ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

大正浪漫夢通りと鯉のぼり ~川越散策~

2022-04-28 | 公園・庭園・名所

先週、久しぶりに川越を歩いてみました。

テレビで、大正浪漫夢通りの鯉のぼりが紹介されて

いたので、これを見に行こうと思い立ったわけです。

 

散策の出発地は、西武線の本川越駅。

ここから、「小江戸蔵里(くらり)」(川越市産業観光館)の

みやげ処を覗き、熊野神社に寄り、大正浪漫夢通りの

鯉のぼりを見上げるというコースです。

距離にして約1キロ弱。

本川越駅への戻りはバス。バスは頻繁にきます。

ぶらぶら歩きするのに、ぴったりです。

 

まず、観光館の「小江戸蔵里(くらり)」です。

かつて地元の酒造蔵のあったところで、12年前に蔵が改装され

観光館になっています。何度も行っています。

今回は、早々と好きなお菓子を土産に買いました。

 

    

     

この施設の中に、新富町一丁目の山車「徳川家光」を

収蔵している山車庫があります。

山車は、毎年10月に行われる川越まつりで巡行されます。

残念ながら、窓ガラスが光ってよく見えませんでした。

ポスターが貼ってありましたがー。

昨年はコロナで、川越まつりは中止でした。

今年は実際の山車が見られるかどうか。

山車の人形は、以前撮ったものですが、

上の写真のとおりで、徳川家光の人形です。

 

    

観光館からすぐのところに熊野神社があります。

昨年9月のブログでも紹介しました。

参道両脇や本殿などにある提灯に描かれている文様は、

神様にお仕えする八咫烏(やたがらす)です

 

    

熊野神社内には、いろいろの開運招福の境内社があります。

よく知られた銭洗弁財天もその一つです。

つい紙幣をそのまま水で清めて、あとで乾かすのに

一苦労します(笑)。

 

     

     

今回新しい境内社が出来ているのを「発見」しました。

秋葉神社です。川越秋葉神社の御神像の「カラス天狗」様と、

秋葉山本宮から拝領のご神木「秋葉杉御柱」が祀られています。

よく見るとご神木とカラス天狗様が綱で結ばれています。

つまり、ご神木に手で触れて願い事をすると、カラス天狗様に

それが伝わるということのようです。

私も早速ご神木に触れ願い事です。

もちろんその前にお賽銭を納めさせていただきました。

 

大正浪漫夢通りに入りました。

大正時代の雰囲気を感じさせる商店街です。

通りの両脇から渡された綱に、小さな鯉のぼりが

たくさん吊るされています。700以上はあるようです。

地元の幼稚園児たちが色塗りをしたものだそうです。

新しさを競う時代ですが、「古きよきもの」が

もたらしてくれる癒しを感じます。

 

商店街の中にあった昔ながらの和菓子の店で、一休み。

縁台に腰掛けて、和菓子を味わいました(笑)。

川越のゆっくりした時間が流れていきました。

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多聞院の4月の花たち 2 ~花木と山野草~

2022-04-24 | 散歩

前回は多聞院(たもんいん)の花木を紹介しました。

今回は、4月に撮った多聞院の山野草をご紹介します。

今は咲き終えた花もありますが、4月全体ではこんな

具合です。どうぞご覧ください。

 

5月1日には「寅まつり」が行われます。

今年は寅年です。武田信玄の守り本尊と伝えられる

秘仏・毘沙門天が、12年に1度開帳される年にあたっています。

狛寅(こまとら)も出番ですね。

 

今月のお目当て、ラン科のクマガイソウ(熊谷草)です。

残念ながら花がうまく撮れていません。

クマガイソウの名の由来は、一の谷の合戦に登場する

熊谷直実が背中に背負う母衣(ほろ)に見立てた

ものとか。

 

キバナカタクリです。

日本に自生するカタクリと違い、北アメリカ原産です。

 

エンレイソウ(延齢草)です。

オオバナノエンレイソウの花は、北海道大学のシンボルマーク

になっています。

下の写真の赤黒いものも、エンレイソウの種類の一つのようです。

赤エンレイソウという名札がついていました。

 

