ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

久しぶりの信州の旅です ~松本城~

2021-10-29 | 旅行

前回のブログの続きです。

山梨の知人宅で再会を楽しんだ後、知人の車で、

長野の松本市に連れていってもらいました。

久しぶりに松本城を訪ねてみたかったのです。

 

現在、「天守」が国宝(建造物)に指定されている城は、

松本城・犬山城・彦根城・姫路城・松江城の五つ。

その中でも松本城は、「現存最古の五重六階の木造天守」

の城として有名です。

とりわけ、姫路城が白い壁の城、松本城が黒い壁の城として、

並び称されることは、皆さんよくご存じのとおりです。

 

お城の入り口です。

たまたま入城者が途切れた写真になりましたが、

少しづつ賑わいを取り戻しつつある感じがしました。

 

天守見学の受付の前に、こんな看板が出ていました。

「天守入口までの待ち時間は50分です」と書かれて

います。入場制限がされているのでしょうか。

とにかく、だいぶ待たなければなりません。

結局入城は諦めて、お堀の外から、天守を眺める

ことにしました。

 

お城の入口を左に折れて、お堀沿いに赤い橋(埋橋)

のあたりまで行って、引き返してくることにしました。

 

当日は、快晴に恵まれ、皆さん思い思いにお堀沿いを

散策していました。

 

青空を背景にした天守の光景は、何とも言えません。

夢中で、シャッターをきりました。

 

バーチャルな映像で天守を見るのも素晴らしいですが、

やはり実物を目の当たりにするほうが、感動します。

 

残念ながら、城内は紅葉というには、少し早いようです。

 

そのかわり、セイタカアワダチソウやバラの花などとコラボした

城の光景をカメラにおさめることができました。

私としては、まずまずの写真になりました。

 

城の東側の通りの並木です。

ここもうっすらと色づいていました。

もう少しすれば、紅葉がきれいに見られるかもしれません。

 

さてお城を出た後はランチです。

そのレストランは、

「松本ホテル花月」の「I;caza[ikaza]」(イカザ)。

地元の言葉で「行こうよ!」という意味だそうです。

クラシックな雰囲気のレストランでした。

これまで、めったに料理の写真を撮ることはなかった

のですが、散策後に、ゆっくり食事をするのも久しぶり

でしたので、記念にカメラにおさめてしまいました(笑)。

 

久しぶりの旅を楽しみました。

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山梨の深まる秋を見ました ~富士山、甲斐駒ヶ岳、そして樹々の実など~

2021-10-26 | 旅行

先日、山梨の知人を訪ねました。

甲府の先のほうの、閑静なところに住んでいます。

途中、JR中央線の車窓から見えていたのは富士山です。

まさか写真が撮れると思っていませんでしたので、

あわててカメラを取り出し、シャッターを切りました。

富士山の写真は今年3月、南武線多摩川沿いで撮った

ものに続き、2度目です。

 

もっと大きく富士山が見えるところがないか、

知人に聞きましたら、くっきりと見えるスポットに

早速案内してくれました。

見る角度によって、随分その様子が変わります。

雄々しいです。

 

ちなみに、帰路、中央線で撮った富士山です。

夕日に染まっていました。

富士山のいろいろな表情を撮るのは楽しいです。

 

甲斐駒ヶ岳は、標高2967m。

南アルプスの名山と言われ、百名山の一つに

数えられています。

山梨県の北杜市と長野県の伊那市にまたがっています。

甲斐駒ヶ岳は独立した峰のような感じのためか、

どこからもよく見えるようです。

知人宅からも、甲斐駒ヶ岳がよく見えます。

 

住まいのあたりを、散歩してみました。

寒さが増しつつある時期です。

家々の庭には、花はほとんど見られません。

でも、名前はわかりませんが、いたるところに

野菊がひっそりと咲いていたことが印象的でした。

 

これはシバザクラの花のように見えますが、

今の時期に咲くことがあるのかどうか。

これも狂い咲きなんでしょうか。

 

キウイの実がなっていました。

キウイというのはちょうど今頃に実をつけるんですね。

初めて知りました。

この実は、まるで藤のような枝ぶりの樹についていました。

ちょっとびっくりでした。

 

この黒い実は、シロヤマブキの実のようです。

ヤマブキは実がならないものと思っていましたが、

違うんですね。

ちゃんと実がつくようです。

 

これはミツマタでしょうか。

実なのかどうか、わかりませんでしたが、

これは蕾だそうです。

「さざんかさん」から教えていただきました。

来春に、これが開花することになるようです。

 

