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考えよう・高齢者の終末期医療

2016-04-19 | Weblog

ある爺さんGLG抜粋

 「問題になるのは、高齢者の場合、心疾患・脳血管障害といった疾患で寝たきりになることです。これらは昔と違って、直ぐに救急出動しましすし、救命治療も発達しましたから、重篤な後遺症で苦しめられるのです。また、不慮の事故(転んで骨折したなど)で身体障害に苦しむことになります。
 こうした高齢者の重篤な後遺症や身体障害は深刻な問題ではありますが、その最大の原因は、日本では医師も家族も社会復帰のためのリハビリはそこそこにして寝たきりを多く作ってしまい、加えてやたらと延命治療をしたがる」 ことにあって、欧米とは全く違うところにあります。寝たきりを作らない欧米に対して安易に寝たきりを作ってしまう日本です。これが老人医療・介護費用を膨大にしてしまう最大の原因ではないでしょうか。
 ここのところを押さえないで、生活習慣病の後遺症は大変だから早期発見・早期治療・そして予防だ、と騒いでいるように思われます。
 医療制度が発達した今日ですから、年寄りは長生きし、たいていの人は生活習慣病を患って死ぬことになるのが当たり前の世の中になりました。老衰死を望もうとしたら、還暦後はその後の30年以上にわたって毎日しっかり運動し毎日粗食に耐え続けねば叶わないでしょうし、これほど便利になった世の中ではそれは不可能でしょう。ですから、年寄りは生活習慣病でいずれはそうなると覚悟し、そうなったときにはしっかりとリハビリして家族に少しでも迷惑をかけないように生き切るしかないのです。
 生活習慣病とその重篤な後遺症を素直に受け入れて、どう生き切るか、その啓蒙活動をすべきであって、いたずらに重篤な後遺症の危険を煽るのはお門違いです。

終末期医療のタブー!? なぜ欧米にはいない「寝たきり老人」が、日本は200万人もいるのか?

 

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