ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

すぐそこまで春がやってきてます ~地域散歩~

2023-02-26 | 散歩

このところ青空が広がる日々が続いていますが、

かなりの冷え込みです。外に出てはみたものの、

思わず首をすくめて、家に戻りたくなります。

でも健康第一。思い直して散歩です。

 

ウグイスカグラの木に花がつきだしました。

花の大きさは1センチ程度、ごく小さな花です。

それも、枝先にポツンポツンと咲いています。

でも、なぜかこのウグイスカグラの花が

好きなんです。

冬の寒さの中で、懸命に咲いている様が

可憐に感じるせいかもしれません。

 

ジンチョウゲの蕾が開き出しました。

よくよく注意して見ないと、見落として

しまいそうです。

気温が上がっていけば、開花が進んでいく

だろうと思います。

 

通りの花壇に、黄色の菜の花が見えました。

食用になるコウタイサイのような感じです。

何となく暖かいものを感じます。

 

ヒメリュウキンカだと思います。

これも黄色の花です。背丈は低いですが、

しっかりとした花です。

 

カタバミだと思います。道端でよく見かけます。

結構強いんですね。

 

この白い花は、カタバミの中で、オキザリスと

呼ばれる種類で、バーシーカラーではないかと

思います。つぼみのときは紅白のねじり模様が

くっきり見えます。

 

園芸種のアネモネです。これも今頃咲く花

なんですね。

 

花木も花を開いています。

上の写真は葉がほとんど見られませんし、

垂れた枝先の黄色い花です。

オウバイ(黄梅)でしょうか。

オウバイによく似た花に、ウンナンオウバイ

(雲南黄梅)がありますが、よくわかり

ません。

 

ヒイラギナンテンの蕾が開き出しました。

穂状になった花を、横に広げています。

 

こちらは河津桜という木札がついていました。

きれいです。

2mを超える高さの木が鉢植えになっています。

私だけでなく、通りかかった誰もがほっこりして

きますね。

もう、桜だよりがきかれる時期になってきたん

ですね。

 

こちらはモクレンの蕾です。だいぶ膨らんで

きましたが、まだ開花には時間が必要のようです。

 

ぶらぶらしたあとは、バスで帰ろうと思い、

バス停に立っていると、やや背中が丸くなった

女性の方がゆっくり歩いてこられ、一緒に

バス待ちになりました。

ご挨拶すると、何と年齢が90半ばになります

とのこと。びっくりです。

買い物カートを押していましたので、これから

スーパーに買い物に行かれるところのようです。

たくさん買ったときのために、中にリュックも

いれてるんですと、穏やかな表情です。

 

やってきたバスにもきちんと乗り込まれ

ました。ご家族もいらっしゃるようですが、

しっかりした生活をなさっているようです。

寒いから外にいくのは止めようかと思った

自分が、ちょっと恥ずかしくなりました。

いつまでもお元気でいてくださいね。

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春の息吹を感じながら ~府中郷土の森博物館の梅林~

2023-02-21 | 公園・庭園・名所

ずいぶんと暖かさを感じるようになって

きました。少し前までの大雪注意のニュース

がまるで嘘のようです。

府中市の「郷土の森博物館」の梅林の開花が

だいぶ進んでいると聞きました。

青空、陽ざし、冷えた空気、梅の香。

春の息吹を体全体で感じたいと思いました。

 

   

例年、園内の民家に飾られているおひな様です。

年に一度の出番。どれも立派なひな飾りです。

 

流れる水にも温みを感じます。

 

園内のあちらこちらにフクジュソウが顔を

のぞかせていました。

 

この青い小さな花はオオイヌノフグリですね。

こんなに可愛いのに、気の毒な名前です。

 

マンサクの花が盛りです。黄色い色がよく

目立ちますが、梅林の片隅でひっそり

咲いていました。

 

山茱萸(サンシュユ)は、これから盛りを

迎えようとしていました。

園全体としては、まだ蕾のほうが多いようです。

 

さて、ちょうど見頃を迎えた梅の花です。

梅は、本当に青空に映えますね。

1月くらいから咲き出して、3月くらいまで

ずっと咲き続けるのですが、清楚というか

控えめというか、奥ゆかしさのある花です。

 

早春の主役にもかかわらず、自分の存在だけ

を主張することなく、他の花たちも引き立て

ます。鳥たちとも一緒になって春を演出して

いるようです。

 

こうして見ると、花の一つ一つに、柔らかさと

奥ゆかしさを感じます。

 

園内の歩きに疲れ、ベンチで休んでいると、

すぐ隣のベンチに、私よりもずっと高齢と

思われる一人の男性が腰を下ろしました。

ほどなくして、女性がやってきて、

それじゃあ行きましょうかと、介助の手を

差し出しました。

 

彼女は、娘さんでしょうか、それとも

介護のスタッフさんでしょうか、

よくはわかりません。

男性は、足はやや不自由でしたが、

その女性に支えられながら、手すりを

しっかり握り、目の前の坂道の階段を

一歩一歩上がっていきます。

春が、高齢の男性に、まだまだ元気で

頑張りましょうと、暖かい風をおくって

いるかのようでした。

 

世界が平和でありますように!

