ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

日本の城 6 ~修復された白河小峰城~

2016-02-20 | 旅行
白河小峰城は2年前に訪問しました。しかし2年前は、東北大震災によって壊れた石垣や三重櫓の修復工事のため、城内に入ることができませんでした。今回は、主な箇所の修理を終えたということで、その姿を見ることができました。

城の庭から見る小峰城は、凛として、美しくそびえ立っていました。

              

小峰城の案内板によると、1627年(寛永4年)から4年にわたってこの城を造営した丹羽長重について、次のように書かれています。

「丹羽長重は、まず阿武隈川の流れを北側に付け替え、外堀のさらに外側の防御ラインとしての機能を持たせました。また、河道の変更により、本丸の西側に広大な家臣の屋敷を確保することを可能にしました。本丸には本丸御殿のほかに、前御門、桜之門を設け、西周には三重櫓をはじめ富士見櫓、雪見櫓、月見櫓などを構築しました。さらに、二の丸、三の丸の各所にも門を配置するなど、城郭全体の構造を整えました。」

              

三重櫓は小さいながらも気品のあるたたずまいです。

              
              
                           

本丸御殿は焼失したまま今はその建物をみることはできません。かなり大きな御殿だったようです。

              

              

前御門です。パンフレットによると、この門は、「表門とも言われ、その名のとおり本丸の正門として、裏門にあたる桜之門とともに本丸の防御を狙っていた門です。」とされています。
              

本丸を囲む塀や石垣。そして城をとりまく石垣。

              
              
              
              

ところで、三重櫓は内部も見ることができますが、実は櫓まで石段を登るのは私の足では無理でしたので、家人に写真に収めてきてもらいました。それが下の写真です。
 
              
                             
              
城を後にしてふと振り返ると、櫓のシャチホコに一羽のカラスが止まっていました。この城をそっと見守っているようでした。
ところで、城の修理はまだ続くようです。白河のシンボルでもある小峰城のすべての修復が一日もはやく終わるよう願ってやみません。

              



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福島散歩 ~白河・南湖公園~

2016-02-18 | 旅行
福島県白河市にある「南湖公園」に行ってみました。
この「南湖公園」は、第12代白河藩主松平定信が1801年(享和7年)に築造した日本最古の公園と言われます。

                           

松平定信は、1783年(天明3年)~1812年(文化9年)の間白河藩主の地位にありましたが、この間6年にわたり(1787年:天明7年~1793年:寛政5年)、江戸幕府の老中として、幕政改革(いわゆる「寛政の改革」)を行った人物としてよく知られています。

白河市のパンフレットには、松平定信は「名君であり茶人また優れた作庭家」であったと紹介されています。また「定信はこの公園において身分の差を越え庶民が憩える「士民共楽(しみんきょうらく)」という思想を掲げ、「共楽亭(きょうらくてい)」と称する茶室を建て、士民と楽しみを供にしました。」とも紹介されています。

南湖は国の「史跡・名勝」に指定されていますが、冬の時期ということもあって、静かな雰囲気の中にその景色を見せていました。

            
            
                        

湖には、ちょうどカモの姿が見られました。

            
            
            
            

また湖畔には、雪の中に松などがすっくと立っていました。南湖公園は、福島では桜の名所としても知られています。

            
            

白河の地は、歴史的にも会津とのかかわりが深く、江戸幕府滅亡の戦いとなった「戊辰戦争」において、新政府軍と幕府軍の攻防戦が行われたところです。
湖を見やりながら、会津だけでなく白河はもっと多くの人に知られていいところではないだろうかと思いました。

            
            
            
            
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福島散歩 ~福島市飯野町のつるし雛まつり~

2016-02-15 | 旅行
福島市の近郊を車で走っていましたら、通りに「飯野つるし雛まつり」の案内があるのを目にしました。案内にしたがって、飯野町(福島市の中心部からは南東の方向になります)のほうに30~40分ほど行くと、ありました。ポスターです。「第9回飯野つるし雛まつり」です。