 

この赤い実もよくわかりませんが、ガマズミの実の

ような気がします。

 

この庭木はリョウブという樹のようです。

高さは4~5mはあったでしょうか、

樹全体にたくさんの黄色っぽい実がついていました。

春には樹全体に白っぽい花をつけて見事ですと、

知人が話していました。

 

このトウモロコシを太くしたような実は、

検索してみたところマムシグサの実らしいです。

緑色から段々赤くなっていくようです。

首をもたげたようなマムシグサの花は、4月頃に咲きます。

所沢の多聞院の庭で見られたはずですが、

今年は撮り損なってしまいました。

 

秋は次第に深まっているようでした。

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実がついている姫リンゴの樹に花も

2021-10-23 | 日記

仕事で一緒だったSさんが、鉢植えの姫リンゴの写真

を送ってくれました。

例年同様、5月ごろに、自宅の姫リンゴの鉢植えに

花が咲き、9月に入って実がなったそうです。

ところが、何と10月初めに、白い花がまた咲いた

とのこと。

しかも、実がついているにもかかわらず

咲いたので、びっくりしましたと言っていました。

 

 

写真をみると、確かに実がついている傍で、

花が咲いています。

「狂い咲き」でしょうが、こんなことってあるんですね。

何かのきっかけがあってこうなったんだろうと思いますが、

それにしても珍しいですし、不思議です。

 

ネットで検索すると、確かに同じような例があることが

出ていました。

今は実も花も散ってしまって、葉だけになっている

そうです。

こんなことは、めったに見られることではありませんから、

もしかしたら、いいことがあるかもしれませんね。

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松坂投手の引退試合がありました ~地域の花:トサミズキ、バラなど~

2021-10-19 | 散歩

19日(火)、西武ライオンズの松坂投手の引退試合がありました。

対戦相手は、くしくも日本ハムファイターズでした。

平成11年(1999年)4月、プロ初先発で初勝利をあげた

相手も日ハム。

今夜、背番号18をつけ、マウンドに上がった松坂投手の

投球は、さすがに往年のようなピッチングとはいかず、

フォアボールに終わりました。

西武ファンだった私にとって、日本だけでなくメジャー

リーグでも大活躍した「怪物」松坂投手は、まさに

思い出の選手です。

西武球場にも何度か足を運び、その活躍に一喜一憂しました。

 

全力をあげて競技するスポーツ選手の姿は、私たちに感動を

もたらしてくれます。まさにオリンピックがそうでした。

スポーツもまた、私たちにとって「生きる力」につながって

いる。改めてそう感じます。

 

最近の地域散歩で撮りだめた樹や花の写真で、まだアップして

いないものがありました。

いつもと変わりませんが、小さな感動を覚えさせてくれる

樹々などを紹介します。

キンカンです。他の木の実が黄色や茶色に熟していく中で、青々として

元気一杯という感じです。

 

 

トサミズキの実は、こんなふうに枯れ色になっていました。

果たして鳥はついばむのでしょうか。

 

 

ナツツバキの実も、同じように枯れた感じになっていました。

 

 

ボケの実はかなり大きくなっていました。

脇でなぜか赤い花が数輪咲いていましたが、私にはかえって、

秋のわびしさが感じられます。

 

 

     

あまり歓迎されないヘクソカズラです。

実がフェンスにからみついて、思わず、頑張れよと

言いいたくなります。

 

 

秋バラです。

花が少し残っていました。

バラはやはりきれいですね。

季節を問わず、存在感があります。

 

 

通りの垣根のサザンカです。

早くも一輪花をつけていました。

これからはあちこちで目を楽しませてくれることでしょう。

 

 

フジバカマも秋の風情を感じさせます。

 

 

これは白色の花ですが、ランタナとよく感じが似ています。

コバノランタナという花がありますが、

これがそうなんでしょうか。

 

 

これも野菊の一種なのかどうか。

葉の形が楕円なのですが、よくわかりません。

 

 

これはストケシア(ルリギク)のような感じもしますが

どうなのでしょうか。

 

散歩しながら、風が冷たくなってきているのを感じます。

秋の深まり、晩秋。

季節の移り変わりはいつもと同じはずですが、

それにしても月日の経つ早さをつくづく感じます。

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私、迷子になってません ~地域散歩:モッコク、サンシュユなど~

