ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

鬼の寒念仏像 ~所沢:多聞院毘沙門堂~

2022-01-29 | 公園・庭園・名所

コロナ感染拡大の状況で、外出もためらいがちです。

でもお医者さんの診察は別です。

特に歯科治療の場合は、ひどくならないうちに治療

してもらわないと、歯を抜くことにもなりかねません。

わかってはいたんですが、つい我慢していましたら、

とうとう抜歯せざるをえなくなりました。

奥歯の1本です。がっくりです。

抜歯後は補綴治療もあり、今も通院中です。

 

先日受診した際には、「年の割には自分の歯が

しっかり残ってますから、いいですよ」と

褒められました。

褒められれば、嬉しいことはもちろんですが、

ちょっと複雑です。(笑)

 

正月早々(3日)お参りした所沢の「多聞院毘沙門堂」

出かけてみました。

寒い時期ですし、境内には花もほとんどありません。

訪れる人もあまりみられませんでした。

 

多聞院は「神明社」(神社)の並びにあり、

今月3日に、初詣の際にお参りしたときは、上の写真のように

多くの人で賑わっていました。

それだけに随分と静かに感じました。

 

 

境内を散策すると、咲き続けているのはロウバイです。

 

ジンチョウゲは蕾を膨らませているようです。

 

ジンチョウゲの仲間のオニシバリ(ナツボウズ)も蕾が膨らんで

来ているようです。

 

ところで、以前にも紹介しましたが、この多聞院には、

面白い石像などが奉納されています。

”どんなときもじっとがまんする”という「鬼の悟り」像。

 

この像は、「鬼の寒念仏(かんねんぶつ)」像です。

鬼の寒念仏とは、大津絵の画題の一つで、偽善者を風刺した

ものとか。鬼は、人間の内面の”我や欲”の象徴のようです。

鬼の寒念仏の画に添えられる「道歌」の代表的なものが、

それを表しているように思います。

・「真無き 姿ばかりは 黒染めの 心は鬼に あらわれにけり」

・「慈悲もなく 情けもなくて 念仏を となふる人の 姿とやせん」

石像は、僧衣をまとい、右手に”鉦”を鳴らす”鐘木”、首から

つるされている”鉦”、左手には”奉加帳”を持っています。

肩に見えているのは”番傘”のようです。

 

土俵の上の、力くらべの「力石」。

神社によっては奉納されているところが

ありますね。隣の神明社とのかかわりがあるの

かもしれません。

 

民話の”笠地蔵”です。

 

多聞院は、これから福寿草を始め、いろいろの山野草が

花をつけ、やがて牡丹が咲きます。

そして寅年ということで、秘仏の毘沙門天の御開帳の年に

あたっています。

今年は例年よりも参拝者が多いかもしれません。

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気負わずに歩くのも人生です ~地域散歩~

2022-01-23 | 散歩

かつての職場の先輩から、自費出版の写真集を

いただきました。野鳥の写真集です。

60種各1枚の写真が収録されています。

ルリビタキ、ヤマガラ、カケス、トラツグミ、

オオタカなどなど、60種・60枚の写真です。

 

ご本人は、就職して以降、野鳥を撮ることを

趣味にし、定年退職してからもずっと続けて

いたそうです。

50年近いカメラ歴とか。写真は膨大なはず。

一枚一枚の写真に、よみがえる思い出。

まさに、写真集はご本人の人生そのものでしょう。

胸が熱くなるものを感じました。

 

ところで私の方は、情熱を傾けるような趣味も

特技もありません。

気負っても仕方がありませんので、いつものように

少しの散歩です。

とにかく、イベントもほとんど行われていませんし、

目についたものを撮るしかありません。

 

これはキンカンです。美味しそうです。

でも失敬するわけにはいきません。

 

ロウバイを庭に植えておられるお宅がありました。

 

例年なら年明けには花をつけるボケも、寒さのためか

やっと咲き出したようです。

 

菜の花が花壇に植えられていました。

幸せの黄色は大好きです。心が和みます。

 

ガザニアが寒さの中で頑張っています。

そういえば去年の今頃も咲いていたような気がします。

寒さに慣れてしまったんでしょうか。

頑張れよ!