                                     

それにしてもちょっと飾りなど物静かな感じ。よくよくポスターをみると、2月20日(土)から3月6日(日)まで開催とあるではありませんか。何と1週間前に訪問してしまったんです。どおりで静かなはずです。

            
            

でも、洋品店などいろいろなお店のショウウインドウごしに飾り付けをしている様子が見えました。

             
            

つるし雛というのは、江戸時代から始まった風習とされているようです。庶民の間で、高価な雛人形に代えて、端切れなどの布で人形をつくり、それをひもでつるして子や孫の幸せな成長を願ったものとか。

厚かましくも、見せてもらえるかお店のドアを開いて尋ねましたら、心よくどうぞとの返事。ありがとうございます。二軒のお店で見せていただきました。飯野町では婦人部の方々が中心になってつるし雛をつくり、それぞれのお店が工夫を凝らして飾っているということでした。まずは1軒目のお店です。
          
            
                     
                   
            
                   
            

続いて2軒目のお店です。            

            
            
                  

今、町おこしのイベントの一つとして福島県内の各地で雛まつりが行われています。福島市飯野町のまつりもその一つ。
東日本大震災以降、福島の復興の歩みはまだ続いています。是非「がんばれ福島」の応援コールを皆様にお願いいたします。飯野町の雛まつりもどうぞご覧ください。
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埼玉散歩 ~所沢航空公園のロウバイ園~

2016-02-06 | 公園・庭園・名所
足の筋力を維持するためにも自主トレをかかさないようにいわれてます。寒いとついおっくうになってしまうんですが、所沢の航空公園はウオーキングやジョギングにもってこいのところなので、杖を手に歩いてみることにしました。

広々とした園内には、走る人・歩く人・愛犬を散歩させる人などがそれぞれに楽しんでいます。私もちょっと歩いては一休みを繰り返し、そろそろ帰ろうかと思ったところにロウバイの案内を目にしました。航空公園のロウバイ園です。うかつにも知りませんでした。ウ
          
                    
           
            
                                  

ロウバイ園というと、これまで国立昭和記念公園や長瀞の宝登山でロウバイをみましたが、航空公園にもあったんです。本数は100本程度のようです。

            
            
            
            

園内の掲示板には、ソシンロウバイとマンゲツロウバイの2種類があると書かれていました。もっとも、どれがどれやらわかりませんでしたがー。ところで、ロウバイはいい香りがするんです。ゆっくり杖であるいているとそんなことにも気づかされます。青空に黄色のロウバイの花。控え目なロウバイが生き生きしていました。

            
            
            
            
            

梅の花があちこちで咲き出すと、いつしか忘れられてしまうロウバイの花ですが、冬を彩る数少ない花のひとつとして覚えておきたいと、あらためて思いました。
花の盛りは過ぎつつあるようでしたが、今月の中旬くらいまでは楽しめるかもしれません。

            
            
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冬のイルミネーション ~丸の内仲通り~

2016-02-02 | まつり・イベント
冬の時期、東京の夜はイルミネーションで彩られるのですが、相変わらずのギクシャク歩きで、あまり見に行くことができていません。主なイルミネーションの名所は終了してしまっています。でもなんとか、丸の内のイルミネーションをカメラに収めることがてきました。

           

まずは、丸の内側にあるKITTE館のテラスから、ライトアップされた東京駅、そして周囲の丸ビルや新丸ビルを眺めてみました。まさにきらめく大都会の夜です。

           
           
           

つづいて、KITTE館の地下から丸ビルの地下側に行き、丸の内仲通りにでてみました。すると、通りの街路樹はご覧のとおりゴールド一色に輝いていました。新丸ビルのあたりから有楽町のあたりまで飾られているようで、1km以上はあるでしょうか、非日常の世界ですね。
         
           
           
           
           
           
                            

イルミネーションと言えば神戸のルミナリエを思い出しますが、昨年の12月はどうだったんでしょうか。次回は思い出を探しに是非行きたいと思います。




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