2021-10-16 | 散歩

先日家人と車で、ちょっと大きなスーパーに買いものに

出かけました。ビルの上層階が駐車場になっています。

食料品や日用品・雑貨だけでなく、婦人服・紳士服など

衣料品の他、文具・玩具売り場や専門店もありますので、

家族連れでくる人も多いお店です。

 

店舗の中に入ると、家人がちょっと服を見たいと言います。

そこで、フロアに置かれているソファーで待つことにして、

座れるところを探していると、脇から声がしました。

「お名前は、何とおっしゃいますか。」

店舗の警備員さんです。

”いきなり名前を聞くとはどういうこと”と、むっとしつつ、

「何ですか」と聞き返すと、「〇〇さんという方を探して

いるんですがー」とのこと。

たぶん家族とはぐれてしまった方を探していたのでしょう。

 

私の様子といえば、散歩スタイルの服装で、スマホが

入ったバッグを肩から下げ、きょろきょろと杖歩きです。

多分探している人と様子が似ていたのでしょう。

それで、声をかけられたに違いありません。

後で家人に話すと、笑いながら、

「徘徊してると思われたんじゃない」。

 

自分ではまだ少しは若いつもりでいても、

誰が見てもれっきとした高齢者です。

出かけるときはそれなりの服装をしていないと、

また声をかけられそうです(苦笑)。

 

今回は、先月下旬ごろから撮っていた樹々の実を紹介します。

まず、ハナミズキです。

私のあたりでは、住宅街で一番早く色づいてくる樹です。

先月は赤い実と葉の緑の対比がきれいでしたが、

だいぶ葉が赤茶色になってきました。

 

 

ナナカマドです。

もっと実があったんですが、少なくなっていました。

鳥に食べられたんでしょうか。

この木は、毎年きれいに紅葉します。

さて今年はどうでしょう。

 

 

モッコクは、先月は樹全体に、たくさんの赤茶色の実が

ついていました。

最近見ましたら、ほとんど実が裂けて、殻だけになって

いました。

実が裂けると、中の赤い種を鳥が食べるそうですから、

「食後」の状況のようです。

 

 

ヤマボウシです。

これは先月の写真です。今月に入って実も葉もだいぶ

散っていました。

いろいろな方のブログで紹介されています。

赤い実は食べられるそうですね。

実際にどんな味がするのか、庭にヤマボウシを植えて

いる知り合いに聞きましたら、甘くも酸っぱくもなく

何といったらいいかな、うーん、との返事。

でも自分で食べてみるのもためらいます。

 

 

サンシュユです。

先月小さな公園で見かけました。

今は、たぶん実はなくなっていると思います。

 

 

同じ公園で見たトウネズミモチです。

これも今はどうなっているでしょうか。

 

 

上の写真がナンキンハゼ、下の写真がカクレミノです。

色づくらしいのですが、どちらも緑がだいぶ残っています。

カクレミノのほうがほんの少し赤みがついてきているようです。

 

 

ピラカンサ(トキワサンザシ)はずいぶんと赤くなりました。

実が枝一杯につき、重たげです。

ピラカンサはふるさとの家にもありました。

なつかしいです。

でも鳥が実を食べるはずなのに、ほとんど実は

減りませんでした。

鳥が食べるのは、どうやら他に食べるものが

なくなってかららしいです。

あまりおいしくないんでしょうか。

 

 

カリンです。以前にくらべて大きくなっています。

まだ青いですが、熟すると黄色くなるようです。

カリンと言えば、のど飴の原料になるようですが、

生では食べられないそうです。

 

コムラサキです。いろいろなところで見かけます。

いつ見ても紫の実がきれいです。

 

樹々の実をみていると、秋が少しづつ深まっているのを

感じます。

もう少しすれば都市部でも紅葉がみられるかも

しれませんね。

 

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寒くなってきました ~地域散歩:ミツバツツジ・十月桜など~

2021-10-13 | 散歩

東京は、昨日(12日)・今日(13日)と雨です。

急に冷え込んできました。

一方で、九州は30℃のお天気だそうですから、

信じられませんね。

東京の地域では、このまま寒い日が続くようになって

いくのかもしれません。

 

寒くなれば、それなりの楽しみが出てきます。

テレビでは、ハクチョウやマガンの飛来の模様が

ニュースになっていました。

都内にもカモなどの飛来があるのだろうと思います。

鳥の写真を撮る方には、大きな楽しみでしょう。

 

住宅地でも、寒くなれば樹々は色づいてきます。

私の方は、ぶらぶら散歩しながら、そちらの出会いを

楽しもうと思います。

 