 

近郊の畑の畝をおおうビニール。

幾何学模様も悪くはありません。

葉物でしょうね。

とにかくぶらっと歩いて、おやっと思ったものを

撮る、これしかありません(笑)。

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風情という手品 ~都立小金井公園~

2022-01-19 | 散歩

このところのコロナの感染急拡大で、外出がためらわれます。

そうはいっても、引きこもっているのも気が滅入ってきます。

私にとって、距離は短くとも、歩くことが一番の運動です。

もっとも歩くと言っても、そろそろ歩きですがー。

梅の開花を伝えるブログを見ているうちに、梅を見てみたくなり

小金井公園に行ってみることにしました。一昨日です。

 

小金井公園の「江戸東京たてもの園」は休園ですが、

公園自体は自由に入園できます。

散策する人はさすがに少ないようでした。

梅林は、公園の西側部分の一角にあり、すぐ向かい側が

たてもの園になっています。

 

ほとんどの樹が蕾です。

そのせいか、勝手気ままに触手をのばしたような枝ぶりが

やたら目立ちます。

くねくねと身振り手振り交えながら、ふらふらと踊っている

ようです。

 

それでも、いくつかの樹には、ちらほら花が咲き出して

いました。

白梅の方が早いようで、紅梅はほんの少しでした。

陽だまりのベンチに腰を下ろしながら、くねくねした枝に

ついた白梅と紅梅の花を、しばらくみつめていました。

 

午後の陽ざしが、梅の枝のシルエットを地面に

描き出しています。

温かみもなければ、むしろ寒々とした感じです。

ところが、このシルエットをもたらしている枝一杯に、

春が、もうすぐ花をつけさせるんですね。

様相が一変し、温かみを感じるようになります。

まるで手品です。

 

梅林のすぐ近くに、ミツマタの木がありました。

ミツマタも梅と同じように早春を彩る花ですが、

こちらもまだ蕾です。

どれもうつむき加減です。

もっともミツマタは、もともと下を向いて咲く木ですがー。

ともあれ黄色い小さな花が見られるのは、

もう少し先のようです。

 

ロウバイは、今が盛りです。

早春を真っ先に彩る花の一つです。

ほのかに甘い香りを漂わせています。

 

陽ざしがロウバイの花を透かしています。

まるで自然のライトアップです。

風情というのは春の手品なんですね

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コバルトブルーのジャノヒゲの実 ~都立殿ヶ谷戸庭園~

2022-01-14 | 公園・庭園・名所

    

月に入ってから新型コロナ感染が急拡大しています。

殿ヶ谷戸庭園は、11日から休園になってしまいました。

実は休園になる前に、出かけていたのですが、

十分には撮れなかったこともあり、

もう一度写真を撮りに行こうと思っていた

矢先のことでした。

 

冬の時期ですので、園内で見られる花や実は限られています。

この日は、夕方という時間帯もあり、散策する人も少なく

静かでした。

 

お正月ということで、めでたい植物として、園内の十両

(ヤブコウジ)や百両(カラタチバナ)などが紹介されて

いました。

 

十両(ヤブコウジ)・百両(カラタチバナ)はなんとか

撮れましたが、センリョウ・マンリョウの方は

持っていたコンデジでは、なぜかうまく撮れません

でした。

 

そこで、センリョウ・マンリョウはまた来て撮り直すこと

にして、目的のジャノヒゲ(別名リュウノヒゲ)を探す

ことにしました。

ところがなかなか見つかりません。

受付でスタッフの方に生育場所を尋ねたところ、

ちょうど帰り支度をしていたガイドボランティアの方が

場所をお教えしましょうと、わざわざ案内してくれました。

 