 

コメント (2)
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たまに手を合わせる程度では ~お茶の水:神田明神~

2023-02-16 | 公園・庭園・名所

コロナの感染者数が減ってきているよう

です。そのせいか、ほっとした雰囲気に

なってきたような感じがします。

 

先日、久しぶりに都心に行ってみました。

お茶の水の神田明神と後楽園の東京ドームの

たりです。

お茶の水の神田明神です。

例年5月に行われる神田祭りでのみこしが有名です。

節分の豆まきのときに行きたかったのですが、

行けなかったため、お参りしてみました。

午後遅めの時間帯でしたので、それほど人出は

多くないだろうと思っていました。

 

門の脇の手水鉢には花が生けられてました。

残念ながら、花手水はその日で終了という

ことで、撤収作業中でした。

次は、来年かもしれません。

 

上を見ると、鳳凰の飾りです。今までまったく

気づきませんでした。珍しいような気がします。

 

短いですが、本殿にお参りする人の列が

できていました。お正月の初詣なら、こんな

ものでなく、相当の人出だろうと思います。

 

境内にある大黒様と恵比須様です。

ここでも熱心に手を合わせている人が

いました。

私のように、たまに行って手を合わせる

程度では願いが叶うはずもないですね。

気持ちだけでもと、開運のお菓子を

買いましたがー(笑)。

 

ネットを見ると、東京ドームではまだ

イルミネーションが見られるようです。

後楽園駅で降りてみました。

暗くなるには少し時間がありました。

他に適当な店が見つかりませんでしたので、

カジュアルなスタイルのタイ料理の店で

食事をすることにしました。

そもそもタイ料理などほとんど食べたことが

ありません。ハーブの香りとスパイシーな

味わいです。(上がガパオ、下がグリーン

カレーという名前でした)

若い人が好みそうです。店内は若い人ばかり

でした。何事も経験です(笑)。

 

 

久しぶりのドームのイルミネーションは、

きれいでした。さすが都心のアミューズメント

の場所ですね。

 

   

   

  

楽しんでいるのは、やはり若い人たちでした。

ともかく、コロナを気にせず楽しめる日常を、

早く取り戻したいものです。

 

世界が平和でありますように!

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偶然とはいえ、去年も今年も2月10日は雪 

2023-02-10 | 日記

今日(10日)は、朝早くから、降雪に

注意のニュースが、テレビなどで流れて

いました。

窓の外を見ると、実際、午前8時頃には

雪が降りだしていました。

確かに、前日から予報は出ていましたが、

私の住まいの地域は、降り出す時間が

はっきりしていませんでした。

それが都心にも広がっていき、今回は予報

が的中です。

でも、偶然といえば偶然なんですが、

去年も2月10日は雪だったんです。 

何とこのブログに書いていました。

ネタ切れでしたので、飛びついていたんですね。

去年も、朝から「大雪注意」でしたが、

9時頃から降り出した雪は、早くも昼頃には

みぞれに変わり、やがて雪は溶け出したと

書いています。

 

ところが、今年は違いました。

しっかりと雪が降りました(笑)。

 

早速、草木をおおう雪を撮ろうと、ちょっと

だけ近くに出てみました。

決して「不要不急」の外出ではありません。

自然の移ろいをしっかりカメラに収めるという

目的です(笑)。

ちょっぴり、後ろめたいですがー。

とはいえ、花は少ないです。

ボケの花は縮こまっています。

 

サザンカもツバキも迷惑そうです。

 

泰然としていたのはキンカンの実です。

もっとも、近くでは、キンカンの実が

よく見られるのは、1月頃から3月頃ですから、

当然と言えば当然です。

 

その意味ではロウバイの花も、冬に咲き出し

ますから、かえって輝いて見えます。

 

気の毒なのは、ツボミができだしたキブシ

(上の1枚目の写真)とアセビ(2枚目の写真)

ですね。寒さで開花が遅れては気の毒です。

 

数日前みつけたウグイスカグラの花ですが、

この雪でどうなったか、撮り損ねてしまい

ました。

まだほんの数輪開花が始まったばかりです

ので、たぶん雪が溶ければ、開花も進むと

思います。

 

ところで、雪を表す言葉には、「細雪」

「粉雪」「泡雪」「綿雪」「牡丹雪」「水雪」

そして「みぞれ」など、実にいろいろの言葉

あります。

考えてみれば、私などがこれを楽しめるのも、

日頃雪害とは無縁のとことに住んでいるから

ですね。

去年もブログに書きましたが、一方で雪に大変な

思いをしている人がいることも忘れてはいけない

ですね。

ともあれ、雪による事故は若干あったものの、

それほど大きな混乱がなかったことは幸いでした。

 

世界が平和でありますように!