だいぶ花が少なくなっていますが、今回は最近、

地域散歩で出会った花をまとめてみました。

散歩コースでは、一番目につくのがキバナコスモスです。

花から花に飛び回っていたのは、オオスカシバという蛾の

ようです。多くのブロガーさんが紹介しています。

やっと私も撮ることができました。

 

 

これも定番のシュウメイギクです。

キクの仲間かと思っていましたら、キンポウゲ科の

イチリンソウ属で、アネモネなどと一緒だったんですね。

柔らかでふわっとした感じの花びらが好きです。

 

 

何度かブログにアップしているオシロイバナです。

今年はなぜか、色が混じったものがあまり見られません。

その時々で違ってくるようです。

これまで、白と黄色が混じった花びらは見たことがありません。

いつか見たいものです。

 

 

アメジストセージの紫の花はきれいですね。

もっとも、いろいろの方が紹介されていますが、

花弁に見える紫の部分は萼なんだだそうですね。

 

 

検索するとガイラルディア(テンニンギク)と出てきました。

キクの一種のようですが、これがそれなんでしょうか。

 

 

これはいわゆる野菊の一つでハマギクのようです。

野菊はたくさんの種類があるようで、見分けるのが難しい

ですが、これは葉の形状が独特です。

 

 

フジバカマなんでしょうか。全体を撮りませんでしたので、

葉の形状がよくわかりませんが、あっているかどうか

自信がありません。

 

 

検索すると、テンジクアオイ(ぺラルゴ二ウム)と

出てきます。ゼラニウムと覚えていたのですが、

どういう分類になっているのか、よくわかりません。

随分長く咲いているような気がします。

 

 

あれっ、ツツジです。ポツンと咲いていました。

今の時期に咲いているとは、そういう種類なんでしょうか。

それとも暑かったので、たまたま咲いたのか、どうか。

 

こちらには、名札がついていて、ミツバツツジと出ていました。

数輪の花がついていました。花は大きいです。

本来なら5月ごろに咲くんじゃないでしょうか。

 

 

これは、十月桜という種類ではないでしょうか。

ポツリ・ポツリと枝に花をつけています。

ともあれ、桜の花はうれしいですね。

 

コロナは急速に減少しています。このさきどうなるか

わかりませんが、少し安心しています。

コロナ退散をお願いした神社にもお礼のお参りを

しないといけないですが、張り切って出歩くのも

まずいかもしれません(笑)。

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憂いなければ備えなし ~サキシマフヨウ・ヘビウリなど:東京都薬用植物園(続き)~

2021-10-09 | 公園・庭園・名所

前回の都立薬用植物園の続きです。

 

その前に、7日(木)深夜の地震について、いろいろの方がブログに

書いておられました。震源地は千葉でした。

地震があった時私は、テレビを見ながらソファーにもたれかかって

いました。

突然家族の携帯の警報音が一斉に鳴りだし、大きく揺れ始めました。

びっくりです。

あわてて、チャンネルをNHKに切り替え、震源地はどこだろうと

画面を見つめていました。余裕というより、危機感ゼロです。

 

少しして、そうだ玄関のドアを少し開けておかなくとはと思い、

あわててドアに向かい、カギをあけたまではいいのですが、

ドアに挟むものがみつかりません。

サンダルがいい、どこだ。

冷静に考えれば、一旦揺れが収まったところで、安全を考え

ながら、まず逃げることを考えないといけないのですが、

実際はこんな状況でした。

 

「3.11」から10年。確か今年の初めにいろいろ報道があった

はずですが、もはやすっかり忘れていました。

まさに「憂いなければ、備えなし」状態です。

今回は、私の住んでいるところは震度3でしたので、結果として

は何事もなくてすみました。

でもこれでは、今後大きな地震があった時には対処できません。

反省しきりです。

 

 

さて薬用植物園ですが、まずフヨウです。

鹿児島西部から沖縄にかけて自生するサキシマフヨウ

(アオイ科)です。

高さは2mはありました。白とピンクの花です。

晩秋に咲くようです。

 

 

オオベンケイソウと出ていました。

その名の通りベンケイソウより大きいということですね。

高さは30~40センチくらい。

ヒメアカタテハというんでしょうか、蝶が一匹、逃げもせず

花にずっと止まっていました。

 

 

イヌサフランです。よく見ます。

サフランという名前が入っていますが、サフランでは

ありません。サフランはアオイ科でクロッカスの仲間

ですが、イヌサフランはイヌサフラン科です。

有毒植物です。

似た名前の植物に、サフランモドキもありますが、

これはヒガンバナ科のタマスダレの仲間です。

それぞれ別種なんですね。

 