ヤマシャクヤク(山芍薬)です。

優美な花姿です。

 

ユリ科のバイモユリ(貝母百合)です。

アミガサユリとも呼ばれます。

うつむき加減に花を咲かせるようです。

花びらの様子が見えないので、ちょっと残念です。

 

上の写真は、キバナイカリソウ(黄花碇草)です。

4月初め、こんもりと花をつけていた様子です。

その脇に咲いていたのが下の写真のイカリソウです。

 

ヒトリシズカ(一人静)です。

多くのブロガーさんが紹介しています。

ヒトリシズカという名前の由来は、源義経が愛した静御前の

舞姿から来ているとか。

 

ここからは、4月後半に撮った花です。

今見ることが出来る花になります。

ジュウニヒトエ(十二単)。学名のアジュガとも呼ばれます。

平安貴族を思わせる優雅な名前です。

 

バイカカラマツ(梅花唐松)です。

きれいな花姿です。

カラマツソウのような葉に、梅のような花を咲かせている

姿から名前がつけられているようです。

 

これは、ラン科のエビネ(海老根)です。

花にはいろいろな色のものがあるようです。

 

これはチョウジソウ(丁字草)というんじゃないで

しょうか。

横から見た花の形から名前がついたらしいんですがー。

見たのは初めてです。

 

サトイモ科のユキモチソウ(雪餅草)です。

ふんわりとしたモチをのせているようで、

可愛らしい感じがします。

 

ウラシマソウ(浦島草)です。

ユキモチソウと同じサトイモ科です。

花のように見える苞(仏炎苞)のさきが、つるのように

のびています。これを釣り糸に見立てて、ウラシマソウ

というのだとか。

庭のあちこちに顔をだしていますが、多くは茶褐色です。

その中に、一本だけ白っぽいものがありました。

庭の手入れをしていた人(庭師さん?)が、「これは

”素心”といって、色素が抜けて白っぽくみえる。

珍しいウラシマソウだよ。」と教えてくれました。

 

ムサシアブミ(武蔵鐙)です。

これもユキモチソウやウラシマソウと同じサトイモ科で、

花の姿がよく似ています。

この写真では、花(苞)はちょっと見にくいのですが、

白っぽく色が抜けた感じがします。

庭師の方が、「これも素心だよ。珍しいよ。」と

話していました。

 

上2枚の写真はアマドコロ(甘野老)で、ちょうど

咲きだしていました。

一番下の写真はヒメイズイ(姫萎蕤)です。

アマドコロと同じ仲間ですが、花は少し小さめです。

実のところ、違いがよくわかりませんでした。

 

最後に、ユリ科の”ヤブレガサ(破れ傘)”です。

面白い名前です。たぶんこれから夏以降に花が咲くの

ではないかと思います。

 

一般に野草は、花期が短いようです。

多聞院にいくたびに、花が交代していました。

しかし、多聞院の庭はよく手入れがされています。

出会った庭師さんは、実に気さくに花の名前や特徴など

を教えてくれました。

彼は、何と参観者に、こうするとうまく撮れますよと、

スマホの使い方まで”指導”していました。

たまたま作務衣をきたご住職もおられましたが、

もくもくと枯葉や枯れ枝を取り除いていました。

単に花がきれいだからだけでなく、心を感じるお寺

だからこそ参観者が絶えないのだろうと思います。

 

これからは、たくさんのボタン(牡丹)が咲いていきます。

さらに参観者が多くなると思います。

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多聞院の4月の花たち~花木と山野草~

2022-04-21 | 公園・庭園・名所

所沢の多聞院(たもんいん)は何度も紹介してきました。

多聞院の境内では、市街地ではあまり見ることができない

花木や山野草を見ることができます。

4月はクマガイソウの時期。そこで狙いはクマガイソウ。

4月中、3回も通いましたが、うまく撮ることができません。

境内の庭はクマガイソウだけではありません。

もちろん、いろいろの花があります。

それでは、4月の多聞院の花をご覧ください。

 

