2020年1月、日本でのコロナ感染が確認。やがて拡大する
につれ、各地では、イベントは休止、文化施設や名所など
の公開も制限という状況になってきました。
勢い、近場を中心に、花や樹の写真を撮ることが増えて
きました。
初めは適当でしたが、名前を知り、その草木に関わる
ことを知るようになって、楽しくなってきました。
でも、何が楽しいのですかと言われても、そう感じるから
としか言えません。
自然のほうで私たちを気遣うことはありませんが、
ありのままを楽しむことができます。
最近、養老孟司さんの「ヒトの壁」という本が出版されました。
養老さんは「今は人間関係ばかり。相手の顔色をうかがい過ぎて
いないか。」と言っています。私もそう感じます。
だからこそ、あるがままを受け止めて、「楽しむ」ことが
いいのかもしれません。
都立薬用植物園には、小さな温室があります。
門松に和むものを感じながら、入ってみました。
今の時期の一押しはオジギソウかもしれません。
オジギソウの羽状の葉に触ると、葉が立ち上がるように
たたまれるのだそうです。不思議です。
温室内のあちこちに、ジュズサンゴの白い花と赤い実が
見られます。白い花が次々咲き、順に実をつけていくようです。
クワッシアというのだそうです。
熱帯アメリカ原産の薬用植物です。
マツリカ(茉莉花)と表示されていました。
アラビアンジャスミンともいわれる植物のようです。
ジャスミンティーの原材料です。
白い花がピンク色に変わっていくらしいです。
他の植物と見間違いをしたのではないと思いますがー。
キバナアマ(雲南月光花)。
インド・中国原産で、冬の時期に花が咲くようです。
黄色い花が幸せを感じさせます。
インドジャボク。
インドなど熱帯アジア原産の薬用植物。
その成分には血圧降下、鎮静効果があり、医薬品の
材料として用いられていたそうです。
ホウライアオキ。
インドジャボクと同属の植物。同様の成分が
含まれる植物だそうです。
上の写真は、シマムラサキツユクサ。
下の写真はムラサキオオツユクサ(ムラサキゴテン)。
どちらもムラサキツユクサの仲間です。
来春にはまたいろいろの花を楽しみたいと思います。