所定のガイドの時間はとっくに過ぎていましたので、

申し訳なかったのですが、甘えさせていただきました。

おかげで、コバルトブルーのきれいな実を撮ることが

できました。

 

びっしり生えた細い葉の草丈は、30~40㎝くらい。

実の大きさは1㎝くらいだったような気がします。

上の写真に、ボランティアさんの指が映っています

ので、較べていただけるかもしれません。

実は、葉に埋もれていましたので、教えていた

かなければ見つけられなかったと思います。

 

案内していただきながら、園内の気づきにくい植物と

生えている場所を、いくつか教えていただきました。

つまり、人気スポットですね。

その一つが上の写真のクチナシの実です。

オレンジ色で、いい具合の写真になりました。

和風庭園ですので、花壇のような形で、草木が植えられて

いるわけではありません。

時々訪問して、思わぬ出会いを楽しむのですね

 

庭園入口のロウバイも、枯葉が残っていて、

面白い感じの写真になりました。

庭園が再開したら、またゆっくり散策してみようと

思います。

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消防車が大好きな男の子 ~東村山市消防団出初式~

2022-01-10 | まつり・イベント

6日には、東京消防庁の出初式が行われていました。

この出初式とは別に、都内の区や市でも消防団の出初式が

行われています。

出初式というのは、消防団の「仕事始め」のようです。

今年は東村山市消防団の出初式を見に行ってきました。

出初式というと、9年前に亡くなった弟を思い出します。

弟は消防団に入っていました。

兄弟や親戚の集まりがあると、いざ出動となった時には、

すぐに分団の消防車で駆け付けるんだと、興奮気味に話して

いたことを今でもよく覚えています。

生きていれば、今頃分団長になっていたかもしれません。

 

     

 

東村山市の出初式は、東村山駅の東口の広場で行われました。

志村けんさんの銅像があるほうです。

ずらりと、分団の消防車やホースカー(正式にはなんというか

わかりません)が整列しています。

 

式が始まると、団長挨拶や市長さんなどの祝辞があり、続いて

各団の団員や消防車の行進です。

 

功労者などの表彰のあとは、東京消防庁音楽隊の演奏、そして

消防庁カラーガーズ隊の演技。

 

    

    

いよいよお待ちかねの「一斉放水」です。

出初式のハイライトです。

数台の消防車が配置につき、団員が所定の位置に。

ファンファーレがなったところで、放水開始の合図。

 

    

    

    

ハシゴ車の先頭に括りつけられたくす玉めがけて、放水。

さあたくさん撮るぞと身構えましたら、くす玉があっと

いう間に割れてしまい、即放水終了。

もう少し、勇ましいところを見せてくれてもいいじゃないの

と思いましたが、ひょっとして、夜の路面凍結を避けようと

したのかもしれませんね。

 

ところで、男の子は消防車がホントに好きみたいですね。

私の隣で、お母さんに連れられてきた3歳くらいの男の子が

一生懸命、消防車を見つめていました。

その子の背中の小さなリュックには、ミニカーの

消防車がいくつも入ってました。

実際の消防車と見較べたかったのでしょうか。

そのうち、リュックからミニカーを取り出して、

足元に並べ始めました。

お母さんが困って、「なくすから片付けて」、

と言い聞かせていました。

男の子が大きくなったとき、お母さんは、

「こんなことがあったのよ」と、きっと思い出を

語ってあげるのだろうと思います。

子どもたちの健やかな成長を願わずにはおれません。

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久しぶりに雪が積もりました ~年寄りの冷や水~

2022-01-07 | 日記

今朝(7日)10時頃の空です。

私が住んでいるあたりは、昨日の降雪がまるで

ウソだったように晴れ上がり、枝の雪もすっかり

溶けてしまいました。

おそらく、東京の大部分がこんな具合と思います。

 

私はなぜか雪かきが好きでした。

母が存命の頃、福島の実家にいて雪が積もりだすと、

よその家が始める前にいち早くスコップをもちだし、

家に面した通りの雪かきを始めたものでした。

 

家人は呆れてましたが、通りの雪をかき終えたときの

満足感が何ともいえないのです。もちろん自己満足。

同じ福島でも相当に雪が降る所もありますから、

雪深いところの人からすれば、単なる「趣味」ですね。

我ながら変わった性分です(笑)。

今は足のケガの後遺症で、やりたくてもできません。

残念!