花木から紹介していきます。

まず、境内裏手に咲いていたギョイコウ(御衣黄)です。

今は散ってしまっていますが、若草色の花びらです。

貴族の衣服に色が近いので、その名がついたとか。

 

ミツバツツジではないかと思います。

今が盛りの鮮やかなツツジとは異なり、上品な感じがします。

 

このドウダンツツジは、3mくらいの高さがあるかもしれません。

実に見事です。

ドウダンという名前は、燈台(燈明台)から来ているようです。

 

これはリキュウバイ(利休梅)ではないかと思いましたが、

どうでしょうか。

リキュウバイは梅のような花びらから名前がついている

ようですが、桜の一種なんですね。

 

ウンナンオウバイ(雲南黄梅)です。キンモクセイなどと同じ

モクセイ科の植物です。

 

たまたま隣で写真を撮っていた方から、「ナツグミじゃないですか」

と教えていただきました。

 

アメリカロウバイは、ロウバイの仲間ですが、

2月に咲くソシンロウバイなどと随分様子が違っています。

 

これには、クロロウバイ(クロバナロウバイ)という名札が

ついていました。

ネット検索すると、アメリカロウバイと同じという解説も

あり、同じなのか違うのか、よくわかりません。

 

上の1枚目と2枚目の写真は、常緑樹のトキワマンサクですが、

秋に紅葉して葉が枯れるマンサクとは別の種類(属)なの

そうです。

3枚目の写真は、白とピンクの花が同じ樹についているように

見えました。

1本の樹に、紅白二色の花が咲く”源平トキワマンサク”(園芸種)と

いうのがあるそうですが、これがそうなのかどうか。

 

ハナズオウのようです。

 

ちょうどこのブログをつくっているとき、ウクライナから避難して

いる母と娘のチェロ奏者二人が、都内の区役所で、支援者の日本の

音楽家と一緒に演奏している姿が、テレビに映っていました。

最後の曲が、誰もが知っている「ふるさと」でした。

”兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川

 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷・・”

思わず涙が滲んできました。

ウクライナが一日も早く、あの美しい大地を取り戻しますように。

(次回に続きます)

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艶やかさの競演(2) ~昭和記念公園のチューリップ~

2022-04-16 | 公園・庭園・名所

前回に引き続いて、昭和記念公園のチューリップです。

平日でしたので、シルバー世代が多かったような感じでしたが、

結構若い方もたくさんいて、チューリップを楽しんでいました。

むしろ若い人の感性にぴったりなのかもしれません。

 

毎年そうなんですが、ペットのワンちゃんを連れた人が

多くみられます。

そうした方が一生懸命なのは、チューリップを背景にした

かわいいペットの写真を撮ること。

ただ、ワンちゃんがじっとしてくれないので大変なようです。

思わずくすっとしてしまいます。

そのシーンを撮りたいところですが、失礼ですので、

もちろん撮っていません(笑)。

 

チューリップの品種は一体どれくらいあるのか、ネットを見てみると

世界で6500種くらいあると書いてあるものがありました。

それだけ開発(育種)競争が激しいということなのだろうと思います。

日本では富山県で品種開発が盛んのようですね。

チューリップの美は、まさに人が作り出した美なんですね。

 

小川に、桜の花びらが花筏となって、ゆっくり静かに流れていました。

チューリップのあまりの艶やかさに目を奪われていましたが、

自然がもたらしてくれる美しさ、日本の伝統の美です。

なぜかしら、心安らぐものを感じていました。

 

2回わたりご覧いただき、ありがとうございました。

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艶やかさの競演 ~昭和記念公園のチューリップ~

2022-04-15 | 公園・庭園・名所

久しぶりの昭和記念公園です。

このところ何となく足が遠のいていましたが、

HPのチューリップの開花情報をみると、ちょうど見頃を

迎えていると出ています。

人出が多くなる土・日を避けて、12日(火)に行って

みました。当日は晴天で、絶好のカメラ日和でした。

 

公園の中ほどにある渓流広場が、今年も様々な色や形の

チューリップで彩られています。

その数は、267品種・約25万球なんだそうです。

それが、池や小川の周囲に、まるで花の絨毯のように

デザインされていますから、豪華そのものです。

 