 

キダチチョウセンアサガオです。

別名のエンゼルトランペットという名前の方がよく

知られています。これはナス科の植物で、ヒルガオ科

のアサガオとは違います。有毒植物です。

トランペットのように大きな花が下を向いていました。

 

 

オオユウガギクです。野菊です。

晩秋に咲くようです。

高さは40センチくらい、花は3~4センチくらいでした。

横に広がっている感じでした。

 

 

実がなっている木もありました。

まずザクロです。今近くではあまり見かけません。

子どもの頃に食べて、中の赤い実がすっぱかった

ことを思い出します。

 

 

オオミサンザシ(バラ科)の実です。

4~5mくらいの大きな木です。

実が大きいのでオオミというらしいですね。

3~4センチくらいの大きさの実でした。

果実が食用とされ、消化を助ける働きがあるのだそうです。

 

 

チャノキ(ツバキ科)です。つまりお茶ですよね。

この花と実は初めて見ました。

白い花は晩秋に咲くんですね。確かにツバキの花のようです。

実もついていました。咲いたばかりで実がつくわけはないと

思いますので、去年の花の実なんでしょうか。

 

 

ヘビウリです。

夏に、レースのようなヘビウリの花を紹介しました。

花は、カラスウリと同じような感じでしたが、

実がまるで違いますね。

カラスウリの方は4~5センチの緑色の小さな実です。

ところが、ヘビウリの方は、2mくらいありそうです。

こんな大きな細長い実になるんですね。

自然とは本当に不思議ですし、おもしろいものです。

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植物園へぶらぶらと ~東京都薬用植物園~

2021-10-05 | 公園・庭園・名所

「宣言」解除になった最初の日曜日(10月3日)です。

午後、久しぶりに都立薬用植物園にでかけてみました。

ここは、いわゆる園芸種のような植物は少ないですし、

しかも花も少ない時期です。

入園者も少ないのではと思いながら入場すると、

観察会でもあったのでしょうか、それなりの見学の人がいました。

和やかな雰囲気です。

皆さん、一様にほっとしたものを感じているのかもしれません。

 

 

園内に入ると、結構ホトトギスの数が多いことに気づきました。

花弁にたくさんの紫色の斑点がついています。

種類が違うのでしょうか、花の大きさや斑点のつき方が違って

いるようです。

素敵な名前ですし、日本庭園にはうってつけの感じですね。

同じホトトギスですが、紫の斑点のないものがありました。

シロホトトギスだそうです。上品です。

 

 

こちらは、キチジョウソウです。

日陰の林の中の園路沿いに、花をのぞかせていました。

葉に埋もれるように花柱がのびています。

花の高さは15センチ前後です。淡い赤紫の花です。

注意して見ないと見落としてしまいますね。

この花が咲くといいことがあるそうですが、

見ただけでも、きっといいことがあると思ってます。

 

 

どこかで見たことがある花だなあと思って、立て札をみると

マンネンロウと書いてあります。珍しい花かな?

よく見ると、その下にローズマリーと出ていました。

よく知られたハーブのローズマリーです。

マンネンロウは和名で、ローズマリーは英名だったんですね。

 

 

 

この赤い穂のような花をつけた植物は、ケイトウ(ヒユ科)の一種で、

スギモリケイトウというのだそうです。高さが2mくらいありました。

ケイトウというと、ニワトリのとさかのような花を思い浮かべますが、

こういう種類のケイトウもあったんですんね。

若葉などが食べられるらしいですが、実際は観賞用でしょう。

 

 

もう一種、ケイトウがありました。槍状です。

和名がノゲイトウです。密集していました。

ケイトウの中で、セロシアといわれる種類のようです。

高さは1mくらい。私には上品な絵ロウソクのような感じがしました。

 

 

上の写真は、夏ごろに紹介したクソニンジンです。

これは、そのクソニンジンが、粒々の小さな花をつけている

ようなんです。とても花には見えませんがー。

2m近い高さがあったようでした。結構な背丈です。

 

 

シオン(紫苑)です。うす紫の花をつけるキク科の花です。

秋も深まった頃に花をつけるようです。

2mくらいはあったでしょうか。これも背丈が大きいです。

花壇や家のお庭で見かけますが、実は絶滅危惧種に指定されて

いるんですね。

(※まだありますので、次回に続けます。)

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