とか彖伝といいます。
 これだって、だいぶ後から着けられたものでないかと思いますし、ケースに因っては、もっと良いのがあるかもしれません。
 ても、易の世界はまだまだ広いので、そんなことをやっている暇はないと考えます。


 

易の話(その20)

2009-07-24 12:30:33 | 日記
   
 八卦の上卦、もしくは下卦だけを、小成卦といいます。
 上下そろうと、大成卦です。
 上下そろった大成卦の形をみて、易経は「象に曰く」とやりだします。
 世の中の事象、局を象に置き換えて考えるわけです。
 地天泰という卦を出しましたが、天という正しく強いものの上に、弱くて、柔軟なものがある。ということで、色々、うまくいかないようなことも、だんだんと改善されて、世の中泰平という卦なのですが、よく形(象)を見てもらうと、4つ足の動物とか、机が逆さになった形に見えたりもします。
 その時その時で解釈が違うわけです。
 でも、世の中の事象を64卦に分けたわけです。
 全部で64しかないのです。(変化はもっと多いですよ)
 これが、石や花・・を投げて、その散らかり方を占いに使うなんてやり方と比べると数に限りがあって、孔子なんかには受けたんでしょう。
 ということで、次回に続く。