 

ところで、昨日(6日)は午後から降り始め、

夕方には回りがすっかり雪で覆われてしまいました。

「転倒するからやめたら」という「声」を無視して、

雪の写真を撮りに外へ。

そろそろ歩きです。

 

生垣のさざんかです。

雪がどうしたんですか、という感じです。

 

こちらもサザンカかもしれません。薄いピンクが

めだっていました。

 

カネノナルキの花もすっかり雪で覆われています。

 

 

スイセンは、毛糸の帽子をかぶったようです。

 

ギョリュウバイは何だか訳が分からないといった

感じです。

 

イソギクは平然としていました。

 

雪が柔らかいうちに、「無事」帰宅。

年寄りの冷や水です。

ご心配をおかけしました(-_-;)。

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所沢の神明社に初詣をしました

2022-01-04 | 日記

寒い日が続いています。

冬真っただ中ですから、寒さが厳しくなるのは当たり前です。

岐阜の子どもが、年末に送ってきた写真を見ると、

だいぶ雪が積もっています。

 

ところが私の住んでるあたりは、上の写真のように、

澄み切った青空です。例年ですと、少し積もるくらいの雪が

降るのはせいぜい一日か二日です。

東京は、今週後半、雪の予想も出ていますが、雪国の人たちから

すれば、何をか言わんやでしょう。

 

二日と三日は、箱根駅伝をテレビ観戦していました。

主催者の自粛の呼びかけにもかかわらず、沿道は多くの

人です。テレビ観戦ではなく、実際に見たいという気持ちも

わからなくもありません。難しいです。

(※日本テレビの中継画像を使わせていただきました。)

 

青山学院大の優勝を見届けたところで、三日の午後、

車で神明社(所沢)に初詣にでかけました。

さすがに、初詣をテレビですませるわけにはいきません。

神明社は、由緒書きによれば、川越藩主柳沢吉保によって

創建された多聞院の境内に、1761年(宝暦11年)に建立

されたと伝えられる神社です。

地域では、初詣の参拝者が多い神社です。

 

本殿の周囲は、ちょっとした鎮守の森といった雰囲気です。

 

ところでこの神明社の境内の一角には、「いも神さま」が祀られて

います。珍しい神様です。

サツマイモの栽培に成功した青木昆陽と、この地域で

サツマイモづくりを広めた名主の吉田弥右衛門がご祭神です。

ちなみに、元日には、参拝者に焼き芋がふるまわれたそうです。

もちろん、いも神さまにも手を合わせてきました。

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新しい年を迎えることができました ~寅年に~

2022-01-01 | 日記

新年おめでとうございます。

「初日の出」にトライしてみました。

都心の日の出の方向にカメラを向け、

撮ってはみたものの、

ハレーションしてます(笑)。

 

何はともあれ、新しい年を迎えることが

できたことが幸せ。

年を重ねるたびにそう思います。

 

今年は寅年。よろしくお願いします。

写真の左は去年の丑。お疲れさまでした。

右側は来年の卯。しばらくお待ちください。

 

この張り子は、腰高虎。

福島県郡山市のデコ屋敷の、

三春張り子です。

母が好きで集めていました。

といっても、妹(私の叔母)に、

車で連れていってもらい、

買い集めていたものです。

だんだん体が動けなくなってからは、

連れていってもらえず、ぶつぶつ文句を

言っていたことを思い出します(笑)。

 

簡単な正月料理で新年を祝いました。

そうそう、父ですが、おせちを食べるのも

そこそこに、カメラで家族を撮りまくるので、

母が怒ってばかり。

今になってみると、なつかしい思い出です。

 

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