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家族のつながり ~練馬区牧野記念庭園~

2023-02-07 | 日記

先日、かつての職場のトップを務められた方の

「自分史(自叙伝)」を読む機会がありました。

生い立ち、仕事の思い出など、ご自身の人生の

有り様がいろいろ書かれています。

驚くのはその記憶力の確かさ。

最近の出来事ですらすぐ忘れる私には、

自分史を書くなどは、到底無理です。

 

しかしその方が、これまで関心がなかった

という「自分史」をなぜ書こうとしたか、

その理由には、こうありました。

それは、「子ども二人が次々とガンで亡く

なり、祭祀を継ぐ子孫もなく、自分の系統が

絶滅することになった。そのとき、突然に

何か』を残したいという望みが生じてきた。」

というものでした。

言いようのない深い悲しみの中で芽生えた望み。

胸が打たれます。

 

この四月からのNHK朝ドラでは、

牧野富太郎博士の生涯が取りあげられます。

そのせいか、牧野博士が晩年を過ごした、

練馬区の牧野記念庭園は、花が少ない時期

にもかかわらず、最近は訪れる人が多く

なったような感じがします。

 

正門入口脇のフユサンゴ(タマサンゴ)の

実は、だいぶ熟してきているようで、

オレンジ色になっています。

 

上の花は、スプリングエフェメラルに数えられる

セツブンソウ(一・二枚目の写真)とユキワリ

イチゲ(三・四枚目の写真)。

スプリングエフェメラルとは「春のはかない

命」という意味だそうですが、どうしてどうして。

早春に咲き、夏ごろには枯れてしまいますが、

その後は地下に養分を蓄えて、翌年春を待つ

というたくましく生きる植物です。

 

これもスプリングエフェメラルの種類と

思います。バイカオウレン(梅花黄蓮)です。

10センチ程度の小さい植物ですが、梅の花

に似た可愛い花です。

 

あちこちにスイセンが花をのぞかせています。

フサザキスイセンという名札が出ています。

二ホンスイセンの別名です。

二ホンスイセンとは、古い時代に帰化し、

野生化したスイセンのようです。

これはスプリングエフェメラルの種類には、

数えられないんでしょうか。

 

ナギイカダの実です。

葉の上に実がのっているように見えますが、

これは葉ではなく、末端の枝が平たく変形

したもの(葉状枝)、あるいは末端の茎が

平たく変形したもの(葉状茎)と、ネット

には、説明されいます。珍しい植物ですね。

でも草なのか木なのか、どうもよくわかりません。

もっとも、学問上は、草と木の違いははっきり

定義されていないそうです。

 

この黒い実は、シロヤマブキの実です。

以前にも書いたことがありますが、

ヤマブキも種類によって実はなるんですね。

 

クチナシのオレンジ色の実がひっそりと

立っていました。

 

親しくしていた先輩が、生まれ故郷の家や

お墓を整理して、近く東京を離れることに

なりました。

先輩は、若い頃に最初の奥様を亡くし、

長く一人暮らしでしたが、縁あって再婚し、

その方の実家のある県に移住されるとのこと。

改めて、人と人のきずな・家族のつながりを

しみじみ感じさせられます。

 

世界が平和でありますように!

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鬼だって内に入りたいはず ~節分の豆まき~

2023-02-03 | 日記

今日(2月3日)は節分です。 

各地の多くの寺社では、節分会・節分祭が

行われ、福豆の豆まきが行われました。

この2・3年はコロナ禍のために、豆まきは

中止のところがほとんとだったと思います。

 

今年の豆まきを写真に撮りたかったのですが、

残念ながら、所用で行くことができません

でした。

上の写真は、2年前に文京区の護国寺で

撮った豆まきの写真です。

今年は久しぶりの豆まきですから、

「福は内、鬼は外」のかけごえには、

さぞ熱気がこもっていたことだろうと

思います。

 

ところで、登別市では、鬼が町おこしで

大活躍しています。JR登別駅前には、

写真のような赤鬼が観光客を歓迎して

いますし、登別温泉など市内各所に

鬼の像があるんですね。

登別市の観光PRを務める「ふるさと大使」

を、通称「鬼大使」と呼ぶそうですから、

かなり力が入っているようです。

(※写真は「(一社)登別国際観光コンベンション協会」

      のHPからお借りしました。)

 

上の写真の鬼の置物は、旅行で登別に行った際、

家人が登別温泉の土産物のお店で買ったものです。

他にも、いろいろ面白い姿の鬼さんが、たくさん

あったと家人が言ってました。

この置物には、裏に「笑福」と書かれています

から、登別では、鬼さんが福を呼んでくれるん

ですね。それでいて、世間からは「鬼は外」と

言われるのは、ちょっと気の毒です。

 

通所しているリハビリ施設では、節分の

折り紙が壁に貼りつけられています。

写真は私が折った折り紙を、スタッフさん

がユーモラスに貼ってくれました。

「鬼もうち」。介護のスタッフさんは

やはり優しいです。

 

家に小さい子はいませんから、豆まきを

しても今一つ元気がでません。

それに、「鬼は外」などと、うっかり豆を

まこうものなら、家人からどういうつもりかと、

詰問されるのは必至です。

というわけで、福豆の代わりの甘納豆と、

金棒に見立てたかりんとうを買い、

「穏やかに」過ごしました。

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