一見すると、チューリップじゃなくて別の花じゃないかと

思えるほどなんですが、とにかく、あれもこれも

皆チューリップなんです。

 

次々とカメラを向けました。どれも撮りたいんです。

 

まだ相当数の写真がありますので、次回に続けます。

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吹奏楽そして花 ~練馬文化センターで~

2022-04-11 | 日記

昨日10日(土)ですが、吹奏楽の定期演奏会の案内状を

いただいていました。

これまでも、数回聴きにいっています。

当日は、青空が広がる素晴らしい天気でした。

会場は「練馬文化センター」。

久しぶりの吹奏楽です。

 

演奏する吹奏楽団は、学生・社会人で構成される

アマチュアの吹奏楽団。

名前は「コンセール・リベルテ・オルケストル・ドゥアルモニー」。

練馬区を拠点に活動しているそうです。

写真は、リベルテのホームページからお借りしました。

リベルテの演奏は、よく知られた吹奏楽の曲はもちろん、

ポップスなど親しみのある曲も取りあげられ、

迫力ある感動的な演奏が行われます。

今回も、楽しく素晴らしいものでした。

文化・芸術は私たちにとってなくてはならないもの。

その思いを新たにすることができました。

 

演奏会後、練馬文化センターの隣の「平成つつじ公園」に

よって見ました。

正面入り口のハナミズキが花を開かせています。

肝心のつつじは、ちょっと見頃には早かったようです。

 

でも咲き出したつつじは色鮮やかでした。

 

この公園の道をはさんだところに小さな花壇がありました。

結構いろいろの花木や草花が植えられていました。

ハナカイドウです。うす紅色の花が何とも言えません。

 

これはヒメリンゴの花ではないかと思うんですがー。

どうでしょうか。

ヒメリンゴも、ハナカイドウと同じバラ科リンゴ属です。

 

シャクナゲが大輪の花を咲かせていました。

圧倒するような咲きぶりですね。

 

もこもこした大きなつぼみ様のものをつけた小さな木が

ありました。ナニコレ!

よくみるとフジなんです。これから咲くところなんですね。

 

これは、たぶんトサミズキではないかと思います。

これも木が小さかったので、ちょっとわかりにくかったのですがー。

 

     

     

ネモフィラです。

青いネモフィラは定番ですが、その隣の花もネモフィラのようです。

検索してみると、ファイブスポット(マクラタ)とでてきました。

花びらの先の紫の斑点が特徴的です。

 

色鮮やかな花の間から覗いていたのは、バイモユリ。

まだ開いた花をみたことがないんですがー。

好きな吹奏楽を楽しんで、花を楽しんで、とてもいい一日でした。

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自然とともに ~アケビ、カタクリなど:地域の花~

2022-04-07 | 散歩

コロナがやや収まってきているというのに、

出かけるのがなんとなく億劫です。

家で過ごしてばかりでは、よくないのはわかって

いるんですがー。

そんな折、「俺、退院したよ」と友人から電話がありました。

ちょっと難しい手術だと聞いていましたので心配でした。

しかし、手術は成功し、2週間ほどの入院ですんだようです。

「平均寿命くらいは何とかなりそうだから、あとはなるように

なるさ」と、実にあっけらかんとしています。

逆にこちらが元気づけられました。

ともあれ、またぶらぶら歩きです。

 

ソメイヨシノは、近くではほとんど花は散ってしまいましたが、

このシダレザクラはいい具合に花をつけていました。

近場では、桜はこれが見納めかもしれません。

 

ちょうど通りかかった方が、これはハナモモですよと

話してくれました。ずいぶんと濃い紅色の花です。

鮮やかです。

 

これはハナカイドウです。数日前に通りかかったときは

一番上の写真のように蕾も多かったのですが、一気に

咲いたようです。

こちらはうす紅色ですね。

 

昨年ブロガーさんから教えていただいたアケビの花です。

今年もクリーム色の花を咲かせていました。

見えているものは雄花です。まだ開いていない長い花が

一本ありますが。これがひょっとして雌花かも知れません。

 

