それ行け!礼子先生

手に余る仕事を抱え走りまわる日々を、日記のように綴ります。

読み終えた本「守人シリーズ」

2011-07-04 10:21:59 | Weblog

上橋菜穂子さんの「守人シリーズ」を読み終えました。
彼女の本は、ファンタジーで子供の読み物の中に入って(偕成社)出版されていますが、
新たに新潮社の大人向き文庫本になっています。
子供が読むとそれなりに、大人が読むとまた違って見えてくるものがある…。
いわゆる子供の読み物のジャンルには、結構読み応えのあるものがあります。
上橋菜穂子さんの書かれるものはその中に入ります。
本人は別に子供の為に書いているわけではないそうです。

ながーい物語。
10何年に渡って書かれたものだそうです。
だから内容を簡単に語れない・・・。
最後のシリーズは、ずいぶん昔に書かれたものですが、
文庫本になった今年、なんだかぴったりの天災が描かれています。
彼女のファンは結構多く、紀伊国屋の店員さん、ジュンク堂の店員さんと熱く語ったことがあります。
あまりリアルな物語や、訓話的なストーリーなどは、この年になるともういらない…。
本を読んで一種現実逃避をしているのだから、その中でふんわりしていたい。
なおかつ、「なるほど」という思いをしたい。
こんなややこしい要求に合う本はなかなか無い。
これが終わったし・・・何を読もう・・・。
本屋さんでまたもや悩まなくてはなりません。