東京・府中市の大國魂神社の例大祭、
「くらやみ祭」は、明確にはわかり
ませんが、1000年から1300年前くらい
から行われていたといわれます。
主な行事は、競馬式(こまくらべ)・
太鼓の饗宴・山車行列・神輿渡御など
です。今年も5月3日から6日にかけて
行われましたが、今回はそのうちの
太鼓の饗宴(4日)を見てきました。
太鼓の饗宴の開始時間は、4日午後5時。
拝殿前には既に多くの参拝客が並び、
御祭神の神様(大國魂大神)に手を合わ
せていました。
参道脇には屋台店が立ち並び、人並みが
ぎっしり続いていました。
打ち鳴らされる大太鼓は全部で6張。
一番大きなもので皮面直径は2m、
最大直径が2.5m、長さは4.5mくらい
です。台車に載った大太鼓の高さは
3m以上です。見上げるほどの高さ
です。
大太鼓の上に3・4人の人が乗り、その中
で提灯を手にした人が掛け声を発します。
「ソーレィ」、「オーラィ」
太鼓の打ち手が太鼓を打ち鳴らします。
ドーン!
体を震わすような音が、あたり一帯に
響き渡ります。
大太鼓の巡行です。
ところどころで大太鼓は止まり、
打ち手が交代でバチを振り上げます。
大國魂神社の大鳥居前の交差点に、
何組かの大太鼓が集結していました。
ドーン、ドーン。太鼓が響きます。
その響きは人々の心を鼓舞し、
地域を力づけているように思いました。