二日後、もう一度アケビの花を見てきました。

これが雌花です。

お庭で手入れをされておられる方にお聞きしましたら、

「最近は実が出来なくなってー」

「でも淡い色の花を楽しんでいます」とのこと。

実が出来なくても、本当に素敵です。

 

カタクリは少し遠いところの崖地に点在していました。

守る会をしているボランティアさんと出会い、つい長話。

「昔はもっと先まで咲いていたんですが、それでもずいぶん

増えました。花びらについている模様は、一本一本違うんですよ。

薄紫の花ばかりですが、今年一本だけ赤い花がありました。

これを撮る人が多いですね。」

優雅です。

 

通りの花壇に、チューリップと書いてありましたが、一見すると

ユリのようです。検索すると、どうやらレディージェーンという

品種のようです。

 

バクヤギクというようです。

毎年、しっかりと花を見せてくれます。

 

野草も柔らかな色合いを見せていました。

ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)です。

以前このブログで紹介しましたが、思わぬところに

密集して咲いているのを発見しました。

意外にも、交差点のちょっとした空き地です。

これなら、ネモフィラにも対抗できそうです。

 

こちらは、ハナニラです。

ハナニラだけだと控え目ですが、パンジーなどとコラボすると

白が鮮やかに映えます。

 

ひっそりと咲いていたシャガやニリンソウには、優艶さを

感じます。

悲惨な戦争報道が続いています。

こうした花たちを見るにつけ、なぜ人間は自らを自然の一部

なのだと感じることができないのか、胸が張り裂ける思いです。

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桜に浮かれて ~素敵な桜の言葉~

2022-04-03 | 散歩

一週間前、東京で満開が伝えられた時、私も桜を撮りにいきました。

練馬高野台駅近くを流れる石神井川の桜です。

これまでたくさんのブロガーさんが、素敵な写真と思いをつづった

文章で春を象徴する桜を紹介しています。

感心しているうちに、東京では、もう桜が散り始めています。

慌ててアップしました。

川を覆い隠すような桜。

美しさが引き立つ桜ならではの光景ですね。

 

いつも思うのですが、なぜこうも桜は私たちを魅了するのか。

桜の様子を表す言葉は実にいろいろです。

感動するがゆえに言葉が湧いて出るのかもしれませんね。

「桜雲(おううん)」:たくさんの桜が咲いてまるで

雲のように見えます、という意味です。

私の撮った写真ではそうはいきませんが、土手沿いに延々と

続く桜の光景は、たなびく雲といったところでしょうか。

 

私が写真を撮りに行ったときは、お天気は曇り。

「花曇り」です。気温も低く「花冷え」の一日でした。

「花曇り・花冷え」も、実に味わいがある言葉です。

確かに桜は、青空が広がり、温かな陽気だと映えますが、

曇りや冷え込む中での桜を、先人は素敵な言葉で表して

してくれているんですね。

 

満開が続く間に小雨も降りました。

「桜雨(さくらあめ)」。「花の雨」ともいうようです。

風情を感じさせる言葉ですね。

小雨の中でも、花はしっかりと咲いていたようです。

残念ながら雨と桜の写真は撮れませんでしたがー。

 

最近は、各地で桜のライトアップも盛んです。

上の写真は昨年3月に撮った大國魂神社の枝垂れ桜です。

ところで桜には、「花明かり」という素敵な言葉があるんですね。

満開の桜が、あたりの闇をほの明るく感じさせるという

意味のようです。風流の世界ですね。

私が写真で表現するのは到底無理ですがー。

 

桜の時期は、多くの花が開花する時期でもありますね。

モクレン、ヤマブキ、ユキヤナギ、レンギョウ。

桜とのコラボ写真にトライしてみました。

桜とともに、それぞれが、春の息吹を伝えている

ことを改めて感じます。

 

今日あたりは、「花吹雪」となって石神井川に降り注いだ

花びらは、「花筏」となっているのではないかと思います。

咲くもよし、散るもよし。

今の時期は、皆誰もが桜に浮かれているようです。

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