欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

血のつながり

2009-04-06 | poem
忘れずにいよう。彼方からつながる血のあたたかさを。
わたしに至り、さらに続いていく大きな流れを。
悲しみの時。夜空を見上げて、彼方に乞い求めた。
血はすべてを見届けてきた。血は今までもこれからも知っている。

歓喜にわいた日。失望の日々を。
血はすべてを見届けてきた。ともに生きてきた。
体に流れているものをわたしたちは忘れないように。
彼方からきて、これからも続いていくはるか大きな流れを。

苦難のとき。迷いのとき。心静かにゆだねてみて。
血の導きによってそれぞれの方へと流れていくから。
ひとりあわてることなく。孤高にさまようことなく。
血は教えてくれる。自身の行くべき方向へ。

わたしの中に脈々と流れるもの。
意識だけではないことを忘れないように。
彼方からここにいたり、これからも続いていく大きな流れ。
あわてることなく。ひとりさまようことなく。
血が見届けてきたものを。血はすべてを知っている。

愛のあかり

2009-04-06 | poem
普段は感じない心の奥にある明かり。
どこかなつかしくてあたたかな純粋な感覚。
悲しい時になに気ないやさしさが伝わってくる。
感覚がするどい時には感じられる、心の奥から発するもの。

あまり鋭い感覚を持つのは日常を難しくするけど。
心の奥にある明かりをいつも感じられることができるなら。
子供の頃はそうであったように。
昔の記憶には刻まれている、ピュアなあたたかい感覚。

日常では忘れてしまっている愛の存在であるということを。
心の奥をいつもひらいている人は本当に少ないから。
それでもある時には感じられる。あたたかさ。愛のしるし。
わたしのなくすことはできない、心の奥に人として刻まれているもの。

わたしは人としてのあたたかさを持ちうる。
たとえ日常で愛を感じない日を送っていたとしても。
表面にあらわれない深層には愛が流れている。
氷のしたにあるピュアな真水のように。
血の奥にあるもの。必要なときには感じられる愛の明かり。

愛の灯

2009-04-03 | poem
一日を過ごし疲れ果てて眠りにつこうとする時。
安らぎの世界へと帰る足がかりを見つけようとする。
かの地はここであるか、あそこであるかと。
時を過ごしながら、しかし、帰る足がかりを見つけていく。
だれもが知らず知らずのうちに。

胸の中の灯を見つめ、心が休まりの時を迎えている。
意識は夢の中をさまよう。夢のただなかに心は胸の灯を見つめている。
愛に触れながら安らいでいる。まるで暖炉の火を見つめる男女のように。
心が灯のようにあたたまっていく。活動の灯をたぎらすために。

意識が胸の中の灯を見つめられたら。
人の力が愛のよる灯によって培われていることを知ることができれば。
この世界の感じ方は変わるのかもしれない。
夢の中のさまよう時に。心は胸の中にある愛の灯を見つめている。

昼の時、ある時愛について胸の中から感じることがある。
それは意識の奥底にある感覚が覚えている記憶。
愛の灯を見ている心の残像が感覚として伝わっている。
人は愛の灯によって培われている。それを公にする事は難しいけど。
ふとした時の無意識の愛の行動によってそれは証されている。