SACのなかま

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易の話(その20)

2009-07-24 12:30:33 | 日記
   
 八卦の上卦、もしくは下卦だけを、小成卦といいます。
 上下そろうと、大成卦です。
 上下そろった大成卦の形をみて、易経は「象に曰く」とやりだします。
 世の中の事象、局を象に置き換えて考えるわけです。
 地天泰という卦を出しましたが、天という正しく強いものの上に、弱くて、柔軟なものがある。ということで、色々、うまくいかないようなことも、だんだんと改善されて、世の中泰平という卦なのですが、よく形(象)を見てもらうと、4つ足の動物とか、机が逆さになった形に見えたりもします。
 その時その時で解釈が違うわけです。
 でも、世の中の事象を64卦に分けたわけです。
 全部で64しかないのです。(変化はもっと多いですよ)
 これが、石や花・・を投げて、その散らかり方を占いに使うなんてやり方と比べると数に限りがあって、孔子なんかには受けたんでしょう。
 ということで、次回に続く。